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俺以外にお前を触らせるつもりはない
しおりを挟む「嫉妬したってこと…?」
「は?」
俺は司のスラックスを下ろし、膝をつく。
「嫉妬じゃなかったらなんなんだよ。司ってモテるくせにこういうのは鈍感?」
「や、だって……慎ってあんまそういうのないから…」
「あるだろ。なんならお前より嫉妬魔かも。」
俺は上目遣いで司を見上げ、ぎこちない笑顔を浮かべる。司はこんな状況なのにちゃんと勃起していて、いつもより男の匂いがダイレクトに鼻を貫く。
「あいつにベタベタされてこーなった?」
「なわけないだろ……お前のせいだバカ…」
先端に唇でキスをした後ゆっくりと舐め上げ、喉奥まで咥え込み、ぐちゅぐちゅと音を立てて吸い上げる。司は壁に背を預け、息を荒げる。
「あぁ、もう……くそ気持ちいい……」
「なんであんな頭の悪そうな女に優しくしてんの。あーいうあざといのがタイプだったか?」
嗜めるように鋭い言葉をあえて選ぶ。上目遣いで司の顔を見つめ、根元まで咥えながら激しくピストンを。ぐぽぐぽと下品な音が響き、舌で司の亀頭を執拗に舐め回せば、もう司は完全に蕩ける。
「ッ……俺…ずっとお前のこと考えてたし…」
「…ふぅん………」
「でも、嫉妬されるの……ちょっと嬉しい、かも…」
「ん。……めちゃくちゃ妬いた。」
俺は絶頂の近い司に気付き唇を離す。悔しそうな顔、今すぐイきたいって顔してる。そんな司に俺はまた恋をしてしまう。
「帰ったらお仕置きな。」
「なに…されんの?」
とろんとした顔で司は俺を見下ろす。
「どーしよっかな、……騎乗位でガンガン腰振るのは?で、俺より先にイっちゃダメ…とか?」
「やばそう、それ」
「司のこのでかちんぽで雌穴広げてさ、俺が気持ち良いように動くから、濃ゆいザーメン流し込んで孕ませえっちしたい。俺が満足するまでずっと。」
言葉は甘く、煽るように響き、司は身体を震わせながら頷いた。
「じゃ、今はここまでな」
脈打つ司のから唇を離すと名残惜しそうな司の声が漏れる。
俺だって今すぐしたいけど……
今ここでしちゃったらマジでやばそうだし……
俺たちは激しい愛の余韻をまだ身体に残しながら、席に戻る準備をする。司は途中で終わられた事への不満の顔を浮かべつつも、俺の歪んだネクタイを直してくれた。
改めて、司の顔を間近で見つめてみると、うっとりしてしまう。モテるのも分かる。鋭い目元、すっと通った鼻筋、薄く引き締まった唇。間接照明に照らされた肌がほのかに輝き、その美しさにドキドキと高鳴る。
「司……」
「ん?」
そっと手を司の頬に添え、顔を近づければ、キスが始まる。
温かく、柔らかな感触に、二人の息が重なっていくのだ。
舌で司の唇をなぞり、隙間から滑り込む。司も応え、舌を絡ませてくる……舌先が互いに探り合い、ゆっくりと絡み合うように動いて……
「あんまり、妬かせないで……」
「ごめんな……でも俺、慎しかいらないよ。……」
「知ってるけどさ」
独占欲が舌を大胆にさせる。司の舌を深く捉え、絡みつけるように動かす。舌同士がねっとりと擦れ合い、唾液が混ざり合う感触がたまらなく気持ち良くて……。
「誰にも渡したくないんだよ、司のこと。……」
「……ん…………俺も同じ…」
「ていうか、誰にも触らせたくもない。」
ふふと笑われて、司の手が俺の腰を引き寄せる。そうして、どんどん深くなるキス。二人の舌が互いの口内を探るように絡み合う音。時間が止まったような甘い空気に腰が砕けそうにもなるけれど、どちらからともなく俺たちは離れる。
また後でな、と言葉を交わし再びあの騒がしいフロアへと戻っていくけれど……ふらっふらになってる司に笑いが止まらない。強引にしゃぶって、散々焦らして、最後はおあずけ。
そのまま席に戻る姿を見てるだけで、胸の奥がスッと晴れる。
もっともっと俺のこと欲しくてしかたないってなればいい。
飲み会はその後もダラダラ続き、時計の針はとっくに日付を跨ぐ。そろそろお開きか、と思ったところで、森田が言い出す。
「あ、黒川んち泊まっていい?終電なくなったし」
司が一瞬で顔を引きつらせるのが分かった。そりゃそうだろう。やっと解放されると思ったら、森田と一緒に帰宅なんて、今夜は俺とヤれないってことだからな。
「いや、それは……」と断ろうとする司の声を遮って、俺が笑顔で口を開いた。
「いいじゃん、俺も泊まらせてよ。」
司が俺を振り返る。その目は「おい何考えてんだ」って訴えてきてる。けど俺はニコニコしながら話を進めてやる。
「行こうよ、森田」
「いーね!黒川んち広いしー!」
あっという間に決定。司は表面上は笑ってたけど、その指先が机の下でピクピク震えてた。俺のスマホが震える。
『何やってんだお前。ふざけんな』
なんてメッセージを見て、思わず笑みが漏れる。俺はわざと既読をつけてから、司の横顔を見て満面の笑みを返してやった。
お前がヘラヘラ女に隙を見せたせいだろ?
だからこれは、俺なりのお仕置き。
心の中でそう呟きながら、グラスの底を空けた。
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