ポチは今日から社長秘書です

ムーン

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雪の降らない日々

たんじょーびぱーてぃ、じゅういち

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筋肉、脂肪共に最も人が美しいと感じる完璧なバランス。もちろん手足の長さや頭のサイズ、肩幅、全て完璧だ。もしも雪風の全裸がテレビ等で放映されることになったとしても、芸術品ということでどこにもモザイクはかからないだろう。ダビデ像と同じだ。

「目で楽しむって、お前なぁっ……あ、はっ、これっ、気持ちいい……!」

完璧な肉体を覆った白い肌、滑らかなそれに触れると雪風は敏感に身体を跳ねさせる。

「もちろんちょっとは触るけどな」

「んっ、んん……! 左も、動かせよぉっ」

真っ白な肌に目立つ薄紅色の突起、クリップ型のローターを付けてやった乳首はいやらしく膨れている。今は右乳首につけたローターだけを動かしてやっているが、左右の乳首に見た目の差異は見受けられない。

「焦れったいんだよぉっ……! 左ばっかりどんどん熱くなるっ」

しばらく焦らしてから動かすか、振動の強さを変えるか、その二択で悩んでいた頭に新たな選択肢が浮かぶ。

「……抱く時に集中して弄ってやるよ、今は我慢するよな?」

「そ、それなら……まぁ、うん、分かった。さっさと抱けよなぁ……あっ! んっ、んんんっ……!」

右乳首のローターの振動を強くしていくと雪風は身体を仰け反らせて更に胸を俺に向かって突き出した。腕を縛って胸の上下に巻かれているリボンも彼の白い皮膚に更に強く食い込み、俺の肉欲を煽り立てる。

「くっ、ふっ……ぅうんっ! ん、ひぃいいっ……! 乳首っ、ぁあっ! は……んっ、ん……! 微妙にっ、イけねぇ……まひろぉっ、もっと強くするとか、指でも弄るとかぁっ……なんか、しろよぉっ」

焦れったい快感に悶えて身体をくねらせる度、すっかり勃ち上がった雪風の陰茎がぷるぷると震える。ついさっきまで尿道プラグを挿入していたからか、その鈴口はだらしなく開いて物欲しそうにパクパクと震えている。

「もうしばらく楽しみたいんだけどなー……」

「……っ、ざ、けんなよぉっ」

「せっかくの誕生日プレゼントだからな、ケーキの写真は撮るだろ? そういうもんなんだよ」

「クソっ、来年覚えてろよ……! んっ、ぅうう……この、倍の時間はぁっ、焦らして、やるぅっ……!」

焦らされている時間は辛いものだが、だからこそ焦らしプレイは好きだ。来年の誕生日が早くも楽しみになってきた。

「俺も焦らされてるんだけどな。見ろよこれ、パンパン」

雪風の頭の隣に移動し、陰茎を見せつける。膨らみ過ぎたあまり血管が浮いたそれに雪風は爛々とした目を向ける。

「……っ、気持ちよさそうな形しやがって。入れろよ、入れたいんなら入れろぉっ」

紅潮した頬に先走りの汁がポタっと滴る、綺麗な顔を汚した下卑た悦びが背筋を伝い、寒気を錯覚させる。

「はぁ……パンパン、ちょっと痛いな」

「痛いんならさっさと入れて出せよぉっ」

身を屈めて雪風の鼻の辺りに陰茎を近付けてみると、先走りの汁に濡れた陰茎は敏感に彼の荒い鼻呼吸を感じた。嗅がれている、そう確信すると興奮は更に高まる。

「……っ、ふぅっ、ぅうぅっ……は、ぁっ、あぁあっ……真尋っ、まひろぉっ、もっと下げろよ、まひろっ!」

雪風は必死に首を上げてみっともなく舌を伸ばし、俺の陰茎を舐めようとしている。赤い舌に誘われて陰茎を下げてみると、裏筋をちろちろと細かく舐められた。

「んっ……!?」

射精しそうになって慌てて腰を上げる。自分で感じているよりも限界が近いようだ。俺はもっと舐めさせろと喚く雪風を尻目に彼の腰へと移動し、両手を伸ばして雪風の乳首を挟ませていたクリップ型のローターを引っ張って取った。

「んひぃいいんっ!? お、お前ぇっ、そんないきなりっ、ばかぁ……!」

ばちんっとローターを外された雪風は大きく仰け反りながら陰茎から精液を迸らせ、絶頂の余韻に浸りながら濡れた瞳で俺を睨んだ。
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