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[リア]
聖女のドレス
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周りとの相談は続けていたものの、公務についての結論は出ないまま、先に陛下からの呼び出しが来てしまった。
「急で悪いが、聖女として来てもらいたい」という要請だ。
大急ぎで謁見の間へ行くための支度をしなくてはならない。
離宮にいると、近いのをいいことに急な呼び出しが多い気がした。お隣の聖女宮に引っ越してもこの調子だと、自分の予定が立てられなくなるのではないかと少し不安になってくる。
アレンさんが吹かせている風で、はたはたとドレスの裾が揺れていた。
支度部屋へ移動していると、彼が王宮から来た人をしかりつけている。
「使えない? 聖女として来いと言いつつ矛盾している。そんなことでは困る!」
「し、しかしながら、申請を頂戴しておらず、今からの準備では間に合いません」
「なにぃ!? 申請が出ていないだと!?」
「はい、頂いておりません」
あーあ……モメていますねぇ……。
団長が何かの申請を忘れたという不穏な会話だ。ヴィル太郎はしょっちゅう「やるやる」と言って忘れる事件を起こしているのだ。
半ばあきれながら支度部屋に入り、お扇子でパタパタと扇いだ。今日は随分と気温が高い。
汗で崩れたメイクを軽く直し、髪をセットしてもらってから着替えだ。ちょうど「聖女様用の服が届いた」と聞いていたので、それに袖を通してみることにした。
そこでわたしは軽くパニックになった。
聖女になったせいで、予想もしていなかったことが起きたのだ。
「あ、あの、ちょっと……お肌が出すぎではないでしょうか」
「リア様、聖女様のドレスはこういう感じなのです」
「で、でも、でも……っ」
聖女様のドレスにはビックリ仰天だ。
肩がちょっとつまんである程度で、腕がまるっと丸出しである。いくら夏で気温が高いからと言って、こんなことってあるのだろうか。
しかも布地が薄い。泣きたくなるほどペラッペラで頼りない。透けはしないので、きっと良い素材なのだろう。今まで着ていた服より手触りは良いし、すごく軽い。
ただ、これまで再三にわたって「出すな、出すな」と言われ続けていた肩や腕やデコルテのお肌がガッツリと出ている。アレンさんは『腕まくり』もダメだと言っていたけれども、まくる袖すら付いていないとは、どういうことなのか……。
トレードマークのリボンは肩に付いていた。しかし、それをほどいたら上半身がぺろんと全部出そうなオープンショルダーだ。これはフレンチスリーブならぬ『はれんちスリーブ』ではないだろうか。
「こ、こんなにお肌を出して、また変態案件に悩まされるのは嫌ですわ。変な人が寄ってきたら……っ」
わたしの必死の訴えに、侍女長も申し訳なさそうな顔をしていた。
侍女の二人は、わたしが露出を好まないことをよーく知っている。それでもこういう服が出てくるのは異常事態だ。絶対に何か理由があるはずだった。
「神力が増えている影響かと思いますが、日に日にリア様は暑がりになっております。今までのようなドレスでは危険ですわ」
侍女長は少しうつむき加減で言った。
「王宮にお願いして過去の文献を調べていただいたのですが、やはり歴代の聖女様は皆さんこのような服をお召しだったとのことでした。体内に暑さがこもって対処が遅れると、お命に関わります」
神力のせいで、体温が高くなっているということ?
今日、やたらと暑いのも、アレンさんが風を吹かせているのも、夏だからという理由だけではなかったようだ。
しかし、このペラペラの服はいくらなんでもやりすぎだ。これを着るよりは、暑さを我慢するほうがマシな気がした。
「平気です。ちょっとホカホカするだけですから。いつもどおり、襟付きの長袖にしたいです」
「絶対に、ご無理はなさらないでくださいませね?」
「はい、大丈夫です。暑くなったら、ちゃんとお伝えしますので」
侍女長は決して無理強いはせず、普段どおりの保守的なよそゆきドレスを着せてくれた。
「お待たせしました。それでは、向かいましょうか」
アレンさんのエスコートで離宮を出て、渡り廊下をしずしずと歩く。後ろには神獣番に抱っこされたフェンリルが続いていた。
お洋服の件で動揺したせいか、まだドキドキがおさまらない。なんだか息も切れがちだ。
フゥ……フゥ……フゥ……ハァ……
「リア様」と、アレンさんが足を止めた。
「はい?」
「戻りませんか……」
「どうして?」
「もう、そろそろ限界かと思いますが」
「な、何が?」
はぁ……はぁ……ふぅ……はぁ……
彼は「失礼」と言うと、わたしを抱きかかえ、競歩のごとく早足で離宮へ戻った。
侍女が飛び出してきて、首元やわきの下に氷のうを当て、アレンさんは強風をビュービューと送ってくる。
はぁ……はぁ……はぁ……
あつい……暑いですわ……
神力とやら……増えるとこんなに暑いのね……。
「リア、大丈夫ぅ?」と、フェンリルが駆け寄ってきた。
「ちょっ、フェンリル、今だけ神力をオフにできない? この二時間くらいだけでいいのよ。ちょっとでいいからっ」
「無理言わないでよぉ」と、彼はあきれるように言った。
聖女様は神力のせいで熱中症寸前である。ペラペラの『はれんちスリーブ』でなければ死ぬのである。
携帯できるクーラーを開発しないと、一生ペラペラの服で生きていかなくてはならない。一刻も早く用を済ませて調べ物をしなくては。これでは熱中症で死ぬのが先か、恥ずかしさで死ぬのが先かわかったものではない。
着替えて部屋を出ると、何があっても顔色一つ変えないアレンさんが、やや顔を赤らめた。
「公序良俗に反するって言おうとしています?」と尋ねると、彼は首を横に振った。
「私は常に『魅力的』という意味で言っているのですよ?」と、彼は言う。
「ジロジロ見られたらどうしましょう」
「今日だけは我慢してください。王家と聖女しか通れない通路があるのですが、団長が『自分がやる』と言っていた手続きを忘れました。先ほどフィデルさんが申請を出しましたが、あちらこちらの開錠が間に合わず、今日は使えません」
さっき彼が王宮の人とモメていたのはこれか……。
わたしのお見合いリストに自分の名前が入っていなかったときは、手続きをしなかったお義父様をさんざん責めていたくせに。ヴィルさんも平気でこういうことをやらかすのだ(しかも彼は謝らないからタチが悪い)
アレンさんに隠れるようにして、コソコソと謁見の間へ向かった。しかし、やはり王宮を行き交う人々は、立ち止まったり振り返ったりしてこちらを見ていた。
おのれヴィル太郎、ゆるすまじ(泣)
☟
「お、お待たせしました」
謁見の間の入り口前で待っていたヴィルさんに、努めて普段どおり声をかけた。
彼は一瞬息を飲んで、上から下、下から上へとなめるように視線を巡らせる。そして、人目もはばからずブンブンとシッポを振り回しながらわたしを抱き締めた。
やってはいけないことをやり、さらにいけないことを幾重にも重ねてやってしまうド天然。それがわたしの婚約者、ヴィルさんという人である。
「なんて綺麗なんだ。あぁぁ、誰にも見せたくない!」
「もう、さんざん見られた後ですわーっ!」
カッとなって牙をむいた。わたしが犬なら背中の毛が立っているところだ。
「ヴィルさんが通路の申請を忘れていたせいでっ」
「ぷりぷりするリアがかわいいっ!」
「はっ、離してっ、離してくださいぃー」
背中に触れるヴィルさんの手がエッチだ。まさぐるようにさわさわと動き、だんだん下へ下へと移動している。
人前でそういうことをやるんじゃないっ、ええい、このヴィル太郎~ッ! ワンワンすなっ! おすわりっ! ハウス! 離れなさいぃ~~!
わたしのピリピリを察したアレンさんが、彼をバリッとはがしてくれた。
アレンさんの胸におでこをくっつけてしがみついた。
「しぬ、しんじゃいます。アレンさぁん……」
「あのアホには、あとでキツーク言い聞かせておきますから」
彼は優しくヨシヨシしてくれた。この保守的な常識人は、いつも川でブックブクに溺れかけているわたしにロープを投げ、それを引いてくれている。
「オーディンス様!」
侍女長が何かを抱えてパタパタ走ってきた。
「侍女殿、あったか!」
「お待たせしました! こちらをーっ!」
侍女長が助走をつけて何かを投げた。
「よくやった、侍女殿!」
彼はそれを受け取ると、素早く広げて肩に掛けてくれた。薄手の大判ストールだ。ありがたい。大急ぎで手配してくれたのだろう。
体を冷やす手段を早く見つけなくては。
こんな服では街へ買い物にも行けないし、人にも会えない。
対応策が見つかるまでの間は、薄手のストールを肩に掛けてしのぐことにしよう。
鼻の下を伸ばしてわたしをエスコートしたがるヴィルさんを追い払いながら、アレンさんはわたしを連れて謁見の間に入った。
「急で悪いが、聖女として来てもらいたい」という要請だ。
大急ぎで謁見の間へ行くための支度をしなくてはならない。
離宮にいると、近いのをいいことに急な呼び出しが多い気がした。お隣の聖女宮に引っ越してもこの調子だと、自分の予定が立てられなくなるのではないかと少し不安になってくる。
アレンさんが吹かせている風で、はたはたとドレスの裾が揺れていた。
支度部屋へ移動していると、彼が王宮から来た人をしかりつけている。
「使えない? 聖女として来いと言いつつ矛盾している。そんなことでは困る!」
「し、しかしながら、申請を頂戴しておらず、今からの準備では間に合いません」
「なにぃ!? 申請が出ていないだと!?」
「はい、頂いておりません」
あーあ……モメていますねぇ……。
団長が何かの申請を忘れたという不穏な会話だ。ヴィル太郎はしょっちゅう「やるやる」と言って忘れる事件を起こしているのだ。
半ばあきれながら支度部屋に入り、お扇子でパタパタと扇いだ。今日は随分と気温が高い。
汗で崩れたメイクを軽く直し、髪をセットしてもらってから着替えだ。ちょうど「聖女様用の服が届いた」と聞いていたので、それに袖を通してみることにした。
そこでわたしは軽くパニックになった。
聖女になったせいで、予想もしていなかったことが起きたのだ。
「あ、あの、ちょっと……お肌が出すぎではないでしょうか」
「リア様、聖女様のドレスはこういう感じなのです」
「で、でも、でも……っ」
聖女様のドレスにはビックリ仰天だ。
肩がちょっとつまんである程度で、腕がまるっと丸出しである。いくら夏で気温が高いからと言って、こんなことってあるのだろうか。
しかも布地が薄い。泣きたくなるほどペラッペラで頼りない。透けはしないので、きっと良い素材なのだろう。今まで着ていた服より手触りは良いし、すごく軽い。
ただ、これまで再三にわたって「出すな、出すな」と言われ続けていた肩や腕やデコルテのお肌がガッツリと出ている。アレンさんは『腕まくり』もダメだと言っていたけれども、まくる袖すら付いていないとは、どういうことなのか……。
トレードマークのリボンは肩に付いていた。しかし、それをほどいたら上半身がぺろんと全部出そうなオープンショルダーだ。これはフレンチスリーブならぬ『はれんちスリーブ』ではないだろうか。
「こ、こんなにお肌を出して、また変態案件に悩まされるのは嫌ですわ。変な人が寄ってきたら……っ」
わたしの必死の訴えに、侍女長も申し訳なさそうな顔をしていた。
侍女の二人は、わたしが露出を好まないことをよーく知っている。それでもこういう服が出てくるのは異常事態だ。絶対に何か理由があるはずだった。
「神力が増えている影響かと思いますが、日に日にリア様は暑がりになっております。今までのようなドレスでは危険ですわ」
侍女長は少しうつむき加減で言った。
「王宮にお願いして過去の文献を調べていただいたのですが、やはり歴代の聖女様は皆さんこのような服をお召しだったとのことでした。体内に暑さがこもって対処が遅れると、お命に関わります」
神力のせいで、体温が高くなっているということ?
今日、やたらと暑いのも、アレンさんが風を吹かせているのも、夏だからという理由だけではなかったようだ。
しかし、このペラペラの服はいくらなんでもやりすぎだ。これを着るよりは、暑さを我慢するほうがマシな気がした。
「平気です。ちょっとホカホカするだけですから。いつもどおり、襟付きの長袖にしたいです」
「絶対に、ご無理はなさらないでくださいませね?」
「はい、大丈夫です。暑くなったら、ちゃんとお伝えしますので」
侍女長は決して無理強いはせず、普段どおりの保守的なよそゆきドレスを着せてくれた。
「お待たせしました。それでは、向かいましょうか」
アレンさんのエスコートで離宮を出て、渡り廊下をしずしずと歩く。後ろには神獣番に抱っこされたフェンリルが続いていた。
お洋服の件で動揺したせいか、まだドキドキがおさまらない。なんだか息も切れがちだ。
フゥ……フゥ……フゥ……ハァ……
「リア様」と、アレンさんが足を止めた。
「はい?」
「戻りませんか……」
「どうして?」
「もう、そろそろ限界かと思いますが」
「な、何が?」
はぁ……はぁ……ふぅ……はぁ……
彼は「失礼」と言うと、わたしを抱きかかえ、競歩のごとく早足で離宮へ戻った。
侍女が飛び出してきて、首元やわきの下に氷のうを当て、アレンさんは強風をビュービューと送ってくる。
はぁ……はぁ……はぁ……
あつい……暑いですわ……
神力とやら……増えるとこんなに暑いのね……。
「リア、大丈夫ぅ?」と、フェンリルが駆け寄ってきた。
「ちょっ、フェンリル、今だけ神力をオフにできない? この二時間くらいだけでいいのよ。ちょっとでいいからっ」
「無理言わないでよぉ」と、彼はあきれるように言った。
聖女様は神力のせいで熱中症寸前である。ペラペラの『はれんちスリーブ』でなければ死ぬのである。
携帯できるクーラーを開発しないと、一生ペラペラの服で生きていかなくてはならない。一刻も早く用を済ませて調べ物をしなくては。これでは熱中症で死ぬのが先か、恥ずかしさで死ぬのが先かわかったものではない。
着替えて部屋を出ると、何があっても顔色一つ変えないアレンさんが、やや顔を赤らめた。
「公序良俗に反するって言おうとしています?」と尋ねると、彼は首を横に振った。
「私は常に『魅力的』という意味で言っているのですよ?」と、彼は言う。
「ジロジロ見られたらどうしましょう」
「今日だけは我慢してください。王家と聖女しか通れない通路があるのですが、団長が『自分がやる』と言っていた手続きを忘れました。先ほどフィデルさんが申請を出しましたが、あちらこちらの開錠が間に合わず、今日は使えません」
さっき彼が王宮の人とモメていたのはこれか……。
わたしのお見合いリストに自分の名前が入っていなかったときは、手続きをしなかったお義父様をさんざん責めていたくせに。ヴィルさんも平気でこういうことをやらかすのだ(しかも彼は謝らないからタチが悪い)
アレンさんに隠れるようにして、コソコソと謁見の間へ向かった。しかし、やはり王宮を行き交う人々は、立ち止まったり振り返ったりしてこちらを見ていた。
おのれヴィル太郎、ゆるすまじ(泣)
☟
「お、お待たせしました」
謁見の間の入り口前で待っていたヴィルさんに、努めて普段どおり声をかけた。
彼は一瞬息を飲んで、上から下、下から上へとなめるように視線を巡らせる。そして、人目もはばからずブンブンとシッポを振り回しながらわたしを抱き締めた。
やってはいけないことをやり、さらにいけないことを幾重にも重ねてやってしまうド天然。それがわたしの婚約者、ヴィルさんという人である。
「なんて綺麗なんだ。あぁぁ、誰にも見せたくない!」
「もう、さんざん見られた後ですわーっ!」
カッとなって牙をむいた。わたしが犬なら背中の毛が立っているところだ。
「ヴィルさんが通路の申請を忘れていたせいでっ」
「ぷりぷりするリアがかわいいっ!」
「はっ、離してっ、離してくださいぃー」
背中に触れるヴィルさんの手がエッチだ。まさぐるようにさわさわと動き、だんだん下へ下へと移動している。
人前でそういうことをやるんじゃないっ、ええい、このヴィル太郎~ッ! ワンワンすなっ! おすわりっ! ハウス! 離れなさいぃ~~!
わたしのピリピリを察したアレンさんが、彼をバリッとはがしてくれた。
アレンさんの胸におでこをくっつけてしがみついた。
「しぬ、しんじゃいます。アレンさぁん……」
「あのアホには、あとでキツーク言い聞かせておきますから」
彼は優しくヨシヨシしてくれた。この保守的な常識人は、いつも川でブックブクに溺れかけているわたしにロープを投げ、それを引いてくれている。
「オーディンス様!」
侍女長が何かを抱えてパタパタ走ってきた。
「侍女殿、あったか!」
「お待たせしました! こちらをーっ!」
侍女長が助走をつけて何かを投げた。
「よくやった、侍女殿!」
彼はそれを受け取ると、素早く広げて肩に掛けてくれた。薄手の大判ストールだ。ありがたい。大急ぎで手配してくれたのだろう。
体を冷やす手段を早く見つけなくては。
こんな服では街へ買い物にも行けないし、人にも会えない。
対応策が見つかるまでの間は、薄手のストールを肩に掛けてしのぐことにしよう。
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