Estrella

碧月 晶

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時は過ぎて、約束の放課後。

教室を出る時、女子達からの猛攻を受けたがどうにかこうにか逃げ切った。



「で、何か見たい部活とかあんの」


正直もう既にここで帰りたいが、それは流石に如何なものかと思う。


「那月君は?」
「特に無ぇな」
「じゃあ…」


『1・2! 1・2! 1・2!』


祭月が口を開いたとほぼ同時に、運動場から走っている野球部の掛け声が聞こえてきた。


「エネルギー消費の大きい生き方に敬礼!」
「…は?」
「くぅぅ!一度はこれ言ってみたかったんだよね!……ふう、よしじゃあ、俺 運動全く出来ないから文化部を見たいです!」


……なんかよく分からんが深くは聞かないでおこう。


へー、運動苦手なのか。意外だな。


「ふーん…。なら、ここからだと茶道部と箏曲部が近い」
「じゃあ、そこから行こう!」

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