いわくつきの首塚を壊したら霊姦体質になりまして、周囲の男共の性奴隷に堕ちました

ムーン

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幼馴染を待たせてみた

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ファミレスでの騒がしく楽しい夕食を終え、先輩達を見送り、センパイに送られる。

「そのデッカイの押して歩くの大変でしょうし、センパイも先輩達と一緒に帰ってよかったんですよ? 女の子じゃあるまいし、俺達が夜道歩いたって何の危険もありませんから」

「…………可愛い男が三人揃ってるんだ、危険な目に遭う可能性は高い。もしもの時に誰か抵抗出来るのか?」

「ミチとレンはともかく俺は可愛い系じゃないんですけど」

確かに中性的な童顔のミチとレンは夜道を歩くのは危険かもしれない。だが、一応170センチ超えで金髪でピアスを大量につけている俺が居れば不審者への牽制になると思う。

「つーかよ、お前の知り合いって広まる方がリスク上がんじゃね?」

「………………かもな」

「お、落ち込むなよ……ごめんって、事実だけど言っていいことと悪いことがあるよな」

「レン、急にフォロー下手になったね……」

まぁ、何かあった時に対応出来る者が俺達三人の中には居ないのは確かだ。恋人を家まで送るのは男冥利とも言える、今はセンパイの厚意に甘えよう。

「…………そういえば、ミチ……お前、苗字何だ?」

「ぅえっ!? ひ、ひひ、酷くない……!?」

「オイカワ」

「……そうか」

「ちちちっ、違うよ! や、や、矢見だよっ、矢見!」

なんて中身のない会話を楽しみ、如月宅に徒歩で帰宅。電力は復旧したようで壊れていない街灯はこうこうと光を放っていたが、道路に散乱したガラス片はまだ片付けられていないようで歩くと子気味いい音がした。

「とうちゃーくっ、ありがとよ形州」

「さようならセンパイ。まだガラスいっぱい散らばってるみたいですから、タイヤパンクしないよう気を付けてくださいね」

「ま、まま、またねっ、形州。色々ありがとっ」

センパイはふっと微笑んで俺の顎をそっと持ち上げ、唇を重ねた。一瞬だけの触れ合いだったが俺の顔を熱くするには十分過ぎた。
俺にキスをするために曲げた背を伸ばした後、センパイはミチとレンの頭にぽんと手を置いた。二人とも目をぱちくりさせている。

「…………お前ら」

仲良くなってくれて嬉し──

「……形州、だ」

──い……ん?

「痛っ、痛い痛い痛い頭割れる! 分かった分かったセンパイな! 形州センパイ!」

「せせっ、せんぱい! かたすせんぱぁい! ぅうぅ……ぁ、ああ、頭へこんだぁ」

「…………よろしい。じゃあ、また明日」

「二度と来んな!」

そういえばミチとレンはずっとセンパイを呼び捨てしていたな。てっきり許されているものと思っていたが、そうでもないようだ。まぁ、冗談半分だとは思うが。

「痛て……頭握り潰されるかと思ったぜ」

「ぼ、ぼぼ、僕やっぱり形州嫌いっ!」

「まぁまぁミチ、アレはああいうコミュニケーションだから……」

「よよっ、より嫌だよそんなこみにゅっ、こにゅっ、こみゅ、こにゅけーしょんっ…………取るやつ、嫌い!」

玄関扉を開けると玄関の電灯が勝手に点いた、昼間は動かなかった人感センサーが稼働しているようだ。

「ノ、ノノ、ノゾムくんっ、ぁあぁ、頭っ、なな、なで、なでて……」

「ん? あぁ、よしよし……痛いの痛いの飛んでけー……かな?」

「えへへへへ」

靴を脱いでリビングに向かう途中、ミチの頭を撫でた。相変わらず毛量が多い、伸びるのもそれなりに早いようだし、そろそろ長さを整えてもいいのではないだろうか。

「レン、レンも撫でてやろうか?」

「髪崩れるからいい」

特にセットしている訳でもないくせに、と心の中でボヤく。まさか撫でられたくないのではなく、何かが理由で機嫌を損ねてしまっているのでは? 撫でてやろうかなんて上から目線の聞き方ではなく、撫でるべきだったのでは?

「みっちーまだ起きてる気?」

「み、みみ、見たい映画、あって」

「そっか。俺はもう風呂入って寝るから電気とか全部消してこいよ」

「お、ぉ、おやすみっ」

脱衣所に向かうレンを追いかけ、タオルなどを準備しているレンの頭を後ろから撫でる。

「うわびっくりした、何だよ」

「な、なでなで……?」

「何で疑問形なんだよ、いいって言っただろ」

「本当はして欲しいのかと思って……」

「俺そこまで面倒臭いつもりはねぇよ」

俺の目の前で躊躇いなく服を脱ぎ、俺好みに整えられた白い肢体を惜しげもなく晒す。

「レン、俺も一緒に入っていい?」

「お前は風呂まだいいだろ、後でいっぱい汗かくんだし。部屋で待っとけよ、すぐに風呂済ませて抱いてやる」

「あ……う、うん、待ってる」

照れてしまって思考がすぐに回らず、レンも汗をかくんじゃないかと思い付いた頃には彼はもう磨りガラスの向こうに行ってしまっていた。

「ふぅ……」

レンの私室に戻り、暇なので枕を抱き締めて顔を押し当てる。深く息を吸うとシャンプーの匂いがした、レンが使っているものだ。

「ほぐしとこうかな……」

ベッドの端に枕を置いて床に膝立ちになり、枕に顔をうずめてズボンと下着を脱ぐ。レンはローションをどこに置いていたかなと思い出しながら後孔に触れると、緩んだ穴からぬるりと粘ついた液体が溢れてきた。

「ひぁっ……!? あっ、センパイのか、やばいやばいやばいどうしよどうしよ」

俺が今日センパイに抱かれたことはレンも承知の上だろうが、中出しされた精液をそのままにして抱かれようとなんてしたら流石に怒るだろう。レンに嫉妬させて霊的エネルギーを溜めさせたらまた社長に嫌味を言われる。

「風呂はレン入ってるし……トイレ!」

精液を入れっぱなしで何時間も遊んでいた自分を蔑み、便器に座って脱いだ下着がカピカピになった白濁液で汚れているのに気付き、深いため息をついた。

「このパンツ見られんのもまずいな……レンの嫉妬のラインってよく分かんないし……マジでどうしよ」

精液をひり出すためにいきみ、緩んだ穴に指を入れて喘ぎながら掻き出す。

「んっ、ん……ふっ、んんっ、ぅ……!」

後孔をほじくると鳴るぐちゅぐちゅという音、便器に溜まった水に落ちる精液のぴちゃんという音、トイレという密室に響く自分の喘ぎ声、全て恥ずかしい。羞恥心が興奮を煽って陰茎が膨らむ。

「はぁっ……ぁ、あっ……んっ、ここ好きっ、ここ……」

いつの間にか後孔をほじくっている理由を忘れて前立腺を撫で転がし始め、甘えた声で喘ぎながら情けなく陰茎を揺らし、緩やかに絶頂を迎えた。

「ィ……くっ、ぅうぅっ!」

絶頂を求めて始めた訳ではなかったので、亀頭をトイレットペーパーで押えておくという対応が出来ず、ぴゅるぴゅると溢れた精液が膝下に引っかかっていた下着とズボンを汚した。

「はぁっ……はぁ…………ん? えっ、ぁ、やばっ……!」

慌てて陰茎と後孔をトイレットペーパーで拭い、下半身裸のまま洗面所に走って下着とズボンを洗った。下着の汚れはなかなか落ちそうになかったので一旦放置し、ズボンだけを洗濯機に入れた。

「よし……裸で待とう」

シャツも脱いで洗濯機に放り込み、全裸でレンの部屋に戻ってベッドに横たわった。裸であることをサプライズにしようと考え、毛布で身体を隠した。



レンの匂いに包まれて安心と興奮という矛盾した感覚と共にうとうとしていると扉が開き、飛び起きた。

「おかえりっ、レン!」

「おー、お待たせ……お前裸で待ってたのか?」

最近よく見た可愛らしい寝間着ではなく、グレーのスウェットを着ている。

「あっ、ぁー、毛布レンにめくってもらって、その時にびっくりしてもらおうと思ってたんだけど……」

「まぁびっくりはしたぜ、可愛いなお前は」

湯上がりの色気にあてられて身体が熱くなる。押し倒してもらおうと毛布を脱いでベッドの端に座ると、レンは俺の横を通り抜けてベッドに寝転がった。

「おやすみ」

「へっ……? レ、レンっ、俺のこと抱いてくれるって言ったじゃん、抱いてよ、俺もう抱かれる気満々なのにっ」

「あぁ、社長に霊体削って整えてもらっただろ? 異形化したのに慣れちまってたからさ、こっちにまた慣れたくて……幽体離脱して抱こうと思ってんだけど、ダメか?」

「全然いいよ! それならレン身体休められるもんな」

「ありがとよ。もう爪伸びてたりアレが二本生えてたりはしねぇからさ、まぁ普通にヤれると思うぜ」

「うん、おやすみ、レン……」

目を閉じたレンの頭を撫でる。レンが分裂する──違う、肉体から霊体が抜け出し、俺を抱き締めた。
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