ポチは今日から社長秘書です

ムーン

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お盆

みっかめ、じゅう

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雪風の精液と俺が注いだローションを捨て、オナホの中を洗う。ぐぽっ、ぐぽっ、と下品な音が鳴り、俺の尻もこの音を鳴らせるのだと思うと一人で顔が熱くなった。

「……明後日、か」

絶頂禁止の約束は四日間だ。貞操帯が外されたその暁には雪兎に抱いてもらえるだろう。雪風が先程オナホに陰茎を突っ込んだように、雪兎に後孔に陰茎を突っ込んでもらえるだろう。

「ん……」

気付けば俺は自分の後孔に中指を添えていた。ヒクヒクと物欲しそうに震えている。

「…………俺のも」

石鹸──白く泡立った液体を垂らすオナホを見る俺の目はいわゆる羨望の眼差しというヤツだ。俺もたくましい陰茎に蹂躙されて、中出しされて、義務的に洗われてぐぽぐぽと下品な音を鳴らされたい。

「……ぁ、あっ……んっ、ぁ……ぁあっ……」

後孔の縁をすりすりと中指で擦る。俺は服従する犬のようにその場に寝転がった。首から上は浴室からはみ出させ、浴室のタイルの上に転がった身体は下品に大開脚して、両手で後孔を弄った。

「ん、んんっ……!」

「何してんだ、まーひろっ」

驚いて目を開けると下着とシャツを着直した雪風に見下ろされていた。足音にすら気付かないなんて、俺はどれだけ後孔での自慰に集中していたんだ……そう思うと恥ずかしくて顔が熱くなった。

「自分のコピー品がイイもん突っ込まれてんの見てムラムラきちまったか?」

「ち、違う……」

「ただたくましくってイイ男なんじゃないってとこが、俺ぁ好きだぜ。可愛いなぁ真尋、自分でするより他人にやってもらった方が気持ちいいだろ」

「……っ、ここは雪兎の……雪兎の、もので」

雪風はズンズン進んで俺の胸の上に跨り、俺の足に足を絡ませて開脚を保たせた。下着越しの尻の感触も、うっすらと割れ目が分かるピッタリとした下着が視界いっぱいに広がる光景も、素晴らし過ぎて一瞬言葉を忘れた。

「入れやしねぇよ。俺のがデカいから雪兎にすぐバレて、今度こそ親子の縁切られちまう」

「……ひぁんっ!」

ぢゅぷんっ、と雪風の人差し指と中指が一気に根元まで挿入された。彼の指の形を覚える暇もなく、ぐちぐちと淫らな音を立てて掻き回される。

「んぁあっ! ぁ、やっ、そこっ……!」

「前立腺見っけ。オナホで予習してるから楽勝だな」

「ぁゔっ!? ぅ、あっ、ぁああっ! こりこりっ、こりこりやめろぉっ! だめっ、そこ集中攻撃やらぁあぁああっ!」

「あんま暴れんなよ、倒れたら俺大怪我しちまう」

前立腺から陰茎に快楽が響く。射精したがって、勃起したがって、貞操帯がギチギチと音を立てる。

「痛いぃいっ! ちぎれるっ、破裂するっ、ぅうゔぅゔゔっ! ぎもぢぃいっ! イくっ、イくイくイぐぅううっ! ぅ、あぁあっ! もっと、もっとぉっ! もっとほじくってぇっ!」

「さっき散々前立腺弄り回されたお返しだ。言われなくても失神するまでほじくってやるよ」

雪兎からのものなら苦痛さえも快感と捉えてしまう俺にとって、貞操帯による焦らしと痛みも連続絶頂の快楽の増幅器に過ぎない。

「イっ、ぐぅゔぅうううっ! ぅあっ、ぁああーっ!」

浴室の扉の前に置かれている吸水マットを猫のようにバリバリと引っ掻き、色気の欠片もない雄々しく情けない声を上げてイキ狂った。
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