ポチは今日から社長秘書です

ムーン

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使用人体験

さくせーき、ご

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シリンダー内の気圧が下がって陰茎を吸い、シリンダー内に取り付けられたブラシが弱点を擦る。一日以上焦らされた陰茎が会館に耐えられるわけもなく、萎える暇もなく勃起する余裕もなく半勃ちのまま精液を吐き出す。

「ぁ、あぁああっ……! 出て、りゅっ、出てくぅっ、ふ、ぁああぁっ……しぼ、られてっ……!」

先程より出力を下げた下腹への電気刺激はあまり気にならない。だが、体内を揉みしだく快感は確実に射精を促している。

『ふふ……ポーチっ、気持ちいい?』

「ぎもっ、ひぃっ……れすっ! ぅ、あぁあっ……! 出ひゃうっ、また出しゃれるぅっ!」

『いっぱい出てるね、中見えないや』

最初は乾いたブラシが陰茎の弱点を責めていたのに、今は精液をローション代わりに陰茎を擦っている。シリンダーの内壁は飛び散った精液で白く汚れ、コックリングを外す前は見えていた陰茎の情けない様子が見えない。

『……やっぱり精液は別タンクに吸っちゃうやつの方がいいよね。場所取るしうるさいけどさ』

「ご、めっ……なひゃ、いぃっ」

『ん……? 何が? どうしたの、急に』

「ちゃんとっ、見せりゃんにゃくてぇっ、ごめんっ、なしゃいっ!」

搾精器から俺に視線を移した雪兎は何故か頬を緩めた。見たいものが見えなくて不機嫌になっていると、俺を叱ると思っていたのに。

「イ、くぅぅぅっ! ふっ、ふぅっ……! ぁああっ、らめっ、らめっ、今そこらめぇえっ!」

雪兎が上機嫌なままなのに安心して快感を拾う。射精した直後に弱点を責められる快感はもはや拷問だ、息が上手く出来なくなる。

「ぁああっ! あぁーっ……! ぁ、ああっ! ぁ……ひぁあぁああっ!?」

だらしなく精液を溢れさせる鈴口にブラシが擦れた。激しく腰を振り過ぎたのか、亀頭を責めるためのブラシが今までは触れなかった鈴口まで責めるようになったのだ。

「やぁああっ!? しょこらめっ、らめぇえっ! ぃやっ、あぁああっ!? イぐっ! しゅぐイくかりゃっ、ぁっ、ぁあっ! イってるっ、イってるのこすんないれぇっ!」

ブラシの先端が鈴口に入り込み、縁を回るように責められる。痛痒い硬さのブラシだが、俺の精液がローション代わりになっている今は敏感な鈴口でも痛みを感じない。

『なんか勢い増した? 泣いちゃって可愛い……ねぇ、ポチ? 機械に気持ちよくされてそんなに泣いて、情けなくないの?』

「ぁ、あぁあっ、は、ぁっ、イっ、んんんゔぅーっ!」

歯を食いしばっても連続絶頂は止まらない。呼吸困難に陥るような快楽を終わらせようとしても、俺の腕は肘置きから動かせない。

『機械相手に何回も射精しちゃって、もったいないの。ポチのだぁーいじな子種でしょ? 番の雌犬に注いであげなきゃダメだよねぇ』

快感で身体が勝手に跳ねるのに手首だけ拘束されているから、手枷と擦れて手首が痛む。けれどその痛みは俺が拘束されている証拠で、俺が無抵抗で嬲られなければならない証拠で、被虐欲を満たす材料になる。

『ポチってばそんなに鍛えてるのに簡単にイかされて動けなくなっちゃって、情けなくないの? その筋肉なんのためにあるのー? ふふ……』

「ゆ、きっ……しゃまぁっ」

『あ、まだ喋れたんだ……何?』

「ゆきっ、しゃまのっ……かんしょ、よっ……」

息が上手く出来ていないから喘ぎ声も上げられない、けれどそれでも雪兎には返事をしなければならない。

『その筋肉、僕の観賞用? そう……そう思ってるんだね、本当に君はバカ犬だよ。観賞用なわけないでしょ? 触って揉んで、叩いて打って……僕の自由にしていいものだよ。ポチの全ては僕のもの、いいね?』

「ひゃ……いっ」

『……そろそろ二十分かな? 手枷外れたら機械止めていいよ』

雪兎がそう言った直後、ガシャンと軽い金属音を立てて手枷が外れた。
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