2 / 13
市場と合言葉
しおりを挟む
「結婚式は七日後です。それと、明日にはウイッグと変装用品を届けさせます」
わお! 出会って七日で結婚とかスピード婚にも程がある。
でも、これから私の旦那様になるこの方は、王様から子供はよ作れってせっつかれて辛い立場なのかもしれない。
婚約期間がろくにないし、独身時代が残り七日っていう状況下、市場に買い物くらい行っても良いよね。
カジノでギャンブルとか言わないだけマシだと思って欲しい。
翌朝には頼んだ通りの変装セットが揃っていた。
私はどこにでもいそうな茶髪のウイッグを被った。
「奥様、荷物持ちは何人必要ですか?」
私の護衛騎士のジェイデン卿に問われた。
「あまり大人数連れてたら変装してのお忍び効果が無くなるので、手で持てない量になったら、このお城に配達って可能かしら?
私は城の厨房で働く下働きのフリをするので」
「それは、可能です」
「では、合言葉を決めておきましょう」
「は? 合言葉?」
「私が店の配達人に合言葉を教えて、門番に通して貰うように頼みます。
門番が、クソ親父! と、言って、クソビッチ死すべし! と店の者が返したら、
よし! 通れ! って通してあげて欲しいのです」
「あ、あの、奥様、クソビッチとは?」
「体を使って男を誘惑する尻軽女みたいな……」
「お、奥様、もっと上品な言葉にしませんか?」
イケメン騎士の顔が引き攣った。
毎日思考の隅にあのクソ家門の者どもの事がよぎるので、うっかり脳内の毒が垂れ流しになってしまった。
この城の人には関係無いのに、反省。
「えっと、じゃあ、キャベツ! と言ったら、生姜焼き! で返すように言います」
この世界にもキャベツはあったのだ。何故か同じ名前で。
「生姜焼きとは?」
「美味しい料理の名前です」
「なるほど、では、それで良いです」
「なお、防犯に備えて、お買い物の配達で使う合言葉は、その日一日限りです。次回のお買い物ではまた違う合言葉を用意します」
「はい、城の防犯にまで気を使っていただいてありがとうございます」
「ちゃんとしたお店なら、商人手形を持っているとは思いますけどね、念の為です」
「門番にキャベツと生姜焼きの合言葉をメモと口頭で知らせておきます」
「はい、口頭だけだと忘れかねないですよね。クソ親父とかなら覚えやすいと思ったのですが」
「衝撃的で覚えやすいですが、いささか品位が……」
「はい、分かりました。次回もマシな……それなりの合言葉を考えます。
あ、お忍び中に奥様とか言われても困るので、サラとでも呼んでくださいね」
「はい、サラさん、とでも呼ばせていただきます」
*
私は村娘のような服の上からフード付きの外套を着て、冒険者風の服を着たジェイデン卿の馬に同乗させて貰って、二人で城下街の市場へ向かった。
予算は十分に貰っている。
「わあ、賑わっていますね」
「辺境伯領は広く、至る所に魔獣の住む森や山やダンジョンが有り、冒険者も多いので」
「あー、なるほど」
「今日も閣下は魔物が出た森へ討伐に出ています」
「お勤めお疲れ様ですと、お伝えくださいませ」
国境を守る辺境伯は、人間のみならず、日々、魔獣の脅威からも人々を守っている。
そこは素直に尊敬出来る。
「旦那様にはぜひ、奥様ご本人からそれをお伝え下さい」
「……分かりました、寝る前に会う事がありましたら」
私の言葉にジェイデン卿は苦笑した。
「安いよー、美味しい豚肉だよー!」
「おばさん、豚肉下さい、大ザル5個分、あと、そっちの豚の腸詰めも」
「毎度あり! 沢山ありがとう、持てるかい?」
辺境伯はお金持ちだし、魔道具の冷蔵庫くらいあるよね?
多めに買っておこう。
あんまり頻繁には来れないだろうし。
「私、お城の調理場で下働きをしていて、買い出しに来たの。これ、お城に届けて貰える?」
私は買った物を指差して問うた。
「ああ、ガードラス城の人かい。良いよ」
「ありがとう。合言葉をメモに書いておいたの、文字読めます?」
平民は識字率がやや低いので念の為、聞いた。
「大丈夫、商人になるなら文字と数字は覚えないといけないから、ちゃんと勉強してるさ」
「失礼しました。防犯の為に、念の為にお聞きしました」
「いいって事よ! しっかりした子だね!」
その後も、似た流れで、買い物をしていった。
そしてしばらく市場を堪能してから、帰宅。いえ、帰城した。
「お帰りなさいませ、奥様」
もう門番には私の顔はバレているようだ。
あっさり声をかけられた。
一応変装してるのに。
あ、ジェイデン卿が隣にいるからかな?
「買い物をして業者と我々が合言葉を使うなんて、面白い発想ですね、奥様」
「もう届いた物がありました?」
「はい、既に二件来てます。沢山売れたから早く上がれたと。
商品も執事が離れの魔道冷蔵庫に入れているはずです」
「ありがとう。後からまだ三件来ると思うわ」
「かしこまりました」
「森へ出陣された旦那様はまだお帰りでは無いでしょうし、今から直接離れに向かいます」
「はい」
さーて、何故かこの世界、醤油らしき黒いソースと味噌らしき物も珍しい輸入品らしいけど、都合よく売ってる店があったし、お米もお米のお酒も買えたし、生姜もキャベツも買えた。
キャベツを刻んで豚肉の生姜焼きでも作ろうかな?
離れの屋敷の魔道具のキッチンは、屋敷同様綺麗に手入れされていた。
満足。
ささっと着替えをして、手を洗って、肉をタレに漬け込み、下拵え。
お米も炊く。
「サーシャ様、何かお手伝いでも……」
メイドが遠慮がちに声をかけて来た。
「じゃあキャベツを刻んでいただける?」
「はい、かしこまりました」
メイドにも手伝って貰って、程良き頃に焼きの作業。
じゅうーっとタレの絡んだお肉が焼けると、すっごく香ばしい香りがする。
……完成!
「我ながら、上手く出来たのでは? 美味しそう~」
美味しそうな生姜焼きを前にして、ぐう~~と、イケメンのお腹の音が鳴った。
腹の虫は空気を読まずに無情である。
「も、申し訳ありません! 奥様!」
「いいのよ、今日ジェイデン卿を市場に付き合わせたのは私だし、生姜焼きを一緒に食べましょう」
「え、旦那様を差し置いて、そんな事は……!」
「真面目ねえ、じゃあ、えっと、毒見! それならどう?」
「ど、毒見なら仕方ありませんね!」
騎士はキリリといい顔でそう言った。
「……とても、美味しいです! こんな味の料理は初めてです!」
そうよね、私も発作的に恋しくなる、生姜焼きという料理。
クソ家門の実家ではもったいないから作った事はないけれど。
まあ、そもそも醤油が手に入らなかったけど。
こっちは大領地らしく、珍しい調味料があって素敵。
「私もこの料理は久しぶりに食べたわ。美味しく出来て満足!」
私はニッコリ笑ってそう言った。
「奥様のそのような晴れやかな笑顔は初めて拝見いたしました」
ジェイデン卿はそんな風に笑えたのか、お前!?って顔してる。
「あら、まあそうね、あの実家と比べたら、ここは今の所天国よ」
「そんなに……」
「結婚相手だもの、どうせそのうち、調べがついて護衛騎士の貴方にも報告が行くでしょうから、隠しても仕方ないと思っているの」
私は開き直っていた。
次々に嫁が死ぬと噂の辺境伯にあっさりと侍女もメイドの一人も付けずに嫁がせるのは、親子間に愛が無いからだとすぐにバレるだろう。
「奥様……」
「実家との関係は最悪なの、でも今は、せっかくの料理を味わいましょう。
この料理はそっちの白いオコメと一緒に食べてみて?」
「はい。……美味しいですね、噛むほどに甘味が出るような、初めて食べる食材です。
甘辛くて美味しいタレの絡んだお肉とも、とても合います」
そんな訳で、護衛騎士と一緒に美味しい夕食を食べた。
食後は、護衛騎士が女性騎士に交代になった。
食後にお風呂に入ってほかほかになった。
暖炉にはちゃんと火も入っている。
離れだというのに、ベッドも大きくて綺麗だった。
本邸でなくてもここに住めます。
二度目の人生はハードモードかと思ったけど、急にイージーモードになったみたい。
って、そう考えるには楽観的すぎか。
まだ呪いの件がどんなものか全く分かっていないから。
わお! 出会って七日で結婚とかスピード婚にも程がある。
でも、これから私の旦那様になるこの方は、王様から子供はよ作れってせっつかれて辛い立場なのかもしれない。
婚約期間がろくにないし、独身時代が残り七日っていう状況下、市場に買い物くらい行っても良いよね。
カジノでギャンブルとか言わないだけマシだと思って欲しい。
翌朝には頼んだ通りの変装セットが揃っていた。
私はどこにでもいそうな茶髪のウイッグを被った。
「奥様、荷物持ちは何人必要ですか?」
私の護衛騎士のジェイデン卿に問われた。
「あまり大人数連れてたら変装してのお忍び効果が無くなるので、手で持てない量になったら、このお城に配達って可能かしら?
私は城の厨房で働く下働きのフリをするので」
「それは、可能です」
「では、合言葉を決めておきましょう」
「は? 合言葉?」
「私が店の配達人に合言葉を教えて、門番に通して貰うように頼みます。
門番が、クソ親父! と、言って、クソビッチ死すべし! と店の者が返したら、
よし! 通れ! って通してあげて欲しいのです」
「あ、あの、奥様、クソビッチとは?」
「体を使って男を誘惑する尻軽女みたいな……」
「お、奥様、もっと上品な言葉にしませんか?」
イケメン騎士の顔が引き攣った。
毎日思考の隅にあのクソ家門の者どもの事がよぎるので、うっかり脳内の毒が垂れ流しになってしまった。
この城の人には関係無いのに、反省。
「えっと、じゃあ、キャベツ! と言ったら、生姜焼き! で返すように言います」
この世界にもキャベツはあったのだ。何故か同じ名前で。
「生姜焼きとは?」
「美味しい料理の名前です」
「なるほど、では、それで良いです」
「なお、防犯に備えて、お買い物の配達で使う合言葉は、その日一日限りです。次回のお買い物ではまた違う合言葉を用意します」
「はい、城の防犯にまで気を使っていただいてありがとうございます」
「ちゃんとしたお店なら、商人手形を持っているとは思いますけどね、念の為です」
「門番にキャベツと生姜焼きの合言葉をメモと口頭で知らせておきます」
「はい、口頭だけだと忘れかねないですよね。クソ親父とかなら覚えやすいと思ったのですが」
「衝撃的で覚えやすいですが、いささか品位が……」
「はい、分かりました。次回もマシな……それなりの合言葉を考えます。
あ、お忍び中に奥様とか言われても困るので、サラとでも呼んでくださいね」
「はい、サラさん、とでも呼ばせていただきます」
*
私は村娘のような服の上からフード付きの外套を着て、冒険者風の服を着たジェイデン卿の馬に同乗させて貰って、二人で城下街の市場へ向かった。
予算は十分に貰っている。
「わあ、賑わっていますね」
「辺境伯領は広く、至る所に魔獣の住む森や山やダンジョンが有り、冒険者も多いので」
「あー、なるほど」
「今日も閣下は魔物が出た森へ討伐に出ています」
「お勤めお疲れ様ですと、お伝えくださいませ」
国境を守る辺境伯は、人間のみならず、日々、魔獣の脅威からも人々を守っている。
そこは素直に尊敬出来る。
「旦那様にはぜひ、奥様ご本人からそれをお伝え下さい」
「……分かりました、寝る前に会う事がありましたら」
私の言葉にジェイデン卿は苦笑した。
「安いよー、美味しい豚肉だよー!」
「おばさん、豚肉下さい、大ザル5個分、あと、そっちの豚の腸詰めも」
「毎度あり! 沢山ありがとう、持てるかい?」
辺境伯はお金持ちだし、魔道具の冷蔵庫くらいあるよね?
多めに買っておこう。
あんまり頻繁には来れないだろうし。
「私、お城の調理場で下働きをしていて、買い出しに来たの。これ、お城に届けて貰える?」
私は買った物を指差して問うた。
「ああ、ガードラス城の人かい。良いよ」
「ありがとう。合言葉をメモに書いておいたの、文字読めます?」
平民は識字率がやや低いので念の為、聞いた。
「大丈夫、商人になるなら文字と数字は覚えないといけないから、ちゃんと勉強してるさ」
「失礼しました。防犯の為に、念の為にお聞きしました」
「いいって事よ! しっかりした子だね!」
その後も、似た流れで、買い物をしていった。
そしてしばらく市場を堪能してから、帰宅。いえ、帰城した。
「お帰りなさいませ、奥様」
もう門番には私の顔はバレているようだ。
あっさり声をかけられた。
一応変装してるのに。
あ、ジェイデン卿が隣にいるからかな?
「買い物をして業者と我々が合言葉を使うなんて、面白い発想ですね、奥様」
「もう届いた物がありました?」
「はい、既に二件来てます。沢山売れたから早く上がれたと。
商品も執事が離れの魔道冷蔵庫に入れているはずです」
「ありがとう。後からまだ三件来ると思うわ」
「かしこまりました」
「森へ出陣された旦那様はまだお帰りでは無いでしょうし、今から直接離れに向かいます」
「はい」
さーて、何故かこの世界、醤油らしき黒いソースと味噌らしき物も珍しい輸入品らしいけど、都合よく売ってる店があったし、お米もお米のお酒も買えたし、生姜もキャベツも買えた。
キャベツを刻んで豚肉の生姜焼きでも作ろうかな?
離れの屋敷の魔道具のキッチンは、屋敷同様綺麗に手入れされていた。
満足。
ささっと着替えをして、手を洗って、肉をタレに漬け込み、下拵え。
お米も炊く。
「サーシャ様、何かお手伝いでも……」
メイドが遠慮がちに声をかけて来た。
「じゃあキャベツを刻んでいただける?」
「はい、かしこまりました」
メイドにも手伝って貰って、程良き頃に焼きの作業。
じゅうーっとタレの絡んだお肉が焼けると、すっごく香ばしい香りがする。
……完成!
「我ながら、上手く出来たのでは? 美味しそう~」
美味しそうな生姜焼きを前にして、ぐう~~と、イケメンのお腹の音が鳴った。
腹の虫は空気を読まずに無情である。
「も、申し訳ありません! 奥様!」
「いいのよ、今日ジェイデン卿を市場に付き合わせたのは私だし、生姜焼きを一緒に食べましょう」
「え、旦那様を差し置いて、そんな事は……!」
「真面目ねえ、じゃあ、えっと、毒見! それならどう?」
「ど、毒見なら仕方ありませんね!」
騎士はキリリといい顔でそう言った。
「……とても、美味しいです! こんな味の料理は初めてです!」
そうよね、私も発作的に恋しくなる、生姜焼きという料理。
クソ家門の実家ではもったいないから作った事はないけれど。
まあ、そもそも醤油が手に入らなかったけど。
こっちは大領地らしく、珍しい調味料があって素敵。
「私もこの料理は久しぶりに食べたわ。美味しく出来て満足!」
私はニッコリ笑ってそう言った。
「奥様のそのような晴れやかな笑顔は初めて拝見いたしました」
ジェイデン卿はそんな風に笑えたのか、お前!?って顔してる。
「あら、まあそうね、あの実家と比べたら、ここは今の所天国よ」
「そんなに……」
「結婚相手だもの、どうせそのうち、調べがついて護衛騎士の貴方にも報告が行くでしょうから、隠しても仕方ないと思っているの」
私は開き直っていた。
次々に嫁が死ぬと噂の辺境伯にあっさりと侍女もメイドの一人も付けずに嫁がせるのは、親子間に愛が無いからだとすぐにバレるだろう。
「奥様……」
「実家との関係は最悪なの、でも今は、せっかくの料理を味わいましょう。
この料理はそっちの白いオコメと一緒に食べてみて?」
「はい。……美味しいですね、噛むほどに甘味が出るような、初めて食べる食材です。
甘辛くて美味しいタレの絡んだお肉とも、とても合います」
そんな訳で、護衛騎士と一緒に美味しい夕食を食べた。
食後は、護衛騎士が女性騎士に交代になった。
食後にお風呂に入ってほかほかになった。
暖炉にはちゃんと火も入っている。
離れだというのに、ベッドも大きくて綺麗だった。
本邸でなくてもここに住めます。
二度目の人生はハードモードかと思ったけど、急にイージーモードになったみたい。
って、そう考えるには楽観的すぎか。
まだ呪いの件がどんなものか全く分かっていないから。
55
あなたにおすすめの小説
大根令嬢の雑学無双、王弟殿下を添えて。~ 前世を思い出したので、許婚をほったらかして人助けしまくります!!
古森真朝
恋愛
気弱な伯爵令嬢のカレンは、自分勝手な婚約者レナートに振り回されていた。耐え続けていたある日、舞踏会で何者かに突き飛ばされ、階段から落ちてしまう。
その傷が元で儚く……なるかと思いきや。衝撃で前世を思い出したカレンは一転、かの『ド根性大根』みたいな超・ポジティブ人間になっていた。
『モラハラ婚約者の思惑なんぞ知るか!! 今度こそ好きなことやって、目いっぱい幸せに長生きするんだから!!!』
昔ひたすら読書に耽って身に着けた『雑学』を武器に、うっかり採れ過ぎた作物や、開墾しようとすると不幸に見舞われる土地、不治の病にかかった王族、等々の問題をどんどん解決。
領地の内外で心強い友人が出来たり、いつの間にかものすごく有名になっていたり、何かと協力してくれる王弟ヴィクトルから好意を寄せられたり(注:気付いてない)する中、温かい家族と共に仕事に励んでいく。
一方、前世から因縁のある人々もまた、こちらに転生していて――
悪役令嬢は調理場に左遷されましたが、激ウマご飯で氷の魔公爵様を餌付けしてしまったようです~「もう離さない」って、胃袋の話ですか?~
咲月ねむと
恋愛
「君のような地味な女は、王太子妃にふさわしくない。辺境の『魔公爵』のもとへ嫁げ!」
卒業パーティーで婚約破棄を突きつけられた悪役令嬢レティシア。
しかし、前世で日本人調理師だった彼女にとって、堅苦しい王妃教育から解放されることはご褒美でしかなかった。
「これで好きな料理が作れる!」
ウキウキで辺境へ向かった彼女を待っていたのは、荒れ果てた別邸と「氷の魔公爵」と恐れられるジルベール公爵。
冷酷無慈悲と噂される彼だったが――その正体は、ただの「極度の偏食家で、常に空腹で不機嫌なだけ」だった!?
レティシアが作る『肉汁溢れるハンバーグ』『とろとろオムライス』『伝説のプリン』に公爵の胃袋は即陥落。
「君の料理なしでは生きられない」
「一生そばにいてくれ」
と求愛されるが、色気より食い気のレティシアは「最高の就職先ゲット!」と勘違いして……?
一方、レティシアを追放した王太子たちは、王宮の食事が不味くなりすぎて絶望の淵に。今さら「戻ってきてくれ」と言われても、もう遅いです!
美味しいご飯で幸せを掴む、空腹厳禁の異世界クッキング・ファンタジー!
とっていただく責任などありません
まめきち
恋愛
騎士団で働くヘイゼルは魔物の討伐の際に、
団長のセルフイスを庇い、魔法陣を踏んでしまう。
この魔法陣は男性が踏むと女性に転換するもので、女性のヘイゼルにはほとんど影響のない物だった。だか国からは保証金が出たので、騎士を辞め、念願の田舎暮らしをしようとしたが!?
ヘイゼルの事をずっと男性だと思っていたセルフイスは自分のせいでヘイゼルが職を失っただと思って来まい。
責任を取らなければとセルフイスから、
追いかけられる羽目に。
聖女召喚されて『お前なんか聖女じゃない』って断罪されているけど、そんなことよりこの国が私を召喚したせいで滅びそうなのがこわい
金田のん
恋愛
自室で普通にお茶をしていたら、聖女召喚されました。
私と一緒に聖女召喚されたのは、若くてかわいい女の子。
勝手に召喚しといて「平凡顔の年増」とかいう王族の暴言はこの際、置いておこう。
なぜなら、この国・・・・私を召喚したせいで・・・・いまにも滅びそうだから・・・・・。
※小説家になろうさんにも投稿しています。
【完】出来損ない令嬢は、双子の娘を持つ公爵様と契約結婚する~いつの間にか公爵様と7歳のかわいい双子たちに、めいっぱい溺愛されていました~
夏芽空
恋愛
子爵令嬢のエレナは、常に優秀な妹と比較され家族からひどい扱いを受けてきた。
しかし彼女は7歳の双子の娘を持つ公爵――ジオルトと契約結婚したことで、最低な家族の元を離れることができた。
しかも、条件は最高。公の場で妻を演じる以外は自由に過ごしていい上に、さらには給料までも出してくてれるという。
夢のような生活を手に入れた――と、思ったのもつかの間。
いきなり事件が発生してしまう。
結婚したその翌日に、双子の姉が令嬢教育の教育係をやめさせてしまった。
しかもジオルトは仕事で出かけていて、帰ってくるのはなんと一週間後だ。
(こうなったら、私がなんとかするしかないわ!)
腹をくくったエレナは、おもいきった行動を起こす。
それがきっかけとなり、ちょっと癖のある美少女双子義娘と、彼女たちよりもさらに癖の強いジオルトとの距離が縮まっていくのだった――。
愛のない結婚をした継母に転生したようなので、天使のような息子を溺愛します
美杉日和。(旧美杉。)
恋愛
目が覚めると私は昔読んでいた本の中の登場人物、公爵家の後妻となった元王女ビオラに転生していた。
人嫌いの公爵は、王家によって組まれた前妻もビオラのことも毛嫌いしており、何をするのも全て別。二人の結婚には愛情の欠片もなく、ビオラは使用人たちにすら相手にされぬ生活を送っていた。
それでもめげずにこの家にしがみついていたのは、ビオラが公爵のことが本当に好きだったから。しかしその想いは報われることなどなく彼女は消え、私がこの体に入ってしまったらしい。
嫌われ者のビオラに転生し、この先どうしようかと考えあぐねていると、この物語の主人公であるルカが声をかけてきた。物語の中で悲惨な幼少期を過ごし、闇落ち予定のルカは純粋なまなざしで自分を見ている。天使のような可愛らしさと優しさに、気づけば彼を救って本物の家族になりたいと考える様に。
二人一緒ならばもう孤独ではないと、私はルカとの絆を深めていく。
するといつしか私を取り巻く周りの人々の目も、変わり始めるのだったーー
編み物好き地味令嬢はお荷物として幼女化されましたが、えっ?これ魔法陣なんですか?
灯息めてら
恋愛
編み物しか芸がないと言われた地味令嬢ニニィアネは、家族から冷遇された挙句、幼女化されて魔族の公爵に売り飛ばされてしまう。
しかし、彼女の編み物が複雑な魔法陣だと発見した公爵によって、ニニィアネの生活は一変する。しかもなんだか……溺愛されてる!?
行き遅れのお節介令嬢、氷の公爵様と結婚したら三人娘の母になりました
鳥柄ささみ
恋愛
お節介焼きで困っている人を放っておけないシアは、数多のご令嬢達から人気の令嬢だ。毎日ファンレターが届き、社交界に出れば令嬢に取り囲まれるほどである。
けれど、それに反比例するように男性からの人気はなく、二十七だというのに嫁の貰い手もないため、毎日母から小言をもらっていた。
そんなある日のこと、突然公爵家から縁談の話が。
シアは公爵家がなぜ自分に縁談など持ち掛けるのかと訝しく思いつつ話を受けると、なんと公爵の後妻として三人の娘の母代わりになれと言われる。
困惑するも、自分へ縁談を持ちかけた理由を聞いて、お節介なシアは嫁ぐこと決めたのだった。
夫になるレオナルドはイケメンなのに無表情で高圧的。三人の娘も二女のアンナを除いて長女のセレナも三女のフィオナもとても反抗的。
そんな中でもお節介パワーを発揮して、前向きに奮闘するシアの物語。
※他投稿サイトにも掲載中
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる