過労死で異世界転生したのですがサキュバス好きを神様に勘違いされ総受けインキュバスにされてしまいました

ムーン

文字の大きさ
205 / 604

昼食の声がかかるまでずっと

しおりを挟む
朝食を終えて部屋に戻り、ベッドの上で膝立ちになったアルマに抱かれ、記念すべき一発目の精液を腹に溜める。

「ふーっ……一旦抜こう、もう飲めたか?」

「待って…………うん、飲めた、ぁっ、あぁっ、ぁ、ぬ、けてっ……あぁああっ! はぁっ、はぁっ……」

萎えていても人間よりも大きな陰茎が抜け、じゅぽんと水音混じりの音が響いて顔が熱くなる。ベッドに寝かされ、伸びをして腰を叩くアルマをぼうっと眺める。

「…………ん? どうした、サク」

前世で俺が好きだったのはサキュバスだ、転生直後に虐められて嫌いになったけれど。改めて考えても二メートル半を優に超える筋骨隆々の男と結婚するなんて、一メートル以上の身長差がある男を心から愛おしく思うなんて、人生分からないものだ。

「いやー……全っ然タイプじゃないのにめっちゃ好きってどういう思考なんだろうなーって」

アルマ以外のオーガは怖いだけなのにな、いや、これはトラウマが近いかな?

「えっと……すまない、よく分からない」

元々の好みに一番近いのはシャルかな? そもそも男に興味はなかったけれど、サキュバスの男版ことインキュバスだし露出過多だし髪と目の色がファンタジーだし……性格としてはえっちなお姉さんが好みだったので、全然違うけど。

「要約すると、んー……アルマ、好き」

「省略じゃないか」

「頭ぼーっとするんだもん、何考えたのか自分でもよく分かんない……そろそろ回復した? もう勃つ?」

分厚く赤い肌はインキュバスの俺と違って硬い、前世の世界で言えば革ジャンが近いかな。光沢のないやつ。

「サク……くすぐったいよ」

太腿に上体を預けて内腿を撫でるが、手触りで言えば楽しくない。半勃ちの陰茎を握ると困った笑顔が消え、舌なめずりをして俺の頭を撫でる。

「もっとおっきくして欲しいなー……?」

まだ柔らかさの残る巨根の先端を舌でくすぐる。視界に入れようとしていないのに舌が視界に入ってくるのは妙な気分だ、未だに人間だった前世が抜けきらない。

「ん、しょっぱい……アルマ、気持ちいい? どこ好き? ここ?」

「ぁ……あぁ、もう少し下……ふっ、ぅ……そ、そこが……弱い、な」

カリ首を舌先でなぞって一周し、舌の腹を亀頭に当てて鈴口から溢れる透明の蜜を舐め取る。

「サ、サクっ……そろそろ、やめてくれ。出てしまう……」

「入れてすぐ出されるのもやだな、今回は口に出してくれよ」

「ぁ、あぁ、分かった。早く咥えてくれ、もう出そうなんだ」

「えー? まだ我慢できるって、頑張って」

口内も性器のように敏感に育てられてしまったけれど、アルマの陰茎は大きすぎて咥えたくない。いくら俺がインキュバスと言ってもそれは骨格の問題だ、骨盤と顎の限界は違う。

「もう少しアルマと話したいし……咥えちゃったら上向きにくいし。アルマは舐めてる顔より咥えてる顔の方が好き?」

「そ、それは……どっちも、好きだけれどっ……そんな、問題じゃなくて、サクっ……本当に、もう出るからっ……」

「俺は射精できないんだからさー、なのにアルマいじわるして触ってくるし……もうちょっと我慢。がんばって、旦那さま」

「くっ、無理っ……!」

鈴口がパクパクと動くのが見えて咄嗟に目を閉じる。顔にべっとりと付着したそれの匂いに下腹を疼かせ、腰を揺らす。

「はぁっ……ぁあ、すまないサク、でも無理だよ「旦那さま」なんて言われたら……耐えられない」

目の周りの精液を手で拭って目を開ける。手もシーツもアルマの陰茎や太腿周りも白濁液に汚れている。

「んー……舐めんの大変。でも、顔射……アルマ、どぉ? 自分の精液でお嫁さんの顔どろどろにした気分」

「申し訳なさでいっぱいだよ」

そう言いつつもアルマは呼吸を荒くして性器を膨らませている。

「こういうの好き? ね、今度はまたお腹の中いっぱいにして、旦那さま」

性器が一気に起き上がり、血管まで浮かぶ。猫が顔を洗うように顔にかけられた精液を舐めていた俺も思わず手を止めた。

「え、と……そんなに「旦那さま」好き?」

「…………自分でもこんなに反応するとは」

「そっか、じゃあ今度からアルマのこと旦那さまって呼ぼっかな~? な、旦那さま。次の体位はどうする?」

精液を一通り舐め終えたのでベッドの上に立ち、力強く天に伸びた角を撫でる。俺に簡単に刺さるんだろうなと先端を指でつつき、アルマに止められる。

「アルマ……ぁ、旦那さま。旦那さま、本当に息荒いな…………アルマ?」

大きな手に手首を掴まれて本能的な恐怖が浮かぶ。中途半端に伸ばした指を舐められ、アルマにとっては俺の指なんて駄菓子同然の脆さだろうと太い舌に溶けていく妄想を始める。

「ぁ……あっ……アルマ、俺、俺のことっ……た、べ……」

舌に指を引き込まれ、長く鋭く発達した犬歯に被食欲求がチラつく。

「……サク、後ろを向いて四つん這いに」

「は、い……」

手も舌も離されて危険な欲望は心の影に隠れたが、被支配欲はどんどんと膨らみ、四つん這いになって腰を持ち上げる。

「サク、まず注意だ、角は危ないから触るな。それと……指を少し舐めただけであんな顔をしないでくれ、どうにも本能が刺激される」

その本能は繁殖? それとも捕食? そう聞くことは出来ず、アルマが俺にこの体勢を命じた理由を察する。後ろを向かせて顔を見ないようにして、四つん這いにさせて支配欲を誤魔化したかったのだと。

「は、はやくっ……はやくぅ……」

尻尾をアルマの陰茎に絡めて引っ張る。亀頭が尻に触れて尻尾をほどき、誘うように振る。

「ぁ……ひぁああんっ! んっ、く、ぅっ……いきなり、奥までっ、あっ、ぁんっ! んぁあっ!? ひっ、く、ぅあああっ!」

挿入の余韻はなく、激しく揺さぶられて手足の力が抜け、腰を掴むアルマの手に身を任せた。

「サク、サクっ……お前は俺の嫁だ!」

「ぁひんっ!? ひ、わ、わかってるぅ……ぁああっ!」

「俺の嫁だ、俺のものだ、誰にも渡さない……渡すくらいならっ!」

アルマの右手が胸に回って抱き寄せられ、亀頭が腹側をえぐる快感に絶叫する。俺の首筋に口を近付けていたアルマは俺の声に反応したのか腰振りを止めた。

「ふぅっ、ふぅっ……アルマ? 激しいけど、こういうの俺好きだよ、止めなくても大丈夫……アルマ?」

「…………すまない、少し昂り過ぎた。オーガは危険な種族だな……大丈夫、大丈夫、サク……サクに痛い重いなんてさせない、大丈夫」

「痛くないって……変な声出しちゃった? 気持ちよかったよ」

首の後ろにアルマの唇が触れる。奥まで挿入したまま首に口を当てるには相当背を曲げる必要がある、かなり苦しいだろう。腰を叩いていた理由が分かる。

「…………愛しているよ、サク。他の誰に何をされていたって、それをサクが望んでいるなら……俺は受け入れる。でも今だけは俺だけのものだ」

胸を支えていた手が腰に戻り、俺は上体をベッドに落とした。すぐに抜き挿しが再開して嬌声を上げ、自身の体を持ち上げる力も入らない手でシーツを引っ掻いた。

「あんっ、あぁんっ! ぁ、あっ……おく、おくっ、きもひっ……おなか押してっ、アルマぁっ、おなかぎゅって……んぐぅゔっ!? そぉっ……おなか、ぎゅってするの、しゅきぃ……」

いつも優しいアルマに少し乱暴に抱かれるのが楽しい。
下腹を押されて内臓を押し潰されるのが気持ちいい。
興奮していても俺の頼みを聞いてくれるアルマが愛しい。

「あぁあっ、イくっ、イっで、りゅっ……ぅああっ! ぁ、あるまっ、あるまぁっ、すき、すきっ……ぁ……旦那さまっ、だんなさまぁっ、もっとぉっ、ぉぐっ……ゔぁああっ!」

アルマが興奮する呼び方を思い出して声に変えると、想像以上に激しく掘削される。

「ひぁああっ! あぁーっ! ぁっ? ぁ、出てっ……んぅゔっ!? あるまっ、ありゅまぁっ!? 出てりゅよっ、でてるって……ぁ、あっ、ぁ、あぁっああっあぁーっ!?」

射精しているのに硬度を保ったまま、言葉を発する余裕すら失くしたアルマに昼過ぎまで犯され続けた。
しおりを挟む
感想 156

あなたにおすすめの小説

性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました

まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。 性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。 (ムーンライトノベルにも掲載しています)

男子高校に入学したらハーレムでした!

はやしかわともえ
BL
閲覧ありがとうございます。 ゆっくり書いていきます。 毎日19時更新です。 よろしくお願い致します。 2022.04.28 お気に入り、栞ありがとうございます。 とても励みになります。 引き続き宜しくお願いします。 2022.05.01 近々番外編SSをあげます。 よければ覗いてみてください。 2022.05.10 お気に入りしてくれてる方、閲覧くださってる方、ありがとうございます。 精一杯書いていきます。 2022.05.15 閲覧、お気に入り、ありがとうございます。 読んでいただけてとても嬉しいです。 近々番外編をあげます。 良ければ覗いてみてください。 2022.05.28 今日で完結です。閲覧、お気に入り本当にありがとうございました。 次作も頑張って書きます。 よろしくおねがいします。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

穏やかに生きたい(隠れ)夢魔の俺が、癖強イケメンたちに執着されてます。〜平穏な学園生活はどこにありますか?〜

春凪アラシ
BL
「平穏に生きたい」だけなのに、 癖強イケメンたちが俺を狙ってくるのは、なぜ!? トラブルを避ける為、夢魔の血を隠して学園生活を送るフレン(2年)。 彼は見た目は天使、でも本人はごく平凡に過ごしたい穏健派。
なのに、登校初日から出会ったのは最凶の邪竜後輩(1年)!? 
他にも幼馴染で完璧すぎる優等生騎士(3年)に、不良だけど面倒見のいい悪友ワーウルフ(同級生)まで……なぜか異種族イケメンたちが次々と接近してきて―― 運命の2人を繋ぐ「刻印制度」なんて知らない! 恋愛感情もまだわからない! 
それでも、騒がしい日々の中で、少しずつ何かが変わっていく。 個性バラバラな異種族イケメンたちに囲まれて、フレンの学園生活は今日も波乱の予感!? 
甘くて可笑しい、そして時々執着も見え隠れする 愛され体質な主人公の青春ファンタジー学園BLラブコメディ! 毎日更新予定!(番外編は更新とは別枠で不定期更新) 基本的にフレン視点、他キャラ視点の話はside〇〇って表記にしてます!

牛獣人の僕のお乳で育った子達が僕のお乳が忘れられないと迫ってきます!!

ほじにほじほじ
BL
牛獣人のモノアの一族は代々牛乳売りの仕事を生業としてきた。 牛乳には2種類ある、家畜の牛から出る牛乳と牛獣人から出る牛乳だ。 牛獣人の女性は一定の年齢になると自らの意思てお乳を出すことが出来る。 そして、僕たち家族普段は家畜の牛の牛乳を売っているが母と姉達の牛乳は濃厚で喉越しや舌触りが良いお貴族様に高値で売っていた。 ある日僕たち一家を呼んだお貴族様のご子息様がお乳を呑まないと相談を受けたのが全ての始まりー 母や姉達の牛乳を詰めた哺乳瓶を与えてみても、母や姉達のお乳を直接与えてみても飲んでくれない赤子。 そんな時ふと赤子と目が合うと僕を見て何かを訴えてくるー 「え?僕のお乳が飲みたいの?」 「僕はまだ子供でしかも男だからでないよ。」 「え?何言ってるの姉さん達!僕のお乳に牛乳を垂らして飲ませてみろだなんて!そんなの上手くいくわけ…え、飲んでるよ?え?」 そんなこんなで、お乳を呑まない赤子が飲んだ噂は広がり他のお貴族様達にもうちの子がお乳を飲んでくれないの!と言う相談を受けて、他のほとんどの子は母や姉達のお乳で飲んでくれる子だったけど何故か数人には僕のお乳がお気に召したようでー 昔お乳をあたえた子達が僕のお乳が忘れられないと迫ってきます!! 「僕はお乳を貸しただけで牛乳は母さんと姉さん達のなのに!どうしてこうなった!?」 * 総受けで、固定カプを決めるかはまだまだ不明です。 いいね♡やお気に入り登録☆をしてくださいますと励みになります(><) 誤字脱字、言葉使いが変な所がありましたら脳内変換して頂けますと幸いです。

公爵家の末っ子に転生しました〜出来損ないなので潔く退場しようとしたらうっかり溺愛されてしまった件について〜

上総啓
BL
公爵家の末っ子に転生したシルビオ。 体が弱く生まれて早々ぶっ倒れ、家族は見事に過保護ルートへと突き進んでしまった。 両親はめちゃくちゃ溺愛してくるし、超強い兄様はブラコンに育ち弟絶対守るマンに……。 せっかくファンタジーの世界に転生したんだから魔法も使えたり?と思ったら、我が家に代々伝わる上位氷魔法が俺にだけ使えない? しかも俺に使える魔法は氷魔法じゃなく『神聖魔法』?というか『神聖魔法』を操れるのは神に選ばれた愛し子だけ……? どうせ余命幾ばくもない出来損ないなら仕方ない、お荷物の僕はさっさと今世からも退場しよう……と思ってたのに? 偶然騎士たちを神聖魔法で救って、何故か天使と呼ばれて崇められたり。終いには帝国最強の狂血皇子に溺愛されて囲われちゃったり……いやいやちょっと待て。魔王様、主神様、まさかアンタらも? ……ってあれ、なんかめちゃくちゃ囲われてない?? ――― 病弱ならどうせすぐ死ぬかー。ならちょっとばかし遊んでもいいよね?と自由にやってたら無駄に最強な奴らに溺愛されちゃってた受けの話。 ※別名義で連載していた作品になります。 (名義を統合しこちらに移動することになりました)

俺、転生したら社畜メンタルのまま超絶イケメンになってた件~転生したのに、恋愛難易度はなぜかハードモード

中岡 始
BL
ブラック企業の激務で過労死した40歳の社畜・藤堂悠真。 目を覚ますと、高校2年生の自分に転生していた。 しかも、鏡に映ったのは芸能人レベルの超絶イケメン。 転入初日から女子たちに囲まれ、学園中の話題の的に。 だが、社畜思考が抜けず**「これはマーケティング施策か?」**と疑うばかり。 そして、モテすぎて業務過多状態に陥る。 弁当争奪戦、放課後のデート攻勢…悠真の平穏は完全に崩壊。 そんな中、唯一冷静な男・藤崎颯斗の存在に救われる。 颯斗はやたらと落ち着いていて、悠真をさりげなくフォローする。 「お前といると、楽だ」 次第に悠真の中で、彼の存在が大きくなっていき――。 「お前、俺から逃げるな」 颯斗の言葉に、悠真の心は大きく揺れ動く。 転生×学園ラブコメ×じわじわ迫る恋。 これは、悠真が「本当に選ぶべきもの」を見つける物語。 続編『元社畜の俺、大学生になってまたモテすぎてるけど、今度は恋人がいるので無理です』 かつてブラック企業で心を擦り減らし、過労死した元社畜の男・藤堂悠真は、 転生した高校時代を経て、無事に大学生になった―― 恋人である藤崎颯斗と共に。 だが、大学という“自由すぎる”世界は、ふたりの関係を少しずつ揺らがせていく。 「付き合ってるけど、誰にも言っていない」 その選択が、予想以上のすれ違いを生んでいった。 モテ地獄の再来、空気を読み続ける日々、 そして自分で自分を苦しめていた“頑張る癖”。 甘えたくても甘えられない―― そんな悠真の隣で、颯斗はずっと静かに手を差し伸べ続ける。 過去に縛られていた悠真が、未来を見つめ直すまでの じれ甘・再構築・すれ違いと回復のキャンパス・ラブストーリー。 今度こそ、言葉にする。 「好きだよ」って、ちゃんと。

寝てる間に××されてる!?

しづ未
BL
どこでも寝てしまう男子高校生が寝てる間に色々な被害に遭う話です。

処理中です...