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6月
41.アメジストセージ
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1日明けての金曜日。あの時土志田先生がした話が気になって、昨日の夜仕方が無くてママに聞いてみたけど、ママは首を傾げるばかりで結局思い出せないっていってた。パパにも聞きたかったのに、昨日に限って仕事で出張なんて私に聞かれたくないんだとしか思えない。
当の雪ちゃんに聞こうにも、こういうときに限って衛を預けにもこないし、大体にしてあの時の雪ちゃんの表情が気になって何だか凄く聞き辛い。
そうしたら、もう一度先生を掴まえて聞いてみるのか、うーん、あの感じだと話してくれなさそう。
後は、と探しているうち、もしかしたらと気がついたのはあの鳥飼さんだった。だって、鳥飼さんは雪ちゃんの事を知ってて、名前で呼びあうくらいの友達なんだから鳥飼さんももしかしたら知ってるのかも。そう思ったんだ。でも今迄みたいに偶然出会う事はあっても、こっちから連絡を取る方法なんてわからない。
となると方法は1つしかないと気がついて自分の特技をフル活用してお菓子を焼いてきた。
そして、翌日早速それを賄賂にするべく、真見塚君を階段の踊り場に引き摺っていった。ジリジリ真剣な目で詰め寄られながら、不思議そうに真見塚君は私を見下ろす。
「真見塚君!乙女の危機なの!」
「え?ええ??」
聞きなれない私の言葉に真見塚君が、思わず面食らい慌てるのがわかる。詰め寄られながら言う言葉じゃないけど、今の私にはそれは関係ない。
「お願い!ど~しても鳥飼さんに聞いてみたい事があるの!」
「えぇ?!……い…一応、時間あいてるか聞いてみてもいいけど…。」
「よかったっお願いっ!今すぐお願い!!」
「ええ?!今?今はちょっと…昼に聞いてみるけど…。」
「昼ね!じゃ放課後に来てもらえるようにお願い!!」
「えええ?!き、聞いてみるけど…。」
結構大げさな言い回しだったけど、私の勢いと言い方に負けて折れてくれた真見塚君。本当にお昼に渋々といった感じで連絡を取ってくれて、放課後にあの喫茶店で会えるようにしてくれた。
もうその最中ずっと真見塚君の優等生仮面は剥がれ落ちてて、すれ違う人が皆逆に驚いているのに私は後から早紀ちゃんに言われて気がついた。ごめんね、真見塚君。
あれ?鳥飼さんってそう言えばお仕事してないのかな?そう言えば何時会っても私服だし、結構普通の人が仕事してる時間帯にであってるような気がする。
そうして放課後。
相変わらず『茶樹』は、穏やかな紅茶と珈琲の匂いで包まれていて、誰かの注文なのか香ばしくパンケーキの焼ける甘いバニラの香りがしている。その中には長居したくなりそうな心地いい空気が、ユッタリと流れている。
本当は早紀ちゃんも一緒にって思ったけど、早紀ちゃんは私の話を聞いて今日は遠慮しておくねと微笑んでくれた。早紀ちゃんは今度また誘うことにしようと思う。
店内に真見塚君と一緒に私が足を踏み入れると、先に来ていた鳥飼さんが穏やかな表情で視線を上げた。呼び出された理由がまだわかっていない鳥飼さんの前に座りながら、真面目な顔で私はその綺麗な顔を眺める。そういえばこの間、雪ちゃんの表情を見た鳥飼さんは何か気がついたように表情を変えたんだったっけ。早速紅茶と珈琲をそれぞれに注文して、私は少し緊張しながら身を乗り出して話を切り出す。
「あの…鳥飼さんって雪ちゃんと同級生なんですよね?」
「うん、そうだけど?」
「じゃ、土志田センセとも同級生ですよね?」
私の質問の意図が半分分かったのか、微かに目を丸くした後鳥飼さんが少し可笑しそうに肩を竦める。鳥飼さんは珈琲を一口飲んだ後に、ユッタリと微笑みながら口を開く。
「幼馴染だよ、ヤス……いや、土志田が先生と呼ばれてるのは少し奇妙だけど、あいつ本当に先生なんだなぁ。」
それに反応したのは私ではなく、予想外に真見塚君の方だった。
「えっ?!そんな話聞いたことないですよ?!先生が幼馴染だなんて!!」
同じように身を乗り出した真見塚君と私を代わる代わる見ながら、鳥飼さんは呆れたように真見塚君に言う。
「言うも何も…お前昔に何度か会ってるだろ?気がつかなかったのか?ヤスも、まあ自分から言いふらすことはしないだろうけど。」
「ええっ?!」
「あ、あの…どう聞いたらいいのか分からないんですけど、わたしっ。」
更に口を挟みかけた真見塚君を制するように思わず言葉を放ってから黙り込んでしまった私に、鳥飼 さんは不思議そうに私の表情を眺めた。
「私も、小さい頃土志田センセと会ったことがあるらしいんですけど…。」
「あぁ、あるよ?ヤスもよく一緒にいたからね、雪…宇野…君と。まぁ俺もいたしね。雪とヤスと俺はいつもつるんでたからなぁ。」
思い出しながら話すと名前で呼んでいる鳥飼さんに余りにもあっさりといわれて唖然としてると横で真見塚君も眼を丸くする。
確かに凄く小さい頃・制服姿の雪ちゃんの足元に纏わり着いていた記憶はあるけど、その時雪ちゃんの友達とどれくらい会ったかなんて覚えてない。何時も一緒にいた友達なら家にも来てたのかもしれない。でもこうもあっさりとそう言われると何か変な気分だ。
「え…じゃ最初から私の事。」
「最初と言うか、後で雪と一緒に会ったし、一度家まで送ったからな。」
ふふと小さく鳥飼さんが笑いながら私の事を、まるで遠い目をするみたいに何かを思い浮かべる瞳で眺める。
「宮井…あ、宇野か、の大事なまーちゃんだろ?あのちっちゃい子が高校生になったんだと思ったら、流石に歳は感じるな。」
「えっ?!!」
勢い込んで前に乗り出した私の姿に少し驚いたように笑い鳥飼さんは、私が何を聞きたいのか察したようになるほどと言いたそうに眼を細める。私の隣の真見塚君は何だか少し不満そうに表情をしかめているけど、私自身はそれどころではなかった。
「大事なまーちゃん」、その言い方は他の声で確かに何度も聞いたような気がした。
私の真剣な表情の横では、少し声を潜めた真見塚君がまるで子供のように不満そうに口を開く。
「昔会った事があるって、そんなに宮井さんと親密だったんですか?」
「ばぁか、そんな訳無いだろお前達は小学生前だし、こっちは高校の頃だぞ?何を考えてるんだ?お前はいちいち。」
「だけど、兄さん!自宅まで知ってるなんて!」
え?と私はその声に2人の顔を見つめる。
一瞬、眼を丸くした鳥飼さんがおもむろに、真見塚君の額に凄い音のする痛そうなでこピンを食らわせるのを眼にしながら、私は何となく納得した気分で2人の姿を眺めた。
確かに二人が時々似てると思ったけど、それは気のせいじゃなかったんだ。それに、何となく真見塚君の懐いてると言うか甘えてるような感じに、鳥飼さんの反応って家族愛って言うか凄く身近な人のような感じも受ける。相当痛かったのだろう真見塚君がおでこを押さえて踞るのを、可哀想にと私は眺めながら鳥飼さんを見つめた。
「どっか似てると思ってたけど…やっぱり兄弟なんですか?」
おでこを押さえた真見塚君を冷ややかに眺めながら、事情があってねと綺麗な顔を少し苦く微笑ませて鳥飼さんは肩を竦める。
確かに普段の姿だけ見てたら似てるという気はしないし、苗字も違う。そう考えると凄い事情がありそうなのはよくわかる。
あぁでもそれよりも今はこの喉に引っかかったもやもやを何とかしなくちゃ。
「あの…雪ちゃんのその話って、一体なんですか?私覚えてなくて。」
私の真面目な顔に鳥飼さんは少し苦笑しながら困ったように笑う。
「俺はさっと聞いただけだし、昔の話だから。雪に聞けばいいんじゃないのか?これから来るし。」
「え?!雪ちゃん来るの?!」
思わず素っ頓狂な声を出した私に、鳥飼さんが笑いながらほらと指差すと間の悪いことに本当に雪ちゃんが扉をあけて姿を見せていて奇妙なあの表情を浮かべていた。
気まずい!
そう思ったけどもうどうしようもなくて、奇妙な組み合わせの私達3人に困った顔の雪ちゃんが歩いてくるのを見る。
「信哉…あ、いや、鳥飼君何で麻希ちゃんがここに?」
「孝経由で呼び出されたんでついでだ。雪に昔の話が聞きたいんだって言ってるぞ?」
「昔?」
あァ、鳥飼さん、雪ちゃんに喋らないでーっと思ったけど、もう時既に遅し…だった。
「大事なお姫様の話?俺が話すものでもないだろ?」
砕けた鳥飼さんの言葉なのにサッと顔色が一瞬で変わった雪ちゃんを見た瞬間、私は何だか凄く聞いちゃいけない事を探りまわっていたような気がして凄く気まずい立場に落ちていた。
「子供の時の冗談だよ。…鳥飼君、少しいいかな?」
何時になく大人で賑やかな笑顔に鳥飼さんがおやと眉を潜め、席を外すよう促した雪ちゃんに腕をとられ引きずられるようにして影に引き込まれる。その雪ちゃんの表情も私の知らない顔で、私は凄く戸惑っていた。それは何だか雪ちゃんが私自身を遠ざけるためにしているような感じがして、何だか寂しいことのような気がしたのだ。それを隣でやっとでこピンの痛みから回復した真見塚君が、少し何かを思うように見つめていた。
当の雪ちゃんに聞こうにも、こういうときに限って衛を預けにもこないし、大体にしてあの時の雪ちゃんの表情が気になって何だか凄く聞き辛い。
そうしたら、もう一度先生を掴まえて聞いてみるのか、うーん、あの感じだと話してくれなさそう。
後は、と探しているうち、もしかしたらと気がついたのはあの鳥飼さんだった。だって、鳥飼さんは雪ちゃんの事を知ってて、名前で呼びあうくらいの友達なんだから鳥飼さんももしかしたら知ってるのかも。そう思ったんだ。でも今迄みたいに偶然出会う事はあっても、こっちから連絡を取る方法なんてわからない。
となると方法は1つしかないと気がついて自分の特技をフル活用してお菓子を焼いてきた。
そして、翌日早速それを賄賂にするべく、真見塚君を階段の踊り場に引き摺っていった。ジリジリ真剣な目で詰め寄られながら、不思議そうに真見塚君は私を見下ろす。
「真見塚君!乙女の危機なの!」
「え?ええ??」
聞きなれない私の言葉に真見塚君が、思わず面食らい慌てるのがわかる。詰め寄られながら言う言葉じゃないけど、今の私にはそれは関係ない。
「お願い!ど~しても鳥飼さんに聞いてみたい事があるの!」
「えぇ?!……い…一応、時間あいてるか聞いてみてもいいけど…。」
「よかったっお願いっ!今すぐお願い!!」
「ええ?!今?今はちょっと…昼に聞いてみるけど…。」
「昼ね!じゃ放課後に来てもらえるようにお願い!!」
「えええ?!き、聞いてみるけど…。」
結構大げさな言い回しだったけど、私の勢いと言い方に負けて折れてくれた真見塚君。本当にお昼に渋々といった感じで連絡を取ってくれて、放課後にあの喫茶店で会えるようにしてくれた。
もうその最中ずっと真見塚君の優等生仮面は剥がれ落ちてて、すれ違う人が皆逆に驚いているのに私は後から早紀ちゃんに言われて気がついた。ごめんね、真見塚君。
あれ?鳥飼さんってそう言えばお仕事してないのかな?そう言えば何時会っても私服だし、結構普通の人が仕事してる時間帯にであってるような気がする。
そうして放課後。
相変わらず『茶樹』は、穏やかな紅茶と珈琲の匂いで包まれていて、誰かの注文なのか香ばしくパンケーキの焼ける甘いバニラの香りがしている。その中には長居したくなりそうな心地いい空気が、ユッタリと流れている。
本当は早紀ちゃんも一緒にって思ったけど、早紀ちゃんは私の話を聞いて今日は遠慮しておくねと微笑んでくれた。早紀ちゃんは今度また誘うことにしようと思う。
店内に真見塚君と一緒に私が足を踏み入れると、先に来ていた鳥飼さんが穏やかな表情で視線を上げた。呼び出された理由がまだわかっていない鳥飼さんの前に座りながら、真面目な顔で私はその綺麗な顔を眺める。そういえばこの間、雪ちゃんの表情を見た鳥飼さんは何か気がついたように表情を変えたんだったっけ。早速紅茶と珈琲をそれぞれに注文して、私は少し緊張しながら身を乗り出して話を切り出す。
「あの…鳥飼さんって雪ちゃんと同級生なんですよね?」
「うん、そうだけど?」
「じゃ、土志田センセとも同級生ですよね?」
私の質問の意図が半分分かったのか、微かに目を丸くした後鳥飼さんが少し可笑しそうに肩を竦める。鳥飼さんは珈琲を一口飲んだ後に、ユッタリと微笑みながら口を開く。
「幼馴染だよ、ヤス……いや、土志田が先生と呼ばれてるのは少し奇妙だけど、あいつ本当に先生なんだなぁ。」
それに反応したのは私ではなく、予想外に真見塚君の方だった。
「えっ?!そんな話聞いたことないですよ?!先生が幼馴染だなんて!!」
同じように身を乗り出した真見塚君と私を代わる代わる見ながら、鳥飼さんは呆れたように真見塚君に言う。
「言うも何も…お前昔に何度か会ってるだろ?気がつかなかったのか?ヤスも、まあ自分から言いふらすことはしないだろうけど。」
「ええっ?!」
「あ、あの…どう聞いたらいいのか分からないんですけど、わたしっ。」
更に口を挟みかけた真見塚君を制するように思わず言葉を放ってから黙り込んでしまった私に、鳥飼 さんは不思議そうに私の表情を眺めた。
「私も、小さい頃土志田センセと会ったことがあるらしいんですけど…。」
「あぁ、あるよ?ヤスもよく一緒にいたからね、雪…宇野…君と。まぁ俺もいたしね。雪とヤスと俺はいつもつるんでたからなぁ。」
思い出しながら話すと名前で呼んでいる鳥飼さんに余りにもあっさりといわれて唖然としてると横で真見塚君も眼を丸くする。
確かに凄く小さい頃・制服姿の雪ちゃんの足元に纏わり着いていた記憶はあるけど、その時雪ちゃんの友達とどれくらい会ったかなんて覚えてない。何時も一緒にいた友達なら家にも来てたのかもしれない。でもこうもあっさりとそう言われると何か変な気分だ。
「え…じゃ最初から私の事。」
「最初と言うか、後で雪と一緒に会ったし、一度家まで送ったからな。」
ふふと小さく鳥飼さんが笑いながら私の事を、まるで遠い目をするみたいに何かを思い浮かべる瞳で眺める。
「宮井…あ、宇野か、の大事なまーちゃんだろ?あのちっちゃい子が高校生になったんだと思ったら、流石に歳は感じるな。」
「えっ?!!」
勢い込んで前に乗り出した私の姿に少し驚いたように笑い鳥飼さんは、私が何を聞きたいのか察したようになるほどと言いたそうに眼を細める。私の隣の真見塚君は何だか少し不満そうに表情をしかめているけど、私自身はそれどころではなかった。
「大事なまーちゃん」、その言い方は他の声で確かに何度も聞いたような気がした。
私の真剣な表情の横では、少し声を潜めた真見塚君がまるで子供のように不満そうに口を開く。
「昔会った事があるって、そんなに宮井さんと親密だったんですか?」
「ばぁか、そんな訳無いだろお前達は小学生前だし、こっちは高校の頃だぞ?何を考えてるんだ?お前はいちいち。」
「だけど、兄さん!自宅まで知ってるなんて!」
え?と私はその声に2人の顔を見つめる。
一瞬、眼を丸くした鳥飼さんがおもむろに、真見塚君の額に凄い音のする痛そうなでこピンを食らわせるのを眼にしながら、私は何となく納得した気分で2人の姿を眺めた。
確かに二人が時々似てると思ったけど、それは気のせいじゃなかったんだ。それに、何となく真見塚君の懐いてると言うか甘えてるような感じに、鳥飼さんの反応って家族愛って言うか凄く身近な人のような感じも受ける。相当痛かったのだろう真見塚君がおでこを押さえて踞るのを、可哀想にと私は眺めながら鳥飼さんを見つめた。
「どっか似てると思ってたけど…やっぱり兄弟なんですか?」
おでこを押さえた真見塚君を冷ややかに眺めながら、事情があってねと綺麗な顔を少し苦く微笑ませて鳥飼さんは肩を竦める。
確かに普段の姿だけ見てたら似てるという気はしないし、苗字も違う。そう考えると凄い事情がありそうなのはよくわかる。
あぁでもそれよりも今はこの喉に引っかかったもやもやを何とかしなくちゃ。
「あの…雪ちゃんのその話って、一体なんですか?私覚えてなくて。」
私の真面目な顔に鳥飼さんは少し苦笑しながら困ったように笑う。
「俺はさっと聞いただけだし、昔の話だから。雪に聞けばいいんじゃないのか?これから来るし。」
「え?!雪ちゃん来るの?!」
思わず素っ頓狂な声を出した私に、鳥飼さんが笑いながらほらと指差すと間の悪いことに本当に雪ちゃんが扉をあけて姿を見せていて奇妙なあの表情を浮かべていた。
気まずい!
そう思ったけどもうどうしようもなくて、奇妙な組み合わせの私達3人に困った顔の雪ちゃんが歩いてくるのを見る。
「信哉…あ、いや、鳥飼君何で麻希ちゃんがここに?」
「孝経由で呼び出されたんでついでだ。雪に昔の話が聞きたいんだって言ってるぞ?」
「昔?」
あァ、鳥飼さん、雪ちゃんに喋らないでーっと思ったけど、もう時既に遅し…だった。
「大事なお姫様の話?俺が話すものでもないだろ?」
砕けた鳥飼さんの言葉なのにサッと顔色が一瞬で変わった雪ちゃんを見た瞬間、私は何だか凄く聞いちゃいけない事を探りまわっていたような気がして凄く気まずい立場に落ちていた。
「子供の時の冗談だよ。…鳥飼君、少しいいかな?」
何時になく大人で賑やかな笑顔に鳥飼さんがおやと眉を潜め、席を外すよう促した雪ちゃんに腕をとられ引きずられるようにして影に引き込まれる。その雪ちゃんの表情も私の知らない顔で、私は凄く戸惑っていた。それは何だか雪ちゃんが私自身を遠ざけるためにしているような感じがして、何だか寂しいことのような気がしたのだ。それを隣でやっとでこピンの痛みから回復した真見塚君が、少し何かを思うように見つめていた。
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