冴えないオタクでしたが高校デビューに成功したので男子校でハーレムを築こうと思います

ムーン

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時間は守ろう (水月+セイカ・カサネ・サン・レイ)

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起こしておいて寝かせようだなんて身勝手な話かもしれないが、セイカには休息が必要だ。俺はセイカの口腔を舌で蹂躙しながら彼を横抱きにして持ち上げ、寝室へ運んだ。

「……んっ、んん……んっ、ふ、んん……」

もちろんテディベアも忘れていない。セイカの声が小さくなってきたら口を離し、目を合わせた。とろんとした瞳に俺はセイカを寝かしつけてしまう作戦の成功を見た。

「セイカ、ほら……ごろーん。そうそう、ふふっ……上手。足ちょっと上げて」

ベッドに横たわらせ、義足を外す。義足を取りやすい位置に立てかけたらセイカの隣に寝転がる。

(このまま添い寝して、セイカ様が寝付いたら皆様の元に戻りまそ。カサネたんとゲームのお話したいですな、荒凪きゅんの絵も見てみたいでそ)

後のことを考えながらセイカを抱き寄せると、セイカは俺のシャツを弱々しく掴み、俺の耳元に唇を寄せた。

「鳴雷、あの……」

「ん……?」

「…………後ろから、が……いい。寝転がって……押し潰す、みたいなの。鳴雷にのしかかられたい……だめ?」

「……んっ?」

何の話だ? 後ろから? 押し潰す? のしかかる? 卑猥な妄想をしてしまうが、合っているのか?

「ぁ、別の体位がいいなら、そっちでいいけど……」

合ってるみたい。

「…………シていいのか?」

「え、何、どんな体位するつもりなんだよ……」

セイカは完全にセックスするつもりのようだ。いや、俺がそのつもりだと思っていて、乗り気になっていたという方が正しいか。勘違いさせてしまったな、しかしここでセイカの勘違いだよと伝えればセイカに恥をかかせてしまうし、何よりこの勘違いは俺にとってオイシイ。勘違いではなかったことにするか。

「あぁいや、えっと……俺も寝バックいいなって今セイカに聞いて思ったんだけど、重くないかなって」

「……重いのがいいんじゃん。そういう気遣いいいから、早く」

ジトっとした目で俺を見つめ、うつ伏せに寝転がる。高まっていく興奮のままにシャツを脱ぐ──胸ポケットになんか入ってる。

「脱ぐなら服くれよ」

クンネ達だ。ポケットの底で小さく丸まって眠っている。

「ぁ、うん……ちょっと待って」

セイカに背を向けてベルトを外すのに手間取っているフリをしつつ、声を殺して囁く。

「サキヒコくん、サキヒコくーん……! 二人連れてって……!」

姿を現したサキヒコの手のひらにクンネとその妹を乗せる。眠る二人はもぞもぞと動いていて愛らしい。

「ん……? なんでドア開けたんだ?」

そっと扉を開けてサキヒコを部屋から出すと、うつ伏せで俺を待っていたセイカが身体をひねって振り返った。

「ぁ、えっと、換気?」

「…………そんなんいいから早く」

「せっかちだなぁ、そんなに欲しい? 嬉しいよ」

服を脱ぎ捨て、ベッド脇の棚からローションとゴムを……

「ナマがいい」

「え、いいのか? 何度でも言うけど俺はゴムの有無にこだわらないタイプの男だぞ」

「……だって、直の方が……なんでもない」

俺の脱ぎたてのシャツを顔の下に置いてうつ伏せになり、汗で湿ったそれに顔を押し付けて深呼吸をすると、セイカはもじもじと腰をくねらせ太腿を擦り合わせた。

「ん……」

あぁ、もう、いい加減にして欲しい。全ての仕草が俺を煽る、股間に熱を集める、そんなに俺を昂らせて一体どうしたいんだ。もう我慢出来ない、早く抱こう──



──抱いた。セイカの望み通りうつ伏せになった彼に体重をかけ、息苦しそうにする彼の前立腺や結腸口を押し潰し、すり潰し、人の言葉を忘れるまでイかせてやった。

「ふーっ……」

コンコン、と扉が叩かれる。

「鳴雷くーん……そろそろお昼ご飯なんだけどー……」

「すぐ行きます!」

「うん……それじゃ」

嫌な予感がするから扉は開けない、って感じの声色だったな。カサネはトラブルを避けたいタイプなのだろう、俺としては事後の姿を見られるくらいトラブルなんかじゃないのだが、まぁ、セイカは嫌がるだろうからいい気遣いだったと思っておこう。

「セイカ、シャワー浴びるぞ」

「…………ぅ」

多分抱き上げた体勢の変化で声が漏れただけだ、けれど俺は返事をされた気分になって浮かれた。



湯が出るまで待ってからセイカの身体を清めていく。まずは首から下の汗を流し、それが終わったら後孔にたっぷり出した精液を掻き出す。

「……っ、んんっ……! ぅ、あっ……? ぁ、あぁ……んっ、ん、く……ふぅっ」

ぐちゅぐちゅと淫猥な水音が浴室に響く。

(一発しかヤってないのに結構出ますな。わたくしったら出し過ぎでそ)

跳ねるセイカの後孔から零れた精液は床のタイルを白濁に染めていく。これがたった今までセイカのナカにあったのだと思うと酷く興奮して、俺はその場で胡乱な意識のセイカに素股をやらせた。



ダイニングテーブルに並んだ昼食を食べながら、俺は少しの居心地の悪さを感じていた。

「早苗ちゃん、マヨネーズいる?」

「ん……」

セイカはまだぽやぽやとしていて、箸も遅い。事後の雰囲気と色気に照れながらもカサネが世話を焼いている。

「……お昼の時間って分かってるのにさぁ」

サンの怒気を孕んだ声に俺はビクッと震えてしまった。

「いつまでもヤってるのはどうなのかなって」

「……ごめんなさい」

「せんぱい待ちでお腹ペコペコっすよ」

浴室でセイカの太腿に陰茎を挟んでの自慰に夢中になった俺は、昼食の時間だという呼びかけを三度ほどスルーしてしまった。今行くと言って、そのつもりになりながらも、腰が止まらなかった。

「……いや先に食べてりゃいいじゃん」

「なんか言ったっすか」

「…………ごめんなさい」

結果、浴室の扉を強行突破され、素股は強制終了の運びとなった。セイカは下半身を湯で軽く流された後、サンとレイに回収され、俺は精液まみれになった浴室の掃除を命じられた。当然昼食の開始時刻は遅れ、俺は今針のむしろに居る。

「先に食べててとかアンタが言ったんなら食べてたけどね。なんて言ったんだっけ?」

「……今行く、と」

「だよね。ヤってるの途中で止めらんないのは仕方ないにしても、嘘つくのはダメだよ水月」

「ごめんなさい……」

真っ当なお叱りは苦手だ。誰でもそうだろう。

「……あきかぜ、おかっぱにしたのか? なんか、にあってねー……気が、する」

「俺繰言だよ早苗ちゃん!」

「ぅお……白黒。白黒は、くりこと……」

「片面だけ見て髪色で判断しないでな」

「ぱんだかも、しれない」

「繰言で合ってるよ! 後俺おかっぱじゃなくてボブな」

「さっぷ…………なるかみと、映画見た……ニュースキャスター、だっけ」

「……ひでぇよ鳴雷くん! 早苗ちゃんをこんなになるまで……! 聡明な子だったのに、ひでぇよ!」

ここまでボケているのは珍しいな。一回しかシてないのに……精神的に不安定だったのも理由だろうか。俺に求められた多幸感でよりぽやぽやとしているだとかなら、とても嬉しい。
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