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2.蜜蜂と僕の理由
しおりを挟む「あれ? なんで○○なんだっけ?」
ふだん当たり前と思っている自分の行動理由を尋ねられると、すぐには答えられないことが僕には結構あります。
理由なんて考えたことなかったということもありますが、理由があるのは分かっているんだけど言葉にしにくいってこともあります。
以前はよく、そういうことこそ言葉にしてみせると意気込むこともありましたけど、最近は、むりやり言葉にしなくてもいいのかなとも思います。
たとえ言葉に表しがたくても、その「理由はちゃんとある」っていう感覚的な部分に自信が持てる方が大事だと。
でも、ヒトは言語を使うので、理由が言葉で得られる方が安心するのですよね。
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「ねえ、なんで?」
と居住まい正して問われても
すらすら答えられるものでもない
だって理屈で選んだわけじゃない
気づくと心が向いていた
ついつい羽ばたき寄っていた
たどり着くと妙に心地がよくなって
もう心を捕らえられていた
というのが答えかな
「それでもなにかあるでしょう?」
と問われるなら…
君が「はい!」と大きく右手を上げて
僕を呼んでいるような
そんな気がしたんだと思います
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You sometimes ask me, “Why did you choose me?”
I can not say the reason. I didn’t make a choice logically.
But if you insist… Well, that’s because you had attracted me. Then I had been caught up in you. Just like this sunflower.
It seems that you are rising your right hand. So, I could find you.
Yes, if you are a sunflower, I should be a bee.
–––✧✧✧–––– ❖ ––––✦✦✦–––
(Olympus OM-1, Zuiko 50mm 1:1.8, Kodak Ektar100)
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