Estrella

碧月 晶

文字の大きさ
上 下
23 / 179

19

しおりを挟む
俺が作業している間、何故か睨まれていたような視線を感じたが知ったこっちゃない。

仕事を奪われたからって怒んなよ。元はといえば遅いアンタが悪いんだから。


若干の居心地の悪さを感じながらも、同じように十分程度で終わらせた俺は

女子の分と男子の分、両方を持って職員室に向かった。

半分持つとか言われたけど、正直俺が運んだ方が絶対早いし。

けど、そう言う訳にもいかないから『もう時間も遅いから。』(←建て前)と言って先に帰らせた。

そう言ったら、さっきまで何やかんや食い下がってきてたのに
あっさり帰って行った。

…やっぱりお前も急いでたんじゃんかよ。


で、その後職員室に持って行ったところまでは良かった。

何が起きたかって?

このノートの束を受け取る肝心の黒崎先生がいなかった。


どこ行ったあのクソジジイ!


この時、目上の人間に対して口が悪くなってしまったのは見逃してほしい。



それから待つ事、三十分。

トイレに言っていたらしいジジ…先生に渡して、漸く学校を出た。
しおりを挟む
1 / 5

この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!

全寮制男子校でモテモテ。親衛隊がいる俺の話

BL / 完結 24h.ポイント:63pt お気に入り:261

子悪党令息の息子として生まれました

BL / 連載中 24h.ポイント:10,388pt お気に入り:293

お願いだから、独りでいさせて

BL / 連載中 24h.ポイント:56pt お気に入り:22

無気力な男の子は今日もクズ

BL / 連載中 24h.ポイント:71pt お気に入り:123

風紀委員長の恋活!!

BL / 完結 24h.ポイント:71pt お気に入り:384

王道学園に通っています。

BL / 完結 24h.ポイント:49pt お気に入り:147

街を作っていた僕は気付いたらハーレムを作っていた⁉

BL / 連載中 24h.ポイント:1,363pt お気に入り:1,959

【完結】お前なんていらない。と言われましたので

恋愛 / 完結 24h.ポイント:1,540pt お気に入り:5,629

処理中です...