とりあえず転生しましたが何か?

柚野ぽんづ

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第3章 水色の少年

事件解決しますが何か?

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***お知らせ***

この話は若干アレな要素が濃いかもしれません。
苦手な方はスキップしてください。以上。






俺はクロスオードの森に転移し、魔力探知を展開する


距離が近くなったからか、今度は精密な位置関係までわかる。


その近くにある魔物の気配……オーク……。


オーク:人形をした豚みたいな魔物。生まれてくる種は’出産できない’オスがほとんどであるため、種の繁栄のために他種族の’出産できる’オスやメスを拐ってくる。
そして子種を植え付け、生ませる。


それだけで終わらず、拐われたやつはただの慰み者と化す。


このあとは……言わなくても、わかるだろう。



俺は急いでその位置まで向かう。案の定、クロムとオークは重なっていて、下腹はふくれていた。
俺はアイテムボックスから刀を取り出し、一閃。


その瞬間、首元を境にオークの身体は真っ二つになる。


「クロム!…気絶してんのか?」


「は…ぁ…ん…やぁ…おなか…あっつい…」


気絶はしてないけど…とんでるし…だめだなこれは…


とりあえず、自分たちに結界を張り、【ダークレインバースト】を周辺に展開する。探知で反応してないから、オークは死んだだろう。


「少しだけ…寝てろよ【フォール・アスリープ】」


クロムをとりあえず寝かせ、亜空間に転移する。この亜空間というのは吾空間魔法の応用で、自分で作った空間。いわば生物オッケーのボックスって感じ。


そして、万が一…億が一でも確率はあってはいけない。あまりいい心地ではないが、クロムの人間とはかけ離れたものを入れられがばがばになってしまった菊門に指を入れ、【浄化】を展開し、オークの精液を一滴残らず消し去る。次にクロム自身"出産できる"オスなのかどうかを確かめなければならない。身体を検索すると…あった。女性で言うなら子宮にあたる器官に小さいが受精卵の反応があった。それを闇の魔力で消し去る。これでおそらく…いや絶対にクロムが生んでしまうことはないだろう。


最後に身体全体に【浄化】をかけ、汚れてしまった身体をキレイにする。


…っと、しかしキレイな顔してんなぁ…
これで14歳っていうか…、本当にそういう種族?って感じだ。


もしかすると、離大陸の種族との子供?そんなことも考えられる。だとすると、少なからず危険が及ぶ可能性がある。それにこの容貌だと奴隷にしようという輩も少なくないだろう。おそらく今まではオッサンの庇護下にあったから無事だったのだろうが…この先も安全とは限らない。もしかしたら俺が守らないといけない可能性も出てくるだろう。


まぁ…その時はその時だろう。


俺は考えてることをいったん放置してクロムを抱えたままゲートをギルドへとつなげた。


あ…服を着せるのも忘れずに、ね?



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