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[クリス]
南北道 §3
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部屋をやり繰りしたせいで、俺の部屋はかなり等級の低い一人部屋だった。
大男が二人で話をするには狭すぎる。俺はベッドに座り、アレンは薄っぺらい書机のオマケみたいな椅子に腰かけて話していた。
「聖女になって、盤石のように思えますが、決してそうではありません」と、彼は狭い空間で足を組み直しながら言った。
俺も同感だったのでうなずいた。
東の聖女リアには、ほかの二人の聖女と比較されるとしんどい部分があり、それとは別に、比べものにならないほど優れた部分もある。
比べられると困るのは、成り立ちのいびつさだ。
彼女が聖女であることに間違いはないのだが、オルランディアは聖都ではない。神獣フェンリルは近くにいるが、伝承とは姿かたちがまるで違った。守護龍も現れていない。
ほかの大陸の聖女とは降り方が違うし、欠けている部分が多いことは否めなかった。そこが盤石ではないところだ。
「足りない部分を補って余りある彼女の能力や活動について、王宮は明言を避けました。この影響は大きいと考えています」と、彼は言った。
「あれって、なんでわざわざ隠したんだ?」と、俺は首をかしげた。
「本人の言うとおりに発表してしまうと、都合が悪くなる人が王宮にいるからでしょうね」
彼は目を伏せてため息をついた。
聖女には公務がある。
南の聖女は「舞い」で南大陸全体を浄化していた。
舞いの腕前は素晴らしいと聞くし、流行り病の予防にはなっているようだが、ただのきれい好きと言ってしまえばそれまでだ。
西の聖女は政治家のように見えるが、神力をまとった言葉「ことだま」を発することで、王家の思想統制を助けるのが実質の公務だ。
もともと政治の素質はあったのだろうが、話す内容は王家が考えているという話だ。つまり、広報官に近い役割を担っている。
リア様が降りる前まで、俺たちは「聖女ってスゲエな」と言って羨ましがっていた。しかし、今は違う。
知る人ぞ知る東の聖女リアの神力は、神薙として降りた直後から大陸を包んでいた。彼女の祈りによる豊穣と祝福の力だ。ところが、本人にはその自覚がまるでない。
それをいいことに、貴族の相談役のような、本来は王がやるべき仕事に都合よく呼び出されて使われていた。ただ、そこでも素晴らしい成果を次々と出してしまっているため、アレンも止めるに止められなくなっている。
魔法も使えるし、護符も書ける。呪符は近づいただけで解呪するし、古代魔法をいとも簡単に復活させた。翻訳官が相談に行くほど言語に強く、社交的で誰とでも会話ができた。
商人として国民の胃袋までわしづかみにしているし、優しい性格で慈善家でもある。
三人の聖女の中では、ぶっちぎりで能力が高い。それがリア様だ。
しかし、その肝心な活動の大半が、非公開にされていた。
「本人がなんと言おうと、公務は『祈り』だと公表するべきでした。それ以外のことは、すべて彼女の慈悲であり、慈善活動なのです。商売も、貴族の相談役であることも、魔道具の開発に携わっていることも。もはや彼女が何をしても民は喜びます」と、アレンは言った。
「俺も、彼女になら何をされても大喜びだなぁ……」
俺は天井のしょぼくれた照明を見上げながら、しみじみと言った。
「なぜ先輩が言うと、いやらしく聞こえるのだろう」と、彼は笑っている。
「日頃の行いだろうな」と、俺も笑った。
大陸会議の席で、陛下は聖女復活の経緯を念入りに説明していた。
聖都の呼称が使えないことと、聖女に対する理解を各国に求めるためだ。
彼女と面識があるルアラン王国の王族あたりは、聖女になったと聞いても「やっぱりね」と言って、驚きもしなかった。
彼女を見ていれば、誰でも「聖女っぽい」と思うだろう。アレンなどは初対面の時から「あの人、神薙じゃなくて聖女でしょ?」なんて言っていたくらいだ。
しかし、寝耳に水で知らされた国はそうは思わない。オルランディアがただの神薙を聖女と称して担ぎ上げているのではないかと疑い、質問状が届くこともあったらしい。
「東の聖女とオルランディア王は、今、最も世界の耳目を集めている存在です。能力を伏せたせいで、余計に変な視線が集まることになっています」と、アレンは言った。
「体に合わないドレスで出れば恥をかく。わずか数百グラムの体重増加であっても、彼女にとっては重大なのです」
ときどき彼女が考え込んでいたことも関係があるのか尋ねると「それは熱量計算をしていたのだと思います」と、彼は静かに言った。
リア様のいた世界では、すべての食品が熱量という数値で管理されているらしい。彼女は常にその摂取量を計算しているそうだ。
「キャベツに熱量がある」と聞かされても、俺は黒焦げになったキャベツを思い浮かべるばかりでピンと来なかった。この世界にはない新しい概念は、俺の頭を混乱させる。
「彼女も説明に苦労していましたが、食べ物を『薪』に例えて話してくれました」
アレンの話はこうだった。
人間が一日を生きるために必要な薪の量は決まっている。
それに対して暖炉に放り込んだ量を計算することを「熱量計算」と呼んでいるそうだ。
「薪が何を表しているかというと、生命を維持するために必要な燃料、つまり食べ物です」
「なるほど。熱量って、そういう意味か」
必要以上に放り込んでしまった薪は、燃えずにそのまま暖炉の中に残り、翌日に繰り越しとなる。余剰分が毎日積み重なれば、いずれは入りきらなくなり、暖炉を大きくしなくてはならない。長期間に渡って蓄積された薪は燃えにくくもなるから効率も良くないと彼は言う。
「暖炉が人体だとすると、余計な燃料を放り込み続ければ、勝手に太るというわけです」
「余剰燃料は『腹の肉』と化してしつこく居座るってか?」と聞くと、彼はニコリとしてうなずいた。
「我々の思う食べすぎは『質量』ですが、彼女は『熱量』を重視しています」と、彼は言った。
「何か例を挙げられるか?」
「野菜は熱量が低い。脂はとても高い」
「つまり、腹がはちきれそうでも、既定の熱量に達していないこともある。まったく食った気がしなくても、脂っこいものを食べたら規定量に達することもある……そういうことか?」
「そう。美味いものは太りやすいと相場が決まっているそうですよ?」
「なるほど。感覚では理解できる」
キャベツをひたすらバリバリ食い続けても太る気はしないが、油を飲み続けたら牛になれる確信がある。それをわかりやすく数値化したものを熱量と呼んでいるようだった。なかなか面白いことを考えるものだ。
「しかし、南北道の宿場町で、肉の脂を完全に避けるのは難しいぞ?」と、俺は腕組みをした。
「避けたいのではなく逃げ道が必要なのです。食べるけど少しにしたい。要は、メニュー数の多い店が理想ですね」
「あ……だから二人で違う料理を頼んで分けていたのか?」
「彼女はやりくり上手なので、選択肢が多ければ多いほど楽になります」
「なるほど。わかった」
アレンはただ彼女に会いたくて休暇を取ったわけではなかった。もちろんそれもあったのだろうが、俺だけでは適切な気遣いができず、別の問題が起きることを見越していたのだ。
俺は猛省しなくてはならない。
「ほかにも俺の気が利かないばかりに、彼女の負担になっていることがあるのではないか?」と尋ねた。
「彼女は人の思いやりに敏感で、自分のために何かしてくれた相手には強く感謝の念を抱きます。私もそうですよ? 彼女を見つけて、ここまで無事に連れて来てくれただけでありがたい。過ぎたことは何も心配しないでください。すべて挽回できます」
彼の言葉は頭の中を一周して腹に落ち、そのまますっと消えた。人の言葉で救われるというのは、どうやらこういうことらしい。
「お前は偉大な男だ」と、俺は言った。
彼は笑いながら「それはどうも」と言った。
「なあ、ありがとうついでに一つ協力してもらいたいことがあるのだが……」
「あー嫌な予感」と、アレンは片眉を上げた。
「お前、今日、身分を明かさなかったよな?」
大男が二人で話をするには狭すぎる。俺はベッドに座り、アレンは薄っぺらい書机のオマケみたいな椅子に腰かけて話していた。
「聖女になって、盤石のように思えますが、決してそうではありません」と、彼は狭い空間で足を組み直しながら言った。
俺も同感だったのでうなずいた。
東の聖女リアには、ほかの二人の聖女と比較されるとしんどい部分があり、それとは別に、比べものにならないほど優れた部分もある。
比べられると困るのは、成り立ちのいびつさだ。
彼女が聖女であることに間違いはないのだが、オルランディアは聖都ではない。神獣フェンリルは近くにいるが、伝承とは姿かたちがまるで違った。守護龍も現れていない。
ほかの大陸の聖女とは降り方が違うし、欠けている部分が多いことは否めなかった。そこが盤石ではないところだ。
「足りない部分を補って余りある彼女の能力や活動について、王宮は明言を避けました。この影響は大きいと考えています」と、彼は言った。
「あれって、なんでわざわざ隠したんだ?」と、俺は首をかしげた。
「本人の言うとおりに発表してしまうと、都合が悪くなる人が王宮にいるからでしょうね」
彼は目を伏せてため息をついた。
聖女には公務がある。
南の聖女は「舞い」で南大陸全体を浄化していた。
舞いの腕前は素晴らしいと聞くし、流行り病の予防にはなっているようだが、ただのきれい好きと言ってしまえばそれまでだ。
西の聖女は政治家のように見えるが、神力をまとった言葉「ことだま」を発することで、王家の思想統制を助けるのが実質の公務だ。
もともと政治の素質はあったのだろうが、話す内容は王家が考えているという話だ。つまり、広報官に近い役割を担っている。
リア様が降りる前まで、俺たちは「聖女ってスゲエな」と言って羨ましがっていた。しかし、今は違う。
知る人ぞ知る東の聖女リアの神力は、神薙として降りた直後から大陸を包んでいた。彼女の祈りによる豊穣と祝福の力だ。ところが、本人にはその自覚がまるでない。
それをいいことに、貴族の相談役のような、本来は王がやるべき仕事に都合よく呼び出されて使われていた。ただ、そこでも素晴らしい成果を次々と出してしまっているため、アレンも止めるに止められなくなっている。
魔法も使えるし、護符も書ける。呪符は近づいただけで解呪するし、古代魔法をいとも簡単に復活させた。翻訳官が相談に行くほど言語に強く、社交的で誰とでも会話ができた。
商人として国民の胃袋までわしづかみにしているし、優しい性格で慈善家でもある。
三人の聖女の中では、ぶっちぎりで能力が高い。それがリア様だ。
しかし、その肝心な活動の大半が、非公開にされていた。
「本人がなんと言おうと、公務は『祈り』だと公表するべきでした。それ以外のことは、すべて彼女の慈悲であり、慈善活動なのです。商売も、貴族の相談役であることも、魔道具の開発に携わっていることも。もはや彼女が何をしても民は喜びます」と、アレンは言った。
「俺も、彼女になら何をされても大喜びだなぁ……」
俺は天井のしょぼくれた照明を見上げながら、しみじみと言った。
「なぜ先輩が言うと、いやらしく聞こえるのだろう」と、彼は笑っている。
「日頃の行いだろうな」と、俺も笑った。
大陸会議の席で、陛下は聖女復活の経緯を念入りに説明していた。
聖都の呼称が使えないことと、聖女に対する理解を各国に求めるためだ。
彼女と面識があるルアラン王国の王族あたりは、聖女になったと聞いても「やっぱりね」と言って、驚きもしなかった。
彼女を見ていれば、誰でも「聖女っぽい」と思うだろう。アレンなどは初対面の時から「あの人、神薙じゃなくて聖女でしょ?」なんて言っていたくらいだ。
しかし、寝耳に水で知らされた国はそうは思わない。オルランディアがただの神薙を聖女と称して担ぎ上げているのではないかと疑い、質問状が届くこともあったらしい。
「東の聖女とオルランディア王は、今、最も世界の耳目を集めている存在です。能力を伏せたせいで、余計に変な視線が集まることになっています」と、アレンは言った。
「体に合わないドレスで出れば恥をかく。わずか数百グラムの体重増加であっても、彼女にとっては重大なのです」
ときどき彼女が考え込んでいたことも関係があるのか尋ねると「それは熱量計算をしていたのだと思います」と、彼は静かに言った。
リア様のいた世界では、すべての食品が熱量という数値で管理されているらしい。彼女は常にその摂取量を計算しているそうだ。
「キャベツに熱量がある」と聞かされても、俺は黒焦げになったキャベツを思い浮かべるばかりでピンと来なかった。この世界にはない新しい概念は、俺の頭を混乱させる。
「彼女も説明に苦労していましたが、食べ物を『薪』に例えて話してくれました」
アレンの話はこうだった。
人間が一日を生きるために必要な薪の量は決まっている。
それに対して暖炉に放り込んだ量を計算することを「熱量計算」と呼んでいるそうだ。
「薪が何を表しているかというと、生命を維持するために必要な燃料、つまり食べ物です」
「なるほど。熱量って、そういう意味か」
必要以上に放り込んでしまった薪は、燃えずにそのまま暖炉の中に残り、翌日に繰り越しとなる。余剰分が毎日積み重なれば、いずれは入りきらなくなり、暖炉を大きくしなくてはならない。長期間に渡って蓄積された薪は燃えにくくもなるから効率も良くないと彼は言う。
「暖炉が人体だとすると、余計な燃料を放り込み続ければ、勝手に太るというわけです」
「余剰燃料は『腹の肉』と化してしつこく居座るってか?」と聞くと、彼はニコリとしてうなずいた。
「我々の思う食べすぎは『質量』ですが、彼女は『熱量』を重視しています」と、彼は言った。
「何か例を挙げられるか?」
「野菜は熱量が低い。脂はとても高い」
「つまり、腹がはちきれそうでも、既定の熱量に達していないこともある。まったく食った気がしなくても、脂っこいものを食べたら規定量に達することもある……そういうことか?」
「そう。美味いものは太りやすいと相場が決まっているそうですよ?」
「なるほど。感覚では理解できる」
キャベツをひたすらバリバリ食い続けても太る気はしないが、油を飲み続けたら牛になれる確信がある。それをわかりやすく数値化したものを熱量と呼んでいるようだった。なかなか面白いことを考えるものだ。
「しかし、南北道の宿場町で、肉の脂を完全に避けるのは難しいぞ?」と、俺は腕組みをした。
「避けたいのではなく逃げ道が必要なのです。食べるけど少しにしたい。要は、メニュー数の多い店が理想ですね」
「あ……だから二人で違う料理を頼んで分けていたのか?」
「彼女はやりくり上手なので、選択肢が多ければ多いほど楽になります」
「なるほど。わかった」
アレンはただ彼女に会いたくて休暇を取ったわけではなかった。もちろんそれもあったのだろうが、俺だけでは適切な気遣いができず、別の問題が起きることを見越していたのだ。
俺は猛省しなくてはならない。
「ほかにも俺の気が利かないばかりに、彼女の負担になっていることがあるのではないか?」と尋ねた。
「彼女は人の思いやりに敏感で、自分のために何かしてくれた相手には強く感謝の念を抱きます。私もそうですよ? 彼女を見つけて、ここまで無事に連れて来てくれただけでありがたい。過ぎたことは何も心配しないでください。すべて挽回できます」
彼の言葉は頭の中を一周して腹に落ち、そのまますっと消えた。人の言葉で救われるというのは、どうやらこういうことらしい。
「お前は偉大な男だ」と、俺は言った。
彼は笑いながら「それはどうも」と言った。
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