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37.眼下の思い出
しおりを挟むひとつ前の写真の話
✿
まだ一輪も咲いていないひまわり畑
たぶん来週くらいが見頃なんだろう
だから、大人はほとんどいない
暑さ知らずの子どもたちが迷路代わりに走り回ってる
この長い列のひまわりの根元はどうなってるんだろう
そう思ったら無性に撮りたくなった
とりわけ人のいないところでしゃがんだ
這いつくばるスペースもなく
膝をついた目線でフォーカスを合わせてから
水平のままでそっとカメラを地面に降ろし
角度を勘で合わせてシャッターを切った
ようやく立ち上がって振り返ると
少し年配のご夫婦が息を殺して立っていた
しまった!
「お邪魔してごめんなさい、どうぞお通り下さい」
と頭を下げると慌てて手を振り
「いえ、そうじゃなくて。奥になにかがいるんでしょう?」
と目を輝かして訊いてきた。
もっとしまった!
「ごめんなさい。なにもいないのです。
ただ、子供の目線にはどう見えるのかなと思いまして…」
「ああ!」
とおふたりはそれはそれで楽しげに頷かれたのが
小さな思い出のいちまい
✿
Here is a sunflower garden.
It was just several days before flowering. There was a few people so that I could take time and shoot flowers without regard for viewers.
I was gonna see just the ground and squatted down. I found a shaded perspective through dozens of sunflower stems. It seemed to be little forest. I chose SS and aperture and focused at my eye level. Then, I let down the camera and kept it ~20 cm above the ground. And I released a shutter adjusting an angle and level by intuition.
After shooting, I stood up and noticed that an old couple was behind me.
Oops, I made them wait to walk through!
“Thank you for waiting. It’s just done. Please go through.”
They answered, “No, we haven’t been waiting to walk. But, we have waited to ask you. There is something animal, isn’t there?”
Oops, I just gave them false hope!
“I’m sorry to say No. There is no animal. I just wondered how a child can see here.”
I was afraid that they were disappointed my answer, but they were laughing to say “We got it!”
That is a story about the previous post.
✿
✿
–––✧✧✧–––– ❖ ––––✦✦✦–––
カメラ:Olympus OM-1
レンズ:Zuiko 50mm 1:1.8
フィルム:Fujicolor 100
絞り値、シャッタースピード、内蔵露出計の指示値:f8, 1/500, +1
撮影日:2018.8.8
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