56 / 87
10
しおりを挟む「逝ったか…」
「成仏できたの?」
「ああ」
見上げていた空から視線を戻すと、パキンという音が響いた。
見れば、八代君が手にしていた鈴が割れている。
「え、壊れちゃった!?」
「違う。これは使用回数が決まっている。ただその時が来ただけじゃ」
そういうと八代君はそれをポケットにしまった。
「そ、そうなんだ」
…ん? あれ、そういえば
「あのー…八代君」
「何じゃ」
「…何で俺、いきなり幽霊とか見えるようになってるの?」
「今更か」
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
17
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる