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朝帰りはまずいかも
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朝まで続いたネメスィとの非常にゆっくりなセックスで俺は腰が砕けていた。自室に帰るためベッドから下りてすぐに床に座り込んだ。
「……サク、平気か?」
「あ、足も、腰もっ……ガクガクする。あんなにゆっくりするから……まだ敏感で、歩けない……ネメスィのバカ」
「ふ……悪かったな」
ぽんぽんと俺の頭を撫でると床に脱ぎ散らかした俺の服を持ってきてくれた。
「ほら、着ろ」
「ん……」
ネメスィに手伝われて服を着る。ネメスィに支えられて立ち上がる。尻尾を出す穴の下の留め具が外れていたようで、露出した尻を軽く撫でられる。
「お前の淫乱さを示すような服だな」
「そんな、言い方……」
「もう発情したのか? さっき出してやったばかりだ。ほら、早く夫の元へ帰ってやるんだな」
「う、ん……」
ネメスィの腕に掴まって扉まで進む。後は壁を支えにすればいい、扉を開ける前にネメスィと短いキスをして、一人で廊下に出た。
「じゃあまた、ネメスィ。愛してる」
「……あぁ、俺も。愛してる、サク」
覚束無い足取りで静かな廊下を歩き、俺達の寝室に入る。アルマはベッドでぐっすりと眠っていたが、シャルは居ない。
「シャル……?」
毛布をめくっても見つからない。まさか俺を探して書庫に? 妙に懐いていたし査定士のところかも──あぁ、それはなんだか気に入らないな、胸がジリジリする。
探しにいこうと踵を返したその時、ベッドの下から伸びた白く細い手に足首を掴まれ、あまりにホラーなその状況に悲鳴を上げた。
「そんなに叫ばないでくださいよ、兄さん……」
ベッドの下からずるりと這い出てきたのはシャルだ。
「か、変わった寝相だな」
「兄さんを驚かせようと思って待ってたんです」
「そうか……大成功だな、んぅっ!? ん、んむっ……」
安心と呆れのため息をついていると顎を掴まれ、強引にキスされる。インキュバス特有の長い舌を絡め合い、互いの味を確認する。
「兄さんっ、にぃさん……」
蕩けた紫の瞳には濃いハートが浮かんでおり、シャルの理性が失われつつあることを示している。舌が溶け合ってしまいそうだから、息が苦しくなったから、そんな理由で首を振ってキスから逃れようとすればシャルの頭羽が頬に添えられ、正面を向かされる。
「しゃ、るっ……んぅっ、む、んぅううっ……!」
長い舌は喉の奥まで舐め回す。すっかり性器になってしまった口内や食道を長時間責められた俺は下着を濡らした。
「ん、ん……んぅっ!? ん、ふっ、ぁ、シャルっ、シャル……そこっ、だめ……ひぁあっ!」
シャルの尻尾がズボンの中に入って陰茎に巻きつき、濡れた亀頭を尻尾の先端のハートで撫で回す。慌ててキスから逃れて静止を叫ぼうとしたが、シャルの尻尾は構わず尿道を犯した。
「ぁ、あっ……ひぁあっ! あぁ、ずるずる入って……ひっ、ィ……くぅっ!」
亀頭の下に巻かれた尻尾は尿道を僅かに歪めていて、尻尾が中を通るといつもより強い快感があった。尻尾が体内に到達し、前立腺の位置をぐりぐりと弄り始めると体が跳ねた。
「ひぁあっ!? ぁうっ、ぁ、んんっ! イくっ! イったぁっ! イったのぉっ!」
「兄さん……可愛いですよ」
尻尾が栓になった先走りの汁が尻尾の抜き挿しに合わせて飛び散る。精液を潤滑油代わりにぐぢゅぐぢゅ音を立てて尿道を犯され、俺は絶頂の途切れを失った。
「ねぇ兄さん……昨晩は誰に抱かれていたんですか? ネメスィさん? カタラさん? それともおじさんですか? あんな大声出したらみんな眠れませんよ……兄さんったら」
「ご、ごめっ、ごめんなひゃっ、んぅゔっ! ん、ぅ、ぁうっ、うぅっ……!」
シャルは両手で俺の顔を包むように掴み、口内に親指を突っ込んだ。シャルの指を噛まないようにと必死に口を開け、唾液を垂れ流して舌を弄られる快感に酔う。
「アルマさんは部屋を探して乗り込もうとしたんですよ。でも、兄さんの気持ちを尊重してあげたかったみたいです。兄さんったら夫の前で他の男とキスしてたじゃないですか、だから、浮気を止めたら嫌われるんじゃないかって……ふふ、ふふふっ、本当に、情けない顔して……雄のオーガがあんな顔……ふふふふ、兄さんったら本当にすごい人ですね」
舌を弄ばれながら尿道を犯され、拙い嬌声を上げる。快感に涙目になりながら、俺はシャルの楽しそうな顔を見て幸せな気分になっていた。
「でも、兄さんの気持ちよさそうな声を聞いているのは耐えられなかったみたいで……アルマさん、僕に眠らせてくれって頼んだんです。今はぐっすりですよね? アルマさんの思い通りに動くよう設定した兄さんを夢に出してますけど……ふふ、楽しそう。このまま夢に溺れてくれたら楽なんですけどね」
「ひゃ、うぅっ……」
「なんですか? 兄さん。僕を置いて他の男とセックスして、その声を一晩中聞かせた酷い兄さん……兄さん、ねぇ兄さん、僕も兄さんのお尻叩けますよ、オーガくらいの力でお腹を押さえたりもできます。夢の中ならカタラさんみたいに兄さんをめちゃくちゃにしてあげられます……兄さん、僕だけじゃダメですか?」
親指が口内から抜けた。けれど口の中には異物感が残っており、舌も疲れて上手く動かせない。
「しゃ、る……しゃる、に、叩かれるのは……なんか、ちぁう」
シャルは戸惑ったような顔をして俺の唾液にまみれたままの手で俺の尻を叩いた。
「ひゃんっ!」
「ぁ……」
すぐに不安げな顔に変わり、すまなさそうに俺の顔を覗き込む。もう一度俺を叩く形にした右手は震えている。
「ほら……シャル、慣れないことはしない方がいい。シャルが好きな俺のいじめ方はこういうのじゃないだろ? それにさ、アイツらの好きなとこセックスの技術とかじゃないし……俺はみんなで仲良くしたいな、ダメか?」
シャルは震える手を太腿の横に垂らして尻尾を俺の尿道から抜くと、まん丸な紫色の瞳に涙を浮かべた。
「ひぁああっ……! ぁ、はぁっ、シャル……シャル、俺はな、もう少しお前に社交的になって欲しい。俺以外の奴と過ごす楽しさを知って欲しいんだ」
「…………僕、兄さんだけが好きです。兄さんの幸せそうな顔を見ていたい……だから、頑張ります」
「そうか……! よしよし、いい子いい子」
「………………でも、どうしてもダメだったら、兄さんだけでもいいですか……?」
「あぁ、いいよ。でもきっと話してて楽しい人が見つかるはずだから挑戦はしてくれ、ダメだったら俺に甘えてくれたらいいから。ずっと構ってやるのは難しいけど、シャルに構ってやれなくなるとお兄ちゃん寂しい」
愛らしい童顔の頬を撫でて涙を拭う。昨晩は俺の声をずっと聞いていて眠れていなかったらしいので、ベッドに横たわらせて胸をトントンと叩いて寝かしつけてやった。
「……おやすみなさい、兄さん」
「あぁ、おやすみ」
「あ……術、解いておきますね」
ようやく射精禁止の術が解けるかと胸が踊ったが、シャルはほのかに光った手をアルマにかざし、俺には何もせずに目を閉じた。
「えっ? シャル? あの、俺の術は? 俺、そろそろ射精したいんだけど……なぁ、もう腹いっぱいだしさ、大丈夫だって、一回くらい出させてくれよ……シャル? 寝たフリだろ絶対! 顔ぴくぴくしてるんだよ! 笑いそうなんだろ!」
お兄ちゃん、シャルをそんな子に育てた覚えはない。そもそも育てた事実がないけれど。
「ん……? あぁ、サク……戻っていたのか、おはよう」
「あ、おはようアルマ」
アルマはベッドの上に足を伸ばして座ったまましばらく動かなかった。巨体は血が巡るにも時間がかかるのだろう。
「…………サク」
「何?」
「……昨晩は楽しかったか?」
はっきりと開いたアルマの金色の瞳からは微かに怒りが見て取れた。
「いや、なんでもない……それよりサク、朝食が欲しくはないか?」
片手で腹を掴まれて持ち上げられ、座ったままのアルマの太腿に乗せられる。腹を掴んだままの手に力が入り、親指を腹にぐりぐりと沈まされ、体内の性感帯を体外から刺激され、甘い吐息が漏れる。
「…………俺以外の記憶が飛ぶくらい、たっぷり食わせてやる」
腹を片手で握ったまま後孔に性器をあてがわれ、下腹がきゅんきゅんと疼いた。
「……サク、平気か?」
「あ、足も、腰もっ……ガクガクする。あんなにゆっくりするから……まだ敏感で、歩けない……ネメスィのバカ」
「ふ……悪かったな」
ぽんぽんと俺の頭を撫でると床に脱ぎ散らかした俺の服を持ってきてくれた。
「ほら、着ろ」
「ん……」
ネメスィに手伝われて服を着る。ネメスィに支えられて立ち上がる。尻尾を出す穴の下の留め具が外れていたようで、露出した尻を軽く撫でられる。
「お前の淫乱さを示すような服だな」
「そんな、言い方……」
「もう発情したのか? さっき出してやったばかりだ。ほら、早く夫の元へ帰ってやるんだな」
「う、ん……」
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「じゃあまた、ネメスィ。愛してる」
「……あぁ、俺も。愛してる、サク」
覚束無い足取りで静かな廊下を歩き、俺達の寝室に入る。アルマはベッドでぐっすりと眠っていたが、シャルは居ない。
「シャル……?」
毛布をめくっても見つからない。まさか俺を探して書庫に? 妙に懐いていたし査定士のところかも──あぁ、それはなんだか気に入らないな、胸がジリジリする。
探しにいこうと踵を返したその時、ベッドの下から伸びた白く細い手に足首を掴まれ、あまりにホラーなその状況に悲鳴を上げた。
「そんなに叫ばないでくださいよ、兄さん……」
ベッドの下からずるりと這い出てきたのはシャルだ。
「か、変わった寝相だな」
「兄さんを驚かせようと思って待ってたんです」
「そうか……大成功だな、んぅっ!? ん、んむっ……」
安心と呆れのため息をついていると顎を掴まれ、強引にキスされる。インキュバス特有の長い舌を絡め合い、互いの味を確認する。
「兄さんっ、にぃさん……」
蕩けた紫の瞳には濃いハートが浮かんでおり、シャルの理性が失われつつあることを示している。舌が溶け合ってしまいそうだから、息が苦しくなったから、そんな理由で首を振ってキスから逃れようとすればシャルの頭羽が頬に添えられ、正面を向かされる。
「しゃ、るっ……んぅっ、む、んぅううっ……!」
長い舌は喉の奥まで舐め回す。すっかり性器になってしまった口内や食道を長時間責められた俺は下着を濡らした。
「ん、ん……んぅっ!? ん、ふっ、ぁ、シャルっ、シャル……そこっ、だめ……ひぁあっ!」
シャルの尻尾がズボンの中に入って陰茎に巻きつき、濡れた亀頭を尻尾の先端のハートで撫で回す。慌ててキスから逃れて静止を叫ぼうとしたが、シャルの尻尾は構わず尿道を犯した。
「ぁ、あっ……ひぁあっ! あぁ、ずるずる入って……ひっ、ィ……くぅっ!」
亀頭の下に巻かれた尻尾は尿道を僅かに歪めていて、尻尾が中を通るといつもより強い快感があった。尻尾が体内に到達し、前立腺の位置をぐりぐりと弄り始めると体が跳ねた。
「ひぁあっ!? ぁうっ、ぁ、んんっ! イくっ! イったぁっ! イったのぉっ!」
「兄さん……可愛いですよ」
尻尾が栓になった先走りの汁が尻尾の抜き挿しに合わせて飛び散る。精液を潤滑油代わりにぐぢゅぐぢゅ音を立てて尿道を犯され、俺は絶頂の途切れを失った。
「ねぇ兄さん……昨晩は誰に抱かれていたんですか? ネメスィさん? カタラさん? それともおじさんですか? あんな大声出したらみんな眠れませんよ……兄さんったら」
「ご、ごめっ、ごめんなひゃっ、んぅゔっ! ん、ぅ、ぁうっ、うぅっ……!」
シャルは両手で俺の顔を包むように掴み、口内に親指を突っ込んだ。シャルの指を噛まないようにと必死に口を開け、唾液を垂れ流して舌を弄られる快感に酔う。
「アルマさんは部屋を探して乗り込もうとしたんですよ。でも、兄さんの気持ちを尊重してあげたかったみたいです。兄さんったら夫の前で他の男とキスしてたじゃないですか、だから、浮気を止めたら嫌われるんじゃないかって……ふふ、ふふふっ、本当に、情けない顔して……雄のオーガがあんな顔……ふふふふ、兄さんったら本当にすごい人ですね」
舌を弄ばれながら尿道を犯され、拙い嬌声を上げる。快感に涙目になりながら、俺はシャルの楽しそうな顔を見て幸せな気分になっていた。
「でも、兄さんの気持ちよさそうな声を聞いているのは耐えられなかったみたいで……アルマさん、僕に眠らせてくれって頼んだんです。今はぐっすりですよね? アルマさんの思い通りに動くよう設定した兄さんを夢に出してますけど……ふふ、楽しそう。このまま夢に溺れてくれたら楽なんですけどね」
「ひゃ、うぅっ……」
「なんですか? 兄さん。僕を置いて他の男とセックスして、その声を一晩中聞かせた酷い兄さん……兄さん、ねぇ兄さん、僕も兄さんのお尻叩けますよ、オーガくらいの力でお腹を押さえたりもできます。夢の中ならカタラさんみたいに兄さんをめちゃくちゃにしてあげられます……兄さん、僕だけじゃダメですか?」
親指が口内から抜けた。けれど口の中には異物感が残っており、舌も疲れて上手く動かせない。
「しゃ、る……しゃる、に、叩かれるのは……なんか、ちぁう」
シャルは戸惑ったような顔をして俺の唾液にまみれたままの手で俺の尻を叩いた。
「ひゃんっ!」
「ぁ……」
すぐに不安げな顔に変わり、すまなさそうに俺の顔を覗き込む。もう一度俺を叩く形にした右手は震えている。
「ほら……シャル、慣れないことはしない方がいい。シャルが好きな俺のいじめ方はこういうのじゃないだろ? それにさ、アイツらの好きなとこセックスの技術とかじゃないし……俺はみんなで仲良くしたいな、ダメか?」
シャルは震える手を太腿の横に垂らして尻尾を俺の尿道から抜くと、まん丸な紫色の瞳に涙を浮かべた。
「ひぁああっ……! ぁ、はぁっ、シャル……シャル、俺はな、もう少しお前に社交的になって欲しい。俺以外の奴と過ごす楽しさを知って欲しいんだ」
「…………僕、兄さんだけが好きです。兄さんの幸せそうな顔を見ていたい……だから、頑張ります」
「そうか……! よしよし、いい子いい子」
「………………でも、どうしてもダメだったら、兄さんだけでもいいですか……?」
「あぁ、いいよ。でもきっと話してて楽しい人が見つかるはずだから挑戦はしてくれ、ダメだったら俺に甘えてくれたらいいから。ずっと構ってやるのは難しいけど、シャルに構ってやれなくなるとお兄ちゃん寂しい」
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「……おやすみなさい、兄さん」
「あぁ、おやすみ」
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お兄ちゃん、シャルをそんな子に育てた覚えはない。そもそも育てた事実がないけれど。
「ん……? あぁ、サク……戻っていたのか、おはよう」
「あ、おはようアルマ」
アルマはベッドの上に足を伸ばして座ったまましばらく動かなかった。巨体は血が巡るにも時間がかかるのだろう。
「…………サク」
「何?」
「……昨晩は楽しかったか?」
はっきりと開いたアルマの金色の瞳からは微かに怒りが見て取れた。
「いや、なんでもない……それよりサク、朝食が欲しくはないか?」
片手で腹を掴まれて持ち上げられ、座ったままのアルマの太腿に乗せられる。腹を掴んだままの手に力が入り、親指を腹にぐりぐりと沈まされ、体内の性感帯を体外から刺激され、甘い吐息が漏れる。
「…………俺以外の記憶が飛ぶくらい、たっぷり食わせてやる」
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