ポチは今日から社長秘書です

ムーン

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夏休み

にっぷるりんぐ、じゅう

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ベッドに上体を寝かせ、腰を突き出す半端な四つん這い。そんな姿勢の俺に後ろから挿入した雪兎は、俺の中に根元まで入ると深く息をついて一旦止まった。

「はぁっ、はぁっ……んんっ、ん……ユキ様、ユキ様が、中にぃ……」

「……最高の眺めだね、裂けさせて正解。この藍色の生地から覗いてる褐色の肌、ほんっと最高」

「ひぁっ……ぁあぁっ! ぁ、はっ、あぁあ……」

尻の割れ目の始まりをつつかれ、その刺激に驚いて雪兎の陰茎をぎゅうっと締め付ける。勝手に快楽を膨らませて喘ぐ俺を雪兎はどんな目で蔑んでくれるのだろう。

「ん? ふふ、どうしたの? 動いて欲しい?」

少し触れられただけで締まりをよくする淫らな俺に向けた侮蔑の目が見たくて振り返ったけれど、雪兎は慈愛に満ちた目で俺を見下ろしていた。

「ポチ? お返事」

「ひゃうんっ! んっ、んんんっ……!」

ぱんっとデニム越しに尻を叩かれ、また雪兎の陰茎を締め付けて快感を得る。

「どうして欲しいか言ってごらん? して欲しいことがあるから僕のことそんな媚びた目で見上げてるんだろ? いいねぇ最っ高だよ、君みたいな立派な見た目の男が僕みたいなガキに屈服してさ、あははっ!」

「はっ、はっ……はぁっ…………蔑んで、ください……ユキ様が動かなくても、勝手に締め付けて……勝手に気持ちよくなる、淫乱な俺を……もっと蔑んだ目で見て……」

「えぇ? えっちなのが可愛いのに? ふふ……まぁいいよ、こんな感じかな?」

雪兎は聖母のような目付きを一転、側溝を這う節足動物でも見るような嫌悪感にまみれたものに変えた。視線の冷たさが伝わったかのように背筋に悪寒が走り、叩かれた時よりも強く雪兎の陰茎を締め付けた。

「ぁ、あっ、あぁあっ……! イぐぅぅうぅっ……!」

ぶしゃっ……と精液を吹き、完全な屈服を雪兎に示した。

「んっ……すっごい締め付けたね、イった後痙攣したし……ふふっ、まだちょっとビクビクしてる? ちょっと目つき変えただけで……可愛いね」

デニム越しに優しく尻を撫でられているのが快感でなかなか痙攣が治まらない。

「僕もそろそろ限界だし……動いてあげる」

「はぁっ……はぁっ……あっ!? あっ、あぁあっ! ぁ、ひっ……イぐぅっ! ぅ、あぁああっ……んひぃっ!?」

ゆっくりと抜けていく陰茎はその大きなカリで俺の腸壁をぞりぞりと引っ掻いていく、穴をえぐり拡げられるような快感に俺は声を上げる以外の行動を失う。

「締め付け、強すぎっ……もうちょっとはやく動きたいんだけど。ねぇ聞いてる? 力抜いて」

「ぁひんっ! ご、ごめんなしゃいっ……無理れすっ、気持ちよしゅぎて、むりれしゅうっ……ひぁああんっ!」

ぱんぱん尻を平手で打って締め付け具合などの注文をつける、この粗雑な扱いがいい。ペットらしく愛玩されるのも好きだがオナホ扱いも好きだ。

「んぁああっ! イくっ、イっちゃいますぅっ、イくぅうっ……! ぁひぃんっ!?」

「何回一人で勝手にイくのさ。飼い主に奉仕しようって気はないの?」

「ごめんなしゃいっ、ユキ様好きですっ、しゅきっ、イくぅゔぅっ……!」

「…………可愛いなぁ」

いや、雪兎にされることなら何でも好きだ。快感も苦痛も、慈愛も侮蔑も、褒詞も罵倒も、俺にとっては大して変わらないのだ。
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