いわくつきの首塚を壊したら霊姦体質になりまして、周囲の男共の性奴隷に堕ちました

ムーン

文字の大きさ
545 / 548

幼馴染とその他に家庭事情話してみた

ミチを落ち込ませたことに気付いているのかいないのか、センパイとレンの口論は止まらない。レンの姉の部屋が空いているのだから、しばらく泊めろとセンパイが要求しているのだ。俺のためだ、気まずくなってきた、俺が止めるべきなのだろうが言葉が思い付かない。

「……もう家を出たなら関係ないだろう」

「嫁いだ訳じゃねぇんだよ、いつ一人暮らし破綻して戻ってくるか分かんねぇ」

「そういえば……レンが入院してた時、お姉さん来なかったよね。遠いとこ住んでるんだっけ?」

「ゃ、戸鳴町……の近く? だったはずだぜ。ダルい程度でそこまで遠くはねぇ。姉ちゃんには言うなって頼んでたんだよ、来られちゃ嫌だったからな」

「……何故だ?」

「んなこと話す義理ないね」

「俺も聞きたい」

レンは困ったように眉尻を下げた後、深くため息をついて腕を組んだ。

「しょうがねぇな……姉ちゃんな、父さ……ぁー、親父とちょっと折り合い悪ぃのよ。親父、俺とお前のことばっか可愛がっててさ……まぁ、姉ちゃんしっかりしてるからほっといて大丈夫だったってだけで、悪意あってほっといた訳じゃないっつーか……まぁ内心どう思ってようとほっといたことに変わりはねぇよな。尊敬する父親だろうと擁護は出来ねぇよ」

男手一つで子供を二人も育て上げたどころか、近所のガキ……俺の世話までしてくれて、レンの女装癖や俺への恋心にも理解があって──レンの父親は本当に素晴らしい人だ。尊敬する、とレンが恥ずかしがらずに言ってのけるのも分かる。俺にとっても敬愛の対象だ。

「俺の愛想がよかったせいか、親父の友達や先生方、近所の人、その他諸々みーんな俺が大好きで、姉ちゃんのことは見もしねぇ。だから姉ちゃんずっと寂しがっててさ……でも原因の俺には解決出来ねぇじゃん? 俺が行っても姉ちゃんはムカつくだけ、俺が親父から離れたら親父は俺心配して余計姉ちゃん放置する、親父に直に姉ちゃんにも構えって言うのもなぁ……親父には上手く伝わんなさそうだし、それはそれで姉ちゃん傷付くだろうし」

「…………思慮深いな、お前は」

「うるせぇ。姉ちゃん的には俺はムカつく相手だろうに、姉ちゃん俺にメイクとか教えてくれて、服も一緒に買いに行ってくれて……いい人なんだ」

確かレンのお姉さんはとても背が高くてとても胸が大きかった。それで顔はレンに似ていて……あれ? 姿、ハッキリ浮かばないな。背が高くて巨乳で顔はレン似、想像は出来るけどこれはコラージュ。彼女そのものの姿じゃない。何でだろ、何回も会ってるはずなのに。何を話したかもあまり覚えていない。俺もレンばかり見ていたからかな? みんな俺みたいに彼女の存在を薄く感じていた? それが孤独の原因?

「……よく思ってるんだな。なら、死に目には会いたいんじゃないのか。死にそうだったと聞いたぞ」

「うるせぇなホント、普段の無口さどこ行ったんだよ……だからさ、親父は俺が大事で、姉ちゃんは二の次な訳。俺が死んだら……親父は姉ちゃんが一番大事になったかな? 俺は違うと思う、これ自惚れじゃねぇよ、多分……姉ちゃんは俺が死んだら悲しむだろうし、死ぬ前に会いたいって思ってくれるだろうけど……それ以上に、親父の中での優先順位が上がらないことに傷付きそうでな。姉ちゃんは繊細で癇癪持ちで短気で……それは親父がギリギリまで追い込んじまった姿で……そうさせたのは、俺の存在で…………姉ちゃんは、俺のことも親父も好きかもしんないけど、それ以上に俺達が苦しめてるから……」

「…………やはり分からないな、死に目に会うまいが弟の死が知らされないはずはない。必ず数日以内に知る。弟が死んだ、親からの優先順位は上がらない、それに加え……死ぬ前に一言も交わせなかった、と……苦しみが増えるだけじゃないのか?」

「うるせぇなホント! 分かってる……違う、今話してて分かってったんだよ自分でも。姉ちゃんはもう父さん諦めた方がいい、彼氏でも作りゃいいんだ、んで俺も親父も忘れりゃいい……そう思ってたから、死にかけで頭回らなかったから…………ずっと思ってた、姉ちゃんは俺ら忘れた方がいいってのが、浮かんで……深く考えず、親父に姉ちゃんには何も知らせるなって、連絡するなって、俺らのことなんか思い出させるなって……はぁ、クソ……死ななくてよかったぜ、マジで」

「うん……本当、そう思うよ。俺レンが死んだと思った時、もう……超絶望したもん」

飛び降りたんだよな、確か。レンの後を追おうとして。死ななくてよかった、は俺のセリフかもな。

「あれ……? お姉さん彼氏居なかった? なんか、ちょっと胡散臭いけどすごいイケメンの」

「あんなの気色悪いの彼氏とは認めねぇよ!」

レン、割とシスコンなのかな……

「姉ちゃんには家族のことなんて忘れて欲しい、でも前に会った時はツラのいい不気味な男に騙されてた……! 性格が良くて腕っ節が強くて稼ぎのいい男と結婚してくれたら安心して家族を忘れろって思えるけどよ、姉ちゃんが仕事失敗したり、男に貢がされたりして、生活立ち行かなくなって帰ってきたら……迎えてやりたい。姉ちゃんの居場所、置いておきたいんだ。だから……無害なミチはいいけど、侵食しそうなお前は泊めたくねぇ」

センパイ泊めたくないって話に戻ってきたな。

「……しない。綺麗に使う」

「そういう問題じゃねんだよ! お前は存在感デカいの! デカいしイカついし色々とキャラが濃いから! 居場所ってのは雰囲気も込みでの空間なワケ、ミチは乙女な部屋の雰囲気壊さねぇけどお前は壊す! だからダメ!」

「レ、レン……言い過ぎだよ。センパイだって望んでイカつい訳じゃないんだし、雰囲気なんてそんな……どうしようもないこと言うのも、よくないよ」

無害、可愛い、乙女な部屋に合う、センパイと比較してそう言われ続けたミチへの流れ弾被害もすごい。ミチの周りの空気だけどんよりと暗く見える、これ以上レンによる口撃を許してはいけない。

「…………俺が居ると部屋の雰囲気が壊れるから、駄目。だが俺は部屋を綺麗に使う……つまり俺が出た瞬間、部屋の雰囲気は戻る。よって、お前の姉が帰ってきたら俺は出ていく、これなら問題ないな?」

「ねぇ訳ねぇだろ! 雰囲気ってのはなぁ、そういうのじゃ……あぁクソ! ミチからならノゾム無理矢理取れるし3Pになってもまぁまぁまぁみたいなとこあるからミチならいいけど、形州じゃどっちも無理だから嫌なだけだちくしょう! 姉ちゃんがどうとか言うのは後付け! 嘘じゃねぇけど理由探して思い付いた話です! ごめんなさい好き放題泊まってけよこんちくしょう!」

「…………勝っ、た? ノゾム、やったぞ、粘り勝ちだ。一緒に暮らそう」

「俺の家だからイチャつき最優先は俺だからな!」

「……ノゾムが決めることだ」

「あ、あの……すいませんセンパイ、レンも……泊めるか決めるのって、お父さんじゃないかな……」

センパイは俺にしか分からないくらい僅かに目を見開き、レンの瞳には希望が宿る。

「そうだそうだ、そういやそうだぜ。俺のパパンに聞いてみないとなぁ? お父様の返事が楽しみだ!」

レンは父親がセンパイの連泊を断る可能性に賭けているようだが、今まで結構許されてきたし……その可能性低そうなんだよなぁ。言わないでおくけど。

「……ノゾム、好物とか……知らないか?」

センパイは手土産で連泊許可の獲得確率を上げようとしているらしい。

「お酒好きみたいだから、おつまみとかいいかもですけど……何が好きかまではちょっと。すいません」

「……つまみか。俺は下戸だからな……アイツらに聞いてみる」

上戸下戸関係なく未成年だろ、というツッコミは心の中に留め、センパイを慕うあの三人組の不良にメッセージを送っているのだろうセンパイの横顔を眺める。スマホを操作する指先もイイ、あの指で俺は何度──あぁ、下腹が熱い。

「なぁもちぃ、もし形州が俺の家に居座ってもさぁ……最優先はお嫁さんの俺だよな?」

センパイを見ていたらムラムラしてしまう、と視線を逸らした先にはレンの不安げな表情。そんな顔をされたら勘違いしてしまう、何度も抱かれているのに、今度こそ夫として組み敷いてしまえるのではと邪な考えが浮かんでしまう。

「失礼しまーす。あぁ、全員お揃いで」

俺にもまだ雄の欲求はあったのかと、入院という禁欲生活の中で蘇ったのだろうかと、ぐるぐる考えていると病室の扉が無遠慮に開け放たれた。
感想 144

あなたにおすすめの小説

後輩が二人がかりで、俺をどんどん責めてくるー快楽地獄だー

天知 カナイ
BL
イケメン後輩二人があやしく先輩に迫って、おいしくいただいちゃう話です。

騙されて快楽地獄

てけてとん
BL
友人におすすめされたマッサージ店で快楽地獄に落とされる話です。長すぎたので2話に分けています。

BL団地妻-恥じらい新妻、絶頂淫具の罠-

おととななな
BL
タイトル通りです。 楽しんでいただけたら幸いです。

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…

しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。 高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。 数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。 そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…

番を拒み続けるΩと、執着を隠しきれないαが同じ学園で再会したら逃げ場がなくなった話 ――優等生αの過保護な束縛は恋か支配か

雪兎
BL
第二性が存在する世界。 Ωであることを隠し、平穏な学園生活を送ろうと決めていた転校生・湊。 しかし入学初日、彼の前に現れたのは―― 幼い頃に「番になろう」と言ってきた幼馴染のα・蓮だった。 成績優秀、容姿端麗、生徒から絶大な信頼を集める完璧なα。 だが湊だけが知っている。 彼が異常なほど執着深いことを。 「大丈夫、全部管理してあげる」 「君が困らないようにしてるだけだよ」 座席、時間割、交友関係、体調管理。 いつの間にか整えられていく環境。 逃げ場のない距離。 番を拒みたいΩと、手放す気のないα。 これは保護か、それとも束縛か。 閉じた学園の中で、二人の関係は静かに歪み始める――。

チョコのように蕩ける露出狂と5歳児

ミクリ21
BL
露出狂と5歳児の話。

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。