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入店テストはもちろん満点
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馬車の床に押し倒され、首を舐められ胸をまさぐられる。乱暴に押し倒された振動が伝わったのもあって、俺はすぐに甲高い声を上げた。
「んっ、ぁ、首っ……んゃっ、ぁ、乳首、乳首つまんで……ひぁあんっ! そぉっ、それすきっ、もっとぉ!」
首に吸い付く男の頭に腕を回そうとしたが、別の男が彼の髪を掴んで頭を持ち上げた。
「バカ! 商品になるかもっつってんのにアザつけようとすんな!」
「あ……す、すいません、なんか……我を失ってて」
「どけ、俺がテストする」
キスマークをつけるのをやめさせた男は彼らの中で一番いい立場なのだろう。彼は部下をどかせると性器を露出させた。
「……なんかついてる」
「気になるか? どんな女も男もこれでヤってやったらすぐに落ちる。お前はどうかな」
彼の陰茎には銀色の丸い突起が大量に並んでいた。真珠入り……なら前世でも聞いたが、アレは皮下に埋め込むはず。ならこれはピアスか?
「ピアスですか? ちょっと待って……入れる前に見たい」
「興味津々だな。ちょっと胸触られただけであれだけ喘ぐんだ、お前、相当な淫乱だろ」
「否定はしませんけど……わ、ボコボコしてる」
突起の感触を指と手のひらと舌で楽しんでいると男に髪を掴まれて離された。
「とっとと入れさせろ」
本番前に出してしまいそうだったんだなと彼の表情から読み取る。そうなったら部下達に顔が立たないだろう、仕方ないから抱かれてやるか。
「はい……入れてください」
汚いなと思いつつも床に寝転がり、尻肉を掴んで穴を拡げる。男はじっと穴を見つめながら指で縁を擦った。
「んっ……ぅ、早く、入れてくださいよ……」
「男のくせにこんなに濡れるんだな、変わった奴だ」
まずい、それは多分インキュバスの特徴だ。
「はっ、早く入れてぇっ……お願い、そのつぶつぶと早くしたくてお腹きゅんきゅんしてるからぁっ……早くぅ」
「……可愛い奴だな、気に入った」
銀の突起がある陰茎があてがわれる。
「ぁっ……早く、早くぅ……」
「店に入れた後も面倒見てやるよ」
「あっ……くるっ、くるっ……ひぁあっ! ぁああっ……きたっ、ん、ぁ……あっ、つぶつぶしてる……」
……期待値高過ぎたな。人間がどれだけ手を加えてもオーガやインキュバスの陰茎には勝てない。そりゃ並の人間よりは気持ちいい、場数も踏んでいるだろうし、でも期待値が高過ぎた、それしか言えない。
「んぁっ! あぁっ……ひぁあんっ! きもちぃっ、つぶつぶ、擦れてっ……きもちぃよぉっ、もっと、もっとぉっ」
男は俺の腰を持ち上げずに突いている。上から叩き込まれるように挿入されると腰に響きやすくて絶頂しまくったかもしれないが、この突き方なら十分媚びを売れる。
「はっ、はっ……やばい、クソ、よすぎる……」
「あぁんっ、んぅっ……ピアスすごいっ、きもちぃっ、もっと早くぅっ、奥まで擦ってぇ」
「もう、出るっ……!」
とぷっ……と腸内で射精される。萎えていてもピアスは変わらないため抜ける瞬間まで気持ちよかった。
「ふぅ……合格だな、あの店に入れる。喜べ、王室関係者や軍人御用達の会員制BARだ」
「ねぇ、もっかい……」
「は……? 正気かお前。とんでもないのを拾ったな……えーと、しっかり稼げ。頑張っていたらまた抱いてやるよ」
もう勃たないだけだろ根性無しめ。
「ほら、到着したぞ。着いてこい」
「えっ、ちょっ……服っ」
「後でやる、来い」
裸のまま馬車の外に出され、人通りがないとはいえ全裸で街中に立っている羞恥心で顔が熱くなる。店の裏口らしきところからバックヤードに入り、店長らしき人物と男の会話を眺める。
「上玉だぞ。俺の部下をキスだけでイかせて、胸も尻も開発済み。俺が抱いても二回目をねだる体力と淫乱さを持っている」
「嘘くさいなぁ……まぁ、可愛い子ですし、あなたの紹介ですからね、もちろん受け入れますよ」
店長は訝しげな顔をしながらもサインをし、その他書類を持って奥の部屋へ向かった。再び男と二人きりになり、特に見るものがない部屋なので男の顔を眺める。
「……お前が稼いだら抱いてやるからそんな目で見るな」
俺はそんな物欲しそうな顔をしていたのか? 納得が行かず鏡を眺めていると店長が桃色の髪をした少年と共に戻ってくる。
「確かに。契約成立だ、それじゃ、売り上げの……」
「はいはい、分かってますよ」
書類片手に難しそうな話をする男と店長を眺めていると少年がこちらに来る。髪は桃色だが目と眉は黒い、可愛らしい顔立ちだが俺の弟の方が可愛い。
「新入りとか久しぶりだなぁ~、俺、君の教育係、なんでも聞いて。あ、君名前は?」
「先輩なんですね……あ、名前は、名前、えっと」
サクと正直に言っていいものだろうか。俺は一度オークションに出品されている、顔は変えられないので仕方ないが、本名を名乗ってもいいのだろうか。
「あ、もしかして名前ない感じ? 俺もそうだったから気にしなくていいよ」
戸籍がない……とか? まぁ確かに俺には戸籍がないな、魔物だもん。
「じゃあ適当に名前決めようか、今日の空は……んー」
先輩は窓から夜空を見上げている。今日は月が見えない。そういえば異世界なのに月とか太陽とか一緒なんだよな、不思議だ。
「月ないなぁ、ほっそり具合で決めようと思ったのに」
「……あ、新月なら朔でどうですか?」
「サク? 可愛いじゃん、新月に関係あんのか知らないけど」
関係どころかそのままの意味なんだよな。朔は新月、望は満月だ。
……って結局名前そのままにしちゃったけど本当に大丈夫かな。
「おい、とっとと連れてけ。しっかり教育しろよ」
いつの間にか男は店を出ており、途端に態度が大きくなった店長が先輩に言った。先輩は俺の手を掴み、店長に頭を下げてから部屋を出た。
「まず風呂な。その次は教育……ちょっと体触るぞ。その後はゆっくりお休みだ」
狭い浴室に連れられ、シャワーの使い方を説明される。戸籍のない路地裏育ちだと思われているだろうから大人しく聞いておこう。
「一人で入れそうか?」
「はい、大丈夫です。ありがとうございます」
先輩は浴室を出る前に俺の太腿をじっと見つめて言った。
「……お前、テストとか言って輪姦されなかったのか? 中出しされてないよな」
「あ……えっと、全部飲みました」
インキュバスの俺は精液を吸収してしまう。そこからバレる危険もありそうだ、気を付けなければ。
「えー……じゃあ吐くか? 一人で吐ける? 俺が吐かせようか?」
「あ、大丈夫です大丈夫です……ありがとうございます」
先輩は何かあったら呼べと言って浴室を出た。きっと外で待ってくれているのだろう。気持ち早めに体を清める。風呂を上がるとペラペラのバスローブらしき物を着せられ、また手を繋がれる。
「給料出たら服買えるからな、お客さんがくれたりもするけど……だいたい変な服だからなー」
先輩は無地の白いシャツと黒いスラックスを履いている。異世界でもシャツとかスラックスって言うのか知らないけど、形は同じだ。デザインはシンプルだが生地は高級そうに見える。
「俺とお前の寝床ここな、基本は二人一組で部屋とか使うし、慣れるまでは接客とかも一緒にするぞ。今まで男の子奇数でさ、俺一人部屋で寂しかったんだよー」
「そうなんですか……」
部屋にはペラペラの布団とシングルベッドが並んでいる。床には装身具や服などが散らばっている。
「あ、給料出たらベッド買えるからな」
「はぁ……」
「それまでは一緒に寝るか? 床硬いしそれペラッペラだしさ、な、一緒に寝よっ」
人懐っこくニコニコと笑っているのは可愛らしい、シャルほどじゃないけど。
「じゃあ……えっと、教育な。お客さんに触られても嫌がらないように、痛がったりもしないように、ちょっと……その、穴とか拡げるから」
ベッドに仰向けに寝るよう言われ、その通りにして足を開く。先輩もベッドに乗って僅かに軋む。
「……俺、何度も男に抱かれてますけど」
「そう? まぁ一応な、ここの客変態多いからさ」
先輩はイボだらけで歪な形の大きな張形を持った。
「このくらい入れられないとキツいからさ、頑張って」
顔の横でシーツをきゅっと握り、張形が後孔の縁に添えられるのを見つめる。
「……怖いよな。でも、慣れてくれ。慣らさずに潤滑剤もなしで突っ込む奴、たまに居るから」
俺が目を潤ませ震わせていたのは歪で大きなモノを挿入されることへの期待だ。けれど新人らしさを出すためにぎゅっと目を閉じた。
「んっ、ぁ、首っ……んゃっ、ぁ、乳首、乳首つまんで……ひぁあんっ! そぉっ、それすきっ、もっとぉ!」
首に吸い付く男の頭に腕を回そうとしたが、別の男が彼の髪を掴んで頭を持ち上げた。
「バカ! 商品になるかもっつってんのにアザつけようとすんな!」
「あ……す、すいません、なんか……我を失ってて」
「どけ、俺がテストする」
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「……なんかついてる」
「気になるか? どんな女も男もこれでヤってやったらすぐに落ちる。お前はどうかな」
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「ピアスですか? ちょっと待って……入れる前に見たい」
「興味津々だな。ちょっと胸触られただけであれだけ喘ぐんだ、お前、相当な淫乱だろ」
「否定はしませんけど……わ、ボコボコしてる」
突起の感触を指と手のひらと舌で楽しんでいると男に髪を掴まれて離された。
「とっとと入れさせろ」
本番前に出してしまいそうだったんだなと彼の表情から読み取る。そうなったら部下達に顔が立たないだろう、仕方ないから抱かれてやるか。
「はい……入れてください」
汚いなと思いつつも床に寝転がり、尻肉を掴んで穴を拡げる。男はじっと穴を見つめながら指で縁を擦った。
「んっ……ぅ、早く、入れてくださいよ……」
「男のくせにこんなに濡れるんだな、変わった奴だ」
まずい、それは多分インキュバスの特徴だ。
「はっ、早く入れてぇっ……お願い、そのつぶつぶと早くしたくてお腹きゅんきゅんしてるからぁっ……早くぅ」
「……可愛い奴だな、気に入った」
銀の突起がある陰茎があてがわれる。
「ぁっ……早く、早くぅ……」
「店に入れた後も面倒見てやるよ」
「あっ……くるっ、くるっ……ひぁあっ! ぁああっ……きたっ、ん、ぁ……あっ、つぶつぶしてる……」
……期待値高過ぎたな。人間がどれだけ手を加えてもオーガやインキュバスの陰茎には勝てない。そりゃ並の人間よりは気持ちいい、場数も踏んでいるだろうし、でも期待値が高過ぎた、それしか言えない。
「んぁっ! あぁっ……ひぁあんっ! きもちぃっ、つぶつぶ、擦れてっ……きもちぃよぉっ、もっと、もっとぉっ」
男は俺の腰を持ち上げずに突いている。上から叩き込まれるように挿入されると腰に響きやすくて絶頂しまくったかもしれないが、この突き方なら十分媚びを売れる。
「はっ、はっ……やばい、クソ、よすぎる……」
「あぁんっ、んぅっ……ピアスすごいっ、きもちぃっ、もっと早くぅっ、奥まで擦ってぇ」
「もう、出るっ……!」
とぷっ……と腸内で射精される。萎えていてもピアスは変わらないため抜ける瞬間まで気持ちよかった。
「ふぅ……合格だな、あの店に入れる。喜べ、王室関係者や軍人御用達の会員制BARだ」
「ねぇ、もっかい……」
「は……? 正気かお前。とんでもないのを拾ったな……えーと、しっかり稼げ。頑張っていたらまた抱いてやるよ」
もう勃たないだけだろ根性無しめ。
「ほら、到着したぞ。着いてこい」
「えっ、ちょっ……服っ」
「後でやる、来い」
裸のまま馬車の外に出され、人通りがないとはいえ全裸で街中に立っている羞恥心で顔が熱くなる。店の裏口らしきところからバックヤードに入り、店長らしき人物と男の会話を眺める。
「上玉だぞ。俺の部下をキスだけでイかせて、胸も尻も開発済み。俺が抱いても二回目をねだる体力と淫乱さを持っている」
「嘘くさいなぁ……まぁ、可愛い子ですし、あなたの紹介ですからね、もちろん受け入れますよ」
店長は訝しげな顔をしながらもサインをし、その他書類を持って奥の部屋へ向かった。再び男と二人きりになり、特に見るものがない部屋なので男の顔を眺める。
「……お前が稼いだら抱いてやるからそんな目で見るな」
俺はそんな物欲しそうな顔をしていたのか? 納得が行かず鏡を眺めていると店長が桃色の髪をした少年と共に戻ってくる。
「確かに。契約成立だ、それじゃ、売り上げの……」
「はいはい、分かってますよ」
書類片手に難しそうな話をする男と店長を眺めていると少年がこちらに来る。髪は桃色だが目と眉は黒い、可愛らしい顔立ちだが俺の弟の方が可愛い。
「新入りとか久しぶりだなぁ~、俺、君の教育係、なんでも聞いて。あ、君名前は?」
「先輩なんですね……あ、名前は、名前、えっと」
サクと正直に言っていいものだろうか。俺は一度オークションに出品されている、顔は変えられないので仕方ないが、本名を名乗ってもいいのだろうか。
「あ、もしかして名前ない感じ? 俺もそうだったから気にしなくていいよ」
戸籍がない……とか? まぁ確かに俺には戸籍がないな、魔物だもん。
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関係どころかそのままの意味なんだよな。朔は新月、望は満月だ。
……って結局名前そのままにしちゃったけど本当に大丈夫かな。
「おい、とっとと連れてけ。しっかり教育しろよ」
いつの間にか男は店を出ており、途端に態度が大きくなった店長が先輩に言った。先輩は俺の手を掴み、店長に頭を下げてから部屋を出た。
「まず風呂な。その次は教育……ちょっと体触るぞ。その後はゆっくりお休みだ」
狭い浴室に連れられ、シャワーの使い方を説明される。戸籍のない路地裏育ちだと思われているだろうから大人しく聞いておこう。
「一人で入れそうか?」
「はい、大丈夫です。ありがとうございます」
先輩は浴室を出る前に俺の太腿をじっと見つめて言った。
「……お前、テストとか言って輪姦されなかったのか? 中出しされてないよな」
「あ……えっと、全部飲みました」
インキュバスの俺は精液を吸収してしまう。そこからバレる危険もありそうだ、気を付けなければ。
「えー……じゃあ吐くか? 一人で吐ける? 俺が吐かせようか?」
「あ、大丈夫です大丈夫です……ありがとうございます」
先輩は何かあったら呼べと言って浴室を出た。きっと外で待ってくれているのだろう。気持ち早めに体を清める。風呂を上がるとペラペラのバスローブらしき物を着せられ、また手を繋がれる。
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先輩は無地の白いシャツと黒いスラックスを履いている。異世界でもシャツとかスラックスって言うのか知らないけど、形は同じだ。デザインはシンプルだが生地は高級そうに見える。
「俺とお前の寝床ここな、基本は二人一組で部屋とか使うし、慣れるまでは接客とかも一緒にするぞ。今まで男の子奇数でさ、俺一人部屋で寂しかったんだよー」
「そうなんですか……」
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「はぁ……」
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人懐っこくニコニコと笑っているのは可愛らしい、シャルほどじゃないけど。
「じゃあ……えっと、教育な。お客さんに触られても嫌がらないように、痛がったりもしないように、ちょっと……その、穴とか拡げるから」
ベッドに仰向けに寝るよう言われ、その通りにして足を開く。先輩もベッドに乗って僅かに軋む。
「……俺、何度も男に抱かれてますけど」
「そう? まぁ一応な、ここの客変態多いからさ」
先輩はイボだらけで歪な形の大きな張形を持った。
「このくらい入れられないとキツいからさ、頑張って」
顔の横でシーツをきゅっと握り、張形が後孔の縁に添えられるのを見つめる。
「……怖いよな。でも、慣れてくれ。慣らさずに潤滑剤もなしで突っ込む奴、たまに居るから」
俺が目を潤ませ震わせていたのは歪で大きなモノを挿入されることへの期待だ。けれど新人らしさを出すためにぎゅっと目を閉じた。
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