13 / 15
5 Sクラス
しおりを挟む
「ちょっと、フィー。大丈夫?」
焦ったように心配するデイジーの顔がボンヤリと2つに見える。
「大丈夫、ただの風邪だ。それに一応薬も飲んできた」
早朝、保健医が出勤していなかった為、医務室の薬品を使って自作した薬をゴソゴソと取り出しデイジーに見せると
「もぉ~!あなたって子は!!見つかったら罰則ものよ…。次は絶対やっちゃダメだからね」
まるで子供に言い聞かせるかのように言われたセラフィーはコクコクと頷くと、デイジーに手を引かれ、フラフラした足取りでSクラスに向かったのであった。
Sクラスに着くと2人を迎え入れたのは、ジッと値踏みするような貴族達の視線だった。
Cクラスでも転入してきた時は冷ややかな視線を浴びたが、クラスメイトのほとんどが貴族であるSクラスの雰囲気はそれとはまた違う。
「この空気…さすがSクラスね」
同じ事を考えたのか、デイジーが隣でゴクリと息を飲むと、数名で会話していたグループの中の一人が流れるような足取りで2人の前にやってきた。
「ご機嫌よう。わたくしはジェラード侯爵家の長女、キャサリンと申します」
キャサリンがスカートの両端を持ち優雅に挨拶すると、デイジーは満面の笑みで
「はじめまして。デイジーよ。これからよろしくね」
と握手を求め右手を差し出した。
キャサリンはデイジーを見つめるとニコリと笑い、バシッと右手を思いきり叩き落とした。
唖然としたセラフィーとデイジーをよそに、キャサリンの取り巻きのような女子生徒達が2人を睨みつけながら話しかけてくる。
「キャサリン様はウィリアム王太子殿下の婚約者となられる方なのよ!?平民のあなた達が気安く触れていい存在ではありません!」
「ごめなさ…あっ、申し訳ございません…」
デイジーが頭を下げるとキャサリンは「はぁ」と溜め息を吐き
「平民のあなた達に貴族のような振る舞いは期待していません。ですが、身分をわきまえなさい。特にあなた」
キャサリンはセラフィーを睨むと
「ウィリアム様が優しいからと付け上がらないように。よろしくお願いしますね」
そう言ってヒラリと後ろを向き、元の場所へと戻っていった。
「デイジー大丈夫か?」
セラフィーが声をかけるとハッと我に帰ったデイジーは
「あ、大丈夫よ!」
そう言って右手をさすっていた時、教室の扉が開きウィリアムと友人達が教室に入ってきた。
「おはようフィー!今日から同じクラスで学べるなんて嬉しいよ」
数分前の出来事など知る由もないウィリアムは、セラフィーを見つけると嬉しそうに駆け寄った。
そしてセラフィーに挨拶をすると、ローにも「おはようございます」と一礼をした。
「精霊の言葉が分かるのですか?」
精霊に話しかける姿にセラフィーは首を傾げると
「いや、会話はできないのだが…以前世話になっていたケイガスという大臣に、人間の言葉も分かる精霊がいると聞いていたのでな。フィーの精霊がもしかしたらと思って…」
懐かしい名前を聞いて心が弾んだセラフィーは、恥ずかしいのか少し照れるように話すウィリアムに
「私の精霊の名は<ロー>と申します。魔力量が少ないため会話はできませんが、殿下の声は届いてると思いますよ」
とローを紹介すると、ウィリアムは「ローという名なのか!」と目を輝かせた。
「それにしても、もしかすると体調が優れないのではないか?とても辛そうだが…」
確かに目眩が酷いが、まだ我慢できると考えたセラフィーは
「ご心配ありがとうございます。私は大丈夫です」
とウィリアムに一礼するものの
「フィー。それは殿下じゃなくて壁よ…」
とデイジーに突っ込まれたのであった。
「みんな、既に知っているかもしれませんが今日から2名の生徒がクラスメイトになりました。同じ魔法師を目指す者同士、助け合って精進なさい」
短い髪を撫で付けるように整えているSクラスの担任、ケッペルはセラフィーとデイジーを見てニコリと笑うと、午前の授業を始めた。
「先生は感じが良さそうでよかったわね」
デイジーが隣でコソッと囁いたが、何か嫌な予感がするセラフィーは、その言葉に頷けずにいた。
午前の座学を何とか終え、デイジーと食堂に向かったセラフィーはどんどん悪化する自分の容態に頭を抱えていた。
「ねぇフィー。午後の授業はお休みさせてもらいましょう。今の状態で実技授業なんて危ないわ」
食事も進まず、ボーッとするセラフィーを見て心配するデイジー。
『自分の管理不足が原因で授業を休む事になるとは…』
セラフィーは情けないと項垂れたが、一理あると思い直しデイジーの提案を受け入れることにした。
「体調不良?早退は可能ですが、今日の実技はペアで行う予定です。あなたが休めばペアであるデイジーも欠席扱いにしますよ」
昼食後、ケッペルに早退の旨を伝えに行ったセラフィーとデイジーは、朝とは違う冷たい様子のケッペルに唖然とした。
「で、ですが先生。他にも休みの生徒がいらっしゃると思います。そのペアの生徒達も全員欠席扱いになるのですか?」
引き下がる事なくデイジーが質問すると、ケッペルはチッと舌打ちをし
「平民のくせに侯爵である私に意見をする気か?」
と物凄い形相でデイジーを睨みつけた。
『こいつ…やはりそうか』
この高圧的な口調で平民を見下す人物…それはセラフィーが20年前、魔法師として働いていた頃から折り合いがつかず、何かと衝突していた魔法師のケッペル、彼の事だった。
『まさかここでこいつの生徒になるとは』
ケッペルは昔から貴族至上主義者で、その発言は平民出身であるセラフィーや他の魔法師達と衝突していた。
結局セラフィーが研究棟に籠るようになり顔を合わす事は無くなったが、20年経っても彼の思考が変わっている事は全く期待できない。
ケッペルに脅され、震えているデイジーの前にセラフィーが立つと
「私は大丈夫ですので、午後の授業も出席いたします。お騒がせしてしまい申し訳ありません」
ハッキリと言い放ったセラフィーは一礼をすると、デイジーの手を握りケッペルの前から立ち去った。
『恐らく平民への差別はこれだけで済まないだろう…。先が思いやられるな』
いまだに震えているデイジーの手を、セラフィーはギュッと握った。
午後の実技授業は案の定、最悪なものになった。
前回の試験の復習でゴブリンを相手にした魔力コントロールの授業が行われたが、ゴブリンを召喚する生徒としてセラフィーが何度も指名され、立て続けに召喚魔法を使う羽目になった。
「フィーさんは先日の試験で素晴らしい結果を残してくださいましたので、今日は他の生徒達に力を貸してやってくださいね」
一見、セラフィーを立てるような発言にも聞こえるが、セラフィーの体調不良を知っていながら敢えて指名を繰り返すという、嫌がらせ行為である事はよく分かっていた。
『さすがにこの体調と魔力量での連続召喚は堪えるな』
目眩や頭痛は酷くなりどんどん顔色が青ざめていくと、様子に気付いたウィリアムがケッペルにセラフィーを休ませるよう意見した。
「私とした事が!ご忠告ありがとうございます殿下」
白々しい台詞を吐き、セラフィーを見学させたケッペルは
「この程度で終わると思うなよ」
と去り際セラフィーの耳元で囁いたのであった。
「フィー!!」
授業が終わり、見学していたセラフィーを迎えに行ったデイジーは、ぐったりとした様子のセラフィーを見つけ慌てて駆け寄った。
「物凄い熱だわ…。待ってて!すぐ誰か呼んでくる!」
セラフィーを一人で運ぶのは無理だと判断したデイジーが立ち上がったその時
「大丈夫ですか!?」
ガンダスの側近であるセドリックが偶然通りかかり2人に駆け寄る。
「物凄い熱なんです!医務室まで運ぶのを手伝ってもらえませんか!?」
事態を把握したセドリックが急いでセラフィーを抱き上げると、それに気付いたのかセラフィーがうっすらと目を開いた。
「セドリック…?」
「はい、そうです」
セドリックは微笑みデイジーに向き直る。
「フィーさんとは顔見知りの仲ですので、私が医務室までお連れします。ケッペル様に目を付けられる可能性もありますので、ここは私にお任せください」
「で、でも…!」
心配で同行しようとするデイジーに気付いたセラフィーは、デイジーと視線を合わせると
「ありがとう、すぐ治るから大丈夫だ。また明日会おう」
そう言ってデイジーを安心させる為に小さく微笑んだ。
「…分かったわ。セドリック様、フィーをよろしくお願いします」
「はい、お任せください。では」
心配のあまり、泣きそうな表情になっていたデイジーに別れを告げたセドリックは足早に医務室へと向かった。
◇◇◇
「ただでさえ生命力が低い状態なのに、魔力を酷使するからこうなるのです。私以外の誰か…ましてや、あんなクズのような人間にやられる貴方なんて私は見たくありません」
朧げな意識の中、誰かがセラフィーの口を開き、液体のような物を飲ませる。
すると呼吸する事さえ辛かった胸の痛みが消え、身体が少し楽になった気がした。
『誰だ?セドリックではないのか?』
セドリックではない声や気配を感じ、セラフィーが相手の顔を見ようと手を伸ばすと、その手はそっと握られ指先にキスを落とされた。
姿を見ようと薄れゆく視界に目を凝らしてみるものの、身体は全く言う事を聞かず、セラフィーはそのまま意識を手放してしまったのであった。
焦ったように心配するデイジーの顔がボンヤリと2つに見える。
「大丈夫、ただの風邪だ。それに一応薬も飲んできた」
早朝、保健医が出勤していなかった為、医務室の薬品を使って自作した薬をゴソゴソと取り出しデイジーに見せると
「もぉ~!あなたって子は!!見つかったら罰則ものよ…。次は絶対やっちゃダメだからね」
まるで子供に言い聞かせるかのように言われたセラフィーはコクコクと頷くと、デイジーに手を引かれ、フラフラした足取りでSクラスに向かったのであった。
Sクラスに着くと2人を迎え入れたのは、ジッと値踏みするような貴族達の視線だった。
Cクラスでも転入してきた時は冷ややかな視線を浴びたが、クラスメイトのほとんどが貴族であるSクラスの雰囲気はそれとはまた違う。
「この空気…さすがSクラスね」
同じ事を考えたのか、デイジーが隣でゴクリと息を飲むと、数名で会話していたグループの中の一人が流れるような足取りで2人の前にやってきた。
「ご機嫌よう。わたくしはジェラード侯爵家の長女、キャサリンと申します」
キャサリンがスカートの両端を持ち優雅に挨拶すると、デイジーは満面の笑みで
「はじめまして。デイジーよ。これからよろしくね」
と握手を求め右手を差し出した。
キャサリンはデイジーを見つめるとニコリと笑い、バシッと右手を思いきり叩き落とした。
唖然としたセラフィーとデイジーをよそに、キャサリンの取り巻きのような女子生徒達が2人を睨みつけながら話しかけてくる。
「キャサリン様はウィリアム王太子殿下の婚約者となられる方なのよ!?平民のあなた達が気安く触れていい存在ではありません!」
「ごめなさ…あっ、申し訳ございません…」
デイジーが頭を下げるとキャサリンは「はぁ」と溜め息を吐き
「平民のあなた達に貴族のような振る舞いは期待していません。ですが、身分をわきまえなさい。特にあなた」
キャサリンはセラフィーを睨むと
「ウィリアム様が優しいからと付け上がらないように。よろしくお願いしますね」
そう言ってヒラリと後ろを向き、元の場所へと戻っていった。
「デイジー大丈夫か?」
セラフィーが声をかけるとハッと我に帰ったデイジーは
「あ、大丈夫よ!」
そう言って右手をさすっていた時、教室の扉が開きウィリアムと友人達が教室に入ってきた。
「おはようフィー!今日から同じクラスで学べるなんて嬉しいよ」
数分前の出来事など知る由もないウィリアムは、セラフィーを見つけると嬉しそうに駆け寄った。
そしてセラフィーに挨拶をすると、ローにも「おはようございます」と一礼をした。
「精霊の言葉が分かるのですか?」
精霊に話しかける姿にセラフィーは首を傾げると
「いや、会話はできないのだが…以前世話になっていたケイガスという大臣に、人間の言葉も分かる精霊がいると聞いていたのでな。フィーの精霊がもしかしたらと思って…」
懐かしい名前を聞いて心が弾んだセラフィーは、恥ずかしいのか少し照れるように話すウィリアムに
「私の精霊の名は<ロー>と申します。魔力量が少ないため会話はできませんが、殿下の声は届いてると思いますよ」
とローを紹介すると、ウィリアムは「ローという名なのか!」と目を輝かせた。
「それにしても、もしかすると体調が優れないのではないか?とても辛そうだが…」
確かに目眩が酷いが、まだ我慢できると考えたセラフィーは
「ご心配ありがとうございます。私は大丈夫です」
とウィリアムに一礼するものの
「フィー。それは殿下じゃなくて壁よ…」
とデイジーに突っ込まれたのであった。
「みんな、既に知っているかもしれませんが今日から2名の生徒がクラスメイトになりました。同じ魔法師を目指す者同士、助け合って精進なさい」
短い髪を撫で付けるように整えているSクラスの担任、ケッペルはセラフィーとデイジーを見てニコリと笑うと、午前の授業を始めた。
「先生は感じが良さそうでよかったわね」
デイジーが隣でコソッと囁いたが、何か嫌な予感がするセラフィーは、その言葉に頷けずにいた。
午前の座学を何とか終え、デイジーと食堂に向かったセラフィーはどんどん悪化する自分の容態に頭を抱えていた。
「ねぇフィー。午後の授業はお休みさせてもらいましょう。今の状態で実技授業なんて危ないわ」
食事も進まず、ボーッとするセラフィーを見て心配するデイジー。
『自分の管理不足が原因で授業を休む事になるとは…』
セラフィーは情けないと項垂れたが、一理あると思い直しデイジーの提案を受け入れることにした。
「体調不良?早退は可能ですが、今日の実技はペアで行う予定です。あなたが休めばペアであるデイジーも欠席扱いにしますよ」
昼食後、ケッペルに早退の旨を伝えに行ったセラフィーとデイジーは、朝とは違う冷たい様子のケッペルに唖然とした。
「で、ですが先生。他にも休みの生徒がいらっしゃると思います。そのペアの生徒達も全員欠席扱いになるのですか?」
引き下がる事なくデイジーが質問すると、ケッペルはチッと舌打ちをし
「平民のくせに侯爵である私に意見をする気か?」
と物凄い形相でデイジーを睨みつけた。
『こいつ…やはりそうか』
この高圧的な口調で平民を見下す人物…それはセラフィーが20年前、魔法師として働いていた頃から折り合いがつかず、何かと衝突していた魔法師のケッペル、彼の事だった。
『まさかここでこいつの生徒になるとは』
ケッペルは昔から貴族至上主義者で、その発言は平民出身であるセラフィーや他の魔法師達と衝突していた。
結局セラフィーが研究棟に籠るようになり顔を合わす事は無くなったが、20年経っても彼の思考が変わっている事は全く期待できない。
ケッペルに脅され、震えているデイジーの前にセラフィーが立つと
「私は大丈夫ですので、午後の授業も出席いたします。お騒がせしてしまい申し訳ありません」
ハッキリと言い放ったセラフィーは一礼をすると、デイジーの手を握りケッペルの前から立ち去った。
『恐らく平民への差別はこれだけで済まないだろう…。先が思いやられるな』
いまだに震えているデイジーの手を、セラフィーはギュッと握った。
午後の実技授業は案の定、最悪なものになった。
前回の試験の復習でゴブリンを相手にした魔力コントロールの授業が行われたが、ゴブリンを召喚する生徒としてセラフィーが何度も指名され、立て続けに召喚魔法を使う羽目になった。
「フィーさんは先日の試験で素晴らしい結果を残してくださいましたので、今日は他の生徒達に力を貸してやってくださいね」
一見、セラフィーを立てるような発言にも聞こえるが、セラフィーの体調不良を知っていながら敢えて指名を繰り返すという、嫌がらせ行為である事はよく分かっていた。
『さすがにこの体調と魔力量での連続召喚は堪えるな』
目眩や頭痛は酷くなりどんどん顔色が青ざめていくと、様子に気付いたウィリアムがケッペルにセラフィーを休ませるよう意見した。
「私とした事が!ご忠告ありがとうございます殿下」
白々しい台詞を吐き、セラフィーを見学させたケッペルは
「この程度で終わると思うなよ」
と去り際セラフィーの耳元で囁いたのであった。
「フィー!!」
授業が終わり、見学していたセラフィーを迎えに行ったデイジーは、ぐったりとした様子のセラフィーを見つけ慌てて駆け寄った。
「物凄い熱だわ…。待ってて!すぐ誰か呼んでくる!」
セラフィーを一人で運ぶのは無理だと判断したデイジーが立ち上がったその時
「大丈夫ですか!?」
ガンダスの側近であるセドリックが偶然通りかかり2人に駆け寄る。
「物凄い熱なんです!医務室まで運ぶのを手伝ってもらえませんか!?」
事態を把握したセドリックが急いでセラフィーを抱き上げると、それに気付いたのかセラフィーがうっすらと目を開いた。
「セドリック…?」
「はい、そうです」
セドリックは微笑みデイジーに向き直る。
「フィーさんとは顔見知りの仲ですので、私が医務室までお連れします。ケッペル様に目を付けられる可能性もありますので、ここは私にお任せください」
「で、でも…!」
心配で同行しようとするデイジーに気付いたセラフィーは、デイジーと視線を合わせると
「ありがとう、すぐ治るから大丈夫だ。また明日会おう」
そう言ってデイジーを安心させる為に小さく微笑んだ。
「…分かったわ。セドリック様、フィーをよろしくお願いします」
「はい、お任せください。では」
心配のあまり、泣きそうな表情になっていたデイジーに別れを告げたセドリックは足早に医務室へと向かった。
◇◇◇
「ただでさえ生命力が低い状態なのに、魔力を酷使するからこうなるのです。私以外の誰か…ましてや、あんなクズのような人間にやられる貴方なんて私は見たくありません」
朧げな意識の中、誰かがセラフィーの口を開き、液体のような物を飲ませる。
すると呼吸する事さえ辛かった胸の痛みが消え、身体が少し楽になった気がした。
『誰だ?セドリックではないのか?』
セドリックではない声や気配を感じ、セラフィーが相手の顔を見ようと手を伸ばすと、その手はそっと握られ指先にキスを落とされた。
姿を見ようと薄れゆく視界に目を凝らしてみるものの、身体は全く言う事を聞かず、セラフィーはそのまま意識を手放してしまったのであった。
0
あなたにおすすめの小説
私の作るおにぎりが、騎士団の士気を異常に上げています(犯人は副団長)
星乃和花
恋愛
おにぎりを配っただけで、騎士団の士気が異常値になりました。
団長は警戒、監察部は呪術検査、国まで動きかけるのに――副団長だけが平然と断言。
副団長「彼女のご飯は軍事物資です」
私「えっ重い」
胃袋で落ちた策略家副団長の“最適化溺愛”に巻き込まれ、気づけば専属補給係(=婚約)寸前!?
ほのぼの爆笑&甘々の騎士団ラブコメです。
(月水金21:00更新ー本編16話+後日談6話)
女性が少ない世界に転生した控えめ伯爵令嬢、なぜか五人の婚約候補に選ばれて少しずつ恋を知っていきます
ノッポ
恋愛
女性が極端に少ない異世界に転生した私は、気づけば伯爵令嬢になっていた。
前世は日本で普通に生きていたせいか、貴族令嬢らしい強気な振る舞いがどうしても苦手。
社交界デビューを迎えても、「どうして私が選ばれるの?」と戸惑うばかりだった。
けれど今年デビューする高位令嬢はわずか三人。
家同士の思惑も重なり、騎士団長家の息子、宰相子息、魔術師団長の息子、幼なじみの侯爵子息、そして英雄騎士――
五人の若きエリートとのお見合いが次々と始まってしまう。
遠慮がちで控えめな性格は、この世界では珍しく、気づけば少しずつ距離を縮めていく彼ら。
異世界での恋愛に戸惑う日々。けれど出会いを重ねるたびに、私は少しずつ変わっていく――。
女性希少世界で、自分の幸せを選べるようになるまでの逆ハーレム恋愛ファンタジー。
「婚約破棄された転生令嬢ですが、王城のメイド五百人に慕われるメイド長になりました。なお元婚約者は私のメイドに土下座中です」
まさき
恋愛
社畜OLとして過労死した私は、異世界の令嬢・アリア・ヴェルナーに転生した。
目が覚めたら、婚約破棄されていた。
理由は「地味で面白みがない」から。
泣く暇もなかった。翌朝、王城のメイド採用面接に向かった。
最初は鼻で笑われた。雑用係からのスタートだった。
でも——前世で叩き込まれた仕事術と、一人ひとりの話を聞く姿勢で、少しずつメイドたちが集まってきた。
厨房が変わった。リネンが変わった。王城全体が変わっていった。
そして就任スピーチで宣言した。
「500人全員の名前を、覚えます」
冷酷と噂される王太子は、静かに見ていた。
悪役令嬢は妨害を仕掛けてきた。
元婚約者は——後悔し始めていた。
婚約破棄された令嬢が、500人に慕われるメイド長になるまでの物語。
なお元婚約者は、私のメイドたちの前で土下座中です。
山賊な騎士団長は子にゃんこを溺愛する
紅子
恋愛
この世界には魔女がいる。魔女は、この世界の監視者だ。私も魔女のひとり。まだ“見習い”がつくけど。私は見習いから正式な魔女になるための修行を厭い、師匠に子にゃんこに変えれた。放り出された森で出会ったのは山賊の騎士団長。ついていった先には兄弟子がいい笑顔で待っていた。子にゃんこな私と山賊団長の織り成すほっこりできる日常・・・・とは無縁な。どう頑張ってもコメディだ。面倒事しかないじゃない!だから、人は嫌いよ~!!!
完結済み。
毎週金曜日更新予定 00:00に更新します。
R15は、念のため。
自己満足の世界に付き、合わないと感じた方は読むのをお止めください。設定ゆるゆるの思い付き、ご都合主義で書いているため、深い内容ではありません。さらっと読みたい方向けです。矛盾点などあったらごめんなさい(>_<)
世間知らずな山ごもり薬師は、××な騎士団長の性癖淫愛から逃げ出せない
二位関りをん
恋愛
平民薬師・クララは国境沿いの深い山奥で暮らしながら、魔法薬の研究に没頭している。招集が下れば山を下りて麓にある病院や娼館で診察補助をしたりしているが、世間知らずなのに変わりはない。
ある日、山の中で倒れている男性を発見。彼はなんと騎士団長・レイルドで女嫌いの噂を持つ人物だった。
当然女嫌いの噂なんて知らないクララは良心に従い彼を助け、治療を施す。
だが、レイルドには隠している秘密……性癖があった。
――君の××××、触らせてもらえないだろうか?
イケメンエリートは愛妻の下僕になりたがる(イケメンエリートシリーズ第四弾)
便葉
恋愛
国内有数の豪華複合オフィスビルの27階にある
IT関連会社“EARTHonCIRCLE”略して“EOC”
謎多き噂の飛び交う外資系一流企業
日本内外のイケメンエリートが
集まる男のみの会社
そのイケメンエリート軍団のキャップ的存在
唯一の既婚者、中山トオルの意外なお話
中山加恋(20歳)
二十歳でトオルの妻になる
何不自由ない新婚生活だが若さゆえ好奇心旺盛
中山トオル(32歳)
17歳の加恋に一目ぼれ
加恋の二十歳の誕生日に強引に結婚する
加恋を愛し過ぎるあまりたまに壊れる
会社では群を抜くほどの超エリートが、
愛してやまない加恋ちゃんに
振り回されたり落ち込まされたり…
そんなイケメンエリートの
ちょっと切なくて笑えるお話
最弱白竜ですが、なぜか学園最強の銀竜に番認定されました
斉藤めめめ
恋愛
竜の血を引く者だけが貴族になれるこの世界で、白竜は最も格の低い竜の証。
白竜の男爵令嬢リーゼロッテは、特待生として国内最高峰の王立竜騎学園に入学する。待っていたのは上位貴族からの蔑みと、学園を支配する四人の御曹司「四竜」。
その筆頭、銀竜公爵家の嫡男ルシアンに初日から啖呵を切ったリーゼは、いじめと嫉妬の嵐に巻き込まれていく。
それでも彼女は媚びない、逃げない、折れない。
やがてルシアンはリーゼから目が離せなくなり――
白竜の少女が、学園と王国の運命を変える。
身分差×竜×学園ラブファンタジー、開幕。
好きすぎます!※殿下ではなく、殿下の騎獣が
和島逆
恋愛
「ずっと……お慕い申し上げておりました」
エヴェリーナは伯爵令嬢でありながら、飛空騎士団の騎獣世話係を目指す。たとえ思いが叶わずとも、大好きな相手の側にいるために。
けれど騎士団長であり王弟でもあるジェラルドは、自他ともに認める女嫌い。エヴェリーナの告白を冷たく切り捨てる。
「エヴェリーナ嬢。あいにくだが」
「心よりお慕いしております。大好きなのです。殿下の騎獣──……ライオネル様のことが!」
──エヴェリーナのお目当ては、ジェラルドではなく獅子の騎獣ライオネルだったのだ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる