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改めましての結婚祝い
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こちらでの数時間は竜の里では数週間だった。それを伝えれば竜の里へ転移する術を覚えるのに難儀したドラゴン達はもちろん、俺が数週間嬲られ続けたと思うだろう男達も傷付く。竜の里での時間のズレは一生の秘密だ。
「たかだか数時間で種仕込みやがったのかあのトカゲ野郎。いや、種仕込むっつーか卵仕込むか?」
「……卵を入れるわけではなく、サクが卵を作れるように身体を作り替える体液を注入している。種でも卵でもないな」
ドラゴンの精液ってウイルスに近いんじゃないか。
「なんでそんなクソ面倒な生態してんだろうな」
「産卵可能なタイミングでしか産めないから雌が弱って死ぬリスクが格段に減るし、別の種族とも交配できる。正当な進化だと思う」
「う~ん……ん~……うん、まぁ、そうか。でもそれとサクを孕ませやがった件は別だ、今度会ったら去勢してやる」
今更去勢したところで一回仕込めば俺は身体を燃やされでもしない限り半永久的に卵を産み続けるわけで──まぁ、カタラの鬱憤晴らしになるだけでもいいか。
「卵、今あるのか?」
「分かんないけど……昨日アルマに抱かれたから」
今のところ腹に異物感はない。行為後どのくらいで卵が現れるんだったか、前回はそんなに時間が経ちはしなかったと思うけれど……もしかしたら小さくて分からないだけでウズラの卵くらいのものがあるのだろうか。
「あ、なぁなぁカタラ、避妊の方法ないかな。セックスはご飯なのに、その度に赤ちゃん出来てたら、ちょっとさぁ……」
「サクが孕みたくないと思っていれば孕まない」
「……入れられたら、思っちゃうもん」
「素晴らしい! 何とも淫らな発言だが、サクが言うと可愛らしさがあるね、あまりいやらしく感じないよ」
「おっさん急に首突っ込んでくんな」
発言を査定士に評価され、羞恥で顔が熱くなっていく。ネメスィの胸に頬を寄せて熱を奪ってもらおうとすると、腹に気を付けつつ抱き寄せられて身体まで熱くなってきた。まずい、また孕むかもしれない。
「赤ちゃん産みたくないって訳じゃないから、身体一回壊して作り直すとかはナシね、痛いし」
前世でいうコンドームのようなものがあっても無駄だ。魔力が十分なら俺単体でも卵は作れるし、食事である精液が手に入らないのは困る。
「う~ん……シャルー、お前がやってる射精禁止の術とか使えねぇ?」
「射精禁止はただ栓をすればいいだけですけど、避妊は……ちょっと方法が思い付きません」
「サクが常に空腹なら問題ないんじゃないか」
「卵を作る余分な魔力がなければ平気ってか」
専門外の査定士は黙ってシャルを撫で、ネメスィとカタラは俺の腹などをさする。
「常に空腹なんて兄さんが可哀想です、辛いんですよ空腹は」
「考えてみろ、腹が減っているサクは発情状態も同義だぞ」
「お腹すいたぁってセックスねだってくるんだな? くぅーっ、たまんねぇ!」
「…………所詮は人間、ですね。利己的です」
俺は人間に売られたし、シャルは武器や兵器の実験に利用された。しっかりとした理由のあるシャルの人間嫌いは場の空気を凍らす力がある。
「じょ、冗談だからなー? サクぅ、たまに見るから可愛いんであって、ずっとそれじゃ可哀想だよな」
「真面目に考えるか。まず、魔術では……やはりサクの栄養吸収阻害か、卵を作る機能そのものの破壊程度しか思い付かない」
「精霊術もダメだ。精霊さんは生命に直接触んのあんま好きじゃないから体内弄る系はなかなか手伝ってくれねぇんだよ、妊娠産卵とか一番嫌だろうから、もー話も聞いてくれねぇだろうな」
「……となると呪いだ。呪いは生命に干渉しやすい、叔父上が婚姻の呪で二つの生命を繋げてしまうように……な。まぁアレはまさに神業だが」
物騒な話になってきたな。婚姻の呪にはデメリットはないし、大丈夫だとは思うが──呪いっていう言葉が嫌だな。
「あぁ、避妊の呪符ってあったな。一時的に体内を穢して生命が宿る状態じゃあなくすってヤツ」
「王都には売っていたな……ここにもあるだろうか」
「ちょっ……体内を穢すって、それ大丈夫なのか?」
「大丈夫大丈夫、殺虫剤みたいなもんだから」
「そ、それって……孕んだ瞬間に、赤ちゃんを……こ、殺すってことか? 嫌だぞ、そんなのっ」
カタラは数秒間考えた後、ネメスィを肘でつついた。
「殺虫剤とは少し違う……そうだな、まず、生物には肉体、霊体、魂が存在する。魂は非常に脆く、天上の世界で叔父上が管理している。霊体はそんな魂を保護し肉体と癒着させるために魔力で形成されるもの、肉体は言わずもがなだな」
「う、うん……?」
「魂は脆いから穢れた魔力に侵されると異常をきたしたり壊れたりする、だから魂は穢れに近寄らない、呪いによって穢した身体には宿らない。つまり、生命を殺していることにはならない」
「なる、ほど……?」
分かったような分からないような。まぁ、中絶とは違うらしいと分かっただけでも及第点か。
「魂が宿るのを避けるだけで、卵自体は形成されるかもしれないな。肉体だけが作られるんだ、成長はしないから無精卵と変わらない」
「それ、は……」
産まれるはずだった魂を──と言いかけてやめる。受精すれば命になる精子を止めるコンドームなどと、大して変わらない気がしたからだ。少々オカルトチックになっただけだろう。
「無精卵ってわけじゃないのか?」
「そもそもドラゴンの卵は作り方が特殊だから難しいが……精子は肉体と霊体を作る材料の一つだ、それが含まれるのが有精卵。ここに更に魂が宿れば成長する。しかし宿らなければ成長しない。そのため無精卵と成分以外では判別がつかない有精卵になる」
また難しい話だな。
「つまり……サクが産む卵には、身体のメンテナンスの無精卵と、魂が宿ってない有精卵、宿ってる有精卵があるってことか?」
「それは通常の鳥などの卵の種類だ、ドラゴンの卵は有精卵しか存在しない。魂が宿らなければ育たないから無精卵だと思われているが。そもそもドラゴンの卵に有精卵無精卵という言葉を使うのが間違いだ。有魂卵無魂卵と呼ぶべきだ」
「こんがらがってきたな……呪符使ったら無せ……いや、むこんらん? うん、無魂卵しか産まれないんだな?」
「おそらくな。無魂卵が産まれるのは、サクが本心では孕みたくないのに身体の状態がよく孕んでしまった場合か、魂が身体の穢れを嫌って宿らなかった場合の二つ……どちらもサクの栄養状態をよくし、快楽を与えた結果と言える。サクが卵を産んだら誇るべきかもな」
なんか嫌な結論の付け方されたな、後々俺に産ませた卵の数で競ったりしそうじゃないか? 嫌だなぁ……無魂卵? とやらすら出来ないようにするには飢えるしかなさそうだし……腹の異物感は我慢するしかなさそうだな、産卵は気持ちいいし耐えられるだろう。
「よし……じゃあまず、避妊の呪符を買うとこからだな、買い物行くか!」
「箱庭の離島特有のものでなければいいが」
「……カタラとかオリジナルで呪えないのか?」
「俺は精霊使いだぞ? 呪いなんか使ったら精霊に嫌われちまう」
精霊は呪いも嫌いなのか、気難しいな。
「俺は呪いなんか使えない、魔術もだ。ネメシスいわく精密性が低くて捨てられたらしいからな……」
「お前いっつも魔力バーンッてぶつけてるだけだもんな。シャル、お前はどうよ、呪い、お前ねちっこいし出来るだろ」
「どういう意味ですか」
「父上は呪いも魔術も魔法も扱えるはずだが、頼んでみるか?」
「嫌だよ! 俺魔王なんだぞ、他の魔王に「避妊の呪いかけてください」なんか言えねぇよ!」
黙っている査定士の方を四人でチラッと見てみると、彼は苦笑いを返した。
「私は魔力とかそういうのは……」
「でも呪いを一番扱える種族は人間なんですよ、おじさん。肉体的に弱く魔力的に秀でている訳でもなく再生能力も持たない人間は、恨みなどの負の感情をぶっちぎりで抱きやすいんです!」
「嫌なこと言うね」
「毒への耐性も比較的高くて幅広いので、穢れに強いのも特徴的ですね。人間の生息可能範囲の広さ素晴らしく、分布図なんてとてもおぞましいです!」
「君が人間を嫌っているのはよく分かったよ……呪いの道具を売ってる店は見つけてあるから、そこに案内しようか?」
査定士のいいところは行動力と知性と記憶力だな、あと人徳とかも足しとくか。
「よっし、行こうぜサク!」
カタラに手を引かれて立ち上がり、彼とネメスィに挟まれて部屋を出る。扉を押さえて待っていると、査定士はやれやれとため息をつきながら立ち上がる。
「僕、おじさんのことは大好きですよ……?」
立った直後、シャルの上目遣いを食らった査定士は「ウッ」と短い声を漏らし、天を仰いで動かなくなった。
「たかだか数時間で種仕込みやがったのかあのトカゲ野郎。いや、種仕込むっつーか卵仕込むか?」
「……卵を入れるわけではなく、サクが卵を作れるように身体を作り替える体液を注入している。種でも卵でもないな」
ドラゴンの精液ってウイルスに近いんじゃないか。
「なんでそんなクソ面倒な生態してんだろうな」
「産卵可能なタイミングでしか産めないから雌が弱って死ぬリスクが格段に減るし、別の種族とも交配できる。正当な進化だと思う」
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「卵、今あるのか?」
「分かんないけど……昨日アルマに抱かれたから」
今のところ腹に異物感はない。行為後どのくらいで卵が現れるんだったか、前回はそんなに時間が経ちはしなかったと思うけれど……もしかしたら小さくて分からないだけでウズラの卵くらいのものがあるのだろうか。
「あ、なぁなぁカタラ、避妊の方法ないかな。セックスはご飯なのに、その度に赤ちゃん出来てたら、ちょっとさぁ……」
「サクが孕みたくないと思っていれば孕まない」
「……入れられたら、思っちゃうもん」
「素晴らしい! 何とも淫らな発言だが、サクが言うと可愛らしさがあるね、あまりいやらしく感じないよ」
「おっさん急に首突っ込んでくんな」
発言を査定士に評価され、羞恥で顔が熱くなっていく。ネメスィの胸に頬を寄せて熱を奪ってもらおうとすると、腹に気を付けつつ抱き寄せられて身体まで熱くなってきた。まずい、また孕むかもしれない。
「赤ちゃん産みたくないって訳じゃないから、身体一回壊して作り直すとかはナシね、痛いし」
前世でいうコンドームのようなものがあっても無駄だ。魔力が十分なら俺単体でも卵は作れるし、食事である精液が手に入らないのは困る。
「う~ん……シャルー、お前がやってる射精禁止の術とか使えねぇ?」
「射精禁止はただ栓をすればいいだけですけど、避妊は……ちょっと方法が思い付きません」
「サクが常に空腹なら問題ないんじゃないか」
「卵を作る余分な魔力がなければ平気ってか」
専門外の査定士は黙ってシャルを撫で、ネメスィとカタラは俺の腹などをさする。
「常に空腹なんて兄さんが可哀想です、辛いんですよ空腹は」
「考えてみろ、腹が減っているサクは発情状態も同義だぞ」
「お腹すいたぁってセックスねだってくるんだな? くぅーっ、たまんねぇ!」
「…………所詮は人間、ですね。利己的です」
俺は人間に売られたし、シャルは武器や兵器の実験に利用された。しっかりとした理由のあるシャルの人間嫌いは場の空気を凍らす力がある。
「じょ、冗談だからなー? サクぅ、たまに見るから可愛いんであって、ずっとそれじゃ可哀想だよな」
「真面目に考えるか。まず、魔術では……やはりサクの栄養吸収阻害か、卵を作る機能そのものの破壊程度しか思い付かない」
「精霊術もダメだ。精霊さんは生命に直接触んのあんま好きじゃないから体内弄る系はなかなか手伝ってくれねぇんだよ、妊娠産卵とか一番嫌だろうから、もー話も聞いてくれねぇだろうな」
「……となると呪いだ。呪いは生命に干渉しやすい、叔父上が婚姻の呪で二つの生命を繋げてしまうように……な。まぁアレはまさに神業だが」
物騒な話になってきたな。婚姻の呪にはデメリットはないし、大丈夫だとは思うが──呪いっていう言葉が嫌だな。
「あぁ、避妊の呪符ってあったな。一時的に体内を穢して生命が宿る状態じゃあなくすってヤツ」
「王都には売っていたな……ここにもあるだろうか」
「ちょっ……体内を穢すって、それ大丈夫なのか?」
「大丈夫大丈夫、殺虫剤みたいなもんだから」
「そ、それって……孕んだ瞬間に、赤ちゃんを……こ、殺すってことか? 嫌だぞ、そんなのっ」
カタラは数秒間考えた後、ネメスィを肘でつついた。
「殺虫剤とは少し違う……そうだな、まず、生物には肉体、霊体、魂が存在する。魂は非常に脆く、天上の世界で叔父上が管理している。霊体はそんな魂を保護し肉体と癒着させるために魔力で形成されるもの、肉体は言わずもがなだな」
「う、うん……?」
「魂は脆いから穢れた魔力に侵されると異常をきたしたり壊れたりする、だから魂は穢れに近寄らない、呪いによって穢した身体には宿らない。つまり、生命を殺していることにはならない」
「なる、ほど……?」
分かったような分からないような。まぁ、中絶とは違うらしいと分かっただけでも及第点か。
「魂が宿るのを避けるだけで、卵自体は形成されるかもしれないな。肉体だけが作られるんだ、成長はしないから無精卵と変わらない」
「それ、は……」
産まれるはずだった魂を──と言いかけてやめる。受精すれば命になる精子を止めるコンドームなどと、大して変わらない気がしたからだ。少々オカルトチックになっただけだろう。
「無精卵ってわけじゃないのか?」
「そもそもドラゴンの卵は作り方が特殊だから難しいが……精子は肉体と霊体を作る材料の一つだ、それが含まれるのが有精卵。ここに更に魂が宿れば成長する。しかし宿らなければ成長しない。そのため無精卵と成分以外では判別がつかない有精卵になる」
また難しい話だな。
「つまり……サクが産む卵には、身体のメンテナンスの無精卵と、魂が宿ってない有精卵、宿ってる有精卵があるってことか?」
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「こんがらがってきたな……呪符使ったら無せ……いや、むこんらん? うん、無魂卵しか産まれないんだな?」
「おそらくな。無魂卵が産まれるのは、サクが本心では孕みたくないのに身体の状態がよく孕んでしまった場合か、魂が身体の穢れを嫌って宿らなかった場合の二つ……どちらもサクの栄養状態をよくし、快楽を与えた結果と言える。サクが卵を産んだら誇るべきかもな」
なんか嫌な結論の付け方されたな、後々俺に産ませた卵の数で競ったりしそうじゃないか? 嫌だなぁ……無魂卵? とやらすら出来ないようにするには飢えるしかなさそうだし……腹の異物感は我慢するしかなさそうだな、産卵は気持ちいいし耐えられるだろう。
「よし……じゃあまず、避妊の呪符を買うとこからだな、買い物行くか!」
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「……カタラとかオリジナルで呪えないのか?」
「俺は精霊使いだぞ? 呪いなんか使ったら精霊に嫌われちまう」
精霊は呪いも嫌いなのか、気難しいな。
「俺は呪いなんか使えない、魔術もだ。ネメシスいわく精密性が低くて捨てられたらしいからな……」
「お前いっつも魔力バーンッてぶつけてるだけだもんな。シャル、お前はどうよ、呪い、お前ねちっこいし出来るだろ」
「どういう意味ですか」
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「嫌だよ! 俺魔王なんだぞ、他の魔王に「避妊の呪いかけてください」なんか言えねぇよ!」
黙っている査定士の方を四人でチラッと見てみると、彼は苦笑いを返した。
「私は魔力とかそういうのは……」
「でも呪いを一番扱える種族は人間なんですよ、おじさん。肉体的に弱く魔力的に秀でている訳でもなく再生能力も持たない人間は、恨みなどの負の感情をぶっちぎりで抱きやすいんです!」
「嫌なこと言うね」
「毒への耐性も比較的高くて幅広いので、穢れに強いのも特徴的ですね。人間の生息可能範囲の広さ素晴らしく、分布図なんてとてもおぞましいです!」
「君が人間を嫌っているのはよく分かったよ……呪いの道具を売ってる店は見つけてあるから、そこに案内しようか?」
査定士のいいところは行動力と知性と記憶力だな、あと人徳とかも足しとくか。
「よっし、行こうぜサク!」
カタラに手を引かれて立ち上がり、彼とネメスィに挟まれて部屋を出る。扉を押さえて待っていると、査定士はやれやれとため息をつきながら立ち上がる。
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立った直後、シャルの上目遣いを食らった査定士は「ウッ」と短い声を漏らし、天を仰いで動かなくなった。
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