いわくつきの首塚を壊したら霊姦体質になりまして、周囲の男共の性奴隷に堕ちました

ムーン

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幼馴染の依存教育を再開してみた

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理屈は分からない、きっと説明されても理解できない。オカルトとはそういうものだ、結果を受け止めるしかない。
今俺が受け止めるべき結果は、レンが幽体離脱をして俺にキスをしてくれているということだけ。

「んっ……すご、い。ゆーれー……キスできるんだ」

『俺は幽霊じゃなくて生霊。幽霊ってのは死んだ人間の霊体のこと、俺とは反対だぞ』

絶頂を繰り返したばかりで思考が上手く回らない、レンは俺が説明を理解できていないのを察し、ため息をついた。

『お前は「霊体ともキスできるんだ」って驚くべきなんだ』

「れーたいと、キスできるんだ」

『そうそう、かしこいかしこい。えらいぞ~もちぃ~』

わしわしと頭を撫でられる感覚はあるが、レンの姿は見えない。レンの手の感触もなんとなく曖昧だ、しかし体温はある。

「まま……」

『ははっ、今日はよく退行するなぁ。どちたのもちちゃん』

「もっと、なでて」

温かいが儚げな手に髪や頬を撫で回され、その手の優しさからレンの微笑みを思い描く。

「……ノゾム? 何か言ったか?」

服を脱いだセンパイが浴室に入ってくる。目に見えないレンに撫でられている俺を見下ろし、不思議そうな顔のまま俺のスマホを取り上げた。

「……直ったんだな、よかった。久しぶりでやりたいことがあるのは分かるが、風呂の中まで持ち込むな。防水の過信はよくない」

画面を見ずにタオルに包んでしまったからか、通話中だったのには気付かなかった。

「……髪くらいは洗ったか? あまり濡れてない、まだ洗ってないんだな?」

センパイの大きな手が髪に触れ、この骨ばった手に何度も絶頂させられたことを思い出し、後孔が疼き下腹の痙攣が強くなる。

「……ほら、ちゃんと座れ。洗ってやるから」

センパイは俺を浴室の真ん中に座らせると背後に屈み、頭からシャワーを浴びせた。太い指が丁寧に髪と頭皮を洗ってくれる。

『案外面倒見いいんだな。力加減できてねぇとかそういうのもねぇし』

「うん、センパイ優しいよ」

「……ノゾム? 呼んだか?」

「ん? んーん、呼んでない」

「…………そうか?」

レンの声はセンパイには聞こえていない、レンへの返事は最低限の小声に──なんて考えられるほど脳が回復していない。

『形州……霊感はゼロっぽいな。こりゃもちに見える程度なら大丈夫そうだ』

半透明のレンが目の前に現れる。そこに居たのは分かっていたが、いざ姿が見えると驚いてしまう。

「……ノゾム? 痛かったか?」

ビクッと体を跳ねさせたからかセンパイが心配そうな目を向けてきた。首を横に振り、目の前のレンに視線を戻す。

『やっぱ見えてねぇな、鈍いヤツ。もちは取り憑かれてるせいで霊感増してきてるらしいぜ? 形州がゼロならお前は一ってとこか。俺が四な。俺のおししょーさんが十としての話だぜ、霊能者として食ってけるラインは三なんだってよ……なんて話、興味ないか? ははっ』

オカルト話に興味はそこまでないし、今話されてもよく分からない。それでも髪を洗い終えるまでの暇潰しにはなった。

「……流すぞ」

センパイは俺の目を大きな手で覆って頭に湯をかける。子供扱いだ。

『おっ、形州、耳たぶの裏にホクロあるぜ。知ってたか?』

「知らなかった」

「……ノゾム? お前さっきから独り言が多くないか?」

「え? ぁ……気のせいです」

リンスが終わる頃には思考速度はいつも通りに戻ったが、身体はまだまだ重だるい。
センパイは俺の頭にタオルを巻いて身体を普通に洗った。何のイタズラもないと逆に不満を覚えてしまう。

「…………ノゾム、俺の精液は全部出せたのか?」

「へっ? ぁ……多分、出せました」

「……見せてみろ。立て」

センパイに言われて立ち上がり、鏡に手をつく。腰を突き出すよう言われ、センパイの横に浮いているレンの視線を気にしつつ、センパイに尻穴を見せる。

「ひぁっ! ゃ、あっ……センパイっ、お湯やだっ、ぁ、あっ! 入ってくるっ、やだぁっ!」

尻穴を二本の指で開かれ、腸内に少量のお湯を流し込まれる。そのお湯で腸壁をすすぐつもりなのかそのまま二本の指で直腸をぐぽぐぽと音を立てて擦られる。

「んぅうっ! ぅ、んんっ、んぁっ、あぁっ!」

『気持ちよさそうだな……なぁもち、俺たち結婚式挙げたよな? 俺たち夫婦だろ? まさか旦那様、嫁が見てる前でケツ弄くり回されてイったりしないよな?』

いつの間にか隣に移動していたレンに囁かれ、レンの視線を強く意識する。疑似結婚式を挙げた幼馴染の目の前で尻穴をほじくられているのだと、嫌でも意識してしまう。

「ぃ、いやぁっ! やだっ、んゃああっ! やだっ、もういいっ、もぉやめてっ!」

「……ノゾム?」

「んひぃんっ!? やらってばぁっ、はなしてっ!」

センパイの手を払って後孔を手で押さえ、身体を反転させてセンパイと向かい合い、へたり込む。

「…………ノゾム、どうしたんだ。痛かったか? 何が嫌だった? 言ってくれ、次から気を付ける」

尻穴を塞いだ手のひらにヒクつきが伝わってくる。俺の穴はセンパイにほじくって欲しがっている。しかし、浴室を漂うレンの視線が気になって素直になれない。

「きょ、今日は……いっぱいイったから、もうやだ……お尻は一人でちゃんと洗えたから、もう……いい」

「…………そうか、俺の触り方が嫌だったわけじゃないんだな? よかった。不満があったらすぐ言えよ。そうだな、中に精液が残っている様子はなかったし……いいだろう」

「う、うん……もうお風呂いい」

「……ダメだ。湯船にしばらく浸かれ」

センパイは狭い湯船に俺を入れ、桶を手に取って俺の肩に湯をかけた。世話を焼かれるのが嫌で肩まで浸かり、俺の隣で湯に浸かるようなレンを横目で見る。

『形州ん家の風呂、もちの家のより狭いな。でも密着できて逆にいいかも?』

レンは俺の腕に抱きつくが、湯の中では更に感触が曖昧になる。

『形州と風呂入る時なんかは形州の上に座らせてもらったりしてるんだろ? 形州と密着すんの、どうだ? 嬉しいか? ドキドキしてんのか? どんな気分なんだよ、もち』

レンの手は湯船の中で俺の心臓を探るように胸元を撫でる。

『いつもより心拍高いぞ、何にドキドキしてるんだ? 俺なら嬉しいけど……形州の裸だったりするか?』

レンに言われて改めて目の前のセンパイの裸を意識する。ムラのない褐色の肌、バランスよく鍛えられた筋肉質な身体、芸術的なまでの見事な肉体は俺には扇情的に見える。

「……顔が赤いな、そろそろ出るか」

センパイの凄まじい量感のある胸が顔に押し付けられ、太い腕が腋の下を通り、湯船から引き上げられて浴室から出される。

「……立てるな?」

「は、はい……」

まだ足が震えてしまうが、立つことは出来る。羽織らされたバスタオルで身体の各所を拭うことも可能だ。
目前に立つセンパイの裸から目を逸らす。レンが見ているのにセンパイに興奮するなんて出来ない。

『もーちっ、背中拭いてやるよ』

「ぁ、ありがと……」

センパイにはタオルが勝手に動いているように見えるのだろう。見せないように彼の瞳の向きを気にしつつ、レンが持つタオルが優しく身体を擦ってくれることに心を温める。

「……ノゾム、拭けたか? 着替えはこれだ、一人で着れるか?」

「は、はいっ、着れます」

「…………夕飯の準備を手伝ってくる、何かあったら呼べよ」

センパイが去ってから下着を掴み、履くために片足を上げて倒れかける。

『っと、もち、大丈夫か?』

「あ、ありがとうレン……」

レンに抱きとめられて倒れずに済み、下着を履くのも手伝ってもらった。手助けしてもらわなければ着替えられない恥ずかしさ、久しぶりのレンの体温と感触、様々なものが重なって頬が熱くなる。

『髪もちゃんと拭かないとな』

「髪くらい自分でやるよ」

『そうか? すごいな、えらいぞ』

嫌味や煽りではない、軽いけれど本気の言葉。褒めるハードルが低いレンのおかげで今まで生きてこれた。

「レン……髪、一人でちゃんと拭けたらご褒美にキスして欲しい」

『キス? 分かった、頑張れよ』

自分の手で髪を拭き、ドライヤーをかける。目の前に浮かんだレンは微笑んで俺を見つめてくれている。いつもは綺麗な茶色い瞳に釘付けなのに、今は艶やかな薄紅色の唇を見てしまう。

「レン、俺っ……今、すごく胸が痛い。レン見てるときゅうってする……あったかくもなるけど、きゅうって……」

『そうなのか? 俺のこと好きってことだな、嬉しいぞ』

「そう……なの、かな。好きな人といると……胸、痛くなるものなのかな」

『俺もお前見てるときゅんきゅんするぞ。痛いって言うか、心臓縮む感じ?』

好きな人といると胸が痛くなる、それが真実なら──俺はセンパイが好きじゃない? 違う、ちゃんと好きだ。でもセンパイが痛くなっている時に俺は痛くならなかった。

『もち? 手止まってるぞ』

「あっ、うん……ゃ、そろそろいいかな」

あらかた髪が乾いた。レンに髪を撫でて確認してもらい、OKももらった。

『よし、じゃあご褒美のキスな。自分のキスがご褒美になるってなんか恥ずかしいな。もちとキスできてラッキーだけどさ』

透けたレンの顔がほのかに赤くなる。その可愛さに胸が締め付けられ、呼吸が荒くなる。レンの細く滑らかな指が俺の頬を撫で、顎を持ち上げる。

『もち……お前より目線高いの、新鮮だよ』

浮かんでいるレンは俺を見下ろし、背を曲げて唇を重ねた。

「ん……ん、んんっ……」

レンの舌はすり抜けることなく絡みついてくれる。レンの吐息も感じながら口内を舐め合う。

『ふぅっ……やっぱりキスはお前のが慣れてるな』

「ごめん……」

『何に謝ってるんだ?』

「俺、昔からレンのこと好きで、レンも昔から俺好きでいてくれたのに……俺、レンだけのものになれなかった」

優しい手に撫でられて逸らした視線をレンに戻す。

『何言ってるんだよもち、お前は俺だけのものだぞ? もちがそう約束してくれたんだろ? お前は俺だけのもの、俺もお前だけのもの、お前は俺の言うことだけ聞いてればいいんだからな、俺以外の奴のことなんて考えるなよ、お前は俺だけのもちなんだからな』

愛撫の後にきゅっと抱き寄せられ、幼い頃からのレンへの信頼が心を埋め尽くすのを感じた。

「うんっ、レン大好き」

『そうそう……ふふ、可愛いなぁもちは……俺のもち、俺だけのもち、死んでも離さない……』

強く抱き締められる喜びを示すため、レンの背に腕を回す。俺もこの手を死んでも離さないと誓った。
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