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1[リア]
お手伝い §2
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お出かけ当日——
少し早めに部屋から出ると、オーディンス副団長が待っていた。
「素敵な装いですね。いつにも増して美しい」と、彼はわたしの手を取りながら言った。そう言う彼も、私服姿が猛烈に格好いいので緊張する。
出かける直前、彼から「土地や建物だけは受け取らないで」と、奇妙な忠告を受けた。
「すべての土地は王のものですので、人には贈れません。また、建物の譲渡は手続きが複雑です。それ以外でしたら何を受け取っても構いません」
「神薙に不動産を贈る人がいたのですか?」と尋ねると、彼は黙ってうなずいた。……相変わらずこの世界は謎が多い。
護衛の騎士は四チームほどに分かれており、市民に紛れて警護をするチームが先行して出発している。動員数を考えると心苦しくなるけれど、これから出かけるたびにこうなるのだから、少しずつでも慣れなくてはいけない。
わたしも神薙だとバレないよう、紋が入っていない馬車で出発した。
待ち合わせ場所は、王宮広場の東側にある馬車停めだ。
駐車場とタクシー乗り場が合わさったような広場で、ひっきりなしに出入りする馬車を係の人々がテキパキと誘導している。
窓から外の様子をうかがっていると、人の多い場所から少し外れた所でヴィルさんが待っていた。
まるで、甘い神経毒でも垂れ流しているかのようだ……。目立たないところにいるにもかかわらず、通行人の女性が何人も立ち止まり、彼をボーっと眺めていた。あんな人にギュッとされて無事だった自分を褒めてあげたい。
彼がこちらに気づいて笑顔で手を振ってくれた。手を振り返すと、わたしは急いで馬車を降りた。
「やあ、リア殿。また会えてうれしい」
「こちらこそ、お誘いありがとうございます」
「今日は一緒にいられる時間が短い。少しでも長く話がしたいので、こちらの馬車で一緒にどうかな」
彼がジェントルに誘ってくれたので、お言葉に甘えて彼の馬車に乗り換えた。
コトコトと揺られていると、ふと何かが髪に触れた。
「ん?」と目をやると、彼がわたしの髪を一束すくうようにして触れている。
「はぁ……今すぐ抱きしめたいほど美しい……」
「——ッ!?」
わたしの顔で大噴火が起きた。
こ、これは何? 社交辞令なのか、本気なのか、それとも何かのギャグ?
リアクションに困っていると、彼はハッとしたそぶりを見せた。
「すまない。久しぶりに会って密室で言うことではなかった。実は先日、一人でタイを買いに出かけたのだが——」
彼はせき払いを一つして、照れくさそうに話し始めた。
「いろいろと考えすぎてしまって。それで、リア殿に選んでもらえたら、と。格好悪い話なのだが、実はおわびをしに行かなければならなくてね」
「お仕事で謝るのって大変ですし、疲れますよね」
「ああ。謝罪の言葉を考えるだけで頭がいっぱいだ」
相手も人間なので、見た目の印象がいいほうが謝罪もスムーズに進むはず。
わたしのミッションは、彼が最高に素敵に見えるタイを選ぶことだろう。
彼のエスコートで馬車を降りると「アテリエ・モーダス」と書かれた看板が目に入った。お店の前にはドアマンがいて、笑顔で中に入れてくれた。
店内は緩やかに区分けされていて、左がメンズ。右へ行くにつれてレディースのアイテムが増えていく。バッグや靴まで、身に着けるものは一通りありそうだ。
「なかなかに居心地がいいだろう?」と、ヴィルさんはにこやかに言った。
「グイグイ声をかけてくる感じではないのですね」
「そう。ちょうどいい感じに放っておいてくれるところが気に入っている」
長身の男性店員がヴィルさんを見つけ、歓迎の笑顔を浮かべながら近づいてきた。なじみの店員らしく、二人の間にはリラックスした空気が流れている。
騎士の制服は、礼装以外は思っているほど厳格な規則はなく、普段の仕事なら「シャツとタイは常識の範囲内で自由」となっているそうだ。タイが要らない立ち襟タイプの素敵な制服もあり、現場に出る人はそれを着ていることが多い。
「リア殿、候補は四つだ」
彼は一つずつ試着して見せてくれた。
彼が愛用しているのは、四つ折りのスカーフに似たアスコットタイで、明るいブルー、紺、えんじ色、光沢のあるシルバーが候補になっている。
「ただ似合うものを選ぶだけ」と思っていたけれど、少し甘かったかもしれない。彼の恵まれたルックスで似合わないものなんて……きっと「ひょっとこのお面」ぐらいだ。
どうにか一つに絞らなくては。
「おわびをする相手は初対面なのですか?」と尋ねた。
「いいや。ただ、こみ入った話をするのは今回が初めてだ。悪いのは圧倒的にこちらで、ひたすら謝ることになると思う」
こうなったら、わたしの趣味で押し切ってしまおう。
「個人的には、どれもお似合いで素敵だと思うのですが、この銀色のタイがいいと思います。落ち着いた雰囲気で、相手にも好印象かと思うのです」
「そうか! そう言ってもらえるとうれしい。よし、決まりだ」
ふぅぅぅ……どうにかお役目は果たせたようだ。
「リア殿も何か見ていかないか?」と、彼が言ってくれたので、髪留めを一緒に選んでもらうことにした。
ちょうど普段使っているものが壊れて修理に出したばかり。侍女長から「気に入ったものがあったら購入を」と言われている。
何度か買おうと努力はしていたけれど、身の丈に合わない高級品ばかりが宮殿に持ち込まれるので、決心がつかず保留になっているのだ。
売り場で値札を見ると、今まで候補になったものと比べて二桁も安かった。ここで手頃なものを見つけられれば、相当な節約になる。
「街歩きをするなら、この百五十シグくらいまでだろう」とヴィルさん。物価がよくわかっていないわたしにはありがたいアドバイスだ。
店員さんを交えて幾つか候補を選んでいると、そこに彼が「これも似合う」と次々足していく。
良い物しか扱っていないお店だけに、たくさんの候補から一つに絞るのは至難の業だ。結局、わたしまで決められなくなってしまった……。
「任せてくれ。リア殿を窮地から救うのは私の仕事だ」
わたしを窮地に追い込んだ張本人が、キラースマイルを放った。
彼はじっくりと検討したうえで、候補を二つに絞り込んでいく。
「よし、ここで最終決戦だ。これとこれなら……やはり、こっちだな!」
見事トーナメントで勝ち残ったのは、花のチャームが付いたピンクの髪留めだ。髪に着けたときのイメージがわかりやすいよう店員さんが持ってくれたので、鏡で最終確認をした。
すると、横から「ああ、たまらないなぁ」と、セクシーすぎるひとり言が聞こえてくる。女性の店員さんと鏡越しに目が合い、思わず二人で赤面した。
「これは私の前でだけ着けるというワガママを聞いてもらえるだろうか」
彼はまた髪を一束すくい上げると、わたしの目を見つめたまま、髪にキスをする。体がプルプル震えて、彼の瞳から目が逸らせない。
要求どおり「ヴィルさん専用」にしてしまうと、普段使い用としてもう一つ買わなければならない……。まあ、いいか。選んでもらったし。
了承すると彼の表情がパッと明るくなり、ビュンッと会計へ飛んで行ってしまった。
「あ……」速すぎて追う気力も出ない。
「あとで精算してもらわなくちゃ」と肩を落とした。今度改めて侍女と一緒に買い物に来よう。
吐息をつき、ふと力を抜いた時だった。左肩に何かが勢いよくぶつかり、体がはじかれた。
「きゃ……っ?」
イケ仏様の焦った顔が見える。先日のように負傷すれば、また周りに心配をかけるし大騒ぎになってしまう。気合いで踏ん張ろうとしたものの、そのままアクセサリーの陳列棚に激突。ガシャン、と大きな音がした。
少し早めに部屋から出ると、オーディンス副団長が待っていた。
「素敵な装いですね。いつにも増して美しい」と、彼はわたしの手を取りながら言った。そう言う彼も、私服姿が猛烈に格好いいので緊張する。
出かける直前、彼から「土地や建物だけは受け取らないで」と、奇妙な忠告を受けた。
「すべての土地は王のものですので、人には贈れません。また、建物の譲渡は手続きが複雑です。それ以外でしたら何を受け取っても構いません」
「神薙に不動産を贈る人がいたのですか?」と尋ねると、彼は黙ってうなずいた。……相変わらずこの世界は謎が多い。
護衛の騎士は四チームほどに分かれており、市民に紛れて警護をするチームが先行して出発している。動員数を考えると心苦しくなるけれど、これから出かけるたびにこうなるのだから、少しずつでも慣れなくてはいけない。
わたしも神薙だとバレないよう、紋が入っていない馬車で出発した。
待ち合わせ場所は、王宮広場の東側にある馬車停めだ。
駐車場とタクシー乗り場が合わさったような広場で、ひっきりなしに出入りする馬車を係の人々がテキパキと誘導している。
窓から外の様子をうかがっていると、人の多い場所から少し外れた所でヴィルさんが待っていた。
まるで、甘い神経毒でも垂れ流しているかのようだ……。目立たないところにいるにもかかわらず、通行人の女性が何人も立ち止まり、彼をボーっと眺めていた。あんな人にギュッとされて無事だった自分を褒めてあげたい。
彼がこちらに気づいて笑顔で手を振ってくれた。手を振り返すと、わたしは急いで馬車を降りた。
「やあ、リア殿。また会えてうれしい」
「こちらこそ、お誘いありがとうございます」
「今日は一緒にいられる時間が短い。少しでも長く話がしたいので、こちらの馬車で一緒にどうかな」
彼がジェントルに誘ってくれたので、お言葉に甘えて彼の馬車に乗り換えた。
コトコトと揺られていると、ふと何かが髪に触れた。
「ん?」と目をやると、彼がわたしの髪を一束すくうようにして触れている。
「はぁ……今すぐ抱きしめたいほど美しい……」
「——ッ!?」
わたしの顔で大噴火が起きた。
こ、これは何? 社交辞令なのか、本気なのか、それとも何かのギャグ?
リアクションに困っていると、彼はハッとしたそぶりを見せた。
「すまない。久しぶりに会って密室で言うことではなかった。実は先日、一人でタイを買いに出かけたのだが——」
彼はせき払いを一つして、照れくさそうに話し始めた。
「いろいろと考えすぎてしまって。それで、リア殿に選んでもらえたら、と。格好悪い話なのだが、実はおわびをしに行かなければならなくてね」
「お仕事で謝るのって大変ですし、疲れますよね」
「ああ。謝罪の言葉を考えるだけで頭がいっぱいだ」
相手も人間なので、見た目の印象がいいほうが謝罪もスムーズに進むはず。
わたしのミッションは、彼が最高に素敵に見えるタイを選ぶことだろう。
彼のエスコートで馬車を降りると「アテリエ・モーダス」と書かれた看板が目に入った。お店の前にはドアマンがいて、笑顔で中に入れてくれた。
店内は緩やかに区分けされていて、左がメンズ。右へ行くにつれてレディースのアイテムが増えていく。バッグや靴まで、身に着けるものは一通りありそうだ。
「なかなかに居心地がいいだろう?」と、ヴィルさんはにこやかに言った。
「グイグイ声をかけてくる感じではないのですね」
「そう。ちょうどいい感じに放っておいてくれるところが気に入っている」
長身の男性店員がヴィルさんを見つけ、歓迎の笑顔を浮かべながら近づいてきた。なじみの店員らしく、二人の間にはリラックスした空気が流れている。
騎士の制服は、礼装以外は思っているほど厳格な規則はなく、普段の仕事なら「シャツとタイは常識の範囲内で自由」となっているそうだ。タイが要らない立ち襟タイプの素敵な制服もあり、現場に出る人はそれを着ていることが多い。
「リア殿、候補は四つだ」
彼は一つずつ試着して見せてくれた。
彼が愛用しているのは、四つ折りのスカーフに似たアスコットタイで、明るいブルー、紺、えんじ色、光沢のあるシルバーが候補になっている。
「ただ似合うものを選ぶだけ」と思っていたけれど、少し甘かったかもしれない。彼の恵まれたルックスで似合わないものなんて……きっと「ひょっとこのお面」ぐらいだ。
どうにか一つに絞らなくては。
「おわびをする相手は初対面なのですか?」と尋ねた。
「いいや。ただ、こみ入った話をするのは今回が初めてだ。悪いのは圧倒的にこちらで、ひたすら謝ることになると思う」
こうなったら、わたしの趣味で押し切ってしまおう。
「個人的には、どれもお似合いで素敵だと思うのですが、この銀色のタイがいいと思います。落ち着いた雰囲気で、相手にも好印象かと思うのです」
「そうか! そう言ってもらえるとうれしい。よし、決まりだ」
ふぅぅぅ……どうにかお役目は果たせたようだ。
「リア殿も何か見ていかないか?」と、彼が言ってくれたので、髪留めを一緒に選んでもらうことにした。
ちょうど普段使っているものが壊れて修理に出したばかり。侍女長から「気に入ったものがあったら購入を」と言われている。
何度か買おうと努力はしていたけれど、身の丈に合わない高級品ばかりが宮殿に持ち込まれるので、決心がつかず保留になっているのだ。
売り場で値札を見ると、今まで候補になったものと比べて二桁も安かった。ここで手頃なものを見つけられれば、相当な節約になる。
「街歩きをするなら、この百五十シグくらいまでだろう」とヴィルさん。物価がよくわかっていないわたしにはありがたいアドバイスだ。
店員さんを交えて幾つか候補を選んでいると、そこに彼が「これも似合う」と次々足していく。
良い物しか扱っていないお店だけに、たくさんの候補から一つに絞るのは至難の業だ。結局、わたしまで決められなくなってしまった……。
「任せてくれ。リア殿を窮地から救うのは私の仕事だ」
わたしを窮地に追い込んだ張本人が、キラースマイルを放った。
彼はじっくりと検討したうえで、候補を二つに絞り込んでいく。
「よし、ここで最終決戦だ。これとこれなら……やはり、こっちだな!」
見事トーナメントで勝ち残ったのは、花のチャームが付いたピンクの髪留めだ。髪に着けたときのイメージがわかりやすいよう店員さんが持ってくれたので、鏡で最終確認をした。
すると、横から「ああ、たまらないなぁ」と、セクシーすぎるひとり言が聞こえてくる。女性の店員さんと鏡越しに目が合い、思わず二人で赤面した。
「これは私の前でだけ着けるというワガママを聞いてもらえるだろうか」
彼はまた髪を一束すくい上げると、わたしの目を見つめたまま、髪にキスをする。体がプルプル震えて、彼の瞳から目が逸らせない。
要求どおり「ヴィルさん専用」にしてしまうと、普段使い用としてもう一つ買わなければならない……。まあ、いいか。選んでもらったし。
了承すると彼の表情がパッと明るくなり、ビュンッと会計へ飛んで行ってしまった。
「あ……」速すぎて追う気力も出ない。
「あとで精算してもらわなくちゃ」と肩を落とした。今度改めて侍女と一緒に買い物に来よう。
吐息をつき、ふと力を抜いた時だった。左肩に何かが勢いよくぶつかり、体がはじかれた。
「きゃ……っ?」
イケ仏様の焦った顔が見える。先日のように負傷すれば、また周りに心配をかけるし大騒ぎになってしまう。気合いで踏ん張ろうとしたものの、そのままアクセサリーの陳列棚に激突。ガシャン、と大きな音がした。
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