冴えないオタクでしたが高校デビューに成功したので男子校でハーレムを築こうと思います

ムーン

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可愛いMへのプレゼント

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真面目にテスト勉強をしようと思っていたのにシュカに説得されてしまい、一時間ごとに一人ずつ相手をするというアイディアを採用してしまった。

「はぁ……」

勉強、したかったな。

(テストの点が悪い超絶美形ハーレム主ってどうよ。おバカな攻めも尊いものですが、わたくしは文武両道な弱点ない系キャラですからな。完璧過ぎてこそのハーレム主でしょう、オール百点でもやり過ぎではありませんぞ)

そもそも彼氏達を集めて勉強しようと言うのが間違いだった、夜中に一人で勉強するしかないな。

「水月ぃ、何ため息ついとん」

「あぁ……いや、さっきちょっと食い過ぎてな、腹が苦しいんだよ」

勉強出来ないのは残念だが彼氏と戯れられるのは最高だ、一番手であるリュウに不満があるわけでもないので、勘違いを招かないよう行動には気を付けなければ。

「そーなん。で、何くれるん」

「……そうだな、そこ座れよ、正座な」

プレゼントが入った袋を背に隠し、ベッドに腰を下ろして床を指す。リュウは口元を緩めながら床に正座をし、期待に満ちた瞳で俺を見上げた。

「目を閉じて……俺の手に従え」

つぶらな瞳を素直に閉じたリュウの柔らかい金髪に指を絡める。相変わらず染髪のくせに指通りのいい髪だ、レイだとかは丁寧な手入れの想像が出来るが、リュウはトリートメントすら怪しいからな……完全にイメージでしかないけれど。

「……っ、めっさゾクゾクするわ」

頭頂部から後頭部を経由してうなじに指を進ませ、頭蓋骨の形を探るようにして顎へと指を移し、もう片方の手で喉を撫でながら上を向かせる。

「震えてるな。じっとしてろよ」

リュウの緊張と興奮が伝わってくる。背に隠した袋からリュウへのプレゼントを──首輪を取り出す。

(アアアアめっちゃ緊張しますぞやっべぇ! 手よ震えなさるな、ベルトと構造は同じですぞ。手間取るなんて格好悪いことしないでくださいまし! S攻めとしての威厳を見せるのでそ!)

一旦首輪の紐は取り外し、首輪だけをリュウの首に巻く。ちゃんと人間用だが見た目や構造は犬のものとほぼ同じ、黒い革と銀の糸と金具で作られたベルト型の首輪だ。

(内側はクッション生地で、首輪を引っ張ってもお肌が傷付く心配はないのでそ。自分で巻いてドアノブに紐引っ掛けて思いっきり引っ張らせてみましたが、ゲホゲホ悶え苦しんだだけでしたからな)

金属部分が直接肌に触れないようにもなっている、安全性は完璧に確認済みだ。

「……目、開けていいぞ」

「目ぇ開けても見えへんけど……つけられとる時に分かってもぉたわ、これ首輪やろ? 犬が散歩ん時につけとるようなヤツやん」

首輪は首との隙間に指が二本入る程度の締め具合にしておいた。リュウの希望によって変えるつもりだが、俺はこのくらいが存在感がありつつ息苦しくないちょうどいい締め具合だと思っている。

「豚にはハーネスの方がいいらしいけど、お前は首輪の方が嬉しいだろ?」

首輪の紐をうなじ側にある留め具と繋ぎ、紐を引いてリュウの首を軽く絞める。甘い吐息を漏らしたリュウは濡れた瞳で俺を見つめ、嬉しそうに蕩けた笑顔を浮かべた。

「首輪つけてもらうん夢やってん……ずっと、ずっと、誰かに飼われたかってん」

「誰でもいいのか?」

「んーん、今はもう水月やないとあかん。俺のご主人様……水月、水月ぃ、水月やったら俺の玉潰してもええよ、あぁちゃうわ、潰して……潰して欲しいねん。水月に……もう、目も耳も喉も潰してっ、手ぇも足も切って欲しい」

「…………ふぅん?」

SMについてある程度勉強したつもりだったのに、声色を保つので精一杯だった。

(何怖いこと言ってんですかリュウどの! え、何、それマゾとかそういう次元ですか? こわぁ……)

いくら愛しい彼氏の要求とはいえ、そんな猟奇的なこと出来る訳がない。さてどう返事をするべきか。

「あ……水月困ってもうた? ごめんな、堪忍な、水月別にSとちゃうんやもんな……無茶言うてホンマ堪忍な、して欲しいけどしてもらえる思てへんよ、大丈夫、分かっとるよ」

正座をしたままリュウは俺の膝に顔を擦り寄せる。

「……仮に、俺が今お前が言ったことやってやったとして、お前は最終的にどうなりたいんだ? 何も出来なくなって、どうしたいんだ?」

「水月のもんになりたい……水月以外の何の影響も受けたないねん。水月に全部潰されて、壊されて、死にたい」

膝の上に手を置くと手のひらに頬を擦り寄せてくる。その仕草はとても可愛らしいけれど、それをしながら話す願望が俺には到底理解出来なくて、怖くて、背骨が氷柱に変わったような感覚を味わった。

「……好きやで水月、ホンマに大好き」

リュウは俺の左右の膝にそれぞれ手を置き、ゆっくりと俺の足を開く。膝立ちになってベッドの側面に身体を押し付け、俺の股間に顔を擦り付けた。

「御奉仕させてぇなご主人様。首輪のお礼したいねん」

俺の恐怖を始めたのはリュウだが、責任を持ってその恐怖を終わらせてくれたことに感謝し、首輪の紐を引いて股間から顔を離させた。

「礼を受け取ってやるよ、ベッドに上がってこい」

「はぁい……ありがとうございます、ご主人様ぁ」

ベッドに対して垂直に寝転がせ、頭がベッドに乗らないように──ベッドの端から頭を落とすようにさせる。辛うじてベッドの端に乗った首に手を添え、親指で喉仏を撫でる。

「ほら、しゃぶれ」

スラックスを雑に脱いで下着をズラし、ぶるんと飛び出た陰茎を咥えさせ、ディルドで調教してやった記憶が真新しいだろう喉を犯していく。呻き声に罪悪感を覚えながら、喉越しに手に伝わる自身の陰茎の感触に寒気を覚える。

「……っ、ぐっ……! んんっ……!?」

ゆっくりと手に込める力を増やし、リュウの首を絞めていく。彼は足をバタつかせて壁を蹴り、俺の手を掴もうとしたが、引き剥がそうとする生存本能は被虐欲で押さえつけたのか首絞めをねだるように俺の手のひらを撫でるに留めた。
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