冴えないオタクでしたが高校デビューに成功したので男子校でハーレムを築こうと思います

ムーン

文字の大きさ
925 / 2,300

お断りとお誘い

しおりを挟む
まだ挿入は半端だ、レイは前立腺への刺激よりも最奥まで突っ込んで腹全体を揺さぶるようなのを好むから、まだその表情は恍惚とまではいかない。

「せんぱい……」

期待に満ち溢れた瞳に誘われるがまま、ゆっくりと腰を突き出していく。

「んっ、ぅうっ……! ぁ、あっ、あぁああっ!」

他の彼氏達に比べれば結腸口も緩い。奥まで楽に入った。しかし当然奥へ進むほど締め付けが強い、呼吸がブレる。

「……っ、はぁ……レイ」

「あ、んっ、んぅう……んゔっ、せん、ぱぁいっ」

「……全部入ったよ、えらいな」

頬を撫でるとレイは嬉しそうに口角を持ち上げた。親指で唇をなぞるとレイはその指をパクっと咥えた。

「ぁむ、んっ、んむ……ん、んぅう……ひぇん、ぴゃい」

「動くよ、いいな?」

親指をレイの口から抜き、レイの唾液にまみれた親指を軽くしゃぶる。甘美な味がする、気がする。

「ひゃい……んっ、ああぁっ!」

腰を引いていく。名残惜しそうに、行かないでとねだるように、濡れた腸壁が絡み付いてくる。

「ぁ、あぁっ……抜け、ちゃうっ、抜けちゃっ、ゃあっ……あぁあんっ!」

身体を二つに折り畳むような体勢のレイの最奥を、杭を打ち込むように責める。どぢゅっどぢゅっと興奮を煽る水音が鳴っている。

「ぁんっ! んあっ、あぁあっ! んっ、ひぃっ、しぇんぱっ、ぁ、んぁあんっ! しゅごっ、しゅごいっ、ぎもぢっ、ぃいっ! 奥っ、おぐぅっ! ずんっ、てぇっ!」

反り返るレイの身体を押さえ込み、ひたすら後孔を掘削する。レイの腹の奥深くに亀頭を出入りさせる度、ぐぽぐぽと音が鳴る、陰茎に響いて伝わってくる。その音もまた俺を興奮させる。

「あっ、ぁ、あぁあっ! イっ、く……イっぢゃゔっ! せんぱいっ、もぉイっぢゃゔぅゔっ!」

「あぁ、いいよ……イくとこ見せてくれ」

足を抱えさせているから手で顔を隠すことは出来ない。レイの可愛いイキ顔が間近でじっくり見られる。俺は一旦ぎゅっと目を閉じ、そして開いた。経った今からレイがイくまで俺は瞬きをしないと誓う。

「イくっ、イぐぅっ! イっちゃうっ……んっ、ぁ、あぁあんっ!」

絶頂が近いとレイに教わってから最奥を執拗に殴り付け続けた甲斐あって、レイは深い絶頂を迎えて想像以上に可愛らしいイキ顔を俺に晒した。

「……っ、ぁ、あ、あぁっ……イ、く。まひゃっ、イっちゃうぅっ……イ、くっ」

絶対直後の痙攣する腸壁は俺の陰茎をきゅうきゅうと締め付け、僅かにうねって扱き、勝手に快感を得た。

「余韻イキまでしてるのか? 可愛いなぁ」

「しぇんぱい、しぇんぱいっ……ひっ、ぅ……うぅ、しぇんぱいぃ……」

「……そろそろ抜くぞ? いいな?」

「ゃ、今っ、動いちゃあっ、ぁ、あっ、あぁあっ! イくっ、イっちゃうぅっ! まひゃイぎゅうゔぅっ!」

ぬぽんっ、と陰茎を健気に吸い付く穴から抜いて身体を起こすと、足を抱いている元気も失くしたレイが四肢をだらんと伸ばした。視線が定まっていない彼の膝裏を掴み、太腿に陰茎を挟ませ、何度か腰を振って射精を遂げ、レイの腹にかけてやった。

(ぐったりしてる彼氏で勝手に抜くのって、なんか……悪いことしてる気分になりますな。でもその背徳感もイイ!)

さて、次は誰だ? ミフユか歌見を抱くか、ハルかサンの開発を進めるか、ネザメを口説き落としてネコにしてやるか、勃起のインターバルはまだほとんど必要ないから、前者を連続でもイケそうだな。

「うーたみせーんぱいっ、シます~?」

相変わらず俺達に背を向けている歌見にそう声をかけると、真っ赤な顔だけがこちらを向いた。やはり胸を見せたくないようだ。

「しない! 今日は、もう……嫌だ」

「……先輩? すいません……俺、不快なことしちゃいました?」

ベッドから降りて歌見の斜め後ろに膝立ちになり、彼の顔を覗き込む。ついでに胸も……と思ったが、彼はグラビアモデルのようなポーズで胸を隠してしまった。

「や、やっぱりだな、その……俺は年長者として、頼りがいのある人間で居たい訳で……その、他のヤツらの前で、その、ほら、その……アレ」

「モロ感ぼでーを好き勝手されてアンアン鳴く訳にはいかないと?」

「もう少し小さい声で言えバカっ! あぁそうだ、だから俺はもう今日はしない!」

レイよりも歳下の彼は年長者でもなければ、さっき散々喘いだのだから体裁を保つもクソもないと思うのだが、まぁ……その辺をつつくとまたへそを曲げてしまいそうだし、今日のところは諦めよう。別荘に十二人きりとはいえ二人きりになれるタイミングくらいあるだろう、その時に抱こう。

「分かりました、じゃあ……」

「みっつんっ! お、俺……俺と、して」

「…………いいのか?」

「……っ、だ、だいじょ」

「いいんだな!? いいんだよなハル男に二言はないな!? っしゃキタコレめちゃくちゃにしてやんよヒャッハハァ!」

「ぶ……じゃ、ないかも」

おっと、ハルから誘ってくれたのが嬉し過ぎて少しはしゃぎ過ぎてしまった。もっと落ち着かないとハルを怖がらせてしまう。

「落ち着かないと、落ち着かないと……歌見先輩、落ち込む一言ください」

「……舞台経験なし事務所にゴリ押しされ系若手俳優「アニメ声優初挑戦ですが頑張ります」とかどうだ」

「ぐぅっ……! 舞台俳優や芸人は上手くて違和感ない人もそこそこ居るがその経歴じゃ地雷度九割超……! でも演技の天才かもしれない、天才かもしれない……! うぅ……落ち込み過ぎた。ありがとうございました、先輩……」

ズーンと暗い気持ちになったものの、俺は立ち上がってベッドに戻った。

「……? テンション落ち着いてるね、みっつん。ナナさんと何話してたの~? 俺聞こえなかったんだけど~」

「企業秘密」

「え~……ま、いいや。俺今くらいのみっつんじゃないと、ちょっと怖いし~……でもはしゃいでるみっつんも、見てる分には好きなんだからね~?」

見てる分には、か。触れに行かないよう気を付けないとな。

「……俺はあんまり動かない方がいいかな?」

「ん~……のっかるとかは、ちょっと待ってね」

ハルはベッドの上で胡座をかいた俺の足の上に座り、髪のいい香りを嗅がせ、毛先で陰茎をくすぐった。

「こ、この体勢なら、まだマシ……だから、さ、このまま可愛がって、みっつん」

声が僅かに震えている。けれどハルは俺の手首を掴んで引っ張り、自らを抱き締めさせた。俺はハルの覚悟を無下にしないよう、彼を抱き締める力をゆっくりと強めた。
しおりを挟む
感想 529

あなたにおすすめの小説

俺、転生したら社畜メンタルのまま超絶イケメンになってた件~転生したのに、恋愛難易度はなぜかハードモード

中岡 始
BL
ブラック企業の激務で過労死した40歳の社畜・藤堂悠真。 目を覚ますと、高校2年生の自分に転生していた。 しかも、鏡に映ったのは芸能人レベルの超絶イケメン。 転入初日から女子たちに囲まれ、学園中の話題の的に。 だが、社畜思考が抜けず**「これはマーケティング施策か?」**と疑うばかり。 そして、モテすぎて業務過多状態に陥る。 弁当争奪戦、放課後のデート攻勢…悠真の平穏は完全に崩壊。 そんな中、唯一冷静な男・藤崎颯斗の存在に救われる。 颯斗はやたらと落ち着いていて、悠真をさりげなくフォローする。 「お前といると、楽だ」 次第に悠真の中で、彼の存在が大きくなっていき――。 「お前、俺から逃げるな」 颯斗の言葉に、悠真の心は大きく揺れ動く。 転生×学園ラブコメ×じわじわ迫る恋。 これは、悠真が「本当に選ぶべきもの」を見つける物語。 続編『元社畜の俺、大学生になってまたモテすぎてるけど、今度は恋人がいるので無理です』 かつてブラック企業で心を擦り減らし、過労死した元社畜の男・藤堂悠真は、 転生した高校時代を経て、無事に大学生になった―― 恋人である藤崎颯斗と共に。 だが、大学という“自由すぎる”世界は、ふたりの関係を少しずつ揺らがせていく。 「付き合ってるけど、誰にも言っていない」 その選択が、予想以上のすれ違いを生んでいった。 モテ地獄の再来、空気を読み続ける日々、 そして自分で自分を苦しめていた“頑張る癖”。 甘えたくても甘えられない―― そんな悠真の隣で、颯斗はずっと静かに手を差し伸べ続ける。 過去に縛られていた悠真が、未来を見つめ直すまでの じれ甘・再構築・すれ違いと回復のキャンパス・ラブストーリー。 今度こそ、言葉にする。 「好きだよ」って、ちゃんと。

男子高校に入学したらハーレムでした!

はやしかわともえ
BL
閲覧ありがとうございます。 ゆっくり書いていきます。 毎日19時更新です。 よろしくお願い致します。 2022.04.28 お気に入り、栞ありがとうございます。 とても励みになります。 引き続き宜しくお願いします。 2022.05.01 近々番外編SSをあげます。 よければ覗いてみてください。 2022.05.10 お気に入りしてくれてる方、閲覧くださってる方、ありがとうございます。 精一杯書いていきます。 2022.05.15 閲覧、お気に入り、ありがとうございます。 読んでいただけてとても嬉しいです。 近々番外編をあげます。 良ければ覗いてみてください。 2022.05.28 今日で完結です。閲覧、お気に入り本当にありがとうございました。 次作も頑張って書きます。 よろしくおねがいします。

ビッチです!誤解しないでください!

モカ
BL
男好きのビッチと噂される主人公 西宮晃 「ほら、あいつだろ?あの例のやつ」 「あれな、頼めば誰とでも寝るってやつだろ?あんな平凡なやつによく勃つよな笑」 「大丈夫か?あんな噂気にするな」 「晃ほど清純な男はいないというのに」 「お前に嫉妬してあんな下らない噂を流すなんてな」 噂じゃなくて事実ですけど!!!?? 俺がくそビッチという噂(真実)に怒るイケメン達、なぜか噂を流して俺を貶めてると勘違いされてる転校生…… 魔性の男で申し訳ない笑 めちゃくちゃスロー更新になりますが、完結させたいと思っているので、気長にお待ちいただけると嬉しいです!

男子寮のベットの軋む音

なる
BL
ある大学に男子寮が存在した。 そこでは、思春期の男達が住んでおり先輩と後輩からなる相部屋制度。 ある一室からは夜な夜なベットの軋む音が聞こえる。 女子禁制の禁断の場所。

二本の男根は一つの淫具の中で休み無く絶頂を強いられる

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました

まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。 性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。 (ムーンライトノベルにも掲載しています)

日本一のイケメン俳優に惚れられてしまったんですが

五右衛門
BL
 月井晴彦は過去のトラウマから自信を失い、人と距離を置きながら高校生活を送っていた。ある日、帰り道で少女が複数の男子からナンパされている場面に遭遇する。普段は関わりを避ける晴彦だが、僅かばかりの勇気を出して、手が震えながらも必死に少女を助けた。  しかし、その少女は実は美男子俳優の白銀玲央だった。彼は日本一有名な高校生俳優で、高い演技力と美しすぎる美貌も相まって多くの賞を受賞している天才である。玲央は何かお礼がしたいと言うも、晴彦は動揺してしまい逃げるように立ち去る。しかし数日後、体育館に集まった全校生徒の前で現れたのは、あの時の青年だった──

見ぃつけた。

茉莉花 香乃
BL
小学生の時、意地悪されて転校した。高校一年生の途中までは穏やかな生活だったのに、全寮制の学校に転入しなければならなくなった。そこで、出会ったのは… 他サイトにも公開しています

処理中です...