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あの音が鳴らない
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不意打ちのキスに驚き、口にねじ込まれた舌に上顎を撫でられる。硬いピアスが上顎の手前のひだを引っ掻き、思わず声が漏れる。
「んっ、んん……」
情けない声を二人に聞かせてしまったのが悔しくて、誤魔化すように腰を突き出した。
「……っ、ひあぁんっ!?」
レイは俺よりもキスが上手いけれど、後孔からの快楽に溺れてしまえばもうキスに集中出来ない。上の口を犯すのも俺だ。
「んっ、あぁっ……! やっと、せんぱいのぉっ……は、ぁ、あぁあっ! おっき……きもちぃっ、せんぱい、せんぱいのがナカに、せんぱいが俺に入れてっ、せんぱい、せんぱいがっ、せんぱいがぁっ……!」
おっと、スイッチが入ったな。呼吸が乱れてしまっている、少し落ち着かせないと。
「せんぱい、せんぱいせんぱいせんぱいっ、んんっ!? んっ、んむっ、ん、ぁ……んっ! ひぇんぱ、んん……」
意識してゆっくりと呼吸をしながら、丁寧にレイの口内を舐め回す。そのうちレイは落ち着いて、とろんとした目で俺を見上げた。
「……ぇへ」
口を離すと唾液まみれの唇がにっこりと歪んだ。
「幸せ……」
俺の陰茎をきゅうっと締め付けながらそう呟く。
「俺もだよ、レイ。傍に居られることが……触れられることが、こんなに特別で嬉しいことだなんて分かってなかった。帰ってきてくれてありがとう」
まだ絶頂させてすらいないのにすっかりトリップしてしまったレイからの返事はまともなものではなかった。けれど嬉しくて、可愛くて、昂った感情のまま俺は腰を振った。
「ぁんっ! んっ、あぁんっ! ひぁっ、あぅっ、あぁっ!」
とちゅっと優しく結腸口を突く度、甲高い声が零れる。しっかりと締め付けてくるのに柔らかい腸壁のたった一点だけのほのかな硬さ、前立腺が陰茎に擦れて気持ちいい。バックなら裏筋をしっかり刺激出来てもっと気持ちいいけれど、今はレイの顔を見てしていたい。
「……パンパン鳴らないね?」
「まだっ、全部は……入れてない、からっ」
「ふぅん……?」
「根元まで入れないと、お尻とか腰っ、ぶつからないだろ?」
「……あぁ! なるほど、アレその音なんだ。ボクがヤらされた時には鳴ってなかったのになーもしかして効果音なのかなーって不思議に思ってたんだよ」
パンパンと音が鳴るというのはAVとかから得た知識なのかな……?
「全部入れて、ゆっくり動くのやめたらっ……多分、お望みのものが聞けるよ」
「今のなんか水っぽい音だけでも十分楽しいから無理しなくていいよ。聞きたいっていうか、あの音が印象的ってだけだし」
ローションの音か。そういえば動く度にぬちぬち鳴っているな。
「サンはよく聞いてるなぁ……俺はっ、レイの声だけでいっぱいいっぱいだよ」
「ひあっ! ぁゔっ、ぅああっ! ぁ、ひっ、しぇんぱいぃっ……好きっ、すきぃいっ……! しゅきっすぅ!」
「はぁっ……本当、腰に響くイイ声出すなぁっ!」
「ぁああっ!? あっ、ぁ、おっ? ぉ、んっ、んゔぅゔっ……! ふっ、ゔ、ぅうっ……」
興奮に任せて一気に最奥まで突いてしまった。痛くはなかったか、苦しくはないか、その答えは顔に書いてある。
「ぅ、あ……あっ? ひぇん、ぱ……の、奥ぅ……はいっ、て……えへ、へへへ……」
「……涎垂れちゃってるぞ」
「んっ……」
快楽と多幸感のあまり開きっぱなしになっていた口の端から垂れた唾液を舐め取り、そのまま舌を口内に押し込む。普段のテクニックはどこへやら、レイは赤子のように俺の舌をちゅうちゅうと吸ってきた。
「ん、ん……はぁ……ちょっと激しくするぞ、大丈夫か?」
「してぇ……んっ、あぁんっ! ひぃんっ!? んぉっ、ぉんっ! んゔぅんっ! しぇんっ、ぱぁいっ! はやっ、ぃいっ! はやしゅぎっしゅぅっ!」
直腸の終点を突いてしばらく腰を止めていたが、キスに呼応するように陰茎を締め付けられ、特に亀頭への刺激は強く、耐えられなくなり腰振りを再開した。それも少し速く荒々しく変えて。
「ぃっ、ひぃっ! イっぢゃうっ! せんぱぁいっ! すぐイっちゃうっすぅっ! イっ、ぐぅうっ!」
絶頂を宣言して仰け反ったレイの陰茎は半勃ちのまま、とろとろと白濁液を零していた。射精と呼べるほどの勢いも量もないそれは俺の腰振りを更に速めた。
「ぎっ、ひぃいっ!? イぐっ! イぎゅゔぅっ! まっひぇせんぱぁいっ! 今イったっす、今イっだぁああっ! ぁ、ひっ、ひゔぅんっ!」
「あぁっ……気持ちいいか? レイ……どんなイき方してるんだ?」
「ぎもぢっ、ぎもちっ、すぅっ! あっ、あだまっ、頭がぁっ! ばぢって、ふわってぇっ! おにゃかっ、ずんずんっイぐぅっ! じゅっ、じゅんっ、ずんっ、ずんずんんっ……! おにゃかっ、が、あっだがっ、ぁああっ! イぐっ、イくぅゔぅっ……!」
まだ質問に詳しく答えられる余裕があるなら、もっと激しく犯しても他のところを同時に責めても失神する心配はないだろう。さて、次はどうしてやろうか?
「んっ、んん……」
情けない声を二人に聞かせてしまったのが悔しくて、誤魔化すように腰を突き出した。
「……っ、ひあぁんっ!?」
レイは俺よりもキスが上手いけれど、後孔からの快楽に溺れてしまえばもうキスに集中出来ない。上の口を犯すのも俺だ。
「んっ、あぁっ……! やっと、せんぱいのぉっ……は、ぁ、あぁあっ! おっき……きもちぃっ、せんぱい、せんぱいのがナカに、せんぱいが俺に入れてっ、せんぱい、せんぱいがっ、せんぱいがぁっ……!」
おっと、スイッチが入ったな。呼吸が乱れてしまっている、少し落ち着かせないと。
「せんぱい、せんぱいせんぱいせんぱいっ、んんっ!? んっ、んむっ、ん、ぁ……んっ! ひぇんぱ、んん……」
意識してゆっくりと呼吸をしながら、丁寧にレイの口内を舐め回す。そのうちレイは落ち着いて、とろんとした目で俺を見上げた。
「……ぇへ」
口を離すと唾液まみれの唇がにっこりと歪んだ。
「幸せ……」
俺の陰茎をきゅうっと締め付けながらそう呟く。
「俺もだよ、レイ。傍に居られることが……触れられることが、こんなに特別で嬉しいことだなんて分かってなかった。帰ってきてくれてありがとう」
まだ絶頂させてすらいないのにすっかりトリップしてしまったレイからの返事はまともなものではなかった。けれど嬉しくて、可愛くて、昂った感情のまま俺は腰を振った。
「ぁんっ! んっ、あぁんっ! ひぁっ、あぅっ、あぁっ!」
とちゅっと優しく結腸口を突く度、甲高い声が零れる。しっかりと締め付けてくるのに柔らかい腸壁のたった一点だけのほのかな硬さ、前立腺が陰茎に擦れて気持ちいい。バックなら裏筋をしっかり刺激出来てもっと気持ちいいけれど、今はレイの顔を見てしていたい。
「……パンパン鳴らないね?」
「まだっ、全部は……入れてない、からっ」
「ふぅん……?」
「根元まで入れないと、お尻とか腰っ、ぶつからないだろ?」
「……あぁ! なるほど、アレその音なんだ。ボクがヤらされた時には鳴ってなかったのになーもしかして効果音なのかなーって不思議に思ってたんだよ」
パンパンと音が鳴るというのはAVとかから得た知識なのかな……?
「全部入れて、ゆっくり動くのやめたらっ……多分、お望みのものが聞けるよ」
「今のなんか水っぽい音だけでも十分楽しいから無理しなくていいよ。聞きたいっていうか、あの音が印象的ってだけだし」
ローションの音か。そういえば動く度にぬちぬち鳴っているな。
「サンはよく聞いてるなぁ……俺はっ、レイの声だけでいっぱいいっぱいだよ」
「ひあっ! ぁゔっ、ぅああっ! ぁ、ひっ、しぇんぱいぃっ……好きっ、すきぃいっ……! しゅきっすぅ!」
「はぁっ……本当、腰に響くイイ声出すなぁっ!」
「ぁああっ!? あっ、ぁ、おっ? ぉ、んっ、んゔぅゔっ……! ふっ、ゔ、ぅうっ……」
興奮に任せて一気に最奥まで突いてしまった。痛くはなかったか、苦しくはないか、その答えは顔に書いてある。
「ぅ、あ……あっ? ひぇん、ぱ……の、奥ぅ……はいっ、て……えへ、へへへ……」
「……涎垂れちゃってるぞ」
「んっ……」
快楽と多幸感のあまり開きっぱなしになっていた口の端から垂れた唾液を舐め取り、そのまま舌を口内に押し込む。普段のテクニックはどこへやら、レイは赤子のように俺の舌をちゅうちゅうと吸ってきた。
「ん、ん……はぁ……ちょっと激しくするぞ、大丈夫か?」
「してぇ……んっ、あぁんっ! ひぃんっ!? んぉっ、ぉんっ! んゔぅんっ! しぇんっ、ぱぁいっ! はやっ、ぃいっ! はやしゅぎっしゅぅっ!」
直腸の終点を突いてしばらく腰を止めていたが、キスに呼応するように陰茎を締め付けられ、特に亀頭への刺激は強く、耐えられなくなり腰振りを再開した。それも少し速く荒々しく変えて。
「ぃっ、ひぃっ! イっぢゃうっ! せんぱぁいっ! すぐイっちゃうっすぅっ! イっ、ぐぅうっ!」
絶頂を宣言して仰け反ったレイの陰茎は半勃ちのまま、とろとろと白濁液を零していた。射精と呼べるほどの勢いも量もないそれは俺の腰振りを更に速めた。
「ぎっ、ひぃいっ!? イぐっ! イぎゅゔぅっ! まっひぇせんぱぁいっ! 今イったっす、今イっだぁああっ! ぁ、ひっ、ひゔぅんっ!」
「あぁっ……気持ちいいか? レイ……どんなイき方してるんだ?」
「ぎもぢっ、ぎもちっ、すぅっ! あっ、あだまっ、頭がぁっ! ばぢって、ふわってぇっ! おにゃかっ、ずんずんっイぐぅっ! じゅっ、じゅんっ、ずんっ、ずんずんんっ……! おにゃかっ、が、あっだがっ、ぁああっ! イぐっ、イくぅゔぅっ……!」
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