1,692 / 2,314
霊視開始 (水月+荒凪・ミタマ・サキヒコ・スイ)
しおりを挟む
霊視が始まって数十秒後、荒凪が喉を鳴らした。イルカのような声はおそらく二つ目の口から発せられている。
(荒凪くん、表の口より喉の口の方がなんか凶暴な気がするんですよな)
表に出ている口が動いて「きゅ~」と甲高く可愛く鳴いている時は、あまり意図は感じない。猫のゴロゴロ音のような、犬の甘え鳴きのような、そんなものだと思う。けれど喉の奥にある口から聞こえる鳴き声は、似ているけれど少し違う。唸っている。威嚇音のように感じる。
(不快感が思ってたより強くて嫌がってる、とかですかな?)
俺は荒凪を宥めようと彼の背を撫でた。
「……っ、ふー……OK、分かったわ。彼の種族……種別? そういうの」
だが、宥めるまでもなく霊視は終わった。荒凪の背を撫でる手はそのまま視線だけをスイに移すと、傷の入った液晶画面のように姿がブレていた。
「人魚じゃないわ、アマビエとかそういう変わり種でも──」
「あ、あの!」
「──なくて、ん? なぁにナルちゃん」
「なんか、スイさん……ブレてません?」
「……あらホント。霊視に思ったより霊力使っちゃったみたい。すぐ直すわ、ごめんね変なの見せちゃって」
自身の手を見下ろしたスイはぐっと拳を握る。するとブレは収まり、元通りの巨大な美女の姿が現れる。
「…………顔、見えてないわよね?」
「顔……?」
「アタシの顔、この顔以外に見えたりしてなかった?」
あぁ、実際の顔のことか。霊体を変形させて実体化させているという今俺が見ている顔とは別の、肉体の……本来の顔。スイはそれを見られたくないのか。
「はい、別に透けたり消えたりはしてませんでしたし」
「……そう? よかったわ。ごめんなさい、続けるわね。彼なんだけど……んー、呪いの藁人形って分かるかしら? 夜中に神社の木に打ちつけるってヤツ」
「はい。生で見たことはないですけど」
「河童と人魚が同じ妖怪という括りとするなら、彼は藁人形と同じ括り。呪いの道具、負の感情の増幅器、指向性を持たせるためのもの」
「ちょっ……ちょっと、待ってくださいよ。そんな、生き物でもないみたいなっ……」
「妖怪って生き物かのぅ」
「幽霊も生き物ではないですよね……」
「ちょっと黙っててよ! そういうこと言ってるんじゃないんだよっ!」
予想外の霊視結果に混乱してしまって、ミタマとサキヒコに八つ当たり紛いの怒鳴り声を上げてしまった。
「…………ごめん」
「ナルちゃん……ごめんなさいね、アタシの言い方が悪かったわ。あなたは別に霊感がある訳でもないんだものね、生き物かどうかは気にしちゃうわよね。アタシはね、物を食べるとか心臓が動いてるかとかより、人格があれば生きてると思うの」
「人格……ですか」
「ワシは石像じゃが、長年大事にされて魂と人格が宿って今のワシになったんじゃ。ワシ今生きとるじゃろ? みっちゃんと一緒に居られて嬉しいと感じるこの心は、生きとる証拠じゃ」
フタの元に居る三匹の化け猫達は既に死んでいるが、生きている時と変わりなくフタの傍に居る。サキヒコだってそうだ、彼の身体は埋葬されても彼の心は今ここに生きている。
「そう、誰かと会話して、楽しんで、悲しんで……それは生きてるってことよ。彼はそれをしてるでしょ? なら生きてるのよ、そして……」
突然スイが机を叩く。バン! と大きな音に驚いて一瞬息が止まった。
「……こういう小バエは生きてないから潰しても問題ないのよ。はぁ……下の階の飲み屋がハエ湧かせてるみたいでね、上がってくるのよ。嫌よねホント」
「虫は虫で生きてますよ……えっと、それで……荒凪くんなんですけど」
「うん?」
「呪いの、道具って……その、じゃあ、誰かが誰かを殺したいとか考えて、荒凪くんを作ったってことですか?」
「う~ん……そこ、変なのよねぇ。指定した相手を呪いたいなら、道具に人格なんてない方がいいわよね? 作った人の手を完全に離れてるらしいし……何がしたくて作ったのかよく分からないわ」
「そう、ですか……」
「ごめんなさい。アタシ作者の心境を答えよ的な問題苦手だったのよ」
そういう話なのか?
「問題なのは原材料ね。藁人形は藁だし……蠱毒とかは虫だけど、彼は多分……」
「……魚?」
「人間ね。魚は感じないわ」
「やっぱりそっちですか……」
「もう少し奥まで覗けばその辺も詳しく分かると思うわ、どうする?」
「……お願いします」
荒凪は人間に作られた怪異。養殖ではなく人工とも言うべきモノ。それが分かっただけでは何の対策も出来ない。荒凪が無意識に周囲に与える悪影響を抑えるため、少しでも多くの情報が欲しい。
「OK。ちょっと失礼するわね」
スイは机に膝をつき、荒凪の頭をその大きな両手で優しく挟むように掴まえると、前髪を上げて額同士を触れさせた。
「リラックスしてー……ゆっくり息吐いて、吸って~……」
荒凪は素直に深呼吸をし始めたが、目を閉じたスイに対し彼は目を見開いたままだ。もしかして瞼の動かし方が分からないのかな。
「何、これ。どうやったらこんな、ぐちゃぐちゃに……」
「…………! すーちゃん! 離れろ、罠じゃ!」
ミタマが叫んだ瞬間、大きな何かに弾き飛ばされたようにスイの身体が一瞬浮いた。ソファに叩きつけられ、そのままソファが背後に倒れる。頭でも打ったのかゴッと鈍い音がした。
「な、何、荒凪くんっ? そんなに嫌だったの!?」
「違う! 罠じゃ! 今あーちゃんの体内で発動したのが視えた、逆を言えば発動するまで視えなかった……巧妙に隠していたということじゃ。あーちゃんを調べようとしたモノを、深い霊視中の無防備な霊体を、尽く破壊するために」
「……! スイさん!」
背の低い机を飛び越え、倒れたソファの後ろに回る。
「スイ……さん?」
そこには、彫りの浅い整った顔立ちの長髪の男が倒れていた。
(荒凪くん、表の口より喉の口の方がなんか凶暴な気がするんですよな)
表に出ている口が動いて「きゅ~」と甲高く可愛く鳴いている時は、あまり意図は感じない。猫のゴロゴロ音のような、犬の甘え鳴きのような、そんなものだと思う。けれど喉の奥にある口から聞こえる鳴き声は、似ているけれど少し違う。唸っている。威嚇音のように感じる。
(不快感が思ってたより強くて嫌がってる、とかですかな?)
俺は荒凪を宥めようと彼の背を撫でた。
「……っ、ふー……OK、分かったわ。彼の種族……種別? そういうの」
だが、宥めるまでもなく霊視は終わった。荒凪の背を撫でる手はそのまま視線だけをスイに移すと、傷の入った液晶画面のように姿がブレていた。
「人魚じゃないわ、アマビエとかそういう変わり種でも──」
「あ、あの!」
「──なくて、ん? なぁにナルちゃん」
「なんか、スイさん……ブレてません?」
「……あらホント。霊視に思ったより霊力使っちゃったみたい。すぐ直すわ、ごめんね変なの見せちゃって」
自身の手を見下ろしたスイはぐっと拳を握る。するとブレは収まり、元通りの巨大な美女の姿が現れる。
「…………顔、見えてないわよね?」
「顔……?」
「アタシの顔、この顔以外に見えたりしてなかった?」
あぁ、実際の顔のことか。霊体を変形させて実体化させているという今俺が見ている顔とは別の、肉体の……本来の顔。スイはそれを見られたくないのか。
「はい、別に透けたり消えたりはしてませんでしたし」
「……そう? よかったわ。ごめんなさい、続けるわね。彼なんだけど……んー、呪いの藁人形って分かるかしら? 夜中に神社の木に打ちつけるってヤツ」
「はい。生で見たことはないですけど」
「河童と人魚が同じ妖怪という括りとするなら、彼は藁人形と同じ括り。呪いの道具、負の感情の増幅器、指向性を持たせるためのもの」
「ちょっ……ちょっと、待ってくださいよ。そんな、生き物でもないみたいなっ……」
「妖怪って生き物かのぅ」
「幽霊も生き物ではないですよね……」
「ちょっと黙っててよ! そういうこと言ってるんじゃないんだよっ!」
予想外の霊視結果に混乱してしまって、ミタマとサキヒコに八つ当たり紛いの怒鳴り声を上げてしまった。
「…………ごめん」
「ナルちゃん……ごめんなさいね、アタシの言い方が悪かったわ。あなたは別に霊感がある訳でもないんだものね、生き物かどうかは気にしちゃうわよね。アタシはね、物を食べるとか心臓が動いてるかとかより、人格があれば生きてると思うの」
「人格……ですか」
「ワシは石像じゃが、長年大事にされて魂と人格が宿って今のワシになったんじゃ。ワシ今生きとるじゃろ? みっちゃんと一緒に居られて嬉しいと感じるこの心は、生きとる証拠じゃ」
フタの元に居る三匹の化け猫達は既に死んでいるが、生きている時と変わりなくフタの傍に居る。サキヒコだってそうだ、彼の身体は埋葬されても彼の心は今ここに生きている。
「そう、誰かと会話して、楽しんで、悲しんで……それは生きてるってことよ。彼はそれをしてるでしょ? なら生きてるのよ、そして……」
突然スイが机を叩く。バン! と大きな音に驚いて一瞬息が止まった。
「……こういう小バエは生きてないから潰しても問題ないのよ。はぁ……下の階の飲み屋がハエ湧かせてるみたいでね、上がってくるのよ。嫌よねホント」
「虫は虫で生きてますよ……えっと、それで……荒凪くんなんですけど」
「うん?」
「呪いの、道具って……その、じゃあ、誰かが誰かを殺したいとか考えて、荒凪くんを作ったってことですか?」
「う~ん……そこ、変なのよねぇ。指定した相手を呪いたいなら、道具に人格なんてない方がいいわよね? 作った人の手を完全に離れてるらしいし……何がしたくて作ったのかよく分からないわ」
「そう、ですか……」
「ごめんなさい。アタシ作者の心境を答えよ的な問題苦手だったのよ」
そういう話なのか?
「問題なのは原材料ね。藁人形は藁だし……蠱毒とかは虫だけど、彼は多分……」
「……魚?」
「人間ね。魚は感じないわ」
「やっぱりそっちですか……」
「もう少し奥まで覗けばその辺も詳しく分かると思うわ、どうする?」
「……お願いします」
荒凪は人間に作られた怪異。養殖ではなく人工とも言うべきモノ。それが分かっただけでは何の対策も出来ない。荒凪が無意識に周囲に与える悪影響を抑えるため、少しでも多くの情報が欲しい。
「OK。ちょっと失礼するわね」
スイは机に膝をつき、荒凪の頭をその大きな両手で優しく挟むように掴まえると、前髪を上げて額同士を触れさせた。
「リラックスしてー……ゆっくり息吐いて、吸って~……」
荒凪は素直に深呼吸をし始めたが、目を閉じたスイに対し彼は目を見開いたままだ。もしかして瞼の動かし方が分からないのかな。
「何、これ。どうやったらこんな、ぐちゃぐちゃに……」
「…………! すーちゃん! 離れろ、罠じゃ!」
ミタマが叫んだ瞬間、大きな何かに弾き飛ばされたようにスイの身体が一瞬浮いた。ソファに叩きつけられ、そのままソファが背後に倒れる。頭でも打ったのかゴッと鈍い音がした。
「な、何、荒凪くんっ? そんなに嫌だったの!?」
「違う! 罠じゃ! 今あーちゃんの体内で発動したのが視えた、逆を言えば発動するまで視えなかった……巧妙に隠していたということじゃ。あーちゃんを調べようとしたモノを、深い霊視中の無防備な霊体を、尽く破壊するために」
「……! スイさん!」
背の低い机を飛び越え、倒れたソファの後ろに回る。
「スイ……さん?」
そこには、彫りの浅い整った顔立ちの長髪の男が倒れていた。
111
あなたにおすすめの小説
全寮制男子校でモテモテ。親衛隊がいる俺の話
みき
BL
全寮制男子校でモテモテな男の子の話。 BL 総受け 高校生 親衛隊 王道 学園 ヤンデレ 溺愛 完全自己満小説です。
数年前に書いた作品で、めちゃくちゃ中途半端なところ(第4話)で終わります。実験的公開作品
性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました
まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。
性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。
(ムーンライトノベルにも掲載しています)
俺、転生したら社畜メンタルのまま超絶イケメンになってた件~転生したのに、恋愛難易度はなぜかハードモード
中岡 始
BL
ブラック企業の激務で過労死した40歳の社畜・藤堂悠真。
目を覚ますと、高校2年生の自分に転生していた。
しかも、鏡に映ったのは芸能人レベルの超絶イケメン。
転入初日から女子たちに囲まれ、学園中の話題の的に。
だが、社畜思考が抜けず**「これはマーケティング施策か?」**と疑うばかり。
そして、モテすぎて業務過多状態に陥る。
弁当争奪戦、放課後のデート攻勢…悠真の平穏は完全に崩壊。
そんな中、唯一冷静な男・藤崎颯斗の存在に救われる。
颯斗はやたらと落ち着いていて、悠真をさりげなくフォローする。
「お前といると、楽だ」
次第に悠真の中で、彼の存在が大きくなっていき――。
「お前、俺から逃げるな」
颯斗の言葉に、悠真の心は大きく揺れ動く。
転生×学園ラブコメ×じわじわ迫る恋。
これは、悠真が「本当に選ぶべきもの」を見つける物語。
続編『元社畜の俺、大学生になってまたモテすぎてるけど、今度は恋人がいるので無理です』
かつてブラック企業で心を擦り減らし、過労死した元社畜の男・藤堂悠真は、
転生した高校時代を経て、無事に大学生になった――
恋人である藤崎颯斗と共に。
だが、大学という“自由すぎる”世界は、ふたりの関係を少しずつ揺らがせていく。
「付き合ってるけど、誰にも言っていない」
その選択が、予想以上のすれ違いを生んでいった。
モテ地獄の再来、空気を読み続ける日々、
そして自分で自分を苦しめていた“頑張る癖”。
甘えたくても甘えられない――
そんな悠真の隣で、颯斗はずっと静かに手を差し伸べ続ける。
過去に縛られていた悠真が、未来を見つめ直すまでの
じれ甘・再構築・すれ違いと回復のキャンパス・ラブストーリー。
今度こそ、言葉にする。
「好きだよ」って、ちゃんと。
平凡ワンコ系が憧れの幼なじみにめちゃくちゃにされちゃう話(小説版)
優狗レエス
BL
Ultra∞maniacの続きです。短編連作になっています。
本編とちがってキャラクターそれぞれ一人称の小説です。
男子高校に入学したらハーレムでした!
はやしかわともえ
BL
閲覧ありがとうございます。
ゆっくり書いていきます。
毎日19時更新です。
よろしくお願い致します。
2022.04.28
お気に入り、栞ありがとうございます。
とても励みになります。
引き続き宜しくお願いします。
2022.05.01
近々番外編SSをあげます。
よければ覗いてみてください。
2022.05.10
お気に入りしてくれてる方、閲覧くださってる方、ありがとうございます。
精一杯書いていきます。
2022.05.15
閲覧、お気に入り、ありがとうございます。
読んでいただけてとても嬉しいです。
近々番外編をあげます。
良ければ覗いてみてください。
2022.05.28
今日で完結です。閲覧、お気に入り本当にありがとうございました。
次作も頑張って書きます。
よろしくおねがいします。
イケメン後輩のスマホを拾ったらロック画が俺でした
天埜鳩愛
BL
☆本編番外編 完結済✨ 感想嬉しいです!
元バスケ部の俺が拾ったスマホのロック画は、ユニフォーム姿の“俺”。
持ち主は、顔面国宝の一年生。
なんで俺の写真? なんでロック画?
問い詰める間もなく「この人が最優先なんで」って宣言されて、女子の悲鳴の中、肩を掴まれて連行された。……俺、ただスマホ届けに来ただけなんだけど。
頼られたら嫌とは言えない南澤燈真は高校二年生。クールなイケメン後輩、北門唯が置き忘れたスマホを手に取ってみると、ロック画が何故か中学時代の燈真だった! 北門はモテ男ゆえに女子からしつこくされ、燈真が助けることに。その日から学年を越え急激に仲良くなる二人。燈真は誰にも言えなかった悩みを北門にだけ打ち明けて……。一途なメロ後輩 × 絆され男前先輩の、救いすくわれ・持ちつ持たれつラブ!
☆ノベマ!の青春BLコンテスト最終選考作品に加筆&新エピソードを加えたアルファポリス版です。
怒られるのが怖くて体調不良を言えない大人
こじらせた処女
BL
幼少期、風邪を引いて学校を休むと母親に怒られていた経験から、体調不良を誰かに伝えることが苦手になってしまった佐倉憂(さくらうい)。
しんどいことを訴えると仕事に行けないとヒステリックを起こされ怒られていたため、次第に我慢して学校に行くようになった。
「風邪をひくことは悪いこと」
社会人になって1人暮らしを始めてもその認識は治らないまま。多少の熱や頭痛があっても怒られることを危惧して出勤している。
とある日、いつものように会社に行って業務をこなしていた時。午前では無視できていただるけが無視できないものになっていた。
それでも、自己管理がなっていない、日頃ちゃんと体調管理が出来てない、そう怒られるのが怖くて、言えずにいると…?
陰キャ系腐男子はキラキラ王子様とイケメン幼馴染に溺愛されています!
はやしかわともえ
BL
閲覧ありがとうございます。
まったり書いていきます。
2024.05.14
閲覧ありがとうございます。
午後4時に更新します。
よろしくお願いします。
栞、お気に入り嬉しいです。
いつもありがとうございます。
2024.05.29
閲覧ありがとうございます。
m(_ _)m
明日のおまけで完結します。
反応ありがとうございます。
とても嬉しいです。
明後日より新作が始まります。
良かったら覗いてみてください。
(^O^)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる