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使用人体験
ほんばんはだめ、いち
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湯上がりの火照った肌。石鹸の匂いが漂い、触れればしっとりと吸い付く滑らかな白磁の肌。シミもシワも毛穴すらも見当たらない、作り物のような綺麗な肌。
「……動かないと本当に人形みたいだな」
ぐっすりと眠っている雪風は風呂に入れても寝言すら言わなかった。うっすらと見える緑や紫、または赤っぽい血管が雪風が人間であると証明している? 甘いな、高級ラブドールには血管メイクがある。
「妄想終わり。とっとと保湿保湿……」
化粧水を褐色の無骨な手に零す。手に馴染ませながら体温を移し、人肌に近い温度になった化粧水を雪風の肌に塗り込んでいく。
「…………ふっ、ぅ……」
胸はもちろん腋や足の付け根など、敏感な部分に触れる度雪風は吐息に声を混じらせた。引っくり返して背中に塗り、尻を揉みながら塗り込むとその声は少し大きくなったように感じた。
「んっ……ぁ、はぁ……」
ぷりんとした形のいい尻、年齢を感じさせない弾力のその尻を両手で鷲掴みにして開き、後孔を見る。
「ん、ゃ……」
物欲しそうにヒクヒクと震えているそこに俺の足の間でズクズクと痛むものをぶち込んでやりたい。
「………………雪風」
雪風は嫌がらないだろう。彼自身が睡姦を望んだこともあったし、乱暴なのも好きだ、自分勝手に抱いてみろと要求することも多い。
「しても……いい、か?」
「ん、ぅ……?」
尻を触りまくったからくすぐったかっただけだろう。しかし、腰をくねらせるその仕草は俺にはおねだりに見えた。
自分のズボンに手をかけたまさにその時、スマホが鳴った。雪兎とのビデオ通話の時間を知らせるアラームだ。
「……っ!? ユキ様……!」
俺はアラームを止めてすぐに化粧水を雪風の足に塗りたくり、寝間着を着せてタオルケットを被せ、部屋を出て走った。
「大変お待たせ致しまして申し訳ございませんどんな罰もお受けしましょう是非俺を罰してくださいさぁ俺を罵って!」
ビデオ通話開始一秒後、俺は椅子の上で土下座を披露した。
「…………あれ?」
顔を上げるも雪兎は居ない。留学先の優雅な私室が見えるだけだ。
『あ、ポチ、ごめんごめん、ポチに繋いだ後すぐに教授から電話あってさ』
雪兎が現れた。どうやら俺が遅刻した時間ちょうど雪兎も用事があったようだ。遅刻が咎められないのは残念だな。
『ポチと話せるこの時間が一番大事だって言うのに……非常識だよねー』
「そ、そうですね……アメリカの方ってなんか、終業時間に厳しいイメージありますけど。そっち夜中ですよね、電話なんかあるんですね」
『国民性なんて血液型占いみたいなものだよ、あてにならない。色んな人いるんだし』
「まぁ国民性とかはどうでもいいんですけど……あの、ユキ様。俺……髪、かなり伸びてると思いませんか?」
目元が隠れるどころか鼻の頭にまで触れるようになった前髪を下ろし、耳を隠してしまう横髪を持ち上げ、首を回してうなじに被さっている後ろ髪を見せる。
『伸びてるねー、切れば?』
「へっ……? え、いやっ、俺犬ですよ? ペットのトリミングは飼い主の気分次第じゃないんですか?」
『そう言われても……会えないからさ。直接見れないのに髪型変えても面白くないんだよねー……まぁ、でもこうして顔は見られるし、ポチに似合う髪型選んでおくよ。連絡しておく』
「あっ、ありがとうございます! 伸びてきたの本っ当に鬱陶しくて困ってたんですよ」
どんな髪型にしてもらえるのだろう。機能性だけで言えば刈り上げもいいな、そろそろ暑い時期だし。
『…………モヒカン、アフロ、ドレッド、んー……』
「ユ、ユキ様? 俺、ツーブロとかマッシュとか、そういうのから選んで欲しいなーって思ってます」
『ポチにマッシュとか地獄だよ』
似合わないと言いたいのか?
「じゃあツーブロ! っていうか刈り上げ! なんならスキンヘッド! 短い方が快適そうじゃないですか」
『ポチ後頭部ぺったんこだからそういうの似合わないよ』
「ぺったんこ……!? え、そ、そんなぁ……」
思わず自分の後頭部に触れてみるが、雪兎の言う「ぺったんこ」かどうかは分からなかった。
「……まぁ、ユキ様に従いますよ。パーマも染髪も好きにしてください」
『うん、後で決めておく。こんなこと話してる場合じゃないもんね。ほーらっ、ポチ……寂しい僕に可愛いペットの可愛いところ見せて癒して?』
要約すると「オカズになれ」だ。俺は椅子を引いてカメラに股間が映るようにして、勃起が治まらない陰茎を晒すため改めてズボンに手をかけた。
「……動かないと本当に人形みたいだな」
ぐっすりと眠っている雪風は風呂に入れても寝言すら言わなかった。うっすらと見える緑や紫、または赤っぽい血管が雪風が人間であると証明している? 甘いな、高級ラブドールには血管メイクがある。
「妄想終わり。とっとと保湿保湿……」
化粧水を褐色の無骨な手に零す。手に馴染ませながら体温を移し、人肌に近い温度になった化粧水を雪風の肌に塗り込んでいく。
「…………ふっ、ぅ……」
胸はもちろん腋や足の付け根など、敏感な部分に触れる度雪風は吐息に声を混じらせた。引っくり返して背中に塗り、尻を揉みながら塗り込むとその声は少し大きくなったように感じた。
「んっ……ぁ、はぁ……」
ぷりんとした形のいい尻、年齢を感じさせない弾力のその尻を両手で鷲掴みにして開き、後孔を見る。
「ん、ゃ……」
物欲しそうにヒクヒクと震えているそこに俺の足の間でズクズクと痛むものをぶち込んでやりたい。
「………………雪風」
雪風は嫌がらないだろう。彼自身が睡姦を望んだこともあったし、乱暴なのも好きだ、自分勝手に抱いてみろと要求することも多い。
「しても……いい、か?」
「ん、ぅ……?」
尻を触りまくったからくすぐったかっただけだろう。しかし、腰をくねらせるその仕草は俺にはおねだりに見えた。
自分のズボンに手をかけたまさにその時、スマホが鳴った。雪兎とのビデオ通話の時間を知らせるアラームだ。
「……っ!? ユキ様……!」
俺はアラームを止めてすぐに化粧水を雪風の足に塗りたくり、寝間着を着せてタオルケットを被せ、部屋を出て走った。
「大変お待たせ致しまして申し訳ございませんどんな罰もお受けしましょう是非俺を罰してくださいさぁ俺を罵って!」
ビデオ通話開始一秒後、俺は椅子の上で土下座を披露した。
「…………あれ?」
顔を上げるも雪兎は居ない。留学先の優雅な私室が見えるだけだ。
『あ、ポチ、ごめんごめん、ポチに繋いだ後すぐに教授から電話あってさ』
雪兎が現れた。どうやら俺が遅刻した時間ちょうど雪兎も用事があったようだ。遅刻が咎められないのは残念だな。
『ポチと話せるこの時間が一番大事だって言うのに……非常識だよねー』
「そ、そうですね……アメリカの方ってなんか、終業時間に厳しいイメージありますけど。そっち夜中ですよね、電話なんかあるんですね」
『国民性なんて血液型占いみたいなものだよ、あてにならない。色んな人いるんだし』
「まぁ国民性とかはどうでもいいんですけど……あの、ユキ様。俺……髪、かなり伸びてると思いませんか?」
目元が隠れるどころか鼻の頭にまで触れるようになった前髪を下ろし、耳を隠してしまう横髪を持ち上げ、首を回してうなじに被さっている後ろ髪を見せる。
『伸びてるねー、切れば?』
「へっ……? え、いやっ、俺犬ですよ? ペットのトリミングは飼い主の気分次第じゃないんですか?」
『そう言われても……会えないからさ。直接見れないのに髪型変えても面白くないんだよねー……まぁ、でもこうして顔は見られるし、ポチに似合う髪型選んでおくよ。連絡しておく』
「あっ、ありがとうございます! 伸びてきたの本っ当に鬱陶しくて困ってたんですよ」
どんな髪型にしてもらえるのだろう。機能性だけで言えば刈り上げもいいな、そろそろ暑い時期だし。
『…………モヒカン、アフロ、ドレッド、んー……』
「ユ、ユキ様? 俺、ツーブロとかマッシュとか、そういうのから選んで欲しいなーって思ってます」
『ポチにマッシュとか地獄だよ』
似合わないと言いたいのか?
「じゃあツーブロ! っていうか刈り上げ! なんならスキンヘッド! 短い方が快適そうじゃないですか」
『ポチ後頭部ぺったんこだからそういうの似合わないよ』
「ぺったんこ……!? え、そ、そんなぁ……」
思わず自分の後頭部に触れてみるが、雪兎の言う「ぺったんこ」かどうかは分からなかった。
「……まぁ、ユキ様に従いますよ。パーマも染髪も好きにしてください」
『うん、後で決めておく。こんなこと話してる場合じゃないもんね。ほーらっ、ポチ……寂しい僕に可愛いペットの可愛いところ見せて癒して?』
要約すると「オカズになれ」だ。俺は椅子を引いてカメラに股間が映るようにして、勃起が治まらない陰茎を晒すため改めてズボンに手をかけた。
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