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レギアの森、またの名をバジリスクの森
「ここがレギアの森、またの名をバジリスクの森か。大きいな」
冬だと言うのに、常緑樹が多いのか、広大な森の奥は鬱蒼としていた。
森の入り口付近で我々は荷馬車から降り立った。
騎士達も次々と荷を下ろす。
荷馬車は森の手前で待機。入り組んでいて入れないので。
私は鞄から風呂敷のような魔法陣を描いた布を取り出して、騎士達に向かって口を開いた。
「重たい荷物はこの魔法陣を描いた布の上に置いてくだされば、亜空間収納に通じております。
ただし、持ち主の私にしか使えませんが」
万が一、便利だからと欲しがられても無駄だと言う事を一応アピールしておく。
「それではまかり間違ってお嬢さんが死ねば、その荷物は永遠に取り出せないのでは?」
一人の騎士が最もな事を言った。
「それは……そうですね」
と、こちらも正直に言う他ない。
「こらこら、我々は絶対に守ると言う約束をお嬢様にしたのだぞ。カナデ殿、私の荷物を頼んでいいか?」
「はい、エドガルド卿」
「身軽になれるのはありがたい」
私はエドガルド卿の荷物をアイテムボックスに収納し、彼の荷物を預かったとメモを取った。
帰りに忘れずに全部返す為だ。
「私のも頼もう」
「はい、魔法使い殿」
三人の魔法使いが私に荷物を預けてくれた。
騎士よりは非力ゆえに少しでも身軽になりたいのかも。
他にも5人の騎士が私に荷物を預けた。
リスクを分散させるなら全部を預けないようにするのは正しい選択だろう。
ちなみにラウルさんの大きな荷物は私が出発前に預かっている。
私は更に言葉を続けた。
「水や飲み物や食料は当方でもある程度用意してございますので、喉が乾いた時など、気軽にお申し付け下さい」
コウタも騎士達に声をかけた。
「三人とも水や食料をある程度持ってますから、我々の誰かに声をかけて下さい。あ、このライは持っていません」
コウタの隣にいるライ君はアイテムボックス持ってないからね。
「分かった」
エドガルド卿が頷き、コウタに向き直った。
「で、ここに来て肝心な話だが、コウタが助けたい大切な者と言うのは?」
ピリッとした空気が一瞬流れた。
コウタは真剣な眼差しで伝える。
「行方不明になってた両親がここで石化していると、さる筋から情報を貰いました」
「石化した両親か……。分かった。アンテロ!」
「はい、隊長殿。
では、闇雲に動いてもこの広大な森で何日も彷徨う事になりかねないので、石化した人間がどこにいるか、このアンテロが、ダウジングで探します」
アンテロと名乗る魔法使いがそう言って、首から下げていたグリーンのペンデュラムを取り出した。
これは古くから水脈や金脈や探し物や調べ物などを占ったりする道具として利用されている。
ゆらゆらとペンデュラムを魔法使いが揺らしたと思ったら、明らかに一方の道を指し示した。
──凄い! 便利。
「では、導として、参りましょう」
アンテロさんを先頭に、皆ついて行く。
本当は騎士が先行したいのだろうが、どこに向かえば良いのか分かるのが魔法使いだから今回は仕方ない。
我々は深い森に分け入って行く。
冬の冷たい風が頬を掠め、気が引き締まる。
ダウジングにより、最初に見つけた石化した人間は、コウタの両親では無かった。
更に手足が無かった。
欠損していると、乙女の涙を使っても、石化から回復できないとかあるのだろうか?
怖い。
今は全く関係無い人を気にしてあげる余裕が無い。
ごめんなさいと、心の中で謝って、コウタの両親を探すのを優先する。
それにしても、ダウジングでもピンポイントで即、コウタの両親が見つかる訳では無かった。
次に見つけたのは、石化した熊の魔獣だった。
どうも魔力により石化した元生命体を探っているみたいだ。
なるほど。
しばらく散策を行ったところで、お昼休憩。
この特殊なダウジングも魔法使いの魔力を消費するらしく、精神的にも疲労するようだ。
「ここで一旦休憩だ!」
「はい! エドガルド隊長!」
私と紗耶香ちゃんは魔法陣の風呂敷から、あらかじめ話あっていた飲み物と食べ物を出す。
コウタは折り畳み式のテーブルや、青いレジャーシートなどを出した。
かがんだ隊長殿が地面に敷かれたシートに触れた。
「変わった敷き布だな、つるつるしている」
「防水なので、地面が湿っていたりしても、この上ならば不快さも軽減されると思いました。荷物なども汚したくないでしょうから、この上に置いて下さい」
「ほお、なるほどな。このシートはコウタの所から買えるのか?」
「はい、ご入用の時は、お申し付け下さい」
「行軍の時に重宝しそうだ」
「防水なら雨避けにもなりますね」
騎士達がブルーシートに興味を示している。
「屋根用にはタープもありますので、シートは地面に」
「タープ?」
「こちら、紐がそもそも付いていますし、防水です」
コウタはキャンプ道具を出して騎士達に説明している。
私は預かった荷物の一部を渡したり、食事も用意を急いだ。
「こちら、サヤの方は豚肉のカツサンドとハムチーズレタスサンドです!!」
紗耶香ちゃんが声を張った。先に配る準備ができたらしい。
次に私も声を張った。
「私、カナデの方にはエビサンドと卵サンドが有ります!
甲殻類や卵アレルギーがある方、ええと、これらを食べて過去に体が痒くなったり、喉が腫れたり、体調不良になる方は、こちらは食べない方がよろしいです! 味は美味しいのですが!」
紗耶香ちゃんが再び声を上げた。
「食べたい物がある方に並んで下さい! 温かいコンソメスープもあります!」
一瞬騎士達は知り合いと顔を見合わせて、ぞろぞろと好きな方に並び、ランチを受け取って行った。
コンソメスープからは温かい湯気が立っている。
「ふう、温まるな」
「この琥珀色のスープ、実に美しく美味しいな」
「この揚げ豚肉のサンドイッチ、とても美味しいぞ」
「海老の方も美味い」
「卵サンドが至高」
「ハムチーズレタスも美味しい」
「卿、その海老サンド、一口だけくれないか?」
「なんだと、これはそちらの豚カツとやらと交換でないと無理だぞ」
「う……し、仕方ない、一口ずつ交換してくれ」
騎士達が豚カツと海老カツで等価交換してる……。
遠足でオカズ交換する人達みたいでなんかかわいい……。
ラウルさんは海老カツと卵サンドを食べている。
最近伊勢海老を食べたばかりなのに、私の方に並びたくて豚カツを諦めたとか無いよね?
ちなみにコウタは豚カツとハムチーズレタスサンドとスープを食べている。
ライ君は外とはいえ、騎士様達と同じ物は気が引けると自分から言うので、ホットドックとアンパンと牛乳をあげた。
そちらはそちらで美味しいものね。
冬だと言うのに、常緑樹が多いのか、広大な森の奥は鬱蒼としていた。
森の入り口付近で我々は荷馬車から降り立った。
騎士達も次々と荷を下ろす。
荷馬車は森の手前で待機。入り組んでいて入れないので。
私は鞄から風呂敷のような魔法陣を描いた布を取り出して、騎士達に向かって口を開いた。
「重たい荷物はこの魔法陣を描いた布の上に置いてくだされば、亜空間収納に通じております。
ただし、持ち主の私にしか使えませんが」
万が一、便利だからと欲しがられても無駄だと言う事を一応アピールしておく。
「それではまかり間違ってお嬢さんが死ねば、その荷物は永遠に取り出せないのでは?」
一人の騎士が最もな事を言った。
「それは……そうですね」
と、こちらも正直に言う他ない。
「こらこら、我々は絶対に守ると言う約束をお嬢様にしたのだぞ。カナデ殿、私の荷物を頼んでいいか?」
「はい、エドガルド卿」
「身軽になれるのはありがたい」
私はエドガルド卿の荷物をアイテムボックスに収納し、彼の荷物を預かったとメモを取った。
帰りに忘れずに全部返す為だ。
「私のも頼もう」
「はい、魔法使い殿」
三人の魔法使いが私に荷物を預けてくれた。
騎士よりは非力ゆえに少しでも身軽になりたいのかも。
他にも5人の騎士が私に荷物を預けた。
リスクを分散させるなら全部を預けないようにするのは正しい選択だろう。
ちなみにラウルさんの大きな荷物は私が出発前に預かっている。
私は更に言葉を続けた。
「水や飲み物や食料は当方でもある程度用意してございますので、喉が乾いた時など、気軽にお申し付け下さい」
コウタも騎士達に声をかけた。
「三人とも水や食料をある程度持ってますから、我々の誰かに声をかけて下さい。あ、このライは持っていません」
コウタの隣にいるライ君はアイテムボックス持ってないからね。
「分かった」
エドガルド卿が頷き、コウタに向き直った。
「で、ここに来て肝心な話だが、コウタが助けたい大切な者と言うのは?」
ピリッとした空気が一瞬流れた。
コウタは真剣な眼差しで伝える。
「行方不明になってた両親がここで石化していると、さる筋から情報を貰いました」
「石化した両親か……。分かった。アンテロ!」
「はい、隊長殿。
では、闇雲に動いてもこの広大な森で何日も彷徨う事になりかねないので、石化した人間がどこにいるか、このアンテロが、ダウジングで探します」
アンテロと名乗る魔法使いがそう言って、首から下げていたグリーンのペンデュラムを取り出した。
これは古くから水脈や金脈や探し物や調べ物などを占ったりする道具として利用されている。
ゆらゆらとペンデュラムを魔法使いが揺らしたと思ったら、明らかに一方の道を指し示した。
──凄い! 便利。
「では、導として、参りましょう」
アンテロさんを先頭に、皆ついて行く。
本当は騎士が先行したいのだろうが、どこに向かえば良いのか分かるのが魔法使いだから今回は仕方ない。
我々は深い森に分け入って行く。
冬の冷たい風が頬を掠め、気が引き締まる。
ダウジングにより、最初に見つけた石化した人間は、コウタの両親では無かった。
更に手足が無かった。
欠損していると、乙女の涙を使っても、石化から回復できないとかあるのだろうか?
怖い。
今は全く関係無い人を気にしてあげる余裕が無い。
ごめんなさいと、心の中で謝って、コウタの両親を探すのを優先する。
それにしても、ダウジングでもピンポイントで即、コウタの両親が見つかる訳では無かった。
次に見つけたのは、石化した熊の魔獣だった。
どうも魔力により石化した元生命体を探っているみたいだ。
なるほど。
しばらく散策を行ったところで、お昼休憩。
この特殊なダウジングも魔法使いの魔力を消費するらしく、精神的にも疲労するようだ。
「ここで一旦休憩だ!」
「はい! エドガルド隊長!」
私と紗耶香ちゃんは魔法陣の風呂敷から、あらかじめ話あっていた飲み物と食べ物を出す。
コウタは折り畳み式のテーブルや、青いレジャーシートなどを出した。
かがんだ隊長殿が地面に敷かれたシートに触れた。
「変わった敷き布だな、つるつるしている」
「防水なので、地面が湿っていたりしても、この上ならば不快さも軽減されると思いました。荷物なども汚したくないでしょうから、この上に置いて下さい」
「ほお、なるほどな。このシートはコウタの所から買えるのか?」
「はい、ご入用の時は、お申し付け下さい」
「行軍の時に重宝しそうだ」
「防水なら雨避けにもなりますね」
騎士達がブルーシートに興味を示している。
「屋根用にはタープもありますので、シートは地面に」
「タープ?」
「こちら、紐がそもそも付いていますし、防水です」
コウタはキャンプ道具を出して騎士達に説明している。
私は預かった荷物の一部を渡したり、食事も用意を急いだ。
「こちら、サヤの方は豚肉のカツサンドとハムチーズレタスサンドです!!」
紗耶香ちゃんが声を張った。先に配る準備ができたらしい。
次に私も声を張った。
「私、カナデの方にはエビサンドと卵サンドが有ります!
甲殻類や卵アレルギーがある方、ええと、これらを食べて過去に体が痒くなったり、喉が腫れたり、体調不良になる方は、こちらは食べない方がよろしいです! 味は美味しいのですが!」
紗耶香ちゃんが再び声を上げた。
「食べたい物がある方に並んで下さい! 温かいコンソメスープもあります!」
一瞬騎士達は知り合いと顔を見合わせて、ぞろぞろと好きな方に並び、ランチを受け取って行った。
コンソメスープからは温かい湯気が立っている。
「ふう、温まるな」
「この琥珀色のスープ、実に美しく美味しいな」
「この揚げ豚肉のサンドイッチ、とても美味しいぞ」
「海老の方も美味い」
「卵サンドが至高」
「ハムチーズレタスも美味しい」
「卿、その海老サンド、一口だけくれないか?」
「なんだと、これはそちらの豚カツとやらと交換でないと無理だぞ」
「う……し、仕方ない、一口ずつ交換してくれ」
騎士達が豚カツと海老カツで等価交換してる……。
遠足でオカズ交換する人達みたいでなんかかわいい……。
ラウルさんは海老カツと卵サンドを食べている。
最近伊勢海老を食べたばかりなのに、私の方に並びたくて豚カツを諦めたとか無いよね?
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