ポチは今日から社長秘書です

ムーン

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雪の降らない日々

おとーさんと、じゅうろく

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来客がないのに用意されている、上等な革張りのソファ。一人がけのその座面に雪風の腰を乗せ、尻は俺に向けさせた。背もたれを枕にさせて、M字に開脚させて、彼の身体を真っ二つに折り曲げて、ひたすらに犯す。

「イぐぅうっ! んんっ! イってるっ、イってりゅっ、イってるってばぁっ! まひっ、ろぉっ……!」

柔らかくキツく、とろとろに蕩けたぐしょ濡れの穴。愛おしげに吸い付いてくれる雪風の後孔を犯す快感はもちろん、連続絶頂に陥った雪風の情けない顔と声もたまらない。

「ぐちゃぐちゃにイかせろって言ったの誰だよ。約束通り腹いっぱいにしてやるからっ……とりあえず、一発目受け取れっ!」

雪風をソファに座らせてからなら一発目の中出しだ。もちろんこんなところで萎える俺ではない、射精しながらでも突いてやる。

「ぁあああっ……! あっ!? 今っ、出し、んゃあぁっ! あぁんっ! イぐの終わんにゃっ、あっ、あぁーっ!」

「あぁ……俺のでぬるぬるして、動きやすくてっ、より気持ちよくなったな」

蜜壷という表現がより似合うようになった、もちろん言葉などでは表現出来ない素晴らしさが雪風にはあるのだが。

「イぐっ、イゔぅうっ! まひろっ、まひろぉおっ! ぉ、んっ! んんっ! ふっ、ゔぅうっ! イくゔぅっ……!」

見落としがちだが、雪風の尻肉に足の付け根回りをパンパンとぶつけるのも楽しい。感触も音も最高だ。

「雪風、雪風、雪風雪風っ……! 」

「まひろぉ……んっ、んんっ!? ん、ぅっ、んんんんっ……!」

幸せそうに緩んだ笑顔を浮かべた雪風の肩と背に腕を回し、強く彼を抱き締めながら唇を重ねた。身体を密着させて腰だけを激しく振る。雪風に打ち付ける。何度も何度も彼の中に精液を吐き出し続け、何度も体位を変え、ぐったりとした雪風を後ろから突きまくって射精した末にようやく萎えた。

「……っ、はぁ……はぁ…………とりあえず、これでもうしばらく勃たないな」

少なくともコーヒーブレイク程度のインターバルが必要だろう。雪風にも休憩させなければ……俺よりもかなり長い時間を要するだろうな。



意識が朦朧としている様子の雪風の身体を清め、別のスウェットに着替えさせてベッドの上に転がした。俺はバスローブを着直して雪風に毛布を被せた後、隣に寝転がって彼を抱き寄せた。

「……丁寧だな」

俺の腕を枕にした雪風は疲れた顔で微笑んだ。

「セックスの後さっさと寝る男はすぐフラれるんだよ、出したら終わりって男と違って女はヤった後も大事だからな」

「……俺ら両方男だけど」

「まぁ聞けよ、射精しちまうとスッと冷めちまうのが男ってもんなんだよ。生き物的に言えば、交尾後すぐに外敵を警戒しなきゃならないってのはあるわな、女はまぁ……妊娠とかのアレで直後に動き回るのはダメなんだよ。もう捨てていい習性だとは思うけどな、習性や本能を知能と理性でどうにかしてこそ人間だと思う訳よ俺は」

ベラベラ喋っているのもいわゆる賢者タイムに関係があるのだろうか。

「ん? 俺何が言いたいんだ?」

「知らねぇよ……もう寝ろ」

「あぁそうそう、スッと冷めちまうだろうに俺を丁寧に洗ったり拭いたり乾かしたり着せたりなんだりと世話焼いてくれるお前はすごいってことだ。女にモテるぞ、俺はお前がモテたら嫌だけどな」

雪風は勘違いをしている。だが、俺はそれを伝えるなんて無粋な真似はしない。

「……おやすみ、真尋」

雪風が俺が射精後にも冷めたように感じないのは、インターバルが必要なだけで装填数がまだまだあるからだ。勃起を保ったまま射精し続けられなくなっていただけで、雪風の髪を洗っている頃にはまた勃っていたし、雪風がウトウトしている間に抜いていた。尽きていないのだから冷める訳がない。

「…………おやすみ、雪風」

さて、可愛い恋人の寝顔をオカズにするかな。
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