青い泡雪

ねこりんご

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帰り道

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   国民全ての人間が氷や雪の魔法を使える国。
 魔法による犯罪や事故が増えてきた。
    それに伴い正しい魔法の使い方や防衛方法を学ぶために、小学校から高校まで必修の「魔法」という授業がある。
    
 僕は仲のいい三人の友達と共に、寒い風の吹く帰り道を歩いている。この国には夏が来ないから、足元には雪が残ったままだ。
「おいフユキ。今日の魔法授業は大変だったな。あれは習得するまで時間がかかりそうだぜ。」
 そう言いながら僕の隣で、獣人の女の子がマシュマロを頬張る。彼女の名前はマシュマル。僕のクラスメイトだ。
「そうだね。あれはキツいよね。」
 今日の5時限目は魔法授業だった。
 行った内容は、「青武器」の取得だ。
 普段、魔法を使う時は道具を召喚させる。普通の武器は白だが、特殊なことをすると青く染まるのだ。白武器を使う時は一つの体の部位から魔力を送るのに対して、青武器を使う時は体全身から同じくらいの量の魔力を均等に送らねばならない。分かりやすく言えば、白武器は一つの部位から十の魔力を送り、青武器は両手、両足、頭部から二ずつの魔力を送るというイメージだ。
「白武器より集中して魔力を送らなければならないから、難しいんですよね。それに、均等にしようとすると体力もかなり削ってしまいますし。」
 マシュマルを挟んだ右側でメガネ黒髪の少年が話す。彼はホタルで、マシュマルと同じくクラスメイトだ。
 二人と共に話していると、左側からはため息が聞こえてきた。
「……ウチは、難しかった」
 小学生の頃から一緒だったヨウカが呟いた。
 実は彼女の魔法は他の人とは違う。
 普通の人が使う雪の魔法に加えて火の魔法も使えるのだ。彼女曰く、突然変異らしい。
 青武器の取得には普通の人でさえ体力や神経を使う。その上火と雪が半分ずつだともっとコントロールが細かくなり、さらに難しくなる。
「きっと大丈夫だよ。ヨウカは小学生の頃から成績優秀だったんだから」
 ヨウカは俯いて、両手を眺めていた。
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