ポチは今日から社長秘書です

ムーン

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お盆

いぬはひるね、さん

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後ろ手に拘束され、M字開脚の形で足を固定され、ボールギャグで言葉を奪われ、アイマスクで視界を奪われ、コックリングで射精の権利まで奪われた俺は、首振りを行うバイブに前立腺を殴り付けられて絶頂し続けていた。

「んゔっ! んぐぅっ! ふっ、ゔぅっ! んぅゔぅうーっ!」

「おやすみワンちゃん」

雪兎がベッドから離れたのがベッドの沈み方で分かる。何か作業をするつもりなのだろうか? 留学を中断させてしまったから、その勉強だったり?

「ぐっ、ふゔぅぅっ……! ぅんんんんーっ!」

雪兎が何をしているかなんて分からないし、今の俺にはどうしようもない。開脚したまま身動きを取れず、快楽から逃げようのない体勢で前立腺への苛烈な責めを受け続けるのは辛い。

「んィぐっ! んぐぅゔぅっ! ぁ、うっ……ゔぅっ!」

視界をアイマスクによって塞がれ、快楽刺激と真っ直ぐ向き合う以外の選択肢は失われた。自分の叫び声で雪兎の身動ぎの音が掻き消されている、聴覚も遮断されていると考えた方がいいだろう。気を散らす術がない中での過剰な快楽はもはや拷問だ。

「んゔゔぅうっ! ィぐぅゔうぅぅっ!」

コックリングさえなければ、射精が出来ていれば、俺の腹には白い水たまりが完成していただろう。いや、いくらなんでももう半透明の薄い精液しか出ないかもしれないな。

「んぐぅっ! んんゔぅっ! ふ、ゔぅっ……!」

パンパンに膨らんだまま射精すら出来ない陰茎が痛い。その痛みすら快感になる自分の趣味すら辛い、快感と興奮で陰茎が爆発しそうだ。

「んぐぅゔぅぅっ……! ぐっ、んっ、ふゔぅぅっ……!」

唸り続ける喉も痛くなってきた。喉が裂けてしまいそうだ。

「んうっ、ぅ、ぅ、ふゔぅっ……!」

「ふわぁ……僕もお昼寝しようかな~?」

わざとらしい欠伸と独り言が聞こえ、必死に喘ぎ声を抑えて雪兎の声を拾おうとする。

「んっ、ゔぅっ……! ふぐっ、んっ、ゔぅう……!」

「ポチはよく寝てるね。羨ましいなぁすぐに寝れて」

身体をビクビク跳ねさせて喘いでいるのだから、俺が眠ってなんていないことは誰にでも分かる。これから寝たものとして扱うぞという雪兎のプレイ説明だ。

「ふふっ……やっぱりいいなぁ、このお洋服。よく似合うよ……おっぱい可愛い」

「んんんっ! んぁっ、あぅうっ! ぅ、んんっ!」

「もっちもち……ふふふっ」

拘束具に強調された胸を鷲掴みにされ、揉みしだかれる。視覚封印と拘束で身体が敏感になっているのだろう、乳首には触れられていないのにとてつもない快感に襲われている。

「すっごいビクビクしてる。ジャーキングってヤツだね」

ウトウトしかかった時にビクッてなるアレのことか? 全然違う、俺は快楽が原因で痙攣しているんだ。

「んっ、ぅ、んんんっ!」

「ギャグはめてるとセクシーだなぁ……あー、やっぱりおっぱい好き。はち切れんばかりって言葉が似合うよ。ぁ、こっちにも似合うかも」

「んんんぅっ!」

パンパンに膨れた陰茎をぎゅっと握られる。遠慮のない乱暴な扱いに興奮し、射精を禁止されているのに精液が溢れそうになる。

「すっごいバッキバキ。血管浮いちゃって……ちょっとグロいなぁ。ふふ……こんな立派なの持ってても無駄なのにね、僕に遊ばれるだけなんだから」

陰茎から手が離れて安心すると、耳の真横でヴヴヴ……と何か玩具らしきものが振動させられた。くすぐったくて頭を逃がすとそれは離れた。

「ちょっと遊んじゃおうかな」

きっとあの振動する玩具は陰茎に押し当てられるのだろう。それを事前に察させて俺の興奮を促したいのだろう。
雪兎の思惑通りに全てを察した俺は、雪兎の思惑通りの反応をした。
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