238 / 566
夏休み
にっぷるりんぐ、きゅう
しおりを挟む
雪兎の細工によって尻の割れ目に沿って破れたデニムの裂け目、そこから雪兎は俺の後孔に三本の指を挿入した。
「ん、ぁ、あぁっ! ひ、んんっ……! ゆきしゃまぁ……」
「締め付けすごいね、でも拡げちゃうよー?」
「あぁあっ……!」
指の第一関節までを入れ、俺の後孔をぐぱぁっと拡げる。三本の指で拡げられては穴の奥まで丸見えだろう。
「すっごいビクビクしてる……指に伝わってくるよ。中もよく見えるし、なんか中ぼこぼこしてるね、オナホと似た感じ、これは気持ちいいねぇ」
「ふ、ぅうっ……ゃだ、見ないでください……」
「今度クスコでも入れてあげるよ、それとも透明のバイブがいい?」
「……ユキ様の、好みの方で」
俺の後孔を完全再現したオナホなんて物が作られている今、俺の後孔を直接観察されることくらいなんてことない──わけがない、恥ずかしい、絶対に嫌だ、だから是非ともして欲しい! 俺に恥辱を与えて欲しい!
「ふふ……見ないでって言ってたくせに」
「はいっ……見ないで欲しいです、だから見せろって命令して欲しいです……ユキ様ぁっ」
「あははっ、やっぱり君は可愛いねぇ。ごめんね本心のおねだりさせちゃって、察しなきゃダメなのにね」
「いえ……」
嫌だ嫌だと喚いているうちに命令されるのも、本当はどうなんだと問い詰められて命令してくださいと懇願するのも、どちらも俺の被虐欲を満たすプレイだ。
「じゃあ命令するよ、ポチ。弄りやすいように穴を拡げろ」
「……はい」
俺はベッドに上体を寝かせて高反発のマットに乳首が擦れる快感に呼吸を乱しつつ、尻肉をデニムの上から鷲掴みにした。硬い生地の感触が手のひらに、尻の割れ目の柔らかい感触が指先に、そして後孔は更に雪兎の視線を感じた。いや、見られたくないところを見て欲しいという俺の願望か。
「どうぞ……ユキ様っ」
「……ポチ、その拡げてるとこはポチのどんなとこ?」
「は、はい……俺の一番恥ずかしいところです」
そんなところを丸見えにしている俺の従順さを褒めてくれ、そう思っていたのに雪兎は後孔から指を抜き、会陰を指で弾いて痛めつけた。
「ゃんっ!?」
「……そんな月並みな台詞を誰が求めたの? ありふれ過ぎだよ。それに、しょっちゅう晒して廊下とか歩き回ったんだから恥ずかしくないだろ」
「いや恥ずかしいです……ぃやんっ!? そこにデコピンしないでくださいよぉ、痛いっ、ぁんっ! やだっ、ぁあんっ!」
「嬉しそうに鳴いちゃって。お仕置きして欲しくて適当な台詞吐いたのかな?」
そんなことはない、後孔はどんなところだなんて質問、恥ずかしいところです以外の返事は思い付かない。
「……本当に分かりません、申し訳ありません……ユキ様、ご教授いただけますか?」
「はぁ……いいかい? ポチ、ここは君の一番可愛いところだよ。素直で分かりやすくて、一番可愛げがある。見た目の話ならもちろん顔が一番可愛いけど、可愛げならここが一番だよ」
「…………なるほど。では、ユキ様……俺が一番素直になれるところ、可愛がってやってくださいますか?」
「もちろん」
「ひぁんっ!」
再び挿入された三本の指は腸壁のひだやつぶを優しく撫で回し、俺に喘ぐほどの快感を与えないまま腸壁の感度だけを高めさせた。
「……っ、ん……んん……ぁ、ユキ様っ、そこ、そこぉ……そこっ」
雪兎の指が前立腺に近付いた。どうして欲しいと言えば雪兎は前立腺を弄ってくれるだろうと考え込み、無意味に「そこ」と繰り返してしまう。
「ここ?」
「ぁゔんっ!? ん、んんぅっ……しょこ、れすぅ……」
三本の指が前立腺を軽く押さえた。もっと押して欲しい、ぐりぐり回して欲しい、つまんで虐めて欲しい。
「ここどうして欲しいの?」
「……ぁ、遊んでやって……ください」
「僕が君のどこで遊ぶかは僕が決めるよ。それに、僕は君を抱きたいから君の穴をほぐしてるだけで、君を必要以上に可愛がろうとは思ってないよ?」
「ほぐす必要なさそうって言ったくせにぃ……んぁんっ!」
前立腺をたっぷり虐めて欲しい気分だったのに、雪兎は指を抜いてしまった。残念がってため息をつく俺の後孔に、雪兎は強引に陰茎を挿入してきた。
「ひぁああっ!? ぁ、うぁっ……ふ、とっ……ぅ、うぅっ、ふ……んんん……!」
ずぶずぶと体内に侵入される圧迫感、苦痛、そして腸壁を擦られる快感、何より大きいのは雪兎に抱いてもらえる多幸感。
「ん、ぁ、あぁ……ユキ様ぁ、しゅき……」
「もう拡げるのやめていいよ、手邪魔」
「ひゃい……」
「腰もうちょっと落としてくれる? ポチ足長いよ、届かない」
「ごめんなしゃい……」
好意を伝えた直後の辛辣な命令に口角が上がってしまう。俺は幸せな気持ちのまま手をベッドに戻し、膝を曲げて腰を落とした。
「ん、ぁ、あぁっ! ひ、んんっ……! ゆきしゃまぁ……」
「締め付けすごいね、でも拡げちゃうよー?」
「あぁあっ……!」
指の第一関節までを入れ、俺の後孔をぐぱぁっと拡げる。三本の指で拡げられては穴の奥まで丸見えだろう。
「すっごいビクビクしてる……指に伝わってくるよ。中もよく見えるし、なんか中ぼこぼこしてるね、オナホと似た感じ、これは気持ちいいねぇ」
「ふ、ぅうっ……ゃだ、見ないでください……」
「今度クスコでも入れてあげるよ、それとも透明のバイブがいい?」
「……ユキ様の、好みの方で」
俺の後孔を完全再現したオナホなんて物が作られている今、俺の後孔を直接観察されることくらいなんてことない──わけがない、恥ずかしい、絶対に嫌だ、だから是非ともして欲しい! 俺に恥辱を与えて欲しい!
「ふふ……見ないでって言ってたくせに」
「はいっ……見ないで欲しいです、だから見せろって命令して欲しいです……ユキ様ぁっ」
「あははっ、やっぱり君は可愛いねぇ。ごめんね本心のおねだりさせちゃって、察しなきゃダメなのにね」
「いえ……」
嫌だ嫌だと喚いているうちに命令されるのも、本当はどうなんだと問い詰められて命令してくださいと懇願するのも、どちらも俺の被虐欲を満たすプレイだ。
「じゃあ命令するよ、ポチ。弄りやすいように穴を拡げろ」
「……はい」
俺はベッドに上体を寝かせて高反発のマットに乳首が擦れる快感に呼吸を乱しつつ、尻肉をデニムの上から鷲掴みにした。硬い生地の感触が手のひらに、尻の割れ目の柔らかい感触が指先に、そして後孔は更に雪兎の視線を感じた。いや、見られたくないところを見て欲しいという俺の願望か。
「どうぞ……ユキ様っ」
「……ポチ、その拡げてるとこはポチのどんなとこ?」
「は、はい……俺の一番恥ずかしいところです」
そんなところを丸見えにしている俺の従順さを褒めてくれ、そう思っていたのに雪兎は後孔から指を抜き、会陰を指で弾いて痛めつけた。
「ゃんっ!?」
「……そんな月並みな台詞を誰が求めたの? ありふれ過ぎだよ。それに、しょっちゅう晒して廊下とか歩き回ったんだから恥ずかしくないだろ」
「いや恥ずかしいです……ぃやんっ!? そこにデコピンしないでくださいよぉ、痛いっ、ぁんっ! やだっ、ぁあんっ!」
「嬉しそうに鳴いちゃって。お仕置きして欲しくて適当な台詞吐いたのかな?」
そんなことはない、後孔はどんなところだなんて質問、恥ずかしいところです以外の返事は思い付かない。
「……本当に分かりません、申し訳ありません……ユキ様、ご教授いただけますか?」
「はぁ……いいかい? ポチ、ここは君の一番可愛いところだよ。素直で分かりやすくて、一番可愛げがある。見た目の話ならもちろん顔が一番可愛いけど、可愛げならここが一番だよ」
「…………なるほど。では、ユキ様……俺が一番素直になれるところ、可愛がってやってくださいますか?」
「もちろん」
「ひぁんっ!」
再び挿入された三本の指は腸壁のひだやつぶを優しく撫で回し、俺に喘ぐほどの快感を与えないまま腸壁の感度だけを高めさせた。
「……っ、ん……んん……ぁ、ユキ様っ、そこ、そこぉ……そこっ」
雪兎の指が前立腺に近付いた。どうして欲しいと言えば雪兎は前立腺を弄ってくれるだろうと考え込み、無意味に「そこ」と繰り返してしまう。
「ここ?」
「ぁゔんっ!? ん、んんぅっ……しょこ、れすぅ……」
三本の指が前立腺を軽く押さえた。もっと押して欲しい、ぐりぐり回して欲しい、つまんで虐めて欲しい。
「ここどうして欲しいの?」
「……ぁ、遊んでやって……ください」
「僕が君のどこで遊ぶかは僕が決めるよ。それに、僕は君を抱きたいから君の穴をほぐしてるだけで、君を必要以上に可愛がろうとは思ってないよ?」
「ほぐす必要なさそうって言ったくせにぃ……んぁんっ!」
前立腺をたっぷり虐めて欲しい気分だったのに、雪兎は指を抜いてしまった。残念がってため息をつく俺の後孔に、雪兎は強引に陰茎を挿入してきた。
「ひぁああっ!? ぁ、うぁっ……ふ、とっ……ぅ、うぅっ、ふ……んんん……!」
ずぶずぶと体内に侵入される圧迫感、苦痛、そして腸壁を擦られる快感、何より大きいのは雪兎に抱いてもらえる多幸感。
「ん、ぁ、あぁ……ユキ様ぁ、しゅき……」
「もう拡げるのやめていいよ、手邪魔」
「ひゃい……」
「腰もうちょっと落としてくれる? ポチ足長いよ、届かない」
「ごめんなしゃい……」
好意を伝えた直後の辛辣な命令に口角が上がってしまう。俺は幸せな気持ちのまま手をベッドに戻し、膝を曲げて腰を落とした。
0
あなたにおすすめの小説
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる