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結合部を凝視する喜び

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リュウに動くよう命令してみると、彼は猫が伸びをするような姿勢から四つん這いへと戻り、俺に向かって尻を突き出した。

「んっ、ぁ、あぁっ……!」

亀頭までしか入っていなかった陰茎がゆっくりとリュウのナカに飲み込まれていく。今まで騎乗位や対面座位以外で相手だけに動いてもらったことがなかったから、静止状態ではない結合部をじっくり眺める機会は初めて……だな、うん、初めてだ。貴重な機会だ、目に焼き付けておかなければ。

(プリケツ気味とはいえ少年らしい小ぶりなお尻にぶっとグロいてぃんてぃんぶっ挿さってんの、素晴らしい光景ですなぁ。あ~、わたくしの愛息子が食べられていきますぞ~)

尻が向こうからこちらに来てくれる光景というのは、全く素晴らしいものだ。震えたり跳ねたりする度に尻肉がぷるんっと揺れるのが愛らしい。

「んっ、んんっ……ん……んぁっ!?」

じわじわと肉の中に飲み込まれていっていた陰茎が、コリっと少し硬いものに触れた。柔らかな腸壁に隠れたそのしこりは陰茎のように硬く張っているようだ。

「ぁ、あたっ、当たりっ、ましたぁ……水月様っ」

「どこに?」

「へ……? ぁ、ぜん、りつせん……?」

膝立ちのままボーッとしているのも暇なので、左手で握っているベルトをくいっくいっと軽く緩急を付けつつ引っ張ってみた。

「んっ、んゔっ!」

ベルトを引く度きゅっ、きゅっ、と後孔が締まる。まるでベルトがスイッチのような……いや、レバー? そこはどうでもいいか。

「前立腺はお前の何だ?」

「気持ちええとこ……? あっ、ぁあっ……!」

手持ち無沙汰な右手でリュウの尻を優しく撫でてみた。それだけなのにリュウの後孔はきゅうぅっと俺の陰茎の先端を締め付ける。可愛い。

「どうするんだっけ?」

「水月のんでぇ、コリコリさせてもろて、イって……ほんで、水月に奥までずんずんしてもらいます」

「……やってみろよ」

「んっ、あっ、ぁあんっ!」

カリが微かな硬い膨らみを超える。リュウはビクッと身体を跳ねさせたがすぐに腰を引き、前立腺をカリで引っ掻かせた。

「んっ、ふゔっ……! ぅあっ! ぁ、んっ! はぁあっ……こりこりっ、すんのぉ……ええわ、気持ちええっ……あかんっ、腰ブレるぅっ……ちゃんと、動かれへんっ、んんっ……!」

前立腺をコリコリと引っ掻かせているだけだからリュウの腰振りは微かなものだが、それでも腰を引く際に後孔の縁がめくれて、皺が伸び切っている様を見せつけてくる。たまらない。挿入中の穴の縁を舐めたい、なのに俺は軟体の持ち主ではない。セルフフェラより難しそうなことを、セルフフェラすら出来ない俺に出来る道理がない。

「んぁっ! あ、ぁあっ! はっ、ひ……ぃいんっ! んっ、んんぅっ……!」

「そんなにちんたらやっててイけんのか?」

陰茎の先端だけをちゅぱちゅぱしゃぶられて、カリ首に硬いものをコリコリ押し付けられる。俺にとっても結構キツい。

「さっさと動けよ、ほら頑張れ」

ぺちぺちと軽くリュウの尻を叩く。この程度の力の込め方なら怪我の心配はなく尻の感触とぷるぷるした揺れを手放しで楽しめる。

「ひぁっ、あっ! ぅ、動くっ、動いとるやん……んぅっ……! んぁっあぁんっ! ぁひっ、ひっ、ゔっ、自分で動くとぉっ、けっこぉっ、キツいねんからっ、あっあっあぁっ!? きもちっ、これきもひぃっ……!」

快楽に怯んで一往復すらスムーズにこなせなかったくせに、擦れ方が変わったのかそれとも単なる積み重ねか、リュウの腰振りが早くなった。

「イくっ、水月ぃっ、イくっ、イくぅっ! イっ……くっ、ぅうんっ! んっ、んん……はぁっ、はぁ……水月ぃ、イったで……? ちゃんと出たぁ……ごほぉび……」

「あぁ、何にも突っ込んでないのにしっかり無駄打ちしたなぁ。えらいぞ、よく出来たな」

SMにおいて緩急は大切だ。責め立てた後は甘やかす、言い付けを守ったら褒美をやる。これを徹底しなければならない、とネットで学んだ。リュウにとって大切なのは虐められるところのようだが、虐めた後なら甘やかしたり褒めたりしても文句は言わず嬉しそうに受け入れる。SMの流れはしっかり理解しているようだ。

「じゃ、奥まで突っ込んでやるよ、雌犬」

「はいっ……ぁ、あっ、ぁあっ!? ちょっ、待ってぇっ! イったばっかのん擦れんのキツいぃっ!」

故意に責めるのをやめても挿入を続ける限り前立腺は圧迫され擦られ続ける。他の腸壁も同じく快感に晒され続ける。それも神経が剥き出しになったように敏感になっている絶頂直後を責められるのはそりゃ辛いだろう。だからこそ俺は手も腰も止めない。

「ご褒美欲しいっつったの誰だ? あぁ?」

「んひぃっ!? ゆっ、言うたけどぉっ! ゔあっ!? ぁひっ、ひっ、イくっ、またイっ……んっ、くぅゔぅぅっ……!」

結腸口の手前までの挿入を終える頃、リュウはまた絶頂を迎えて僅かに背を反らした。俺はリュウの首に巻いたベルトから一旦手を離し、両手で彼の腰を掴み、激しく腰を振った。

「んっ、んんっ……ぅあっ!? ぁ、ひっ! ひいっ!? いっあっあぁゔっ! イぐっ! イった、今イったばっかやのにぃっ! ややっ、いややぁっ! ぁ、あっあぁっ!」

挿入前にローションを入れなかったため摩擦が強い、アキとのセックスの後俺の陰茎に残ったローションや精液、そしてリュウの後孔をほじくるのに使ったバイブを濡らしたリュウ自身の唾液、そして今じわじわと染み出してきているカウパーと腸液、極々僅かなそれらだけが潤滑油の代わりだ。ローションを足すべきだろうか。

「あぁっ! あづいっ、ぃいっ! ひぎっ、ゔぅっ! 削れるっ、腹けじゅれるゔぅっ!」

いや、今のところ怪我になりそうなほど滑りが弱い訳ではないし、ローションを使っていないからこそのリュウの反応を楽しみたい。続行だ。
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