1,870 / 2,312
泣き続ける弟 (〃)
しおりを挟む
欲望のままに俺は口を開いた。死刑囚を使おうとしている前社長の考えに乗る気など全くなかった。
「あの……女を、お願い……」
前社長は電話に夢中だ、俺は彼に背を向けて荒凪と向かい合い小さな声で彼に頼んだ。きっと前社長は俺が荒凪をなだめていると思うだろう。
「狭雲、星煉?」
何も呪ってしまわないようにと必死に耐えているのか苦しげに俯いていた荒凪が、顔を下に向けたまま目玉だけで俺を見た。ギョロ、と、いつも通り見開かれた目が、俺を見たのだ。睨まれたと勘違いしてしまいそうだった。
「……うん。ぁ……こ、殺しちゃダメだよ。もちろん……」
ゆっくりと荒凪が顔を上げる。キラキラと輝く真昼の海面のようだった髪の内側の青が、深海の如き黒に染まっていく。
「水月は報いを願っている。何の報いを?」
「え……そ、そりゃ、セイカを虐めた報いを」
荒凪は主腕と複腕でそれぞれ指を絡めて手を組んだ。その手がほどかれると同時に髪に青い輝きが戻ってきた。
「終わった」
「……お、終わった? もう……呪った、の?」
実感も達成感も何もない。呆然とする俺の肩を前社長が掴んだ。
「おい! 何やった! 急に霊力が萎んだっ……何に使った!? お前が使わせたのか!?」
「ぇ、いやっ、あの」
奇妙な模様が描かれた布越しにも伝わる剣幕にたじろぐ。
「全て水月の願い通りに」
「てめぇじゃねぇか! いや、じゃねぇだろ!」
「ち、違っ、そういう意味で言ったんじゃ……つい言っちゃったっていうか、ぁ、あの、落ち着いて」
イジメられっ子だったからか俺は怒鳴り声が苦手だ。動悸がして、目眩も起こって、上手く話せなくなる。
「落ち着けるか! 何させたかさっさと言え蹴り殺すぞ!」
「……っ、真尋さんに許可はもらってます! ぁ、荒凪くんの霊力? が、溜まり過ぎてて危なくなったら、俺の判断で……呪わせて、いいって」
「はぁ……!? おい真尋!」
前社長は突き飛ばすように俺の肩を離し、電話先の秘書を問い詰め始めた。
「……ありがとう荒凪くん」
抱きとめてくれた荒凪に礼を言うと、荒凪は俺を支えた四本の腕を下ろした。
「水月、眠い」
「え、眠いの?」
飲ザープレイに励むつもりだったのに。
「呪ったからかな……?」
「俺は少し眠る。弟を頼む、泣き止むまで代わってるつもりだったけれど、まだ泣いてる」
「……? うん」
複腕が腕を組むようにして服の中に引っ込み、布越しの膨らみも消えた。ゆっくりと瞬きをすると瞳孔の数が二つに変わった。複腕と重瞳の消失……これは、荒夜の休眠を示しているのだろうか。
「…………夜凪くん?」
見開かれた目が潤む。すぐにぽろぽろと涙が溢れ出し、これまで動くことのなかった表情筋も歪んでいった。
「きゅうぅん……きゅううぅ……」
「あ、荒凪くんっ、大丈夫? よしよし……泣かないで」
慌てて荒凪を抱き締めて、幼子のように泣きじゃくる彼の頭や背を撫でて慰める。
「クソっ、相変わらず倫理観と道徳心の薄いヤツ……おいガキ! 真尋が許可したからってやっていいことと悪いことがあんだろ! 誰に何したんだよ!」
通話を切った前社長の怒りの矛先が再び俺に向く。
「さ、狭雲星煉です。何したのかは、よく分かりません……死なせたりは絶対するなって言ってあるので、そんな酷いことにはなってないと思いますけど」
「誰だよそれ。男か女かもよく分かんねぇ名前してんな、お前もだけど。お前そいつに何の恨みがあるわけ?」
「……俺の、恋人の……母親です。ずっと、十五年くらいずっと、俺の恋人のこと虐待してて……身も心もボロボロにした最悪の女です。いいでしょちょっとくらい痛い目見せたって! 因果応報ですよ!」
「虐待? あぁもう、真尋に似てんなぁクソガキがよ。はぁ……とりあえず住所教えろ、人魚モドキの呪いを受けた貴重なサンプルだ、素人が荒らす前にさっさと確保したい」
「…………ちょっと待っててください」
荒凪の頭を撫でる手はそのままに、もう片方の手でスマホを持つ。セイカの弟のホムラに助けを求められた時に聞いた住所をメモしていたはずだ。
「……ん? なんかコイツまたガンガン霊力増やしてねぇか?」
「あ、あなたが無遠慮に生前を思い出させるからですよっ。負の感情? で霊力って生まれるんですよね、嫌なこと思い出してるからですよきっと!」
「俺は霊視しただけだ! 大した刺激じゃねぇはずだぜ、こんなので思い出すんなら何もしなくても後二、三週間もしねぇうちに全部思い出してただろうよ。怪異化のショックでボーッとしてただけなんだろうぜ」
「だとしても今はあなたが原因じゃないですかっ、そ、それなのに対応した俺怒られるの筋違いって言うか……」
「一般人が一般人にド級の呪いぶち当てたら怒られるに決まってんだろバカかお前! とんっでもねぇ凶器なんだぞ!? お前は他に原因あるからって誰かしら刺したヤツ無罪だっつーか!? 最終的に使ったのはてめぇだろうが!」
「つ、使ったとか凶器とかっ、荒凪くんを道具扱いするのはやめてください!」
「話逸らすなそういう気持ち的な問題じゃねぇんだよ、道具なんだよ実際によぉ! 自我があるってだけだ! 呪いの最終決定権はコイツにはねぇ!」
「きゅ……きゅ、う、みつき……みつきっ」
「いいかクソガキ! 他人を害するってんならせめてそれなりの覚悟を持て! 恋人が、真尋が、荒凪が、俺がって、責任転嫁してんじゃねぇ!」
「せっ、責任転嫁なんて……!」
人差し指でづんづんと強く額をつつかれながら叱られ、返す言葉もなくなってきた頃、腕の中の荒凪が突然動いた。
「みつき痛いことしないで!」
生前の苦痛を思い出して泣いている時に怒鳴り合う男に挟まれ、混乱していたのだろう。そんな中拠り所にしていた俺が責められていると感じて、思わず腕を振ってしまっただけだ。荒凪が普通の人間なら、少し押しのけるような、振り払うような、その程度の行動だった。
「……っ!?」
だが、荒凪は怪異で怪力で、相手は庭の端まで吹っ飛んでしまった。
「あの……女を、お願い……」
前社長は電話に夢中だ、俺は彼に背を向けて荒凪と向かい合い小さな声で彼に頼んだ。きっと前社長は俺が荒凪をなだめていると思うだろう。
「狭雲、星煉?」
何も呪ってしまわないようにと必死に耐えているのか苦しげに俯いていた荒凪が、顔を下に向けたまま目玉だけで俺を見た。ギョロ、と、いつも通り見開かれた目が、俺を見たのだ。睨まれたと勘違いしてしまいそうだった。
「……うん。ぁ……こ、殺しちゃダメだよ。もちろん……」
ゆっくりと荒凪が顔を上げる。キラキラと輝く真昼の海面のようだった髪の内側の青が、深海の如き黒に染まっていく。
「水月は報いを願っている。何の報いを?」
「え……そ、そりゃ、セイカを虐めた報いを」
荒凪は主腕と複腕でそれぞれ指を絡めて手を組んだ。その手がほどかれると同時に髪に青い輝きが戻ってきた。
「終わった」
「……お、終わった? もう……呪った、の?」
実感も達成感も何もない。呆然とする俺の肩を前社長が掴んだ。
「おい! 何やった! 急に霊力が萎んだっ……何に使った!? お前が使わせたのか!?」
「ぇ、いやっ、あの」
奇妙な模様が描かれた布越しにも伝わる剣幕にたじろぐ。
「全て水月の願い通りに」
「てめぇじゃねぇか! いや、じゃねぇだろ!」
「ち、違っ、そういう意味で言ったんじゃ……つい言っちゃったっていうか、ぁ、あの、落ち着いて」
イジメられっ子だったからか俺は怒鳴り声が苦手だ。動悸がして、目眩も起こって、上手く話せなくなる。
「落ち着けるか! 何させたかさっさと言え蹴り殺すぞ!」
「……っ、真尋さんに許可はもらってます! ぁ、荒凪くんの霊力? が、溜まり過ぎてて危なくなったら、俺の判断で……呪わせて、いいって」
「はぁ……!? おい真尋!」
前社長は突き飛ばすように俺の肩を離し、電話先の秘書を問い詰め始めた。
「……ありがとう荒凪くん」
抱きとめてくれた荒凪に礼を言うと、荒凪は俺を支えた四本の腕を下ろした。
「水月、眠い」
「え、眠いの?」
飲ザープレイに励むつもりだったのに。
「呪ったからかな……?」
「俺は少し眠る。弟を頼む、泣き止むまで代わってるつもりだったけれど、まだ泣いてる」
「……? うん」
複腕が腕を組むようにして服の中に引っ込み、布越しの膨らみも消えた。ゆっくりと瞬きをすると瞳孔の数が二つに変わった。複腕と重瞳の消失……これは、荒夜の休眠を示しているのだろうか。
「…………夜凪くん?」
見開かれた目が潤む。すぐにぽろぽろと涙が溢れ出し、これまで動くことのなかった表情筋も歪んでいった。
「きゅうぅん……きゅううぅ……」
「あ、荒凪くんっ、大丈夫? よしよし……泣かないで」
慌てて荒凪を抱き締めて、幼子のように泣きじゃくる彼の頭や背を撫でて慰める。
「クソっ、相変わらず倫理観と道徳心の薄いヤツ……おいガキ! 真尋が許可したからってやっていいことと悪いことがあんだろ! 誰に何したんだよ!」
通話を切った前社長の怒りの矛先が再び俺に向く。
「さ、狭雲星煉です。何したのかは、よく分かりません……死なせたりは絶対するなって言ってあるので、そんな酷いことにはなってないと思いますけど」
「誰だよそれ。男か女かもよく分かんねぇ名前してんな、お前もだけど。お前そいつに何の恨みがあるわけ?」
「……俺の、恋人の……母親です。ずっと、十五年くらいずっと、俺の恋人のこと虐待してて……身も心もボロボロにした最悪の女です。いいでしょちょっとくらい痛い目見せたって! 因果応報ですよ!」
「虐待? あぁもう、真尋に似てんなぁクソガキがよ。はぁ……とりあえず住所教えろ、人魚モドキの呪いを受けた貴重なサンプルだ、素人が荒らす前にさっさと確保したい」
「…………ちょっと待っててください」
荒凪の頭を撫でる手はそのままに、もう片方の手でスマホを持つ。セイカの弟のホムラに助けを求められた時に聞いた住所をメモしていたはずだ。
「……ん? なんかコイツまたガンガン霊力増やしてねぇか?」
「あ、あなたが無遠慮に生前を思い出させるからですよっ。負の感情? で霊力って生まれるんですよね、嫌なこと思い出してるからですよきっと!」
「俺は霊視しただけだ! 大した刺激じゃねぇはずだぜ、こんなので思い出すんなら何もしなくても後二、三週間もしねぇうちに全部思い出してただろうよ。怪異化のショックでボーッとしてただけなんだろうぜ」
「だとしても今はあなたが原因じゃないですかっ、そ、それなのに対応した俺怒られるの筋違いって言うか……」
「一般人が一般人にド級の呪いぶち当てたら怒られるに決まってんだろバカかお前! とんっでもねぇ凶器なんだぞ!? お前は他に原因あるからって誰かしら刺したヤツ無罪だっつーか!? 最終的に使ったのはてめぇだろうが!」
「つ、使ったとか凶器とかっ、荒凪くんを道具扱いするのはやめてください!」
「話逸らすなそういう気持ち的な問題じゃねぇんだよ、道具なんだよ実際によぉ! 自我があるってだけだ! 呪いの最終決定権はコイツにはねぇ!」
「きゅ……きゅ、う、みつき……みつきっ」
「いいかクソガキ! 他人を害するってんならせめてそれなりの覚悟を持て! 恋人が、真尋が、荒凪が、俺がって、責任転嫁してんじゃねぇ!」
「せっ、責任転嫁なんて……!」
人差し指でづんづんと強く額をつつかれながら叱られ、返す言葉もなくなってきた頃、腕の中の荒凪が突然動いた。
「みつき痛いことしないで!」
生前の苦痛を思い出して泣いている時に怒鳴り合う男に挟まれ、混乱していたのだろう。そんな中拠り所にしていた俺が責められていると感じて、思わず腕を振ってしまっただけだ。荒凪が普通の人間なら、少し押しのけるような、振り払うような、その程度の行動だった。
「……っ!?」
だが、荒凪は怪異で怪力で、相手は庭の端まで吹っ飛んでしまった。
76
あなたにおすすめの小説
男子高校に入学したらハーレムでした!
はやしかわともえ
BL
閲覧ありがとうございます。
ゆっくり書いていきます。
毎日19時更新です。
よろしくお願い致します。
2022.04.28
お気に入り、栞ありがとうございます。
とても励みになります。
引き続き宜しくお願いします。
2022.05.01
近々番外編SSをあげます。
よければ覗いてみてください。
2022.05.10
お気に入りしてくれてる方、閲覧くださってる方、ありがとうございます。
精一杯書いていきます。
2022.05.15
閲覧、お気に入り、ありがとうございます。
読んでいただけてとても嬉しいです。
近々番外編をあげます。
良ければ覗いてみてください。
2022.05.28
今日で完結です。閲覧、お気に入り本当にありがとうございました。
次作も頑張って書きます。
よろしくおねがいします。
男子寮のベットの軋む音
なる
BL
ある大学に男子寮が存在した。
そこでは、思春期の男達が住んでおり先輩と後輩からなる相部屋制度。
ある一室からは夜な夜なベットの軋む音が聞こえる。
女子禁制の禁断の場所。
俺、転生したら社畜メンタルのまま超絶イケメンになってた件~転生したのに、恋愛難易度はなぜかハードモード
中岡 始
BL
ブラック企業の激務で過労死した40歳の社畜・藤堂悠真。
目を覚ますと、高校2年生の自分に転生していた。
しかも、鏡に映ったのは芸能人レベルの超絶イケメン。
転入初日から女子たちに囲まれ、学園中の話題の的に。
だが、社畜思考が抜けず**「これはマーケティング施策か?」**と疑うばかり。
そして、モテすぎて業務過多状態に陥る。
弁当争奪戦、放課後のデート攻勢…悠真の平穏は完全に崩壊。
そんな中、唯一冷静な男・藤崎颯斗の存在に救われる。
颯斗はやたらと落ち着いていて、悠真をさりげなくフォローする。
「お前といると、楽だ」
次第に悠真の中で、彼の存在が大きくなっていき――。
「お前、俺から逃げるな」
颯斗の言葉に、悠真の心は大きく揺れ動く。
転生×学園ラブコメ×じわじわ迫る恋。
これは、悠真が「本当に選ぶべきもの」を見つける物語。
続編『元社畜の俺、大学生になってまたモテすぎてるけど、今度は恋人がいるので無理です』
かつてブラック企業で心を擦り減らし、過労死した元社畜の男・藤堂悠真は、
転生した高校時代を経て、無事に大学生になった――
恋人である藤崎颯斗と共に。
だが、大学という“自由すぎる”世界は、ふたりの関係を少しずつ揺らがせていく。
「付き合ってるけど、誰にも言っていない」
その選択が、予想以上のすれ違いを生んでいった。
モテ地獄の再来、空気を読み続ける日々、
そして自分で自分を苦しめていた“頑張る癖”。
甘えたくても甘えられない――
そんな悠真の隣で、颯斗はずっと静かに手を差し伸べ続ける。
過去に縛られていた悠真が、未来を見つめ直すまでの
じれ甘・再構築・すれ違いと回復のキャンパス・ラブストーリー。
今度こそ、言葉にする。
「好きだよ」って、ちゃんと。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
イケメン後輩のスマホを拾ったらロック画が俺でした
天埜鳩愛
BL
☆本編番外編 完結済✨ 感想嬉しいです!
元バスケ部の俺が拾ったスマホのロック画は、ユニフォーム姿の“俺”。
持ち主は、顔面国宝の一年生。
なんで俺の写真? なんでロック画?
問い詰める間もなく「この人が最優先なんで」って宣言されて、女子の悲鳴の中、肩を掴まれて連行された。……俺、ただスマホ届けに来ただけなんだけど。
頼られたら嫌とは言えない南澤燈真は高校二年生。クールなイケメン後輩、北門唯が置き忘れたスマホを手に取ってみると、ロック画が何故か中学時代の燈真だった! 北門はモテ男ゆえに女子からしつこくされ、燈真が助けることに。その日から学年を越え急激に仲良くなる二人。燈真は誰にも言えなかった悩みを北門にだけ打ち明けて……。一途なメロ後輩 × 絆され男前先輩の、救いすくわれ・持ちつ持たれつラブ!
☆ノベマ!の青春BLコンテスト最終選考作品に加筆&新エピソードを加えたアルファポリス版です。
牛獣人の僕のお乳で育った子達が僕のお乳が忘れられないと迫ってきます!!
ほじにほじほじ
BL
牛獣人のモノアの一族は代々牛乳売りの仕事を生業としてきた。
牛乳には2種類ある、家畜の牛から出る牛乳と牛獣人から出る牛乳だ。
牛獣人の女性は一定の年齢になると自らの意思てお乳を出すことが出来る。
そして、僕たち家族普段は家畜の牛の牛乳を売っているが母と姉達の牛乳は濃厚で喉越しや舌触りが良いお貴族様に高値で売っていた。
ある日僕たち一家を呼んだお貴族様のご子息様がお乳を呑まないと相談を受けたのが全ての始まりー
母や姉達の牛乳を詰めた哺乳瓶を与えてみても、母や姉達のお乳を直接与えてみても飲んでくれない赤子。
そんな時ふと赤子と目が合うと僕を見て何かを訴えてくるー
「え?僕のお乳が飲みたいの?」
「僕はまだ子供でしかも男だからでないよ。」
「え?何言ってるの姉さん達!僕のお乳に牛乳を垂らして飲ませてみろだなんて!そんなの上手くいくわけ…え、飲んでるよ?え?」
そんなこんなで、お乳を呑まない赤子が飲んだ噂は広がり他のお貴族様達にもうちの子がお乳を飲んでくれないの!と言う相談を受けて、他のほとんどの子は母や姉達のお乳で飲んでくれる子だったけど何故か数人には僕のお乳がお気に召したようでー
昔お乳をあたえた子達が僕のお乳が忘れられないと迫ってきます!!
「僕はお乳を貸しただけで牛乳は母さんと姉さん達のなのに!どうしてこうなった!?」
*
総受けで、固定カプを決めるかはまだまだ不明です。
いいね♡やお気に入り登録☆をしてくださいますと励みになります(><)
誤字脱字、言葉使いが変な所がありましたら脳内変換して頂けますと幸いです。
怒られるのが怖くて体調不良を言えない大人
こじらせた処女
BL
幼少期、風邪を引いて学校を休むと母親に怒られていた経験から、体調不良を誰かに伝えることが苦手になってしまった佐倉憂(さくらうい)。
しんどいことを訴えると仕事に行けないとヒステリックを起こされ怒られていたため、次第に我慢して学校に行くようになった。
「風邪をひくことは悪いこと」
社会人になって1人暮らしを始めてもその認識は治らないまま。多少の熱や頭痛があっても怒られることを危惧して出勤している。
とある日、いつものように会社に行って業務をこなしていた時。午前では無視できていただるけが無視できないものになっていた。
それでも、自己管理がなっていない、日頃ちゃんと体調管理が出来てない、そう怒られるのが怖くて、言えずにいると…?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる