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90.贈り物は…
しおりを挟む「これは?」
「いいから。開けてみてくれ。」
「はい…」
疑問に思いながら、言われるままに開けてみる。
中に入っていたのは、上質の革紐に通された金具の先にエメラルドグリーンに輝く綺麗な宝石が付けられたペンダントだった。
「それは『ルーナルス・ブルー』という宝石だ」
ブルー?緑なのに?
「俺の『サンフレイム・ブルー』と対になっている」
ヴァンが自分のペンダントヘッドの宝石を見せてくれた。
ヴァンの物は彼の眼と同じくらい、紅い綺麗な色をしている。
…こっちも紅なのに?
「名前と色が一致していないような…」
「まあ、確かにこのままじゃ、な」
ヴァンが何か悪戯をしかける子供のような顔で笑った。
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