過労死で異世界転生したのですがサキュバス好きを神様に勘違いされ総受けインキュバスにされてしまいました

ムーン

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教育係の歳下感に絆される

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大量のイボが不規則に並び、男根にはあまり似ていない歪な張形。アルマのものより二回り小さいが、十分巨大と言える。

「入りそうだな……体柔らかいんだな、お前」

「ひっ、ぁ、あっ……あぁあああっ! んっ、ぁ、あ……」

巨大な張形を一気に飲み込んでしまい、イボにひだや前立腺を弾かれ、絶頂を迎えて自分の腹を精液で汚した。

「えっ……う、嘘、一気に入れるつもりは……ごめん、大丈夫か?」

インキュバスの腸は人間とは形が違う。人間にするつもりの力加減では合わないこともあるだろう。

「ん……きもちいい、です。早く……ずぼずぼって、してください」

「いや、これ全部一気に入るならもう教育は終わりだぞ……入らないだろって言って、拡げる目標決めてやろうとしただけなのに」

「そうなんですか。じゃあ、俺って優秀ですよね?」

「一発で入った子なんて今まで見たことないよ。すごいけど……今まで結構酷い目に遭ってきた感じだよな、よしよし、ここ高い店だからヤバい客いたら告げ口して大丈夫だからな」

なんか同情されてしまった。確かに酷い目には遭ってきたが、簡単に挿入できたのはインキュバスだからだ。正直に言うわけにもいかないので可哀想なフリをしておくか。

「まぁ、はい……あの、教育すぐに終わったご褒美に、たくさん抜き挿ししてください」

「俺には媚びなくていいんだぞ?」

「え……ぁ、いや、そういうんじゃなくて」

「分かってる。大丈夫。もう抜くよ、そもそもこれ試験用だからさ、似たような玩具で掻き回されて穴締まらなくなっちゃって店追い出された子とかいて……試験で使うのも怖いんだよな」

挿入の時は一息だったけれど、先輩は慎重に張形を抜いてくれた。ゆっくりと擦れていく長い快感に下腹の疼きが酷くなっていく。ようやく抜けた頃には俺はもう脳に霧がかかったような発情状態に陥っていた。

「抜けた抜けた、めくれてたりも……しないな、怪我もしてなさそうだ」

「先輩……先輩がゆっくり抜いてくれるから、俺っ……お腹、きゅんきゅんして、今すっごく疼いてて……先輩、先輩のください、早く入れてください……」

先輩はまだ十代だろうか、細身の少年だ。あまり抵抗しなかったため俺でも楽に押し倒せた。仰向けになった先輩の腹の上に体重をかけないよう気を付けながら跨った。

「あの……新人くん、店の男の子同士でこういうのは禁止されててさ」

「部屋見られてるわけでもないでしょ? 見に来たりもしませんよね? 声上げたって教育中だからだと思いますよ……先輩、俺を抱くのは嫌ですか?」

射精してしまったせいだろう、腹が減った。空腹と発情が重なったらもうインキュバスの本能は抑えられない。

「嫌って言うか……その、俺……まだって言うか、そっちは経験ないって言うか、童貞って言うか」

俺と同じだ、今まで抱かれてばかりで誰かを抱いたことがない。

「俺も童貞ですよ。だから大丈夫です、先輩」

「何も大丈夫じゃない……」

抵抗しない先輩の服を脱がすとしっかり勃起した陰茎が顔を出した。皮を被っており、小さい。口でやろうかとも思ったが、先輩が不安ながらも期待に満ちた目を向けているのに気付いて小さな陰茎を握った。

「入れますね」

「う、うん……わっ、温かい……や、ばっ、すっごい包まれてる感じ……」

手を添えてゆっくりと挿入し、前立腺に届かない陰茎を意識して締め付ける。インキュバスの腸壁は精液を搾り取るためにグネグネとうねる、腰を振らなくても射精させられるだろう。経験がないなら俺が人間ではないとバレないだろうし。

「ぁ……なにっ、これ、すごいっ……なか、でっ……しごかれて、やばい……うそ、こんな感じなの……」

「先輩ったら入れてる方なのにそんな顔しちゃって」

中性的な顔は蕩け切っており、口を半開きにしている様子はいつもの俺を見ているかのようだ。

「らって、きもち……ぁ、あーっ……ぁ、出ちゃった、ごめん……」

「いえ、ありがとうございました」

童貞を捨てた記念の精液なんて貴重じゃないか。陰茎が小さかったせいで奥まで精液が届かず、吸収出来ずにかなり垂れてしまったけれど。

「抜けた……? なんか、まだふわふわして……あっ、中に出しちゃってたね、ごめん、処理しなきゃ」

「一人でやります。先輩はゆっくり休んでください」

「そう……? うん、じゃあ寝るよ、ごめんな……ありがとう」

起き上がろうとする先輩の肩を押さえて仰向けに寝たままにすると先輩はすぐに眠った。俺は太腿に垂れた精液を掬って舐め、しっかり食事をさせてもらった。まだ熟れていない果実のような爽やかな感じ……インキュバスだから仕方ないと言いたいけれど、気持ち悪いな、俺。

「美味しかったですよ、先輩」

眠った彼の隣に寝転がり、毛布を肩まで上げて眠った。



翌朝、先輩に肩を揺さぶられて目を覚ます。目を擦りながら彼に着いていくと少年が大勢で朝食を取っていた。どの子も華奢で可愛らしい、第二次成長期前の少年ばかりだ。店に来る客の好みが透けて見える。

「朝食も給料出たら買えるんだ、タダでもらえるのはパンだけだから……しばらくは俺が奢るよ」

「あ、いえ、俺いりません。えっと……少食なので」

「この仕事、結構体力いるんだぞ?」

「いえ、本当に……本当に、いりませんから」

先輩は納得が行っていなさそうな顔をしながらも自分の朝食を買いに向かった。狭い食堂内に話し声はあまりない、視線は感じるが声はかけられない。少年同士で会話はしないものなのだろう。

「何ボーッとしてるんだよ、ほらパン」

「あ、ありがとうございます……」

「本当に他のなくて大丈夫か?」

「大丈夫です、ありがとうございます」

パンすらいらないと言えば流石に怪しまれる。よく噛んで水と混ぜて飲めば誤魔化せるか? 試してみるか。

「……みんな、静かですね」

「仕事中はよく喋るんだけどな」

硬いパンをドロドロになるまで噛んで水と混ぜて飲み込む。食道が狭いわけではないので味がしないものをずっと噛む不快感を耐えれば食べることは容易だ。

「……っ、ぅ……げほっ、うっ……やっぱ、だめ…………ぉえっ」

胃が食物を拒絶して胃液ごと逆流させる。手で口を押さえても耐え切れず、机の上に吐いてしまった。

「うわっ……だ、大丈夫か? 水飲め水」

水分はインキュバスにも必要だ、だから飲んでも気持ち悪くならない。

「何を騒いでる!」

体格のいい男が寄ってくる。

「あ、すいません……新人くんが吐いちゃって。体調悪いのかも」

「はぁ? 全く……汚ぇな。分かった、介抱してやるよ。ほら、来い」

男に腕を掴まれて立ち上がるが、先輩が反対の腕を掴んで引き止めた。

「待ってくれ! 昨日の晩に入ったばっかりなんだ、ちゃんと言っておくから許してやってくれ!」

「……お前、教育係か?」

「そ、そうだけど」

「じゃあお前も来い」

先輩は顔を青くしながらも俺の腕を離さず、頷いて男の歩みに足を合わせた。男の言う「介抱」が折檻か何かなのは言われなくても分かる。

「……ごめんなさい、先輩」

「…………大丈夫、気にするな」

青い顔をして僅かに震えているのに笑顔を作られては胸が締め付けられてしまう。顔も性格も何もかも全く似ていないはずなのに彼とシャルが被って見える、庇いたいと思ってしまう。
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