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夏休み
ぶらぶら、はち
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形としては猫の首輪についているような丸い鈴、その大きさは雪兎の小指の爪の半分程度。それが髪で編まれたような小さな鎖でぶら下がった、金色の小さなリング。とてもではないが指は通らない、たとえ骨だけにしたって入らないだろう小ささだ。
「なんですか? それ……丸カン? 鈴……何かのストラップですか?」
「ピアスにしようかとかも考えたんだけど、ポチの身体に穴を空けるなんて僕の美意識には適さなくてね」
「はぁ……? あ、イヤリングか何かですか?」
耳たぶだとかを挟むイヤリングなら十分なサイズのリングだ。雪兎は俺に鈴付きのイヤリングを贈ってくれるのか?
「違うよ、乳首用のアクセ。ニップルリング。ピアスみたいに刺さってないし、イヤーカフみたいに挟みもしない。付け方分かる?」
「えっと……はめるんですか? 指輪みたいに……乳首に」
「そう、正解。ポチの乳首の直径より少し小さめに作ってあるから、萎えない限り抜けないと思うんだよね」
「どうやってつけるんですか?」
そう聞くと雪兎はにこっと笑い、前歯でリングを縦に噛んだ。素晴らしい顎の感覚だ、細く小さなリングを噛んで立てておくなんて常人には不可能だろう。
「……分かった?」
「えっ? い、いえ……白くて綺麗な歯ですね、歯並びもいい……噛まれたいです」
リングを手に戻し、首を傾げた雪兎の意図は分からない。
「僕がリングを今みたいに噛んで、そのままポチの乳首をちゅって吸ってあげたら、ポチの乳首にリングがはまるでしょ?」
「なるほど……えっ、ユキ様、俺の乳首吸っていただけるんですか!? あぁ……嬉しい、幸せですっ」
「ふふ……喜ぶのはまだ早いよ。ほら、このリングちゃんとよく見て」
雪兎は俺の目にリングを近付ける。嬉しそうに微笑んでいる雪兎の期待に応えるため、必死に観察した。
「目見開いちゃって。三白眼が強調されてる、やっぱり可愛いなぁ……この点みたいな黒目」
「…………リングの内側、トゲトゲしてます?」
「正解! ちょっとしたギザギザがあるんだよ、抜けにくくなるしチクチクするんだ。ポチには気持ちいいと思うよ、ずっと甘噛みされてる感じだと思う」
「それは……! 素晴らしい、です」
にっこりと微笑んだ雪兎は二つのリングを俺に見せ、その片方を噛んで吊られている俺の下に潜った。床に膝をついた彼は俺の胸の側面に手を添え、真上を向いて俺の乳首をちゅっと吸った。
「ひぁんっ! ぁああっ……ユキ様が、ユキ様がぁっ、俺の乳首を……あぁんっ!」
僅かな時間だったが、左右共に乳首を吸ってもらえた。今の瞬間を俺は死ぬまで忘れないだろう。
「……うん、ちゃんとはまったね。吊ってるのに取れないなら、普通にしてたら絶対に取れないね」
「ぁ……なんか、乳首の根元の方っ……すごく、きゅってされてます……」
乳首の根元を締め付け、チクチクと責めるこの感覚はリングによるものなのか。リングからの快感に胸を震わせるとチリチリと鈴が鳴り、ペットらしさを強調した。
「……ふふっ、やっぱり鈴付きにして正解だったよ。ポチもそう思うだろ? 鈴、嬉しいよね」
「はい……ユキ様、これをつけたままユキ様に抱いていただけたなら、ユキ様に突かれる度に鳴って……ユキ様の所有物らしくなれると思います」
「…………びっくりした。それ用意してる時の僕と同じこと考えてるんだね。ふふ……じゃあ、今夜……しよっか。ちゃんと鳴るように、四つん這いにして突きまくってあげる」
胸をむにむにと揉んで鈴を鳴らしながら、雪兎は俺の額にちゅっと唇を吸いつかせてくれた。
「なんですか? それ……丸カン? 鈴……何かのストラップですか?」
「ピアスにしようかとかも考えたんだけど、ポチの身体に穴を空けるなんて僕の美意識には適さなくてね」
「はぁ……? あ、イヤリングか何かですか?」
耳たぶだとかを挟むイヤリングなら十分なサイズのリングだ。雪兎は俺に鈴付きのイヤリングを贈ってくれるのか?
「違うよ、乳首用のアクセ。ニップルリング。ピアスみたいに刺さってないし、イヤーカフみたいに挟みもしない。付け方分かる?」
「えっと……はめるんですか? 指輪みたいに……乳首に」
「そう、正解。ポチの乳首の直径より少し小さめに作ってあるから、萎えない限り抜けないと思うんだよね」
「どうやってつけるんですか?」
そう聞くと雪兎はにこっと笑い、前歯でリングを縦に噛んだ。素晴らしい顎の感覚だ、細く小さなリングを噛んで立てておくなんて常人には不可能だろう。
「……分かった?」
「えっ? い、いえ……白くて綺麗な歯ですね、歯並びもいい……噛まれたいです」
リングを手に戻し、首を傾げた雪兎の意図は分からない。
「僕がリングを今みたいに噛んで、そのままポチの乳首をちゅって吸ってあげたら、ポチの乳首にリングがはまるでしょ?」
「なるほど……えっ、ユキ様、俺の乳首吸っていただけるんですか!? あぁ……嬉しい、幸せですっ」
「ふふ……喜ぶのはまだ早いよ。ほら、このリングちゃんとよく見て」
雪兎は俺の目にリングを近付ける。嬉しそうに微笑んでいる雪兎の期待に応えるため、必死に観察した。
「目見開いちゃって。三白眼が強調されてる、やっぱり可愛いなぁ……この点みたいな黒目」
「…………リングの内側、トゲトゲしてます?」
「正解! ちょっとしたギザギザがあるんだよ、抜けにくくなるしチクチクするんだ。ポチには気持ちいいと思うよ、ずっと甘噛みされてる感じだと思う」
「それは……! 素晴らしい、です」
にっこりと微笑んだ雪兎は二つのリングを俺に見せ、その片方を噛んで吊られている俺の下に潜った。床に膝をついた彼は俺の胸の側面に手を添え、真上を向いて俺の乳首をちゅっと吸った。
「ひぁんっ! ぁああっ……ユキ様が、ユキ様がぁっ、俺の乳首を……あぁんっ!」
僅かな時間だったが、左右共に乳首を吸ってもらえた。今の瞬間を俺は死ぬまで忘れないだろう。
「……うん、ちゃんとはまったね。吊ってるのに取れないなら、普通にしてたら絶対に取れないね」
「ぁ……なんか、乳首の根元の方っ……すごく、きゅってされてます……」
乳首の根元を締め付け、チクチクと責めるこの感覚はリングによるものなのか。リングからの快感に胸を震わせるとチリチリと鈴が鳴り、ペットらしさを強調した。
「……ふふっ、やっぱり鈴付きにして正解だったよ。ポチもそう思うだろ? 鈴、嬉しいよね」
「はい……ユキ様、これをつけたままユキ様に抱いていただけたなら、ユキ様に突かれる度に鳴って……ユキ様の所有物らしくなれると思います」
「…………びっくりした。それ用意してる時の僕と同じこと考えてるんだね。ふふ……じゃあ、今夜……しよっか。ちゃんと鳴るように、四つん這いにして突きまくってあげる」
胸をむにむにと揉んで鈴を鳴らしながら、雪兎は俺の額にちゅっと唇を吸いつかせてくれた。
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