フタエノソラ

ぽこあぽこ

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扉と少女

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私が入部して今日で丁度一年。

昨年までここにいたゴミクズ共は去った。

この部室には扉と私だけだ

『お待たせ・・・』
そう私はつぶやく

これからは誰にも邪魔されることなく、この美しい扉と向き合うことができるのである
それにしても何度みても不思議な扉だ

円盤一枚一枚には幾何学的な模様が刻まれている。
この模様には何かの意味があるのだろうか?

それにしても美しい。

私は重なり合った円盤のなかでも一番大きな円盤に手を伸ばしてみる
そしてゆっくりと円盤をまわしてみた

三層の円盤に刻まれた模様が重なりあうことで、まるで万華鏡のように様々な輝きをみせていた
その重なりから生まれる模様のそのすべてがまるで一枚の絵画に思えるほど美しい。
何時間でも眺めていたい。

この扉を開くとき、その時私は『本物』と出会うのだ
そのすべてが美しく、完璧にも思えるこの組み合わせ、その先にある『本物』に

想像するだけで脳汁が湧き出てくる



・・・。

・・・。

彼女の長い独り言は、ようやく終わったようだ
彼女の名前は御神美羅(ミカミ・ミラ)

中学2年の女の子である

ミラはオカルト研究部唯一の部員である。

彼女をいま虜にしているもの、それは

部室にある開かずの扉。

『この扉の先には圧倒的な『世界』が待っている。この扉を開くのは私だ・・・。もしそれができないのであれば、私は一生の後悔をここに残すことになる・・・』

彼女は混沌の世界へと深く深く潜っていく・・・ 
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