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太腿フェチの彼氏に太腿を明け渡してみた

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引くわけないと宣言したミチは俺の奇行に可愛いドン引き顔を見せてくれた。その表情にちょっと傷付き、かなり興奮し、吸い込まれるように太腿の隙間へ鼻を押し込んだ。

「はぁっ……はぁっ……太腿、太腿ぉ……」

太腿と太腿の隙間、そしてニーハイソックスと肌の境目、十字路とも呼べるそこに鼻を押し付けて激しく息を吸う。

「ひぃっ……!? そそ、そんなに太腿好きだったなんて……知らなかったよ」

うっすらとだがレンの匂いがする。正確には如月家の洗剤の匂いだ。我が家では使っていないその清らかな香りはレンを思い出させ、俺をときめかせる。

「はぁ、はぁ……太腿……もうちょい肉欲しいな。もうちよっとむちっとした感じ」

顔を押し付けつつ少し揉んだ感想は「細過ぎる」の一言だ。太腿は書いて字のごとく太いもの、細くてはいけない。太すぎても不格好だが細くては太腿の意味がない。

「ぅ……が、頑張って太るよ」

「あぁ、そうしてくれ」

太腿以外もミチは少し痩せ過ぎている。まぁ、あの家に住んでいるなら仕方ないかもしれないが……

「……ちょっと開いてくれ」

「ぁ、うん……」

「俺の肩に足乗せて」

「こう? 重くない?」

緩く足を開いたミチは俺の肩に足を乗せる。心配になるくらいに軽い。

「軽いよ」

内腿に唇を触れさせる。皮膚が薄く柔らかいそこに吸い付き、舌を這わせ、滑らかな肌と微かな脂肪の弾力を堪能する。

「ふ、ふふっ……くすぐったいよぉ」

膝が揺れ、踵が俺の背を蹴る。見上げれば楽しそうな笑顔があって癒された。

「……つつ、月乃宮、本当に太腿好きなんだね」

太腿の裏を撫でながら内腿を舐め回す。ニーハイソックスに頬擦りし、ホットパンツの隙間に指を入れる。なんて素晴らしい時間だろう、これで相手がミチじゃなくてレンだったら──

「きき、如月君っ……ぼっ、僕と違ってカッコ悪い痩せ方じゃなくて、スタイルいいって感じで…………如月君の太腿が、君の理想なんだろ」

内腿から口を離し、泣きそうな顔のミチを見上げる。

「ミチ……」

「か、かか、代わりでいいよっ……いいけど、けどぉっ……僕と居る時は僕のこと見てよ、僕越しに如月君見ないでよっ……!」

「……俺、そんなことしてないよ。今はミチのことしか見てない」

「ほ、本当っ? もう少し太ったら如月君に似るからって太れって言ったんじゃないの? 僕も太った方が好みなだけ?」

「太った方が好みって言うか……お前、細過ぎて心配なんだよ」

泣き顔はゆっくりと笑顔に変わり、早とちりの謝罪として額にキスをもらった。けれど、ミチは早とちりなんてしていない。俺は今、レンがこの服装をしている妄想をしてミチの太腿に触れていた。俺は無意識下までクズなんだ。

「あ、あのさっ……き、きき、如月君の太腿……見たり触ったりしたことあるの?」

「……あぁ、幼馴染だし……よく風呂とかも一緒に入ってたからな」

「おっ、幼馴染にこんなにやらしく太腿触られて、如月君は本当に君の気持ちに気付かないの!?」

そんなの俺が聞きたい。思わず深いため息をついてしまい、濡れた内腿を息でくすぐられたミチは俺の肩に乗せた足を跳ねさせた。

「へ、へへっ……かわいそ…………じゃあもう僕で我慢するしかないね~、えへへへへへ……」

我慢、妥協、そんな言葉で選ばれるのが本当に嬉しいのだろうか。見上げたミチの顔は心底からの幸福の笑顔だった。

「……なんかムカつく。立て、ぶち犯してやる」

「へっ? ぁ、すす、素股? ってのするんだね、うんっ……立てばいいの?」

ミチの細い身体に体重をかけるのは不安なので、本当は寝バックでやりたかったが立ちバックを選んだ。

「……待ってお前めっちゃチビじゃん」

立たせたミチに扉に手をついてもらい、その背後に密着してみたが俺の股間の膨らみはミチの尻に乗った。

「す、すすっ、好きでチビなわけじゃないぃっ!」

2メートル越えのセンパイが居るから実感が薄いが、俺も174センチで高めと言えば高めなんだよな。

「ミチ何センチ?」

「ひゃ、ひゃくっ……」

「百?」

「ひゃく……ごじゅう、にぃ…………ぅっ、うぁああんっ! 月乃宮君のいじわるっ! 月乃宮くんのいじわるぅっ!」

高一男子としては低め、いや、女子でも低めだ。しかし瞳が大きく童顔なミチには合っている。

「大丈夫、可愛い可愛い」

ミチの慟哭は大きくなる一方だ。今のは嫌味に受け取られてしまっただろうか。ひとしきり喚いて疲れたらしいミチは振り返って俺を睨んだ。

「に、二十センチも低いチビに抱かれて喘いでる君の方が可愛いよっ! なな、な、泣くほどイかされてるくせにっ、ちょっと背高いだけで勝ち誇る君の方が可愛いっ!」

確かに可愛いって言われるとムカつくな、次から気を付けよう。

「わっ……! つ、つつ、月乃宮君……?」

生意気にも煽りに反撃してきたミチの背を押し、扉に押し付ける。肩甲骨の間に右手を置いているのだが、痩せているせいか出張った肩甲骨に挟まれてちょっと痛い。

「ぁ、ぅ……お、怒った?」

「生意気言えないようにぶち犯してやるよ」

スラックスと下着をズラし、ミチの腰に陰茎を押し付ける。背骨がごりごり当たって気持ちいい……違う、腰で抜きたいんじゃない。

「……やっぱドアやめて棚の方行くか」

ミチの脇の下に腕を通して引っ張り、扉前から本棚の前に移動。

「ま、漫画いっぱいあるね……」

「読みたいのあったら貸してやるよ。また今度だけどな。ほら、掴まれ」

「う、うんっ……何するのか全然分かんないけど」

俺はミチの細い腰を掴んで持ち上げた。腰だけを持ち上げるのはバランスに不安があったが、本棚に掴まらせれば問題ない。

「え……!? うっ、嘘っ! 足っ、足つかないっ……!」

ミチは床から離れた足をぷらぷらと揺らして焦っている。

「足揺らすな、ほら、ちょっと開いて」

「ひ、開くの……?」

ちょうどいい高さに持ち上げたミチの太腿の間に陰茎を差し込む。

「ん、閉じて……ぁっ、やばいっ……! 太腿最高ぉっ……ふにっとしてもちっとしてすべすべ……!」

「ぅぅ……熱くて硬いの挟まってる」

いくらミチが軽いと言っても俺はセンパイのように鍛えてはいない。腕だけで持ち上げているにも限度がある、早く済ませてしまおう。

「はぁっ……ミチ、やるぞ」

「う、うん……わっ、わ、わわ……ずぼずぼしてる……? うぅ……硬いの擦れてる、なんか変な感じ……」

きゅっと閉じた太腿の隙間に陰茎を差し、抜き、差し──を繰り返す。誰かに挿入したこともオナホを使ったこともないが、眠っているレンに素股をさせたことはある。あの時と比べるとやはり弾力も柔らかさも足りない。

「んっ、ん……やばい、気持ちいい…………でも腕攣りそう」

「気持ちいいの? よかった……えへへ」

ミチの尻に腰を打ち付けて、陰茎に温かい肉に締め付けられる感覚を得て、まるでセックスなのにミチがいい反応を見せてくれない。

「はぁっ、はぁっ……ミチっ、ミチ、お前も……ちょっとは喘げよ。俺はお前をぶち犯してんだよ」

「え、えぇ……? だって、僕別に気持ちよくない……」

「そうかよっ……はぁっ、やばい、もう出るっ……ミチ、多分落としちまうからちゃんと立てよ」

「え、ちょ、ちょっと、今出しちゃダメっ……!」

たまに触れるニーハイソックスやホットパンツの端の感触にも昂って、いつもより早く射精を果たした。何とかミチの腰を離さずに耐え、ゆっくりとミチを下ろし、疲れた腕を揺らして冷静さを取り戻す。

「あっ……!? しまった、本棚にぶっかけた。ミチ、ちょっとどいてくれ!」

「あっ、だ、大丈夫だよっ、ちゃんと受け止めたから……」

ミチは白濁液にまみれた両手で器を作り、俺の前に突き出した。まだ温かいだろう自分のそれを見るのは不愉快だったが、本が汚れなくてよかった。

「ありがとう……ミチ、マジで感謝……」

「もぉ……ダメだって言ったのに。ふ、ふ、服も汚れちゃったね、きき、如月君のお姉さんのなのに」

「レンの姉ちゃん……結構デカい人だったと思うんだよな、横に。このサイズ入るかな……だいぶ昔のんだろ、小学生くらいのじゃないか?」

「…………ぼっ、ぼぼ、僕がチビだって言いたいの!? 酷いよ!」

そんなつもりはなかったが、被害妄想の強いミチにはそう聞こえても仕方ない言い方だったと自分でも思う。適当に謝って頭を撫でていると、ミチは両手を俺の前に突き出した。

「わ、悪いって思ってるなら……僕の手舐めて綺麗にしてよ」

「……は!? い、いや……ミチのならまだしも、自分のは……嫌だ」

「そっか、分かった」

ミチはあっさりと引き下がり、ティッシュで手を拭った。白い汚れが消えた手の匂いを嗅ぎ、俺に向き直る。

「じゃ、じゃあっ……隠しごとしてたお仕置きと合わせて、君にいじわるしてやるっ!」

「…………Sっ気たっぷりに責めてくれるってことか?」

体育倉庫の時のように絶頂させられまくるのだと察した俺は欲情した笑顔を誤魔化しもせず、ミチの肩に腕を回した。

「……たっぷり虐めてイかせてくれよ、だーりん」

真っ赤に染まったミチの頬に唇を触れさせ、ミチへの煽りのためわざと余裕の笑みを浮かべてベッドに腰を下ろした。
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