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細い身体を内と外から
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仰向けのセイカに反対向きに覆い被さり、下着を被った顔に陰茎を押し付ける。セイカの後孔をほじる手はそのまま、既に二発分の精液を溜めたセイカの陰茎に被せたコンドームを外し、精液まみれのそれを咥えた。
「ひぁっ!? んなっ、同時にぃっ……ん、ひっ、んんんっ……!」
裏筋を舐め上げ、カリ首を舌でなぞり、亀頭をぢゅうぅっと吸い上げる。手では前立腺を撫で転がし、つまみ、叩き、ひたすらに嬲る。
「んっ、ゃ、ぁあっ! はっ、ぁ、むりっ、もぉそこ嫌っ、ぁ、あっ……! でるっ、出ちゃ……ぁ、イくっ、イくぅうっ!」
「んっ……はぁ、ちょっと少ないし薄いぞ?」
「はぁっ……はぁ、何回目だと思ってんだよ、俺はお前みたいに、そんな……何回も出せないんだよ」
「……っ、ちょ、セイカ……もうちょい優しく扱ってくれよ」
ぎゅっと陰茎を握られ、興奮の範疇を僅かに超えた痛みに不満を漏らす。
「うるさい……顔にぐりぐり押し付けやがって。もうそこ、なんだっけ……前立腺? ばっかりやだ。これ入れろよ。いくら押し付けたってしゃぶってやんないからな、入れろ」
「……69狙ってたのバレてた?」
「何それ」
セイカは経験豊富な割に知識は少ない。自主的でないものを経験豊富扱いするのは嫌だな、セイカに好かれセイカに受け入れられてセイカを抱いたのは俺だけだ、セイカの男は俺だ、過去も未来も俺だけだ。
「顔見たい……」
「ふふ、ごめんごめん」
セイカの上で身体を反転させ、頭の向きを揃えて覆い被さる。セイカの頭に被せた下着をベッドから落とし、白濁液で汚れた彼と唇を重ねる。
「ん……お前のでベタベタだぞ、いいのかよ」
「俺もさっきセイカのしゃぶったし」
「……そういやそうじゃん、嫌だな」
「おあいこおあいこ」
「鳴雷のはいいけど自分のはなんか嫌なんだよ……」
分かる。俺も彼氏達の身体ならどこでも舐められるし、彼氏達の精液ならいくらでも飲めるけれど、自分のはなんか嫌だ。汚い気がする。
「髪にまでつけやがって……全部飲ませろよもったいない、飲むと身体にいいって言ったのお前だろ」
「だって俺のにまみれたセイカ見たかったんだもん。予想通り可愛いし……あぁもう頭のてっぺんから爪先まで俺のでドロドロにしてやりたい」
「いくらお前でもそんなに出ねぇよ」
「……精液風ローションこないだネットで見たんだけど」
「あーもうバカ、発想がバカ」
「とりあえずは下のお口から栄養補給だな」
「……バカ」
呆れと照れが混じっていれば暴言だって可愛らしい。掴む度に折れないか不安になる太腿を掴んで開かせ、散々ほじくったせいかそれとも今なお精液の匂いに晒されているせいか、ヒクヒクと物欲しそうに震えているそこに陰茎をゆっくりと押し込む。
「んっ、ぁ、あっ、あぁっ……!」
「痛かったら言えよ。激しくはしないつもりだけど、もししちゃったら引っ叩いてくれ」
「んっ、ふ、ぅう……鳴雷っ、なるかみぃ……キスっ」
「しゃぶった後のん嫌って言ってたくせに」
短い右腕が頭をぽすぽすと叩いている、左腕のように俺の首に絡み付きたいのだろうか。そんな可愛い真似をされてはキスのおねだりに応える以外の選択肢は消える。
「んんっ……」
俺の舌に吸い付いて幸せそうにゆっくりと目を閉じたセイカの細過ぎる腰に手を移し、その華奢さに不安になりながら強く掴み、陰茎を更に奥へと押し込んだ。
「んんんゔぅっ!?」
口内に響く嬌声。優しく吸い付く緩い穴を犯す快感。亀頭が結腸口を叩く感覚。
「んっ……はぁ…………セイカ、もっと奥入るぞ」
「ふっ、ふぅっ……ぅ、ん……この奥が、ずっと……ぎゅうって、痛かった」
「……あぁ、もう、可愛いなぁっ!」
ぐぽっ、と体内で響く淫らな音。手酷く扱われてきたセイカの後孔に平均的な締め付けが戻る最奥に、本当に俺以外に荒らされたことのない聖域に、まず先端が入った。
「はぁあっ……キッツ。気持ちいい……セイカは?」
「んっ、ん……もっと、奥……きて、欲しい」
「……そうだなぁ、もうちょいあるもんな。よく覚えてたなぁ……ふふ、ずっとハメられ待ちしてたんだもんな」
腰を細かく前後に揺らして直腸の終わり付近を慣らしながら、白濁液にまみれたセイカの顔を撫でる。
「んっ、あぁっ! ぁ、うっ、んんっ……! なる、かみぃっ……ぜんぶっ、ぜんぶこすれるぅっ、ぜんぶぅっ!」
「あぁ、そうだな、全部……いや、まだ奥があるだろ? この奥欲しいんだよな、ほらっ……」
「……っ、おっ! んっ、ふ……ん、んんん…………やっと、埋まったぁ……なる、かみの……ここ、鳴雷のとこ、ずっと空っぽ、さみしかった……ふへっ、なるかみぃ、すき、すき……しゅきぃ……」
どぢゅっ、と直腸と結腸の境の曲がり角を突き上げた瞬間、セイカの身体が弓なりに跳ねた。目を見開いて全身を痙攣させた後、くたっと全身の力を抜き、弱々しく俺の首に抱きついて俺の肩に頭を擦り寄せた。
「ぴったりハマってるな。俺の形になっててくれてすごく嬉しいよ」
「あっ、あぁあっ……!? 今、腹撫でんのやばいぃっ……ナカ、ぐりゅってぇっ」
「セイカは筋肉も脂肪もないからなぁ」
薄い腹を強く押しながら撫でると俺の陰茎がどこまで入っているのかハッキリと分かった。
「腸を直接マッサージしてる感じなんじゃないか?」
「ゔあっ!? ぁ、ゔっ! や、ばいぃっ! それっ、やばっ、ぁっ! 腹っ、が、ぁああっ! なるかみのっ、にゃるかみのぉっ! にぃっ! ぐちゅ、ぐちゅっ、されしぇゔっ! 腹、ぜんぶぅっ、なるかみになるぅゔっ……!」
「俺もなんかぐにぐに外から押されてんの分かるよ」
あまり分厚くないこんにゃくに切れ目を入れて挿入し、その上から陰茎を揉んでいる感じだ。セイカ本当に皮膚とか筋肉とかある? 腸しかなくない?
(ひゃー、レイどのやリュウどのもなかなか細いですがこれはもう本当……段違いに腹が薄いですな)
手のひらで下腹を覆ってぐっと押したまま、ゆっくりと腰を引く。
「ひっ……!? ぅ、あっ、あぁあああっ!?」
外側から無理矢理陰茎に押し付けられ、しかもその陰茎が抜けていって細かなひだや粒まで余さず引っ掻かれ、全体を擦られる腸壁の快感はどれほどなのか。ぶしゃっと水っぽい精液を噴いて白目を剥きそうなほど感じているセイカを見れば答えが出そうな気がした。
「ひぁっ!? んなっ、同時にぃっ……ん、ひっ、んんんっ……!」
裏筋を舐め上げ、カリ首を舌でなぞり、亀頭をぢゅうぅっと吸い上げる。手では前立腺を撫で転がし、つまみ、叩き、ひたすらに嬲る。
「んっ、ゃ、ぁあっ! はっ、ぁ、むりっ、もぉそこ嫌っ、ぁ、あっ……! でるっ、出ちゃ……ぁ、イくっ、イくぅうっ!」
「んっ……はぁ、ちょっと少ないし薄いぞ?」
「はぁっ……はぁ、何回目だと思ってんだよ、俺はお前みたいに、そんな……何回も出せないんだよ」
「……っ、ちょ、セイカ……もうちょい優しく扱ってくれよ」
ぎゅっと陰茎を握られ、興奮の範疇を僅かに超えた痛みに不満を漏らす。
「うるさい……顔にぐりぐり押し付けやがって。もうそこ、なんだっけ……前立腺? ばっかりやだ。これ入れろよ。いくら押し付けたってしゃぶってやんないからな、入れろ」
「……69狙ってたのバレてた?」
「何それ」
セイカは経験豊富な割に知識は少ない。自主的でないものを経験豊富扱いするのは嫌だな、セイカに好かれセイカに受け入れられてセイカを抱いたのは俺だけだ、セイカの男は俺だ、過去も未来も俺だけだ。
「顔見たい……」
「ふふ、ごめんごめん」
セイカの上で身体を反転させ、頭の向きを揃えて覆い被さる。セイカの頭に被せた下着をベッドから落とし、白濁液で汚れた彼と唇を重ねる。
「ん……お前のでベタベタだぞ、いいのかよ」
「俺もさっきセイカのしゃぶったし」
「……そういやそうじゃん、嫌だな」
「おあいこおあいこ」
「鳴雷のはいいけど自分のはなんか嫌なんだよ……」
分かる。俺も彼氏達の身体ならどこでも舐められるし、彼氏達の精液ならいくらでも飲めるけれど、自分のはなんか嫌だ。汚い気がする。
「髪にまでつけやがって……全部飲ませろよもったいない、飲むと身体にいいって言ったのお前だろ」
「だって俺のにまみれたセイカ見たかったんだもん。予想通り可愛いし……あぁもう頭のてっぺんから爪先まで俺のでドロドロにしてやりたい」
「いくらお前でもそんなに出ねぇよ」
「……精液風ローションこないだネットで見たんだけど」
「あーもうバカ、発想がバカ」
「とりあえずは下のお口から栄養補給だな」
「……バカ」
呆れと照れが混じっていれば暴言だって可愛らしい。掴む度に折れないか不安になる太腿を掴んで開かせ、散々ほじくったせいかそれとも今なお精液の匂いに晒されているせいか、ヒクヒクと物欲しそうに震えているそこに陰茎をゆっくりと押し込む。
「んっ、ぁ、あっ、あぁっ……!」
「痛かったら言えよ。激しくはしないつもりだけど、もししちゃったら引っ叩いてくれ」
「んっ、ふ、ぅう……鳴雷っ、なるかみぃ……キスっ」
「しゃぶった後のん嫌って言ってたくせに」
短い右腕が頭をぽすぽすと叩いている、左腕のように俺の首に絡み付きたいのだろうか。そんな可愛い真似をされてはキスのおねだりに応える以外の選択肢は消える。
「んんっ……」
俺の舌に吸い付いて幸せそうにゆっくりと目を閉じたセイカの細過ぎる腰に手を移し、その華奢さに不安になりながら強く掴み、陰茎を更に奥へと押し込んだ。
「んんんゔぅっ!?」
口内に響く嬌声。優しく吸い付く緩い穴を犯す快感。亀頭が結腸口を叩く感覚。
「んっ……はぁ…………セイカ、もっと奥入るぞ」
「ふっ、ふぅっ……ぅ、ん……この奥が、ずっと……ぎゅうって、痛かった」
「……あぁ、もう、可愛いなぁっ!」
ぐぽっ、と体内で響く淫らな音。手酷く扱われてきたセイカの後孔に平均的な締め付けが戻る最奥に、本当に俺以外に荒らされたことのない聖域に、まず先端が入った。
「はぁあっ……キッツ。気持ちいい……セイカは?」
「んっ、ん……もっと、奥……きて、欲しい」
「……そうだなぁ、もうちょいあるもんな。よく覚えてたなぁ……ふふ、ずっとハメられ待ちしてたんだもんな」
腰を細かく前後に揺らして直腸の終わり付近を慣らしながら、白濁液にまみれたセイカの顔を撫でる。
「んっ、あぁっ! ぁ、うっ、んんっ……! なる、かみぃっ……ぜんぶっ、ぜんぶこすれるぅっ、ぜんぶぅっ!」
「あぁ、そうだな、全部……いや、まだ奥があるだろ? この奥欲しいんだよな、ほらっ……」
「……っ、おっ! んっ、ふ……ん、んんん…………やっと、埋まったぁ……なる、かみの……ここ、鳴雷のとこ、ずっと空っぽ、さみしかった……ふへっ、なるかみぃ、すき、すき……しゅきぃ……」
どぢゅっ、と直腸と結腸の境の曲がり角を突き上げた瞬間、セイカの身体が弓なりに跳ねた。目を見開いて全身を痙攣させた後、くたっと全身の力を抜き、弱々しく俺の首に抱きついて俺の肩に頭を擦り寄せた。
「ぴったりハマってるな。俺の形になっててくれてすごく嬉しいよ」
「あっ、あぁあっ……!? 今、腹撫でんのやばいぃっ……ナカ、ぐりゅってぇっ」
「セイカは筋肉も脂肪もないからなぁ」
薄い腹を強く押しながら撫でると俺の陰茎がどこまで入っているのかハッキリと分かった。
「腸を直接マッサージしてる感じなんじゃないか?」
「ゔあっ!? ぁ、ゔっ! や、ばいぃっ! それっ、やばっ、ぁっ! 腹っ、が、ぁああっ! なるかみのっ、にゃるかみのぉっ! にぃっ! ぐちゅ、ぐちゅっ、されしぇゔっ! 腹、ぜんぶぅっ、なるかみになるぅゔっ……!」
「俺もなんかぐにぐに外から押されてんの分かるよ」
あまり分厚くないこんにゃくに切れ目を入れて挿入し、その上から陰茎を揉んでいる感じだ。セイカ本当に皮膚とか筋肉とかある? 腸しかなくない?
(ひゃー、レイどのやリュウどのもなかなか細いですがこれはもう本当……段違いに腹が薄いですな)
手のひらで下腹を覆ってぐっと押したまま、ゆっくりと腰を引く。
「ひっ……!? ぅ、あっ、あぁあああっ!?」
外側から無理矢理陰茎に押し付けられ、しかもその陰茎が抜けていって細かなひだや粒まで余さず引っ掻かれ、全体を擦られる腸壁の快感はどれほどなのか。ぶしゃっと水っぽい精液を噴いて白目を剥きそうなほど感じているセイカを見れば答えが出そうな気がした。
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