過労死で異世界転生したのですがサキュバス好きを神様に勘違いされ総受けインキュバスにされてしまいました

ムーン

文字の大きさ
182 / 604

そのこだわり他所で出してもらえませんか

しおりを挟む
椅子に座って肘置きに足をかけ、M字開脚をして勃起した性器とヒクヒクと震える後孔を晒す。その体勢のまま求められたのは自慰。だから陰茎を扱こうとしたのに、査定士は俺の手を掴んで止めた。

「……な、何? なんで?」

「おじさん……? どうして止めるんですか?」

「うーん……ここを弄って射精するのを見てもつまらないだろう? いや、もちろん録画ものの最高な景色だろうけど、ひとひねり欲しくないかい?」

そういえば録画機器らしいレコードアイという名の空飛ぶ眼球も俺を見つめている。俺の痴態はまた記録されるのだ、そう考えるとまた顔が熱くなる。

「……欲しいです。おじさんはどうひねろうと思ってるんですか?」

査定士は俺の映像をどうするつもりだろう。オナネタにするくらいなら本物の俺を抱けばいいし、彼が売り捌くとは考えにくい。まさか夜な夜な上映してワイン片手に眺めたり……しそうだなぁこの人。

「別の性感帯を刺激してもらおうかな。シャル、弟の君なら分かるだろう? サクの性器に次ぐ性感帯はどこかな?」

普通、弟は兄の性感帯を熟知していない。

「……胸、とか。あ、兄さんは口も好きですよ、耳も弱いです」

シャル、今の今まで俺以外に心を開いてこなかったくせに査定士に懐いてない? なんで? 嬉しいけど寂しいし妬ましい。

「口や耳を自分で弄るのは難しいだろうね……それじゃあ胸だけでしてもらおうかな。サク、始めて」

査定士は俺から一歩離れ、シャルの隣に立って俺を眺めた。俺は視線に顔を熱くさせながらも俯き、ぺったんこの胸を揉むように手で覆った。

「サク、顔を上げてもらわないと困るよ」

査定士が見たいのは俺の身体よりも羞恥に歪む顔だ、そう言われるのは予想が着いていた。俺はぎゅっと目を閉じたまま顔を上げ、目を開けて査定士がシャルの背後に立っているのを見た。なんで移動してるんだろう。

「続けて」

「は、はい……」

視線に膨らまされた乳首をきゅっと摘む。位置を確認するためにも一瞬下を向き、すぐに顔を上げた。査定士はシャルの脇の下から手を伸ばし、服の上から胸を揉みしだいていた。

「ゃ、めてっ……僕は、兄さんの物です……! 兄さんじゃないのに僕に触らないでくださいっ!」

「うーん、ならこう考えよう。私が触れているのは君じゃなく、君の服だ。君の服はいい生地だなと触っているだけだよ」

「なっ……! シャルに何してるんだよ!」

「何もなしで気持ち良くなるのは難しいだろう? だから興奮材料を与えてあげようと思ってね」

弟がオカズになってたまるか。

「ほら、よく見て、君の弟は可愛らしいだろう?」

シャルは俺と違って胸で強い快感を得ることはない。けれど人間にトラウマを持つシャルは人間である査定士に触れられるとビクンと身体を跳ねさせ、目を潤ませたり声を震わせたりする。可哀想だがその様は正直に言ってエロい。

「シャル……!」

弟、オカズになる。むしろフルコースだ。

「にぃ、さんっ……兄さん、僕で……興奮してくれるんですか?」

査定士への怯え、俺に性的な目で見られている喜び、その二つが混ざった表情はとても複雑でいて艶めかしい。

「あぁ……めちゃくちゃえろい。可愛いよ、シャル」

「嬉しい……! 嬉しいです、兄さん、嬉しいっ……!」

涙を零しながらの心底の笑顔は俺の胸と下腹をきゅんと疼かせた。俺は摘んだ自分の乳首に視線を落とし、ぷっくりと膨らんだ乳頭をピンっと指で弾いてみた。

「ひゃんっ……!」

誰かにされる時は連続でされてしまうのに、自分でやるとなると一回する度に手が止まってしまう。

「ゃ、んっ……! ぅ…………ぁんっ! ん……ひぁっ!」

「可愛いね。躊躇いながらも快楽に夢中になる様子はたまらないよ」

査定士による俺自身の説明を聞くのが嫌でまた俯いてしまう。

「おや、下を向いてしまったね」

「……僕を脱がしてください。兄さんは僕で興奮してくれますから、僕を見てくれるはずです」

「いいのかい? お兄さん以外には触られたくないんだろう?」

「…………僕は兄さんの物です。兄さんが望むなら誰に何されたって……」

カチャカチャと金具の擦れる音が聞こえて顔を上げるとシャルはベルトを外されていた。査定士はシャルを優しく押して俺の目の前に立たせ、下着をズラして陰茎を引っ張り出すと俺の顔の前に持ち上げた。

「お兄さんが大好きで健気な君にイタズラをするのは気が引ける。このくらいにしておくよ。サク、舐めてはいけないよ、頬擦りもダメだ、見るだけだからね」

座ったままでは舌を必死に伸ばしてもギリギリ届かない位置で揺らされる陰茎。その手首を超える太さを見ていると下腹が勝手に反応し、穴がぱくぱくと開く。

「んっ……ぁ、はっ、シャルっ……シャルぅ……」

甘美な匂いを嗅げば勝手に手が動く。硬く尖りきった乳首を摘んで伸ばして上下左右に倒し、興奮を高めていく。

「兄さん……兄さん、僕を見ながら自分で胸を弄るなんて、兄さんは淫乱ですね。僕のこれ、入れて欲しいんでしょう?」

査定士がゆっくりとシャルの背後から離れるとシャルは自分で自分の陰茎を持ち、俺の額に触れさせた。査定士が離れた途端に強気な笑顔を戻したシャルが愛おしい、頭を撫でてやりたい。

「そんなに舌を突き出して……しゃぶりたいんですか?」

だらしなく口を開けて突き出した舌を掴まれ、下に引っ張られる。舌を下に引っ張られて勝手に開いてしまった口に亀頭が押し付けられる。

「はぅっ……はぅうっ、ひゃ、ぅ……!」

ビンっと尖った乳首に爪を立ててぐりぐりと弄り、犬のように舌を垂らして呼吸を荒らげ、シャルの陰茎から放たれる淫靡な香りだけを吸い込み、肺を満たしていく。

「ふふ……可愛い、兄さん。ほら、イくところ僕に見せてください」

舌を離された俺は人差し指と親指で強く乳首を摘み、思い切り引っ張った。痛みに似た強い快楽に涙が零れ、腰が跳ねる。

「ひぁあぁああっ……! イくっ、乳首イくぅっ……!」

「兄さん、どうイくのか言えますか?」

「弟の前でぇっ、足開いてっ……弟オカズに乳首弄ってイきましゅぅっ! 見てっ、イくとこ見ててっ……シャル、イっ……く、ぅうっ!」

シャルに見られる羞恥と乳首をぎゅっと抓った快感で絶頂を迎え、腰をガクガクと揺らしながら精液を撒き散らす。その精液は俺の腹や太腿はもちろん、床やシャルの陰茎にもかかってしまった。

「いっぱい出しましたね、兄さん」

「シャル……シャル汚しちゃった、綺麗にするから……こっち来て?」

口を開けて唇の端に指を添え、軽く引っ張って口を大きく開く。シャルは言う通りに俺の方へ来てくれたが俺の口を閉じさせ、頬に陰茎を押し付けた。

「ありがとうございます、兄さん、少し拭かせてくださいね」

「ん、んぅうっ……」

しゃぶりたかったのに口を押えられて頬で自分の精液を拭われる。出したばかりの精液を頬にべっちょりと移された俺は頭羽を垂らし、瞳に不満を溜めてシャルを見上げた。

「今度は兄さんが汚れてしまいましたね、僕が綺麗にしてあげますよ」

シャルは床に膝をつき、俺の足をまた開かせて太腿に舌を這わせた。

「ひぁっ……!? シャルっ、な、何、何をっ……!」

「全部舐めとってあげます。普通に拭いたり洗い流したりしちゃもったいないじゃないですか」

長い舌が俺の太腿を這い回る、左右共にべろべろと舐め回されて微弱な快感を覚えさせられ、終わったという言葉と共に足の付け根にキスをされる頃には俺の陰茎はもうすっかり勃起していた。
しおりを挟む
感想 156

あなたにおすすめの小説

牛獣人の僕のお乳で育った子達が僕のお乳が忘れられないと迫ってきます!!

ほじにほじほじ
BL
牛獣人のモノアの一族は代々牛乳売りの仕事を生業としてきた。 牛乳には2種類ある、家畜の牛から出る牛乳と牛獣人から出る牛乳だ。 牛獣人の女性は一定の年齢になると自らの意思てお乳を出すことが出来る。 そして、僕たち家族普段は家畜の牛の牛乳を売っているが母と姉達の牛乳は濃厚で喉越しや舌触りが良いお貴族様に高値で売っていた。 ある日僕たち一家を呼んだお貴族様のご子息様がお乳を呑まないと相談を受けたのが全ての始まりー 母や姉達の牛乳を詰めた哺乳瓶を与えてみても、母や姉達のお乳を直接与えてみても飲んでくれない赤子。 そんな時ふと赤子と目が合うと僕を見て何かを訴えてくるー 「え?僕のお乳が飲みたいの?」 「僕はまだ子供でしかも男だからでないよ。」 「え?何言ってるの姉さん達!僕のお乳に牛乳を垂らして飲ませてみろだなんて!そんなの上手くいくわけ…え、飲んでるよ?え?」 そんなこんなで、お乳を呑まない赤子が飲んだ噂は広がり他のお貴族様達にもうちの子がお乳を飲んでくれないの!と言う相談を受けて、他のほとんどの子は母や姉達のお乳で飲んでくれる子だったけど何故か数人には僕のお乳がお気に召したようでー 昔お乳をあたえた子達が僕のお乳が忘れられないと迫ってきます!! 「僕はお乳を貸しただけで牛乳は母さんと姉さん達のなのに!どうしてこうなった!?」 * 総受けで、固定カプを決めるかはまだまだ不明です。 いいね♡やお気に入り登録☆をしてくださいますと励みになります(><) 誤字脱字、言葉使いが変な所がありましたら脳内変換して頂けますと幸いです。

男子高校に入学したらハーレムでした!

はやしかわともえ
BL
閲覧ありがとうございます。 ゆっくり書いていきます。 毎日19時更新です。 よろしくお願い致します。 2022.04.28 お気に入り、栞ありがとうございます。 とても励みになります。 引き続き宜しくお願いします。 2022.05.01 近々番外編SSをあげます。 よければ覗いてみてください。 2022.05.10 お気に入りしてくれてる方、閲覧くださってる方、ありがとうございます。 精一杯書いていきます。 2022.05.15 閲覧、お気に入り、ありがとうございます。 読んでいただけてとても嬉しいです。 近々番外編をあげます。 良ければ覗いてみてください。 2022.05.28 今日で完結です。閲覧、お気に入り本当にありがとうございました。 次作も頑張って書きます。 よろしくおねがいします。

性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました

まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。 性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。 (ムーンライトノベルにも掲載しています)

穏やかに生きたい(隠れ)夢魔の俺が、癖強イケメンたちに執着されてます。〜平穏な学園生活はどこにありますか?〜

春凪アラシ
BL
「平穏に生きたい」だけなのに、 癖強イケメンたちが俺を狙ってくるのは、なぜ!? トラブルを避ける為、夢魔の血を隠して学園生活を送るフレン(2年)。 彼は見た目は天使、でも本人はごく平凡に過ごしたい穏健派。
なのに、登校初日から出会ったのは最凶の邪竜後輩(1年)!? 
他にも幼馴染で完璧すぎる優等生騎士(3年)に、不良だけど面倒見のいい悪友ワーウルフ(同級生)まで……なぜか異種族イケメンたちが次々と接近してきて―― 運命の2人を繋ぐ「刻印制度」なんて知らない! 恋愛感情もまだわからない! 
それでも、騒がしい日々の中で、少しずつ何かが変わっていく。 個性バラバラな異種族イケメンたちに囲まれて、フレンの学園生活は今日も波乱の予感!? 
甘くて可笑しい、そして時々執着も見え隠れする 愛され体質な主人公の青春ファンタジー学園BLラブコメディ! 毎日更新予定!(番外編は更新とは別枠で不定期更新) 基本的にフレン視点、他キャラ視点の話はside〇〇って表記にしてます!

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

寝てる間に××されてる!?

しづ未
BL
どこでも寝てしまう男子高校生が寝てる間に色々な被害に遭う話です。

一人の騎士に群がる飢えた(性的)エルフ達

ミクリ21
BL
エルフ達が一人の騎士に群がってえちえちする話。

俺、転生したら社畜メンタルのまま超絶イケメンになってた件~転生したのに、恋愛難易度はなぜかハードモード

中岡 始
BL
ブラック企業の激務で過労死した40歳の社畜・藤堂悠真。 目を覚ますと、高校2年生の自分に転生していた。 しかも、鏡に映ったのは芸能人レベルの超絶イケメン。 転入初日から女子たちに囲まれ、学園中の話題の的に。 だが、社畜思考が抜けず**「これはマーケティング施策か?」**と疑うばかり。 そして、モテすぎて業務過多状態に陥る。 弁当争奪戦、放課後のデート攻勢…悠真の平穏は完全に崩壊。 そんな中、唯一冷静な男・藤崎颯斗の存在に救われる。 颯斗はやたらと落ち着いていて、悠真をさりげなくフォローする。 「お前といると、楽だ」 次第に悠真の中で、彼の存在が大きくなっていき――。 「お前、俺から逃げるな」 颯斗の言葉に、悠真の心は大きく揺れ動く。 転生×学園ラブコメ×じわじわ迫る恋。 これは、悠真が「本当に選ぶべきもの」を見つける物語。 続編『元社畜の俺、大学生になってまたモテすぎてるけど、今度は恋人がいるので無理です』 かつてブラック企業で心を擦り減らし、過労死した元社畜の男・藤堂悠真は、 転生した高校時代を経て、無事に大学生になった―― 恋人である藤崎颯斗と共に。 だが、大学という“自由すぎる”世界は、ふたりの関係を少しずつ揺らがせていく。 「付き合ってるけど、誰にも言っていない」 その選択が、予想以上のすれ違いを生んでいった。 モテ地獄の再来、空気を読み続ける日々、 そして自分で自分を苦しめていた“頑張る癖”。 甘えたくても甘えられない―― そんな悠真の隣で、颯斗はずっと静かに手を差し伸べ続ける。 過去に縛られていた悠真が、未来を見つめ直すまでの じれ甘・再構築・すれ違いと回復のキャンパス・ラブストーリー。 今度こそ、言葉にする。 「好きだよ」って、ちゃんと。

処理中です...