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留学後の性活
きじょーい、いち
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明るくなった視界。顔の横に落ちた目隠し。俺の顔を覗き込んでニコニコと笑う可愛い恋人。
「……寝てる間にしゃぶらせるなよ、噛んでも知らないぞ」
「噛まれたらまぁそれはそれで」
透き通るような白い肌、その頬だけがほんのりと赤く染まっている。雪兎と同じ白い髪を揺らし、雪兎によく似た顔で艶やかに微笑み、雪兎よりも赤の濃い瞳に俺を映すのは雪風。俺の義父であり恋人。
「あ、起きなくていいぞ。寝てろよ」
「……そうか?」
仰向けのまま隣に座った雪風に見下ろされる。
「最近会社に泊まり込みだったろ、いつ帰って来てたんだ?」
雪風は白いトレンチコートを着ている。帰ってきたばかりだとしても上着くらい脱げばいいのに。三月中旬でまだ寒いとはいえ館内は暖かい、しょっちゅう全裸で過ごしている俺が体調を崩さないのが証拠だ。
「一時間くらい前。飯食ってシャワー浴びて着替えてきた」
「……なんでコート着てるんだよ」
「なんでだと思う?」
三十路とは思えない幼い笑顔だ。
「コートの下は全裸とか?」
「惜しい! まだまだだなぁ真尋、着替えたって言っただろ? ちゃんと下も着てる」
言いながら雪風はベッドから降りてコートを脱ぐ。俺は上体を起こしてコートを脱ぎ捨てる雪風を見つめる。
「……っ、じゃあ~ん! 真尋の好きなメイドコスだ!」
「メイドっ……!? いや、雪風、ヘッドドレスのないメイドなんてメイドじゃない!」
「お前に当てさせるために外してただけだ、ちゃんとあるよ」
雪風はコートのポケットに入れていたらしいヘッドドレスを装着した。ネコミミ付きだ。よく見れば白いニーハイソックスの縁にもネコミミらしき三角がある、エプロンの端にも肉球マークがある。
「可愛いだろ? 可愛いよな? 可愛いって言えよ、いつも買ってるコス屋の新作なんだぜ」
「めちゃくちゃ可愛い……ちょっと一回転お願い」
雪風はその場でくるんと回った。フリルの多いミニスカートはふんわりと浮かんだが惜しいことに下着までは見えなかった。しかし、スカートの中からネコの尻尾が垂れているのが分かった。
「雪風、尻尾はどこに付いてるんだ? 下着か?」
「確かめてみろよ」
挑発的に俺の目の前でスカートを揺らす。恥じらいとかないのかこの三十路の男は。
「……雪風、ロールプレイをお願いしたいんだけど」
「お前そういう面倒くさいとこあるよな。ったく、ご自分で確かめたらいかがですかにゃご主人様!」
投げやりだがそれもまた可愛いのでよし。
「よし! ちょっと待ってろ俺も主人っぽい格好してくる!」
「スカートめくれよぉ!」
俺の服は雪兎が用意したものばかり。犬コスチュームに、外出用のスーツ、普段着のスラックスやパーカーなど、この中からならスーツ一択だな。
「ただいま、子猫ちゃん」
「……お前スーツ似合わねぇなぁ。なんだろ、スポーツ選手が正装してるみたいな……爆乳の西洋美女が着物着てるみたいな……」
「どういう意味だよ、スポーツ選手でも正装するし誰だって着物着るだろ」
言いたいことは分かっている。筋肉でパツパツなのが不格好なんだろう。しかし喩えがおかしい。
「和服は貧乳の方が似合うんだよ」
「知らねぇよ」
それは雪風の個人的な趣味じゃないのか?
「そうだな……お前童貞だもんな。女知らないもんな……」
「俺は雪風で卒業したはずなんだけどな!」
「女抱かねぇ限り童貞は終わらねぇんだよ! 男で卒業出来ると思うな!」
それが筆下ろしをした奴の態度か。
「何、じゃあ俺が女の子と付き合っていいわけ?」
「はぁ!? どの美女より俺の女装が美女なのに!?」
「じゃあ童貞童貞言うなよ経験人数四桁超え!」
「すごいだろ」
「悪口のつもりだったんだけどな」
スーツがシワにならないよう気を付けながらベッドに腰を下ろし、手招きをすると雪風は俺と膝が触れ合うような距離に立った。
「めくりますかにゃ、ご主人様」
「いや、命令させてもらう。たくし上げろ」
「…………真尋ぉ、お前のその目、ゾクゾクする」
雪風はスカートの端をつまんで少しずつ持ち上げていく。白い太腿が露出していき、とうとう黒レースの下着が見えた。
「ぁ……見て、真尋ぉ、見てぇ……もっと、見て」
面積の狭い下着は辛うじて陰嚢を包んでいるが、陰茎は飛び出してスカートを突き上げている。
「……後ろも見せろ」
「はい……ご主人様。はぁっ……その獣みたいな目つきが好きぃ……」
くるんと後ろを向いた雪風は手を後ろに回し、こちらもスカートを持ち上げる。ぷりんとした男にしては大きめの尻は黒レースの下着に半分ほど隠されており、隠された割れ目はぽこんと膨らみ、右太腿を出す穴から尻尾が出ていた。
「……尻尾、どこについてるんだ? 下着の裏か?」
「脱がして、真尋ぉ……ぁ、脱がしてくださいにゃご主人様」
ギリギリでネコミミメイドのキャラを守った雪風の太腿の裏を手の甲で撫で、ビクッと震えた尻も同じように撫で上げ、折り曲げていた指先で下着を掴んだ。
「……寝てる間にしゃぶらせるなよ、噛んでも知らないぞ」
「噛まれたらまぁそれはそれで」
透き通るような白い肌、その頬だけがほんのりと赤く染まっている。雪兎と同じ白い髪を揺らし、雪兎によく似た顔で艶やかに微笑み、雪兎よりも赤の濃い瞳に俺を映すのは雪風。俺の義父であり恋人。
「あ、起きなくていいぞ。寝てろよ」
「……そうか?」
仰向けのまま隣に座った雪風に見下ろされる。
「最近会社に泊まり込みだったろ、いつ帰って来てたんだ?」
雪風は白いトレンチコートを着ている。帰ってきたばかりだとしても上着くらい脱げばいいのに。三月中旬でまだ寒いとはいえ館内は暖かい、しょっちゅう全裸で過ごしている俺が体調を崩さないのが証拠だ。
「一時間くらい前。飯食ってシャワー浴びて着替えてきた」
「……なんでコート着てるんだよ」
「なんでだと思う?」
三十路とは思えない幼い笑顔だ。
「コートの下は全裸とか?」
「惜しい! まだまだだなぁ真尋、着替えたって言っただろ? ちゃんと下も着てる」
言いながら雪風はベッドから降りてコートを脱ぐ。俺は上体を起こしてコートを脱ぎ捨てる雪風を見つめる。
「……っ、じゃあ~ん! 真尋の好きなメイドコスだ!」
「メイドっ……!? いや、雪風、ヘッドドレスのないメイドなんてメイドじゃない!」
「お前に当てさせるために外してただけだ、ちゃんとあるよ」
雪風はコートのポケットに入れていたらしいヘッドドレスを装着した。ネコミミ付きだ。よく見れば白いニーハイソックスの縁にもネコミミらしき三角がある、エプロンの端にも肉球マークがある。
「可愛いだろ? 可愛いよな? 可愛いって言えよ、いつも買ってるコス屋の新作なんだぜ」
「めちゃくちゃ可愛い……ちょっと一回転お願い」
雪風はその場でくるんと回った。フリルの多いミニスカートはふんわりと浮かんだが惜しいことに下着までは見えなかった。しかし、スカートの中からネコの尻尾が垂れているのが分かった。
「雪風、尻尾はどこに付いてるんだ? 下着か?」
「確かめてみろよ」
挑発的に俺の目の前でスカートを揺らす。恥じらいとかないのかこの三十路の男は。
「……雪風、ロールプレイをお願いしたいんだけど」
「お前そういう面倒くさいとこあるよな。ったく、ご自分で確かめたらいかがですかにゃご主人様!」
投げやりだがそれもまた可愛いのでよし。
「よし! ちょっと待ってろ俺も主人っぽい格好してくる!」
「スカートめくれよぉ!」
俺の服は雪兎が用意したものばかり。犬コスチュームに、外出用のスーツ、普段着のスラックスやパーカーなど、この中からならスーツ一択だな。
「ただいま、子猫ちゃん」
「……お前スーツ似合わねぇなぁ。なんだろ、スポーツ選手が正装してるみたいな……爆乳の西洋美女が着物着てるみたいな……」
「どういう意味だよ、スポーツ選手でも正装するし誰だって着物着るだろ」
言いたいことは分かっている。筋肉でパツパツなのが不格好なんだろう。しかし喩えがおかしい。
「和服は貧乳の方が似合うんだよ」
「知らねぇよ」
それは雪風の個人的な趣味じゃないのか?
「そうだな……お前童貞だもんな。女知らないもんな……」
「俺は雪風で卒業したはずなんだけどな!」
「女抱かねぇ限り童貞は終わらねぇんだよ! 男で卒業出来ると思うな!」
それが筆下ろしをした奴の態度か。
「何、じゃあ俺が女の子と付き合っていいわけ?」
「はぁ!? どの美女より俺の女装が美女なのに!?」
「じゃあ童貞童貞言うなよ経験人数四桁超え!」
「すごいだろ」
「悪口のつもりだったんだけどな」
スーツがシワにならないよう気を付けながらベッドに腰を下ろし、手招きをすると雪風は俺と膝が触れ合うような距離に立った。
「めくりますかにゃ、ご主人様」
「いや、命令させてもらう。たくし上げろ」
「…………真尋ぉ、お前のその目、ゾクゾクする」
雪風はスカートの端をつまんで少しずつ持ち上げていく。白い太腿が露出していき、とうとう黒レースの下着が見えた。
「ぁ……見て、真尋ぉ、見てぇ……もっと、見て」
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「……後ろも見せろ」
「はい……ご主人様。はぁっ……その獣みたいな目つきが好きぃ……」
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「……尻尾、どこについてるんだ? 下着の裏か?」
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