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庇い傷は男の勲章
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入口や階段で殴りかかってきた男とは違う制服を着た三人組の男達と、入口の男と同じ制服を着たボコボコにされて床に転がっている男達、彼らはおそらくそれぞれ別の不良グループだ。
レイが事前に教えてくれた、この縄張りのボスであるレイの元カレに代わって縄張りの管理をしている三人組の存在を重ねればややこしい状況を理解出来る気がした。
「……ちょっといいか」
「水月、下がっててください!」
ふんわりとした状況仮定に賭けて俺は部屋の中に入った。シュカは俺を押し返そうとはせず、三人組を睨み付けながら俺を庇うように前に立った。
「俺はそいつらとは無関係なんだ。えっと……まず、俺達はこの街に遊びに来ただけなんだ。待ち合わせ中に、その……友達の一人がカツアゲされて、もう一人の友達がそれに怒って……そしたら連れ去られたみたいで、助けに来ただけなんだ。だから俺達とアンタ達が争う理由はないんだよ」
カンナやリュウを友達と呼称する心苦しさに少し言葉に詰まった。けれど、上手く説明出来たと思う。
「それ信用しろって?」
「本当だとしたら場所違いだわ」
「ここにはレイちゃんが居るはずだもんな」
「その……レイちゃん? って確信した理由はなんだ? 金髪って言ってたよな、それだけなんじゃないか? 俺の友達も金髪なんだよ、勘違いの可能性はないかな」
三人組は顔を見合わせ、首を振ったりなど彼ら同士でしか分からないだろう仕草で相談を始めた。
「……どちらが勘違いしているにせよ、さらわれた金髪がここに居るのは間違いないんですから手分けして探しましょう」
「お前らが増援じゃねぇって証拠あんのかよ」
「探すフリして人質にする気じゃねぇだろうな」
「はぁ……じゃあ全員で固まって探しましょう。抜け駆け出来ないように動けばいいんでしょう?」
自分達が勘違いしている側かもしれないと思ってくれたようで三人組はシュカの案に乗り、俺達は彼らと全員でビルを探索することにした。
「めっちゃ居るじゃんお前ら」
部屋の外で待機していた俺の彼氏達を見た男は呆れたように言った。
「見るからに戦力外も居るでしょう? 遊びに来ただけなんですよ。なのにこんなことに……全く手のかかる」
「ご、め……なさっ……ぼくが、ぶつかっ、ちゃ……たっ、からぁ……」
「カンナのせいじゃないよ。カツアゲするようなヤツらが悪いんだ、泣かないでくれ……よしよし」
泣き出したカンナを見て三人組は俺達への警戒を明らかに緩めた。ずっと歌見の陰に隠れているレイとは対照的だ。
「ん……? 何か聞こえね? こっちこっち、この部屋」
三人組のうちの一人が入っていった部屋には錆び付いたロッカーが幾つもあり、倒れているものも数個あり、そのうちの一つがガタガタと揺れていた。
「レイちゃん!」
「リュウ!」
三人組と俺はほぼ同時に名前を呼び、扉部分を下に向けて倒されたロッカーを引っくり返した。自然と協力し合っていたことに終わってから気が付いた。
「んぅ……んー! んゔーっ!」
ロッカーの扉を開けると猿轡を噛まされ、手首を縛られたリュウが俺を見つけて呻いた。
「リュウ! リュウ……! あぁ……リュウ」
頬に殴られた跡はあるが、喚く元気はあるようだ。ひとまず安心した俺はリュウを抱えてロッカーから出し、拘束に使われていたタオルをほどいた。
「ぷはっ、はぁー……やっと喋れるわ。怖かってんで狭いし暗いし出られへんし。助けてくれておおきにな水月ぃ……来てくれる思てへんかったわ」
俺は正座に似た体勢を取ってリュウを膝に乗せている。膝の上のリュウは笑顔を浮かべているが、腫れた頬が痛々しい。
「来るに決まってるだろ、バカ……殴られやがって。ほっぺた以外は? どこに何された」
「腹に膝蹴り入れられたけどもう痛ないわ……って、ちょ、水月? なにぃ……そんな、俺平気やって、そないぎゅうぎゅうしぃなや」
心配を無下にするような態度のリュウがとてもいじらしく思えて、俺は彼を強く抱き締めた。細身ながらにガッシリと男らしさがあり、儚さなんて欠片もないのに捕まえていたくて、戸惑い照れるリュウの声を無視し続けた。
「勘違いしていたのはあなた達の方だったみたいですね」
「レイちゃんじゃない……やばい、どうしよ」
「レイちゃん居たって言っちゃったぁ……!」
「殺されるってこれマジで死ぬって!」
「あなた達のおかげで手間が省けました、ありがとうございました」
三人組は酷く慌てていてシュカの感謝という名の皮肉にも気付かない。目を合わせずともレイが早くこの場を去りたがっていることは伝わってきたので抱擁を中断して立ち上がった。
「リュウ、立てるか?」
「ぉん」
閉じ込められていたせいで身体が凝り固まったと笑うリュウの手をカンナが弱々しく掴む。
「てん、く……ごめ、なさ……めん、なさ、ぃ……ぼく、ぼくの……せぇ、で……」
「あ……せや、しぐの財布! まだ取り返してへんねん」
「え……? そ、なのっ……もぉい、から」
「よくありませんよ、ここまで来たのに財布の一つも取り返せないんじゃ大損です」
三人組が倒してくれた不良達の中に持っているヤツが居るはずだ、なければ彼らの財布からカンナの財布に入っていた分くらいはいただいていこうとシュカが提案し、俺が可決した。
「えっと……それじゃ、お先失礼します。ありがとうございました。レイちゃん? 見つかるといいですね……」
三人組に一応礼を述べ、足早に彼らの元を去って不良達が大勢倒れている部屋に戻ってきた。皆顔がボコボコだ。
「さて、探しますか。時雨さん、どんな財布ですか?」
「もぉ、い……よ。起き、ら……こわ、から……も、行こ……?」
「引っ叩きますよ。どんな財布か言いなさい」
「ぅ…………ぷれ、ぼー……の、黒い、の」
脅されたカンナは渋々と言った様子で財布の特徴を話した。
「弟さんにもらった財布らしいねん。金だけ戻りゃええっちゅうもんとちゃうから、本体も見つけたってな」
「分かってる。リュウは休んでろよ」
リュウをカンナに任せるとカンナはまた「僕のせいで……」と泣き出し、それをリュウが慰めるという逆転した現象が起こっていた。
「こいつらいい財布持ってるな、ブランド物ばっかりだ」
「財布買う金も中の金もほとんど今回みたいにカツアゲしたヤツっすよ」
本人の物だろう財布は見つかるが、カンナの物らしき財布はない。中身だけ抜いて捨てられてしまったのだろうか。
「ぁ……」
「どないしたん?」
「その、人、に……ぼく、おこ、られ……た」
カンナが指した男のポケットなどを調べるとウサギのロゴが可愛らしい黒い財布が見つかった。カンナの物のようだ。
「……なか、み、ぶじ」
「意外っすね、後で山分けでもする気だったんすかね」
「慰謝料もらっておきましょうよ」
彼氏達は財布を取り戻したカンナの元に集い、シュカは少し離れたところで不良の財布の中身を物色している。俺もリュウの頬の手当代くらいはもらいたいと思ってはいるが、下手に恨みを買うのも嫌なのでシュカを止めようとカンナの傍を離れた。
「シュカ、やめとけよ」
「いいじゃないですか、いっぱい入ってますし」
「ダメだ、置いとけ」
足元に転がった男達を避けつつシュカに近付いていく。むくれたシュカの背後でピクリと男が動いた。ゆっくりと起き上がるその男はナイフを握っている。
「シュカっ! 後ろ!」
素早く振り返ったシュカは腕で顔を庇った。身体にある無数の傷跡から分かる通り、彼は無理に避けようとせず傷を浅くする戦闘スタイルなのだろう。今回も避けるのは間に合わないと判断して防御に徹したのだ、けれど俺は間に合った。
「水月……!?」
凶刃からシュカを庇うことが出来た。
レイが事前に教えてくれた、この縄張りのボスであるレイの元カレに代わって縄張りの管理をしている三人組の存在を重ねればややこしい状況を理解出来る気がした。
「……ちょっといいか」
「水月、下がっててください!」
ふんわりとした状況仮定に賭けて俺は部屋の中に入った。シュカは俺を押し返そうとはせず、三人組を睨み付けながら俺を庇うように前に立った。
「俺はそいつらとは無関係なんだ。えっと……まず、俺達はこの街に遊びに来ただけなんだ。待ち合わせ中に、その……友達の一人がカツアゲされて、もう一人の友達がそれに怒って……そしたら連れ去られたみたいで、助けに来ただけなんだ。だから俺達とアンタ達が争う理由はないんだよ」
カンナやリュウを友達と呼称する心苦しさに少し言葉に詰まった。けれど、上手く説明出来たと思う。
「それ信用しろって?」
「本当だとしたら場所違いだわ」
「ここにはレイちゃんが居るはずだもんな」
「その……レイちゃん? って確信した理由はなんだ? 金髪って言ってたよな、それだけなんじゃないか? 俺の友達も金髪なんだよ、勘違いの可能性はないかな」
三人組は顔を見合わせ、首を振ったりなど彼ら同士でしか分からないだろう仕草で相談を始めた。
「……どちらが勘違いしているにせよ、さらわれた金髪がここに居るのは間違いないんですから手分けして探しましょう」
「お前らが増援じゃねぇって証拠あんのかよ」
「探すフリして人質にする気じゃねぇだろうな」
「はぁ……じゃあ全員で固まって探しましょう。抜け駆け出来ないように動けばいいんでしょう?」
自分達が勘違いしている側かもしれないと思ってくれたようで三人組はシュカの案に乗り、俺達は彼らと全員でビルを探索することにした。
「めっちゃ居るじゃんお前ら」
部屋の外で待機していた俺の彼氏達を見た男は呆れたように言った。
「見るからに戦力外も居るでしょう? 遊びに来ただけなんですよ。なのにこんなことに……全く手のかかる」
「ご、め……なさっ……ぼくが、ぶつかっ、ちゃ……たっ、からぁ……」
「カンナのせいじゃないよ。カツアゲするようなヤツらが悪いんだ、泣かないでくれ……よしよし」
泣き出したカンナを見て三人組は俺達への警戒を明らかに緩めた。ずっと歌見の陰に隠れているレイとは対照的だ。
「ん……? 何か聞こえね? こっちこっち、この部屋」
三人組のうちの一人が入っていった部屋には錆び付いたロッカーが幾つもあり、倒れているものも数個あり、そのうちの一つがガタガタと揺れていた。
「レイちゃん!」
「リュウ!」
三人組と俺はほぼ同時に名前を呼び、扉部分を下に向けて倒されたロッカーを引っくり返した。自然と協力し合っていたことに終わってから気が付いた。
「んぅ……んー! んゔーっ!」
ロッカーの扉を開けると猿轡を噛まされ、手首を縛られたリュウが俺を見つけて呻いた。
「リュウ! リュウ……! あぁ……リュウ」
頬に殴られた跡はあるが、喚く元気はあるようだ。ひとまず安心した俺はリュウを抱えてロッカーから出し、拘束に使われていたタオルをほどいた。
「ぷはっ、はぁー……やっと喋れるわ。怖かってんで狭いし暗いし出られへんし。助けてくれておおきにな水月ぃ……来てくれる思てへんかったわ」
俺は正座に似た体勢を取ってリュウを膝に乗せている。膝の上のリュウは笑顔を浮かべているが、腫れた頬が痛々しい。
「来るに決まってるだろ、バカ……殴られやがって。ほっぺた以外は? どこに何された」
「腹に膝蹴り入れられたけどもう痛ないわ……って、ちょ、水月? なにぃ……そんな、俺平気やって、そないぎゅうぎゅうしぃなや」
心配を無下にするような態度のリュウがとてもいじらしく思えて、俺は彼を強く抱き締めた。細身ながらにガッシリと男らしさがあり、儚さなんて欠片もないのに捕まえていたくて、戸惑い照れるリュウの声を無視し続けた。
「勘違いしていたのはあなた達の方だったみたいですね」
「レイちゃんじゃない……やばい、どうしよ」
「レイちゃん居たって言っちゃったぁ……!」
「殺されるってこれマジで死ぬって!」
「あなた達のおかげで手間が省けました、ありがとうございました」
三人組は酷く慌てていてシュカの感謝という名の皮肉にも気付かない。目を合わせずともレイが早くこの場を去りたがっていることは伝わってきたので抱擁を中断して立ち上がった。
「リュウ、立てるか?」
「ぉん」
閉じ込められていたせいで身体が凝り固まったと笑うリュウの手をカンナが弱々しく掴む。
「てん、く……ごめ、なさ……めん、なさ、ぃ……ぼく、ぼくの……せぇ、で……」
「あ……せや、しぐの財布! まだ取り返してへんねん」
「え……? そ、なのっ……もぉい、から」
「よくありませんよ、ここまで来たのに財布の一つも取り返せないんじゃ大損です」
三人組が倒してくれた不良達の中に持っているヤツが居るはずだ、なければ彼らの財布からカンナの財布に入っていた分くらいはいただいていこうとシュカが提案し、俺が可決した。
「えっと……それじゃ、お先失礼します。ありがとうございました。レイちゃん? 見つかるといいですね……」
三人組に一応礼を述べ、足早に彼らの元を去って不良達が大勢倒れている部屋に戻ってきた。皆顔がボコボコだ。
「さて、探しますか。時雨さん、どんな財布ですか?」
「もぉ、い……よ。起き、ら……こわ、から……も、行こ……?」
「引っ叩きますよ。どんな財布か言いなさい」
「ぅ…………ぷれ、ぼー……の、黒い、の」
脅されたカンナは渋々と言った様子で財布の特徴を話した。
「弟さんにもらった財布らしいねん。金だけ戻りゃええっちゅうもんとちゃうから、本体も見つけたってな」
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リュウをカンナに任せるとカンナはまた「僕のせいで……」と泣き出し、それをリュウが慰めるという逆転した現象が起こっていた。
「こいつらいい財布持ってるな、ブランド物ばっかりだ」
「財布買う金も中の金もほとんど今回みたいにカツアゲしたヤツっすよ」
本人の物だろう財布は見つかるが、カンナの物らしき財布はない。中身だけ抜いて捨てられてしまったのだろうか。
「ぁ……」
「どないしたん?」
「その、人、に……ぼく、おこ、られ……た」
カンナが指した男のポケットなどを調べるとウサギのロゴが可愛らしい黒い財布が見つかった。カンナの物のようだ。
「……なか、み、ぶじ」
「意外っすね、後で山分けでもする気だったんすかね」
「慰謝料もらっておきましょうよ」
彼氏達は財布を取り戻したカンナの元に集い、シュカは少し離れたところで不良の財布の中身を物色している。俺もリュウの頬の手当代くらいはもらいたいと思ってはいるが、下手に恨みを買うのも嫌なのでシュカを止めようとカンナの傍を離れた。
「シュカ、やめとけよ」
「いいじゃないですか、いっぱい入ってますし」
「ダメだ、置いとけ」
足元に転がった男達を避けつつシュカに近付いていく。むくれたシュカの背後でピクリと男が動いた。ゆっくりと起き上がるその男はナイフを握っている。
「シュカっ! 後ろ!」
素早く振り返ったシュカは腕で顔を庇った。身体にある無数の傷跡から分かる通り、彼は無理に避けようとせず傷を浅くする戦闘スタイルなのだろう。今回も避けるのは間に合わないと判断して防御に徹したのだ、けれど俺は間に合った。
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