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60.会話
しおりを挟む「…中にさ、うじゃうじゃいるって言ったよね。どう見ても多勢に無勢じゃん。どうする気な訳」
「話し合う」
「は?」
「話し合って、こんな事は止めるよう説得してみる。それから今まで村から奪ったものを返すようにも」
もう一回言うよ。 は?
「何も血を流す事だけが解決策じゃない。言葉が通じるなら、お互いにとってもその方が良いだろう?」
何言ってんの、この人。
「大丈夫だ。心配はいらない」
違うし。心配とかしてないから。
呆れて物も言えないでいるんだよ俺は。
「待っててくれ」とルカの後ろ姿が扉の向こうへと消えていった。
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