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夢も現も知性はなくて
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乳首をくにくにと弄られて、乳頭に尖った舌や尻尾を押し込まれてぐりぐりと陥没した中に侵入される。胸から広がる電撃のような途絶えない快楽に連続で絶頂を続けていると、不意にシャルが俺の胸から口を離した。
「兄さんっ……そろそろ出そうです、しっかり全部飲んでくださいね」
インキュバスやサキュバスの腸壁や膣壁は人間と違って蠢くらしいし、快楽に反応する身体はシャルの性器を自分でも分かるくらいにきゅうきゅうと締め付け、腸壁で扱いていた。抜き挿しを全くしていなくても、シャルには口淫並の刺激があっただろう。
「ん、ぁあっ……らめっ、今出されたら、イっちゃう」
「……僕の射精で兄さんがイってくれるんですか?」
シャルの腰が無意識だろう微かな揺れを見せ、俺の体内を埋め尽くす性器がぶるっと震えた。
「ぅ、んっ……多分、イくから……ちょっと待って……」
シャルの両手が俺の腰を掴み、既に根元まで入っているというのに更に深くを目指すように自身の股間に押し付けさせた。ぐりぐりと腸壁を抉られる感覚に俺は身体を反らし、シャルに刺激を与えて射精を促してしまった。
「ん、ぁ、あっあぁああっ! 出てるっ、出てるぅっ……ぶるぶるしてっ……あぁっ、どくどくきてるぅっ、こんなのっ……イくっ……ぅ、ああっ!」
人間とは比べ物にならないインキュバスの射精はその勢いだけで何度か突かれる分の快楽を与え、ドロっとしたそれが体内を満たしていく感覚は例えようのない多幸感を与え、インキュバスである俺にとって最高の栄養である精液のその量と質は満腹感まで与えてくれる。
「は、ぁああっ……! しゅごいっ、シャルのしゅごいよぉ……」
「……本当にイっちゃいましたね。いいですよ、兄さん、インキュバスやサキュバスにとって性交中のオーガズムは魔力生成の補助になります、効率が良くなるんですよ。イけばイくほど足が早く治ります」
「おなかいっぱい……おいしかったぁ、シャルぅ、好き、好きぃっ……」
「聞いてますか? ふふ、まぁ、聞かなくても大丈夫ですよ。抜きますね」
萎えてもなお大きな陰茎は抜ける時にも腸壁を擦っていく。中のひだを数えるようにゆっくりと抜かれていくと、射精を禁止され勃起したままの俺の性器がぷるぷると揺れてしまう。
「ん、んっ……くぅうんっ……! んぁっ……は、ぁっ……あぁ、抜けちゃったぁ……」
「ほら、兄さん。ちゃんと全部飲めましたって僕に教えてください」
ベッドに仰向けに優しく寝かされ、穏やかな笑みをたたえたままそう言われ、数秒困惑する。ぽっかりと開いたままの後孔に寒さを感じ、ようやく気付いて挿入をねだった時のように尻肉を手で掴み、穴を拡げた。
「ご、ごちそうさま……でした?」
「…………はい、お粗末様でした。よく飲めましたね、兄さん」
隣に寝転がったシャルは俺の頭を撫でて微笑む。優しく扱われて愛されていることを実感して嬉しくなった俺は体を捻ってシャルに抱き着いた。シャルは驚いたような顔をしてしばらく動きを止めていたが、腕枕をするように俺の頭に腕を巻くと、もう片方の腕を背に回して強く強く抱き締めてきた。
「兄さんっ……! ずっと、ずっとこうしたかった。兄さん……何でも兄さんのお願い叶えてあげますからね、僕の精液でバカになってる兄さんの淫らなお願い全部全部ぜーんぶ僕が叶えてあげるんです。さぁ、兄さん……どんな夢が見たいですか?」
「……足、治った夢。立ちバックしたい」
「分かりました、もう少し詳しくお願いできますか?」
シャルの声を聞いていると段々と眠くなってくる。抱かれている時はこんなことにはならないのに。
「壁に手をつかされて、後ろから好き勝手にずんずん突いて欲しい……」
「乱暴にされたいんですか?」
「ん……乱暴にって言うか、なんて言うか……つい激しくなっちゃった、みたいな。で、その……突きながら、後ろから胸弄って欲しい」
「分かりました。ふふ……兄さんはそういうのが好きなんですね、可愛いです」
恥ずかしさで揺れていた頭の羽の皮膜を撫でられてゾクゾクと背中に寒気のフリをした快感が走る。頭や背や羽を撫でられて、俺はピクピクと身体を跳ねさせながら、シャルに導かれるままに夢の中に落ちていった。
「……立てますか、兄さん」
いつの間にか見知らぬ家の床に座り込んでいた俺はシャルに手を差し伸べられ、素直に手を取って立ち上がった。足は爪先まである、立てる。俺の体に欠損はない、夢はもう始まっているようだ。
「さ、兄さん、こっちに……」
しっかりと服を着込んだシャルに対し、俺は全裸。気恥しさを覚えつつ肩を押されるがままに進めば、窓の前。閉め切ったカーテンを開けたシャルは透明の大きな窓に俺を押し付ける。窓の外には大勢の人が居て、俺は頭のてっぺんから爪先まで一糸まとわぬ姿を見られてしまった。
「い、やっ……」
慌てて窓の傍から逃げようとするとシャルの手が背中を押さえて俺を窓に押し付けた。びたっと窓に張り付き、頬が平たく歪む。いや、それよりもまだ柔らかい薄桃色のままの乳首が冷たい窓に押し付けられて潰されていることの方が重要だ。そんな姿を大勢に見られているのだから。
「どうですか、兄さん。何十人の目の前で、兄さんが大好きな立ちバックでしてあげますよ?」
「か、カーテン、閉じて……俺、見られたいなんて一言も……」
「言ってませんね、知ってますよ。でも兄さんは見られるのが好きなはずです、大勢の人の前で辱められて興奮する淫乱のはずです。現実では兄さんは珍しい魔物なので人前に出るのは危険ですから、こんなことは出来ません。だから夢の中くらい楽しんでくださいね」
俺を見て眉を顰め、隣の人とヒソヒソと話している女性や、何故か笑って眺めている子供や、表情を誤魔化してはいるがズボンの下で性器を膨らませている男が居る。その反応は夢だからと割り切れないほどにリアルなものだ。
「やだぁっ、俺、見られるの嫌い!」
「ほら、腰突き出してくださいよ」
軽く開いていた俺の太腿の隙間からシャルの陰茎が覗く。下を向けば反り返った巨大な陰茎が俺のものを持ち上げて揺らしているのも、鈴口をヒクつかせてカウパーを垂らしているのも分かる。そのグロテスクとも言える様子をじっと見ていた俺はいつの間にかシャルに向けて尻を突き出していた。
「兄さんっ……そろそろ出そうです、しっかり全部飲んでくださいね」
インキュバスやサキュバスの腸壁や膣壁は人間と違って蠢くらしいし、快楽に反応する身体はシャルの性器を自分でも分かるくらいにきゅうきゅうと締め付け、腸壁で扱いていた。抜き挿しを全くしていなくても、シャルには口淫並の刺激があっただろう。
「ん、ぁあっ……らめっ、今出されたら、イっちゃう」
「……僕の射精で兄さんがイってくれるんですか?」
シャルの腰が無意識だろう微かな揺れを見せ、俺の体内を埋め尽くす性器がぶるっと震えた。
「ぅ、んっ……多分、イくから……ちょっと待って……」
シャルの両手が俺の腰を掴み、既に根元まで入っているというのに更に深くを目指すように自身の股間に押し付けさせた。ぐりぐりと腸壁を抉られる感覚に俺は身体を反らし、シャルに刺激を与えて射精を促してしまった。
「ん、ぁ、あっあぁああっ! 出てるっ、出てるぅっ……ぶるぶるしてっ……あぁっ、どくどくきてるぅっ、こんなのっ……イくっ……ぅ、ああっ!」
人間とは比べ物にならないインキュバスの射精はその勢いだけで何度か突かれる分の快楽を与え、ドロっとしたそれが体内を満たしていく感覚は例えようのない多幸感を与え、インキュバスである俺にとって最高の栄養である精液のその量と質は満腹感まで与えてくれる。
「は、ぁああっ……! しゅごいっ、シャルのしゅごいよぉ……」
「……本当にイっちゃいましたね。いいですよ、兄さん、インキュバスやサキュバスにとって性交中のオーガズムは魔力生成の補助になります、効率が良くなるんですよ。イけばイくほど足が早く治ります」
「おなかいっぱい……おいしかったぁ、シャルぅ、好き、好きぃっ……」
「聞いてますか? ふふ、まぁ、聞かなくても大丈夫ですよ。抜きますね」
萎えてもなお大きな陰茎は抜ける時にも腸壁を擦っていく。中のひだを数えるようにゆっくりと抜かれていくと、射精を禁止され勃起したままの俺の性器がぷるぷると揺れてしまう。
「ん、んっ……くぅうんっ……! んぁっ……は、ぁっ……あぁ、抜けちゃったぁ……」
「ほら、兄さん。ちゃんと全部飲めましたって僕に教えてください」
ベッドに仰向けに優しく寝かされ、穏やかな笑みをたたえたままそう言われ、数秒困惑する。ぽっかりと開いたままの後孔に寒さを感じ、ようやく気付いて挿入をねだった時のように尻肉を手で掴み、穴を拡げた。
「ご、ごちそうさま……でした?」
「…………はい、お粗末様でした。よく飲めましたね、兄さん」
隣に寝転がったシャルは俺の頭を撫でて微笑む。優しく扱われて愛されていることを実感して嬉しくなった俺は体を捻ってシャルに抱き着いた。シャルは驚いたような顔をしてしばらく動きを止めていたが、腕枕をするように俺の頭に腕を巻くと、もう片方の腕を背に回して強く強く抱き締めてきた。
「兄さんっ……! ずっと、ずっとこうしたかった。兄さん……何でも兄さんのお願い叶えてあげますからね、僕の精液でバカになってる兄さんの淫らなお願い全部全部ぜーんぶ僕が叶えてあげるんです。さぁ、兄さん……どんな夢が見たいですか?」
「……足、治った夢。立ちバックしたい」
「分かりました、もう少し詳しくお願いできますか?」
シャルの声を聞いていると段々と眠くなってくる。抱かれている時はこんなことにはならないのに。
「壁に手をつかされて、後ろから好き勝手にずんずん突いて欲しい……」
「乱暴にされたいんですか?」
「ん……乱暴にって言うか、なんて言うか……つい激しくなっちゃった、みたいな。で、その……突きながら、後ろから胸弄って欲しい」
「分かりました。ふふ……兄さんはそういうのが好きなんですね、可愛いです」
恥ずかしさで揺れていた頭の羽の皮膜を撫でられてゾクゾクと背中に寒気のフリをした快感が走る。頭や背や羽を撫でられて、俺はピクピクと身体を跳ねさせながら、シャルに導かれるままに夢の中に落ちていった。
「……立てますか、兄さん」
いつの間にか見知らぬ家の床に座り込んでいた俺はシャルに手を差し伸べられ、素直に手を取って立ち上がった。足は爪先まである、立てる。俺の体に欠損はない、夢はもう始まっているようだ。
「さ、兄さん、こっちに……」
しっかりと服を着込んだシャルに対し、俺は全裸。気恥しさを覚えつつ肩を押されるがままに進めば、窓の前。閉め切ったカーテンを開けたシャルは透明の大きな窓に俺を押し付ける。窓の外には大勢の人が居て、俺は頭のてっぺんから爪先まで一糸まとわぬ姿を見られてしまった。
「い、やっ……」
慌てて窓の傍から逃げようとするとシャルの手が背中を押さえて俺を窓に押し付けた。びたっと窓に張り付き、頬が平たく歪む。いや、それよりもまだ柔らかい薄桃色のままの乳首が冷たい窓に押し付けられて潰されていることの方が重要だ。そんな姿を大勢に見られているのだから。
「どうですか、兄さん。何十人の目の前で、兄さんが大好きな立ちバックでしてあげますよ?」
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「言ってませんね、知ってますよ。でも兄さんは見られるのが好きなはずです、大勢の人の前で辱められて興奮する淫乱のはずです。現実では兄さんは珍しい魔物なので人前に出るのは危険ですから、こんなことは出来ません。だから夢の中くらい楽しんでくださいね」
俺を見て眉を顰め、隣の人とヒソヒソと話している女性や、何故か笑って眺めている子供や、表情を誤魔化してはいるがズボンの下で性器を膨らませている男が居る。その反応は夢だからと割り切れないほどにリアルなものだ。
「やだぁっ、俺、見られるの嫌い!」
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