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67 にんにく料理と野菜スティック
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子爵領の砦内にある池の周りに灯籠をズラリと囲むように置いて、紙で作った灯籠もいくつかは池に浮かべるともっといいかもな。
俺は侯爵家の厨房を借りて灯籠祭りのことを考えつつ、海老の殻から海老油を作って、それを利用してペペロンチーノ系味付けの料理も作ったが、本来のものより具材は多い。
ニンニクとトウガラシ以外にシメジと海老などが足されてる。
棒状のパスタはこの世界にまだないみたいなのでリボンのような形のパスタ、ファルファッレをここの料理人にあれこれ指示して作ってもらった。
ちなみにペペロンチーノ系の味付けだからニンニクを使っているので、連れてきた男達(騎士)とだけ食べるつもりが、ニコレット様がわざわざ客室まで来て俺達の食事の様子を見に来た。
扉のところで半分見切れながらこちらを……見ている。
ここはあなたの家なのに何故そんな半端に隠れるような動きを?
──やはり……これは誘われ待ちかな?
声をかけてみるか。
スルーするのも無礼だからな。
「ニコレット様、ニンニクの入った料理なのでお誘いしてなかったのですが、もしや味が気になりますか?」
「はい……」
やや恥じ入りながらも味が気になると頷かれたので、小皿に味見程度の量をお試しで分けて差し上げた。
「まあ! これ、美味しいですわ! ニンニク臭はさておき、海老の風味がすごくて! それにこのリボンのような形の生地も可愛らしくて好きです」
──お、女性らしくリボンの形に反応してる。
かわいいな。
「ニンニクを使ってるのでりんごジュースもちびちび飲んだ方がいいです」
「りんごジュースを少しずつ飲むとどうなるのですか?」
「匂い消しの効果の為です」
「な、なるほど、わかりましたわ!」
ニコレット様はすぐさまテーブルの上にあったゴブレットに注がれたりんごジュースを手にした。
騎士の方に視線を移すと、
「本当にこれ、美味しいですね」
こちらも満足げだ。
明日にはコニーにもたべさせてあげよう。
女の子でも平民の冒険者なら、貴族令嬢よりかはニンニクの匂いを気にしないかもしれない。
「ありがとう、気に入ったならなによりだ」
騎士からも好評だったが、これから貴族令嬢と会うので、俺とニコレット様は控えめに……少しだけ食べた。
そこへ折よく王弟殿下から魔法の伝書鳥が飛んで来た。
ギルドに魔導具作りに長けた錬金術師を探してもらったから、今度会いに来いとのこと。
やったぜ!
精米機とか色々開発して作ってもらおう。
なんとなく原理を説明すれば後は頭のいい人がなんとかしてくれると信じる。
現在の米の量的にやはり海老油のチャーハンは精米機が完成してから作るかなぁ。
◆ ◆ ◆
夜中にはいつメンのレベッカ嬢とエマ嬢もニコレット様のお屋敷に到着した。
俺もペペロンチーノを多少なりとも食べてしまったし、例の服に着替えてた上で気を使って口元を隠すフェイスベールのような布をして、手早く済ませよう。
そしてレベッカ嬢とエマ嬢以外を人払いをしたサロンにてえちちな声をあげられながらも、無事お二人の施術も完了した。
「ほ、本日はどうして顔を半分隠しておられるのですか?」
エマ様が多少息を乱しつつも素朴な質問をぶつけてきた。
「控えめにはしたのですが、実はニンニク料理を食べてしまったので……申し訳ありません」
「ニンニク? ……匂いはわかりませんでしたわ」
「一応匂いけしにりんごジュースなども飲んではいます」
「あら、そういえばニコレット様も今日は少し離れた距離からご挨拶をされたような」
確かに今夜は出迎えた時に明らかに距離を取っていた。そして今はお風呂タイムらしく、ニコレット様は離席している。
「ニコレット様も多少同じ料理を食べられたので気を使われたのでしょう」
「もしやネオ様の手料理ですの?」
レベッカ嬢も質問を投げてくる。
「半分くらいはこちらの料理人に手伝ってもらいましたが、私も多少はしましたね」
「私もそのお料理、気になりますわ」
「私も」
結局、レベッカ嬢とエマ嬢もペペロンチーノが気になるらしい。
「今からだと夜食になってしまいますから、明日にしましょう。料理人も私が目の前で作っていたので手順やレシピを見て覚えてるでしょうから」
「わかりましたわ、明日のお楽しみですわね」
深夜の夜食パスタはやや悪魔的なので回避させた。
代わりに小腹が空いたならと、野菜スティックを用意させて貰った。
ディップソースが美味ければ野菜でもいけると思ってソースは俺が作った。
野菜スティックサラダの材料はきゅうり、にんじん、味噌、砂糖、黒胡椒と水ってとこだ。
ダイコンやセロリなんかも野菜スティックとしていけるんだが、セロリは苦手な人も多いし、ダイコンはそもそもこの地に無かった。
「あとは皆様でどうぞ、私は明日にそなえてもう寝ます」
「「おやすみなさいませ、ネオ様」」
「おやすみなさい、レベッカ嬢、エマ嬢」
いつメンで深夜の女子会でもするかもしれないと、俺はディップソースの味見のみでサロンから出て、先に休ませてもらった。
俺は侯爵家の厨房を借りて灯籠祭りのことを考えつつ、海老の殻から海老油を作って、それを利用してペペロンチーノ系味付けの料理も作ったが、本来のものより具材は多い。
ニンニクとトウガラシ以外にシメジと海老などが足されてる。
棒状のパスタはこの世界にまだないみたいなのでリボンのような形のパスタ、ファルファッレをここの料理人にあれこれ指示して作ってもらった。
ちなみにペペロンチーノ系の味付けだからニンニクを使っているので、連れてきた男達(騎士)とだけ食べるつもりが、ニコレット様がわざわざ客室まで来て俺達の食事の様子を見に来た。
扉のところで半分見切れながらこちらを……見ている。
ここはあなたの家なのに何故そんな半端に隠れるような動きを?
──やはり……これは誘われ待ちかな?
声をかけてみるか。
スルーするのも無礼だからな。
「ニコレット様、ニンニクの入った料理なのでお誘いしてなかったのですが、もしや味が気になりますか?」
「はい……」
やや恥じ入りながらも味が気になると頷かれたので、小皿に味見程度の量をお試しで分けて差し上げた。
「まあ! これ、美味しいですわ! ニンニク臭はさておき、海老の風味がすごくて! それにこのリボンのような形の生地も可愛らしくて好きです」
──お、女性らしくリボンの形に反応してる。
かわいいな。
「ニンニクを使ってるのでりんごジュースもちびちび飲んだ方がいいです」
「りんごジュースを少しずつ飲むとどうなるのですか?」
「匂い消しの効果の為です」
「な、なるほど、わかりましたわ!」
ニコレット様はすぐさまテーブルの上にあったゴブレットに注がれたりんごジュースを手にした。
騎士の方に視線を移すと、
「本当にこれ、美味しいですね」
こちらも満足げだ。
明日にはコニーにもたべさせてあげよう。
女の子でも平民の冒険者なら、貴族令嬢よりかはニンニクの匂いを気にしないかもしれない。
「ありがとう、気に入ったならなによりだ」
騎士からも好評だったが、これから貴族令嬢と会うので、俺とニコレット様は控えめに……少しだけ食べた。
そこへ折よく王弟殿下から魔法の伝書鳥が飛んで来た。
ギルドに魔導具作りに長けた錬金術師を探してもらったから、今度会いに来いとのこと。
やったぜ!
精米機とか色々開発して作ってもらおう。
なんとなく原理を説明すれば後は頭のいい人がなんとかしてくれると信じる。
現在の米の量的にやはり海老油のチャーハンは精米機が完成してから作るかなぁ。
◆ ◆ ◆
夜中にはいつメンのレベッカ嬢とエマ嬢もニコレット様のお屋敷に到着した。
俺もペペロンチーノを多少なりとも食べてしまったし、例の服に着替えてた上で気を使って口元を隠すフェイスベールのような布をして、手早く済ませよう。
そしてレベッカ嬢とエマ嬢以外を人払いをしたサロンにてえちちな声をあげられながらも、無事お二人の施術も完了した。
「ほ、本日はどうして顔を半分隠しておられるのですか?」
エマ様が多少息を乱しつつも素朴な質問をぶつけてきた。
「控えめにはしたのですが、実はニンニク料理を食べてしまったので……申し訳ありません」
「ニンニク? ……匂いはわかりませんでしたわ」
「一応匂いけしにりんごジュースなども飲んではいます」
「あら、そういえばニコレット様も今日は少し離れた距離からご挨拶をされたような」
確かに今夜は出迎えた時に明らかに距離を取っていた。そして今はお風呂タイムらしく、ニコレット様は離席している。
「ニコレット様も多少同じ料理を食べられたので気を使われたのでしょう」
「もしやネオ様の手料理ですの?」
レベッカ嬢も質問を投げてくる。
「半分くらいはこちらの料理人に手伝ってもらいましたが、私も多少はしましたね」
「私もそのお料理、気になりますわ」
「私も」
結局、レベッカ嬢とエマ嬢もペペロンチーノが気になるらしい。
「今からだと夜食になってしまいますから、明日にしましょう。料理人も私が目の前で作っていたので手順やレシピを見て覚えてるでしょうから」
「わかりましたわ、明日のお楽しみですわね」
深夜の夜食パスタはやや悪魔的なので回避させた。
代わりに小腹が空いたならと、野菜スティックを用意させて貰った。
ディップソースが美味ければ野菜でもいけると思ってソースは俺が作った。
野菜スティックサラダの材料はきゅうり、にんじん、味噌、砂糖、黒胡椒と水ってとこだ。
ダイコンやセロリなんかも野菜スティックとしていけるんだが、セロリは苦手な人も多いし、ダイコンはそもそもこの地に無かった。
「あとは皆様でどうぞ、私は明日にそなえてもう寝ます」
「「おやすみなさいませ、ネオ様」」
「おやすみなさい、レベッカ嬢、エマ嬢」
いつメンで深夜の女子会でもするかもしれないと、俺はディップソースの味見のみでサロンから出て、先に休ませてもらった。
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