203 / 909
第十七章 滅びた国の地下に鎮座する魔王
白い炎
しおりを挟む
首を繋げた竜はゆっくりと起き上がり、腹を覗き込んで僕を探した。肋骨の隙間から這い出て手を振ると、竜は少し高い声で鳴いた。
『あの天使は……何処に行った』
アルは忙しなく辺りを警戒している。
「さぁ、でも見当たらないから大丈夫だよ」
『楽天的過ぎるな、貴方の意見でも流石に肯定できん』
竜は頭をもたげ、ちぎれかけの首を回した。一回転すると重力に任せて頭を落とし、口の端を微かに釣り上げた。
「いないみたいだよ」
『……見渡したと?』
竜の言葉は分からないが、竜が何を伝えたいかはなんとなく分かる。アルはまだ納得がいかないようで、僕を尾で引き寄せた。
「ねぇ、何でここに来たの?」
『ハートが今なら簡単に手出し出来ないと言っていたからな』
「天使がってこと? 何で?」
『ふむ……ヘル、国に呪いをかけるのは何だ?』
「え? 悪魔?」
『ああ、その通り。この国にも当然悪魔が居る。だから天使は簡単に手出し出来ない。この理由は分かるか?』
国にかけられた呪い、それに手を出した天使は……僕が知っている限りオファニエルだけだ。他の天使は監視はするものの解こうとはしない。
「戦争が起こるから?」
『正解だ。神魔戦争は今まで幾度と繰り返され、その度に世界は壊滅しかけている』
「してはないんだ」
『していたら貴方も私もここには居ない』
「……そうだね」
『以前起こったのは約一万年前と言われている、地上の生物が全て滅び、そこからまた人間が住めるようになるのに何千年もかかったのだと』
「一万年……」
『神もそう何度も生物を創り直したくは無いだろうし、悪魔も人間という餌がなくなるのは避けたい。貴方一人を追って戦争を引き起こすとは思えん。ここを呪った悪魔は特に火種に成りやすいからな、天使連中は手を出すのを憚るだろう』
呪われていながらも天使が常駐している国。酒食の国や娯楽の国を呪っている悪魔は火種になりにくいという事だろうか。
逆に、深刻な状況にありながら天使が派遣されていないお菓子の国に居る悪魔は、火種になりやすいという事になるのか。
そのなりやすさは悪魔の強さで決まるのか、性格で決まるのか、その辺りも知っておきたい。
「なんで火種になりやすいの?」
『強力でありながら感情的でもあるからだ。憤怒、と言われるだけあって怒りっぽい。神に恨みもあるようだしな』
「じゃあ、ここにいれば安全なの? 天使あんまり来ないの?」
『だといいな』
「不安になること言わないでよ」
口先だけでも大丈夫だと言ってくれればいいのに、アルはそのあたり融通が利かない。そろそろ僕の性格を理解して適当なことを言って落ち着かせてくれてもいいものを。
拭いきれない不安に落ち込みながら、アルの背に腰掛けた。
その時だ。突然竜が雄叫びを上げて、その折れた翼を広げ威嚇を始めた。
「なっ、なに? どうしたの?」
『来たのか!? 馬鹿な、そこまで執着するはずは……』
竜の体中に空いた穴から流れ出る黒い液体、アルはそれに翼を濡らされるのを嫌って竜の尾に飛び乗った。骨が剥き出しになった尾の周りには粘着質な黒い液体はない。
『魔物使い、みつけたぁ!』
無邪気な声が響く。直後、僕達を閉じ込めるように炎の壁が出来上がる。背の高い竜をも包むように、炎はドーム状に広がり空を覆った。
『……突破、は無理か。あの天使、何も考えていないのか? 悪魔の王を刺激する危険性を知らないのか? いや、しかし…………どうする、このままでは……』
悔しそうに唸りながら、アルは真っ白な炎を睨む。直接触れてはいないのに、アルの体毛や翼は少しずつ焼かれている。
『……ヘル、熱くはないのか?』
「大丈夫、だけど」
竜にかろうじて残っていた鱗も焼け落ちていく。そんな中、僕は何も感じていなかった。夏場に外を出歩くような熱も感じていない、空調が整った部屋の中にいる気分だ。
『……ふっ、ヘル、貴方の兄は魔法の腕だけは素晴らしいな。あの性格でなければ良い兄だと言えたのだが』
嘲るような笑みを浮かべ、アルは僕の胴に尾を巻き付ける。
『体を丸め、袖を伸ばしてフードの端を掴め』
「こ、こう?」
『足もローブの中に収まるように……そうだ、それでいい』
胎児のように体を丸め、黒いローブに包まる。何も見えず、アルの尾の感覚だけが確かなものだった。
だが、数秒後にはその感覚すら消えた。代わりにやってきたのは浮遊感。
僕はアルに投げられて、炎の壁を突き破って瓦礫の上に放り出された。ドン、と背を叩かれたような軽い衝撃。かなりの距離を飛ばされ、固く尖った瓦礫の上に落とされたというのに僕には傷一つない。
僕には自分の無事を喜ぶよりも重要なことがある。アルがまだ炎の中に残されているのだ。アルは僕だけを外に放り出した。ローブを上手く使えば一緒に脱出できたかもしれないのに、それを試そうとも思わず、アルは僕だけを助けた。
また、僕だけが助かるのか。
大切なものを犠牲にして。
僕が放り出された数秒後、炎は消え焼け焦げた竜の影が揺らめいた。
熱を避けようと丸まった竜の体の下には黒い液体が溜まり湖のようになっていた。炭化した皮が剥がれ落ちて、竜はゆっくりと起き上がる。
アルは、アルは……何処。
竜の足元にも、どこにもいない。嫌な考えが頭を支配する、否定したい思いが心を埋める。
そんな焦燥も背後からの強襲に掻き消される。金属がぶつかり合うような音が響く、頭の中を引っ掻かれているような不快な音に思わず耳を塞ぐ。
『……んのっ、とっとと……われろぉ!』
振り返れば何度も何度も剣を僕に向かって振り下ろす天使がいた。ローブから投影されているように浮かんだ魔法陣にはヒビが入っている。
おそらくは防護結界、それが今壊されかけている。魔法陣は魔力を変質させて放出するための装置だ、紙や布に描いたものなら魔力を込めなければ効力を失う。この魔法陣が僕の魔力を使って生成されたものでないとしたら、この魔法陣はあと何発耐えられるのだろうか。
ヒビが広がっていく。衝撃音と天使の振るう剣の大きさに萎縮し、足が動かない。
走って逃げたとしても、きっとすぐに追いつかれる。結界に小さな穴が空いた、天使は剣先を穴に差し込み、ぐりぐりとこじ開ける。
『われろ、われろ、われっ……たぁ!』
パンっ! という音ともに砕け散る結界、その欠片が地に落ちては消えていく。
ガラスを散りばめるようなその幻想的な景色に一瞬目を奪われた。
だから……いや、天使から目を離さなかったとしても、同じことだ。どちらにせよ、僕の腹に突き刺さり、胴を二分するこの剣から逃げることなどできなかっただろう。
引き抜かれた剣は僕の血で真っ赤に染まっていた。天使は剣を地面に突き刺すと、倒れた僕の目を覗き込んだ。
『そくし、じゃないの? おかしいなぁ』
おかしい、天使のその言葉には全面的に同意する。
体が真っ二つなったというのに、僕はまだ生きている。意識もはっきりとしているし、耳も目も正常だ。
それどころか痛みもない。
麻痺している? いいや、違う。断面に暖かさを感じながら、異常事態の原因を理解した僕は天使が気づかないように薄く笑った。
『あの天使は……何処に行った』
アルは忙しなく辺りを警戒している。
「さぁ、でも見当たらないから大丈夫だよ」
『楽天的過ぎるな、貴方の意見でも流石に肯定できん』
竜は頭をもたげ、ちぎれかけの首を回した。一回転すると重力に任せて頭を落とし、口の端を微かに釣り上げた。
「いないみたいだよ」
『……見渡したと?』
竜の言葉は分からないが、竜が何を伝えたいかはなんとなく分かる。アルはまだ納得がいかないようで、僕を尾で引き寄せた。
「ねぇ、何でここに来たの?」
『ハートが今なら簡単に手出し出来ないと言っていたからな』
「天使がってこと? 何で?」
『ふむ……ヘル、国に呪いをかけるのは何だ?』
「え? 悪魔?」
『ああ、その通り。この国にも当然悪魔が居る。だから天使は簡単に手出し出来ない。この理由は分かるか?』
国にかけられた呪い、それに手を出した天使は……僕が知っている限りオファニエルだけだ。他の天使は監視はするものの解こうとはしない。
「戦争が起こるから?」
『正解だ。神魔戦争は今まで幾度と繰り返され、その度に世界は壊滅しかけている』
「してはないんだ」
『していたら貴方も私もここには居ない』
「……そうだね」
『以前起こったのは約一万年前と言われている、地上の生物が全て滅び、そこからまた人間が住めるようになるのに何千年もかかったのだと』
「一万年……」
『神もそう何度も生物を創り直したくは無いだろうし、悪魔も人間という餌がなくなるのは避けたい。貴方一人を追って戦争を引き起こすとは思えん。ここを呪った悪魔は特に火種に成りやすいからな、天使連中は手を出すのを憚るだろう』
呪われていながらも天使が常駐している国。酒食の国や娯楽の国を呪っている悪魔は火種になりにくいという事だろうか。
逆に、深刻な状況にありながら天使が派遣されていないお菓子の国に居る悪魔は、火種になりやすいという事になるのか。
そのなりやすさは悪魔の強さで決まるのか、性格で決まるのか、その辺りも知っておきたい。
「なんで火種になりやすいの?」
『強力でありながら感情的でもあるからだ。憤怒、と言われるだけあって怒りっぽい。神に恨みもあるようだしな』
「じゃあ、ここにいれば安全なの? 天使あんまり来ないの?」
『だといいな』
「不安になること言わないでよ」
口先だけでも大丈夫だと言ってくれればいいのに、アルはそのあたり融通が利かない。そろそろ僕の性格を理解して適当なことを言って落ち着かせてくれてもいいものを。
拭いきれない不安に落ち込みながら、アルの背に腰掛けた。
その時だ。突然竜が雄叫びを上げて、その折れた翼を広げ威嚇を始めた。
「なっ、なに? どうしたの?」
『来たのか!? 馬鹿な、そこまで執着するはずは……』
竜の体中に空いた穴から流れ出る黒い液体、アルはそれに翼を濡らされるのを嫌って竜の尾に飛び乗った。骨が剥き出しになった尾の周りには粘着質な黒い液体はない。
『魔物使い、みつけたぁ!』
無邪気な声が響く。直後、僕達を閉じ込めるように炎の壁が出来上がる。背の高い竜をも包むように、炎はドーム状に広がり空を覆った。
『……突破、は無理か。あの天使、何も考えていないのか? 悪魔の王を刺激する危険性を知らないのか? いや、しかし…………どうする、このままでは……』
悔しそうに唸りながら、アルは真っ白な炎を睨む。直接触れてはいないのに、アルの体毛や翼は少しずつ焼かれている。
『……ヘル、熱くはないのか?』
「大丈夫、だけど」
竜にかろうじて残っていた鱗も焼け落ちていく。そんな中、僕は何も感じていなかった。夏場に外を出歩くような熱も感じていない、空調が整った部屋の中にいる気分だ。
『……ふっ、ヘル、貴方の兄は魔法の腕だけは素晴らしいな。あの性格でなければ良い兄だと言えたのだが』
嘲るような笑みを浮かべ、アルは僕の胴に尾を巻き付ける。
『体を丸め、袖を伸ばしてフードの端を掴め』
「こ、こう?」
『足もローブの中に収まるように……そうだ、それでいい』
胎児のように体を丸め、黒いローブに包まる。何も見えず、アルの尾の感覚だけが確かなものだった。
だが、数秒後にはその感覚すら消えた。代わりにやってきたのは浮遊感。
僕はアルに投げられて、炎の壁を突き破って瓦礫の上に放り出された。ドン、と背を叩かれたような軽い衝撃。かなりの距離を飛ばされ、固く尖った瓦礫の上に落とされたというのに僕には傷一つない。
僕には自分の無事を喜ぶよりも重要なことがある。アルがまだ炎の中に残されているのだ。アルは僕だけを外に放り出した。ローブを上手く使えば一緒に脱出できたかもしれないのに、それを試そうとも思わず、アルは僕だけを助けた。
また、僕だけが助かるのか。
大切なものを犠牲にして。
僕が放り出された数秒後、炎は消え焼け焦げた竜の影が揺らめいた。
熱を避けようと丸まった竜の体の下には黒い液体が溜まり湖のようになっていた。炭化した皮が剥がれ落ちて、竜はゆっくりと起き上がる。
アルは、アルは……何処。
竜の足元にも、どこにもいない。嫌な考えが頭を支配する、否定したい思いが心を埋める。
そんな焦燥も背後からの強襲に掻き消される。金属がぶつかり合うような音が響く、頭の中を引っ掻かれているような不快な音に思わず耳を塞ぐ。
『……んのっ、とっとと……われろぉ!』
振り返れば何度も何度も剣を僕に向かって振り下ろす天使がいた。ローブから投影されているように浮かんだ魔法陣にはヒビが入っている。
おそらくは防護結界、それが今壊されかけている。魔法陣は魔力を変質させて放出するための装置だ、紙や布に描いたものなら魔力を込めなければ効力を失う。この魔法陣が僕の魔力を使って生成されたものでないとしたら、この魔法陣はあと何発耐えられるのだろうか。
ヒビが広がっていく。衝撃音と天使の振るう剣の大きさに萎縮し、足が動かない。
走って逃げたとしても、きっとすぐに追いつかれる。結界に小さな穴が空いた、天使は剣先を穴に差し込み、ぐりぐりとこじ開ける。
『われろ、われろ、われっ……たぁ!』
パンっ! という音ともに砕け散る結界、その欠片が地に落ちては消えていく。
ガラスを散りばめるようなその幻想的な景色に一瞬目を奪われた。
だから……いや、天使から目を離さなかったとしても、同じことだ。どちらにせよ、僕の腹に突き刺さり、胴を二分するこの剣から逃げることなどできなかっただろう。
引き抜かれた剣は僕の血で真っ赤に染まっていた。天使は剣を地面に突き刺すと、倒れた僕の目を覗き込んだ。
『そくし、じゃないの? おかしいなぁ』
おかしい、天使のその言葉には全面的に同意する。
体が真っ二つなったというのに、僕はまだ生きている。意識もはっきりとしているし、耳も目も正常だ。
それどころか痛みもない。
麻痺している? いいや、違う。断面に暖かさを感じながら、異常事態の原因を理解した僕は天使が気づかないように薄く笑った。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】スキルを作って習得!僕の趣味になりました
すみ 小桜(sumitan)
ファンタジー
《ファンタジー小説大賞エントリー作品》 どんなスキル持ちかによって、人生が決まる。生まれ持ったスキルは、12歳過ぎから鑑定で見えるようになる。ロマドは、4度目の15歳の歳の鑑定で、『スキル錬金』という優秀なスキルだと鑑定され……たと思ったが、錬金とつくが熟練度が上がらない!結局、使えないスキルとして一般スキル扱いとなってしまった。
どうやったら熟練度が上がるんだと思っていたところで、熟練度の上げ方を発見!
スキルの扱いを錬金にしてもらおうとするも却下された為、仕方なくあきらめた。だが、ふと「作成条件」という文字が目の前に見えて、その条件を達してみると、新しいスキルをゲットした!
天然ロマドと、タメで先輩のユイジュの突っ込みと、チェトの可愛さ(ロマドの主観)で織りなす、スキルと笑いのアドベンチャー。
復讐完遂者は吸収スキルを駆使して成り上がる 〜さあ、自分を裏切った初恋の相手へ復讐を始めよう〜
サイダーボウイ
ファンタジー
「気安く私の名前を呼ばないで! そうやってこれまでも私に付きまとって……ずっと鬱陶しかったのよ!」
孤児院出身のナードは、初恋の相手セシリアからそう吐き捨てられ、パーティーを追放されてしまう。
淡い恋心を粉々に打ち砕かれたナードは失意のどん底に。
だが、ナードには、病弱な妹ノエルの生活費を稼ぐために、冒険者を続けなければならないという理由があった。
1人決死の覚悟でダンジョンに挑むナード。
スライム相手に死にかけるも、その最中、ユニークスキル【アブソープション】が覚醒する。
それは、敵のLPを吸収できるという世界の掟すらも変えてしまうスキルだった。
それからナードは毎日ダンジョンへ入り、敵のLPを吸収し続けた。
増やしたLPを消費して、魔法やスキルを習得しつつ、ナードはどんどん強くなっていく。
一方その頃、セシリアのパーティーでは仲間割れが起こっていた。
冒険者ギルドでの評判も地に落ち、セシリアは徐々に追いつめられていくことに……。
これは、やがて勇者と呼ばれる青年が、チートスキルを駆使して最強へと成り上がり、自分を裏切った初恋の相手に復讐を果たすまでの物語である。
治療院の聖者様 ~パーティーを追放されたけど、俺は治療院の仕事で忙しいので今さら戻ってこいと言われてももう遅いです~
大山 たろう
ファンタジー
「ロード、君はこのパーティーに相応しくない」
唐突に主人公:ロードはパーティーを追放された。
そして生計を立てるために、ロードは治療院で働くことになった。
「なんで無詠唱でそれだけの回復ができるの!」
「これぐらいできないと怒鳴られましたから......」
一方、ロードが追放されたパーティーは、だんだんと崩壊していくのだった。
これは、一人の少年が幸せを送り、幸せを探す話である。
※小説家になろう様でも連載しております。
2021/02/12日、完結しました。
完結【真】ご都合主義で生きてます。-創生魔法で思った物を創り、現代知識を使い世界を変える-
ジェルミ
ファンタジー
魔法は5属性、無限収納のストレージ。
自分の望んだものを創れる『創生魔法』が使える者が現れたら。
28歳でこの世を去った佐藤は、異世界の女神により転移を誘われる。
そして女神が授けたのは、想像した事を実現できる創生魔法だった。
安定した収入を得るために創生魔法を使い生産チートを目指す。
いずれは働かず、寝て暮らせる生活を目指して!
この世界は無い物ばかり。
現代知識を使い生産チートを目指します。
※カクヨム様にて1日PV数10,000超え、同時掲載しております。
クラス転移して授かった外れスキルの『無能』が理由で召喚国から奈落ダンジョンへ追放されたが、実は無能は最強のチートスキルでした
コレゼン
ファンタジー
小日向 悠(コヒナタ ユウ)は、クラスメイトと一緒に異世界召喚に巻き込まれる。
クラスメイトの幾人かは勇者に剣聖、賢者に聖女というレアスキルを授かるが一方、ユウが授かったのはなんと外れスキルの無能だった。
召喚国の責任者の女性は、役立たずで戦力外のユウを奈落というダンジョンへゴミとして廃棄処分すると告げる。
理不尽に奈落へと追放したクラスメイトと召喚者たちに対して、ユウは復讐を誓う。
ユウは奈落で無能というスキルが実は『すべてを無にする』、最強のチートスキルだということを知り、奈落の規格外の魔物たちを無能によって倒し、規格外の強さを身につけていく。
これは、理不尽に追放された青年が最強のチートスキルを手に入れて、復讐を果たし、世界と己を救う物語である。
お前には才能が無いと言われて公爵家から追放された俺は、前世が最強職【奪盗術師】だったことを思い出す ~今さら謝られても、もう遅い~
志鷹 志紀
ファンタジー
「お前には才能がない」
この俺アルカは、父にそう言われて、公爵家から追放された。
父からは無能と蔑まれ、兄からは酷いいじめを受ける日々。
ようやくそんな日々と別れられ、少しばかり嬉しいが……これからどうしようか。
今後の不安に悩んでいると、突如として俺の脳内に記憶が流れた。
その時、前世が最強の【奪盗術師】だったことを思い出したのだ。
神様の忘れ物
mizuno sei
ファンタジー
仕事中に急死した三十二歳の独身OLが、前世の記憶を持ったまま異世界に転生した。
わりとお気楽で、ポジティブな主人公が、異世界で懸命に生きる中で巻き起こされる、笑いあり、涙あり(?)の珍騒動記。
異世界で快適な生活するのに自重なんかしてられないだろ?
お子様
ファンタジー
机の引き出しから過去未来ではなく異世界へ。
飛ばされた世界で日本のような快適な生活を過ごすにはどうしたらいい?
自重して目立たないようにする?
無理無理。快適な生活を送るにはお金が必要なんだよ!
お金を稼ぎ目立っても、問題無く暮らす方法は?
主人公の考えた手段は、ドン引きされるような内容だった。
(実践出来るかどうかは別だけど)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる